1 ![]() クリスマスのロンドンは、なんと地下鉄・バスはじめ交通機関が全ストップするので、 車がない限り家から身動きが取れなくなります。 そんなロンドンを脱出すべく(?) 今年のクリスマスは、 氷と火山の国アイスランドへ行ってきました。 (アイルランドではなくてアイ「ス」ランドの方です) アイスランドといっても、正直私自身、正確な場所も今まで知らず、 北極の近くというイメージが強くて、極寒の僻地だと思っていたのですが、 実際エスキモーの住むグリーンランドのお隣の国であるにも関わらず、 実は暖流の影響で、かなり穏やかな気候なのです。 島国、火山や温泉の国、独自の言語(アイスランド語)を持つ国、ということで、 日本ともかなり共通点のある国です。 ロンドンからは直行便の飛行機が出ていて約3時間ほどで行けるので、 国内旅行をするような感覚&値段で気軽に行くことができます。 ピアノと関連のない海外旅行は、イギリスに来てから初めてなので、 行く前からとっても楽しみにしていました。 しかし・・・・・・・・・・ 楽しみにしていたメインイベントのオーロラは天候不順のため見ることができず (冬は晴れていれば2分の1くらいの確率で見れるらしいです) さらに クリスマスのアイスランドは、レストラン、スーパーマーケット、 小さなローカルショップに至るまで全てかたっぱしからクローズ!! がーーーーーーーーーーーーーん。 ということで24日、25日とも、 私のクリスマスディナーは、 ロンドンから非常食用に持っていったショートブレッド(イギリスのクッキー)と、 マルちゃんのお味噌汁のパック&ホテルのお湯・・・・・・・。 けれども、 火山の溶岩が一面に広がる大地でアイスランド馬に乗ったり、 世界最大の露天風呂「ブルーラグーン」(お風呂というより湖!)にのんびり入ったり、 火山口や地球の割れ目「ギャウ」を見に行ったりと、 アイスランドの大自然は思う存分満喫してくることができました。 あと、アイスランドの首都レイキャビック最大の教会「Hallgrimskirkja Church」の パイプオルガンとホーン、そして街中に鳴り響く鐘の音色に包まれたクリスマス礼拝を体験できたのも良かったです。 オーロラ見れなかったのは残念だし かなりお腹のひもじい旅だったけど、 体中で大自然を感じることができ、またアイスランド独特のクリスマスも体験できて、 本当に想い出に残る旅でした。 今日から3回くらいに分けて、 アイスランド大自然レポートを書いていきたいと思います。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-12-29 21:24
| イギリス国外旅行日記
![]() ロンドンのクリスマスイルミネーションは、 日本よりだいぶ早く、11月半ばくらいから始まります。 ピカデリーサーカス駅とオックスフォードサーカス駅を結ぶこのリージェントストリートが、 その中でも最もイルミネーションが華やかな通り。 昨年は、ディズニー映画のアイスエイジのキャラクターがモチーフになっていたのですが、 今年のキャラクターは・・・ ![]() ナメクジ??!! なぜクリスマスにナメクジ??? 私が知らないだけで、今年映画などで流行ったキャラクターなんでしょうか・・・謎。 と思って後から調べてみたら、 今年公開されたDreamWorks製作の映画「Flushed Away」のキャラクターだったようです。いやーでもこれ、何も知らずにいきなり街中でこのナメクジイルミネーションに遭遇すると、相当びっくりします。 そして、イギリスのクリスマスといえば、 日本の年賀状と同じような感じで、 代わりにクリスマスカードを送りあうのが習慣です。 カードに貼る切手は、毎年違った柄で郵便局から発行される、クリスマスオリジナル切手。 今年の切手(イギリス国内宛用)は、煙突に座ったサンタさん。 ![]() しかしこのサンタさん、よーーーく近くから見てみると、 ![]() なんてさびしそうにうつむいているサンタさん・・・。過労でしょうか。 この切手のバックグラウンドのストーリーが気になる・・・。 これはこれで味があって素敵かも。 ナメクジに、過労サンタ、 なかなかシュールなロンドンのクリスマスです。 ※追記 上のサンタ切手の図案は、なんと日本人イラストレーター・木内達朗さんによるイラストが採用されたものだとのことです! ***************************************** <お知らせ> 日本で、本日12月20日に、BMGジャパンから発売される 洋楽コンピレーションアルバム「Heartful」(バックストリートボーイズ、イン・シンクなどの楽曲収録)のテレビCMに、私の妹、松本あすかが出演しています。 TVコマーシャルは、12月20日から、クリスマス12月25日までの期間限定で、 フジTVの、「めざましテレビ」「笑っていいとも」「明石家サンタ」などの番組の前後を中心に 放映される予定だそうです。 うーん、CM見たいけどロンドンからでは見れない・・。 もしこれを読んで下さっている日本在住の方で、 これらの番組を偶然見る機会があったら、 CMの方も是非見てみて下さい。 ![]() http://www.bmgjapan.com/_artist/item.php?item=7692 CD自体のジャケット写真もあすかだそうです。 ただ、CD内に演奏で参加しているわけでは全くないそうです(笑) ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-12-20 09:04
| ロンドンの不思議
日本で電車の座席を見渡した時、おそらく10人に7人が手にしているのは ![]() 携帯電話。 メールを読み書きしたり、写真を整理したり、ネットしたりゲームしたり・・ 今やパソコン並に機能が詰まっている日本の携帯は、 電車の中での時間つぶしにも最適。 それが、ここロンドンでは何かというと・・・。 ![]() 駅の前などで無料で配布されているフリーペーパーなんです。 主なものは上の写真の「The London Paper」と「Lite」の二紙。 ここ数ヶ月で急激に配布が増えてきて、 今や地下鉄に乗ると ![]() まさに半分以上の人がこのフリーペーパーを広げて読んでいます。 もともとMETROという地下鉄限定のフリー新聞はあったのですが、 METROはニュースや社説などに重点を置いていて、主に通勤客がターゲットであったのに対し、「The London Paper」「Lite」などのフリーペーパーはかなり軽めの内容。 写真も盛りだくさんで、オールカラー40ページほど。 ![]() ニュース、芸能ニュース、スポーツニュース、おすすめスポット情報、劇場・ミュージカル情報、天気予報、地下鉄路線図、今日のレシピ、などなどお役立ち情報が盛り沢山。 これで完全無料なのだからスゴイです。しかも日刊。 ![]() イギリスで大ヒットした日本由来のパズル「SUDOKU(数独)」のコーナーもちゃんとあります。 普通の新聞と、スポーツ新聞と東京ウォーカーなどの情報誌を足して3で割ったような雰囲気。 移民や留学生など英語を母国語にしない人達もかなり多いここロンドンで、写真メインで文字が少なく、難しいことを考えずに気軽に楽しめて毎日新しい情報も得られる、というのが、これらのフリーペーパーが大ヒットしている理由かもしれません。 ところでこのフリーペーパー、 駅の近くにいくと ![]() こんな風に毎日新しい号が山積みになっていて持ってけドロボー状態。 更に配布のアルバイトの方達が道行く人に次から次へと配っています。 ![]() チラシの配布などとは違って、殆どの人がちゃんと手にとっていく。 この配布が、なんと、従来の新聞売り場である Evening Standard紙の売り場などの、どまん前で堂々とされているのだから、 新聞売りの方達にとってはたまったもんじゃないと思う。 電車の中でも、従来の新聞を読んでいる人の割合は明らかに減った気がするし・・。 イギリスのあるラジオ番組では、この状況のことを 「Newspaper Wars(新聞戦争)」だと言っていたけど、まさにそんな感じです。 ここ最近のロンドンの人達の情報源は、 明らかにこのフリーペーパーの割合が大きな比率を占めていることは間違いないと思います。 Google社やSONYもこれらのフリーペーパーの第一面で広告を出したりしているし、 イギリスでの広告媒体事情も、すさまじい勢いで変化しているんじゃないかなと思う。 