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私は現在出張レッスンで合計15人位の生徒さんを教えさせて頂いているのですが、
生徒さんのおうちはロンドン西の端から北の端まで色々。 毎日2,3件ほどかけずりまわっているので、 一週間のロンドン内総移動距離(?)だけは自信があります。 ロンドンは、エリアによって住む人種が偏っていたりするので、 同じロンドン内といえども、エリアによって街の雰囲気は本当に様々。 少し電車やバスで移動するだけで、まるでグラデーションのように 街の表情が変わっていきます。 せっかくこれだけロンドン内の色々な場所に行く機会があるので、 それぞれのエリアをご紹介できたらと思い、 出張レッスン等で伺わせていただいているロンドン内の各エリアの写真を、 このブログで少しずつご紹介させて頂ければと思っています。 ということで第一回はハムステッド。 ノーザンラインでロンドン中心部から北に20分位。 古き良き時代のロンドンと、最新の流行のお洒落な雰囲気が融合した街で、 ロンドン内1,2を争う高級住宅地だとか。 でも高級住宅地といっても、 きらびやかというよりロンドンの素朴な雰囲気が残っていて、 緑も多いし、公園(ハムステッドヒース)も近いし、 とってもロンドンらしい素敵な街。 写真は駅前の大通り。 ![]() 駅前のマクドナルドも、「景観に合うように」との配慮か、 黒塗りされてお洒落な雰囲気になっています。 ![]() ところで、ハムステッド近辺は、地形の関係上なのか、 あちこちに坂道が多く、 緑に囲まれた小道や石畳の坂道なんかもあって、 そのまま絵葉書になりそうな美しい町並みです。 ![]() この通りは私の大好きな裏道。 表通りは通らず、 いつもここの坂道を通って生徒さんのお宅に向かいます。 坂道を抜けて住宅地を歩いていると、 どこからか「ぱっかぱっか」という音が。 振り向くと ![]() なんと女性警官二人が住宅地内を馬でパトロール!!!! なんて優雅(?)な・・・。 さすがハムステッドです。 一瞬お城なのかと見間違えるような豪華なフラット(マンション)もあちこちにあります。 ![]() ちなみに前ハムステッドヒースの近くを歩いていたら、 まるで古城のような素敵な邸宅を発見し、 思わずかけよって写真を撮ろうとしたら、 よく見ればなんとその建物は、 そのお宅の広大な敷地の中の、わずかほんの「門」の部分の建物で、 唖然とした覚えがあります・・・・・。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-07-27 21:23
| ロンドンでの日常生活
![]() 上の写真は、イギリスの家庭の台所では必ずといっていいほどある「ケトル」。 なんてことはない電気湯沸しポットなんだけど、 日本と何が違うかって、沸騰のあまりの早さ! さすが電圧240ボルトの国。すさまじい勢いで文字通り「あっ」という間にお湯が沸騰するんです。使いたい時に使いたい分だけすぐ沸かせるから、ちょっと一杯だけお茶が飲みたい、って時とかにすごく便利。 ところで我が家のこの電気ケトル、 私がこのフラット(※イギリスでアパートやマンションのこと。ロンドンの家賃はあまりに高いので、若い人は数人で2LDKや3LDKをシェアして共同生活するパターンが多い)に引っ越してきた今年1月から既にダイニングにあったのですが、 最近、お湯をわかすと何かが焦げるような異臭がするように。 フラットメイトの韓国人Kちゃんと、おかしいねー、 そろそろ替え時かねー・・と話していたのですが、 翌日私がレッスンの仕事から帰ってくると、 もう既に、新品のケトル(前のと同製品)が台所に置いてある! Kちゃん 「サヤカー、ケトル新しいのに変えておいたよー」 ありがとう、わざわざ買って来てくれたんだねー、私にも払わせて。いくらだった?と聞くと Kちゃん 「ううん、払わなくて大丈夫だよ。”交換”してきたから」 は? といいますと。 Kちゃん 「買った時のレシート持って行って、新しいのと交換してもらったの」 ・・・・・・え? ( ̄  ̄;) だって、このケトル買ったのって、少なくとも半年以上前だと思うんだけど・・・・・・。 嘘みたいなホントの話。 ここイギリスでは、 たとえ半年使用した製品でも、レシートを持っていけば普通に交換ができてしまうらしい。 知らなかった・・・。 ちなみに、 数日前には、共有バスルームの、古くなって壊れたシャワーのホース(決して不良品というわけでなく、どっからどう見ても単なる老朽化で裂けた状態だった・・)も、レシートを持っていって新品と「交換」してもらえたらしい。 なんと、この家のもう一人のフラットメイトのスイス人の子が、 この家の備品類で新しく購入したものについては、 万が一のために、片っ端からレシートを保管しておいてくれてるんだそうだ。すごい・・・・。 どうやら聞くところによると、 イギリスって、 電気製品に限らず、服とかでも、 返品交換が非常ーーーーに融通が利いてしまうらしい。 もちろん店にもよるのだろうけど。 でも、お店側としては本当にこれでいいんだろかと非常にギモン。 だって買って数日とかならともかく、半年以上使用してある製品。 そんなのまで気前よく交換しちゃっていいんでしょうか・・・?? 店のサービスの一環なのか、 イギリスのおおらかさによるものなのか、 はたまたレシートの購入日をちゃんとチェックしてないだけなのか・・ また一つイギリスの謎が増えました。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-07-21 20:49
| ロンドンの不思議
![]() リージェンツパーク、花が満開です。 イングリッシュガーデンとか、正直今まで殆ど興味なかったんだけど、 やっぱり本当に素晴らしいものを見ると、衝撃を受けてしまうものです。 ロンドン最大の庭園キューガーデンとかにも行ってみたくなってしまいました。 イギリスに旅行に来るなら、絶対に今の季節が最高! ![]() これは何ていう名前の花なんだろう・・。 青い糸みたいな花びらがすごく魅惑的。 最近、休日の度に、リージェンツパーク、ハムステッドヒースなど、どこかしらの公園に行ってる気がする。 ロンドンの公園に行って驚かされるのは、老若男女みーーんな、日光浴したりスポーツしたりしてのんびり過ごしているということ。 普段はシティで働いているようなビジネスマンから、老夫婦、若者達、子供まで、 本当にみんな、ただただ芝生にごろーんと寝っ転がってたりするんです。 男性は上半身裸、女性は今の季節は水着姿で日光浴してる人が多い。 海辺に来るような感覚なのかな。 ちなみにハムステッドヒースでは、 公園内の池が夏の間だけ遊泳可能になって、白鳥や水鳥と一緒に(!)泳ぐことができます。 何せ池だから水は汚いけど・・・・^^; 日本の都心の公園では、ここまで皆集まってのんびりはしない、いや、できないんじゃないかなと思う。 日本人って比較的、ただのんびりすることに罪悪感を覚えてしまう人種(?)なのかも。 というかイギリス人がのんびりしすぎなのかしら・・・? もちろん一概には言えないけど。 私自身、日本では公園に行ってのんびり過ごす、ってことは一年に何度かはあっても こんなにしょっちゅう行くなんて考えられなかった。 日本にいた頃は、 忙しい毎日の中なんだか休日まで、 「時間を有効的に使って有意義に過ごさなくてはっ!」 という強迫観念に襲われていたような気がする。 でも実際公園でこうやって芝生に寝転がってみると、 時間が取られるどころか、 自分の心の中で無限に時間が広がっていく感覚になる。 不思議だなー。 お金も何もかからない最高に贅沢な時間。 ![]() 上の写真はリージェンツパークのリス。お食事中。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-07-18 22:21
| ロンドンでの日常生活
前回の日記で