日本をはじめ多くの国が、ネットや携帯などのデジタル媒体を通した 情報のやりとりがどんどん主流になっていっている中、 「新聞」という、これ以上ないくらいアナログな紙媒体の情報源が、 いまさら凄いブームを巻き起こしているというのは、 なんていうか古いもの好きなイギリスらしい面白い現象だなーと思う。 ところで日本では 地下鉄の中で読み終わった後の新聞や雑誌は、 当然、駅のごみ箱に捨てるか家に持って帰るのがマナー、ですよね。 ところがここイギリスでは、 「読んだ後の新聞は座席、または座席の後ろに置きっぱなしにして、 次の人が読めるようにする」 という奇妙な習慣があります。 知らない隣の席の人から、「あ、それ読み終わったら次読ませてもらえる?」 なんて言われることもしばしば。 そして、一日が終わった後の夜の地下鉄はどういうことになるかというと・・・・。 ![]() こういうことになるんです。 新聞散乱地獄・・・・・。 一体この大量の紙資源は、毎晩、地下鉄の職員によって回収されたあと、 果たしてどこにいくんだろうか・・・ちゃんとリサイクルされてるんだろうか・・・。 なんて、普段それほどリサイクルには気をつけていない私でさえ気になってしまう位の 膨大な量の、読み終わったフリーペーパーが ロンドン中の地下鉄、バス、駅周辺の道路に散らばっています。 新聞売り場のおじさんたちにとっても、 ロンドン地下鉄やバスの職員の方々にとっても、 このロンドンでのNewspaper Warsはまだまだ続きそうです。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-12-10 23:42
| ロンドンの不思議
現在、音楽ポータルサイトボーダレスミュージックで
「のだめカンタービレ特集」を行っており、 のだめカンタービレのドラマやコミック、のだめカフェなどのレビューを 私と妹あすかと交替で特集記事を執筆しています。 今回(第3回)のタイトルは 「漫画のだめカンタービレ「ヨーロッパ留学編」はどこまでリアル?」ということで、 ロイヤルアカデミーでの学校生活の実際などと比較して色々書かせて頂いています。 (このブログで既に書いたネタとかぶってるところもいくつかありますが・・・) ロイヤルアカデミーの学校内の写真なども何枚か載せているので、 もし良かったら見てみて下さい。 ボーダレスミュージック のだめカンタービレ特集 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-12-07 13:30
| ひとりごと
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![]() by sayaka-blmusic 最新のお知らせ
![]() ●朝岡さやかオフィシャルサイトはこちら ![]() ●「クラシックを弾く」x「世界でひとつのオリジナルを作る」を同時に学べる文京区のピアノ教室「Studioぴあのそら千石」 new! ![]() 2012年9月26日発売 朝岡さやかオリジナル ピアノソロ集 前編 「Morning Star 暁」 アマゾン(Amazon.co.jp)や楽天、HMVオンラインなどでお買い求め頂けます。(無料試聴有り) ![]() 2012年11月28日発売 朝岡さやかオリジナル ピアノソロ集 後編 「Midnight Sun 夕桜」 アマゾン(Amazon.co.jp)や楽天、HMVオンラインなどでお買い求め頂けます。(無料試聴有り) -------------------- 「さやかのロンドン日記」は、ロンドンからの本帰国と日本での活動再開に伴い、「朝岡さやかオフィシャルブログ Morning Star」に名称変更させて頂きました。(旧姓:松本さやか) ![]() ●ベビーモスリンプロジェクト公式ウェブサイト -------------------- <連絡先> 朝岡さやかへの作曲依頼、演奏依頼、メッセージなどはお問い合わせフォームよりご連絡下さい。 AA
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