「なぜそんなにカマキリが嫌いなの?」というコメントを頂いたので、 それに関しては100も200も言いたいことがある!と思い、 この場を借りて書かせて頂きます。 虫のキライな方、お食事中又はお食事前の方は読まないで下さい。 私の育った八王子市は、東京都と山梨県の県境にあるので、 山や林の多い、緑に恵まれた環境。 物心ついたころから妹あすかと一緒に、 虫とたわむれたり木登りして木の実を取ったり、 山の子のように育ってきました。 しかしあれは忘れもしない中学2年の秋。 なぜかこの年の秋、私の実家近辺では カマキリが大発生。 これがちょっとやそっとじゃない異常な量。 家から中学校までの通学路で、 ほぼ数メートルおきに カマキリの生体&死体に遭遇するんです。 芝生や土の上ならともかく、 アスファルトで舗装された道路の上のカマキリって、 かなり恐ろしいものがあります。 しかもなぜか鎌を振り上げて最初から戦闘態勢。 羽があるからいきなりブワっと飛ぶ危険性があるし。 噂によるとメスはオスを食べちゃうらしいし。 首は無駄に長いし顔は極端に三角だしお腹は妙に柔らかそうだし あああああもう全部がダメ。 更に気持ち悪いのは車や自転車にひかれたカマキリの死体。 誰かが撤去しない限りずっとそこにあるので、毎日増えていく一方。 日ごとにカマキリが嫌いになり、 目をつぶって半泣きで走り抜けるように学校まで通う毎日。 そんなある日、 中学校の教室のベランダから「まっちゃーん」と友達に呼ばれ、 「何ー?」と外に出たところ、 上履きの下でかすかに 「くしゃっ」 という音が。 「ぅkdぎfjkjどwじゃおjdjkfjこsdfjjうぇk!!!!!」 (※ 友達に悪気はなかった(はず)・・・) この決定打となる事件により、 すっかりカマキリ恐怖症になった私は、 以来、それまで大丈夫だったバッタなど緑色の虫全般に対しても 拒否反応を示すようになってしまったのでした・・・。 そして前回の日記の通り、 ここロンドンではカマキリは存在しません(多分)。 ほんとにこれだけでもロンドン来てよかったと大袈裟じゃなく思ってしまう理由は以上です。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-07-18 22:17
| ひとりごと
![]() 今日で、ロンドンに到着してからちょうど一年です。 一年間暮らしてみて・・・ - ロンドン 想像より良かったこと - ・ 天気 (噂ほど雨や曇りばっかりじゃなかった。割と気持ちの良い天気が多い) ・ スーパーの食品充実ぶり (めっちゃ楽しいです、イギリスのスーパー。ちなみに牛ひき肉、豚ひき肉、鶏ひき肉、のかわりに、イギリスでは牛ひき肉、豚ひき肉、ラム(羊)ひき肉。異様に安くて美味しいのは、スモーク魚シリーズ、フルーツ缶などなど。小麦粉やパスタ、パンなどの基本(?)食品は激安) ・ 各国食材が簡単に手に入ること (移民の方達がそれぞれ店を出してるので、韓国食材屋、中華食材屋、タイ食材屋、などなどあちこちにあります。最近は、韓国人のフラットメイトに影響されてコチュジャン、テンメンジャン、韓国ごま油等の、韓国系調味料にもはまってます。) ・ 夏の日の長さ (夜22時まで明るいのは本当に嬉しい) ・ 交通の便 (特にバス。ロンドン中心部は網の目状態に走っているので、ほぼタクシー状態でどこにでも行ける。) ・ 水 (水道水ふつうにがぶがぶ飲んでます。ホントは良くないのかしら・・?) ・ カマキリがいない (私がこの世で一番キライなカマキリがいない!イギリス人曰く「TVや本では見たことあるけどロンドンでは実際見たことない」らしい。ちなみに蚊もいない。スバラシイ) - ロンドン 想像より悪かったこと - ・ 外食の高さ (カフェに売ってるサンドイッチ類の値段とかも有り得ない。一個700円って一体・・。) ・ 冬の日の短さ (夕方16時に日没。泣きたくなります) ・ テレビ番組 (英語を完全に理解していないからってのもあるかもしれないけど、それにしてもイギリスの番組のつくりはワンパターンすぎる気がする。日本のTV番組作りのクオリティの高さを思い知らされます。ドラマは意外に面白いものもある(BBCドラマ「My Family」etc.) ・ 治安 (悪いというほどではないんだろうけど、実際ひったくりに合ってみて、やっぱり気をつけなきゃいけないなんだなと実感しました) ・ 私の大好きなシーフード類が売っていない(売っていても高い。安いのはムール貝のみ。エビは高すぎ。イカ、アサリ、ハマグリが恋しい。。) でもこうやって考えてみると、全体としては、良かったことの方が遥かに大きい気がします。 中でも、ロンドンの一番好きなところは、 「外国人」としての居心地の悪さがないこと、かもしれない。 英語圏の街のはずなのに、何故かバスの中で英語が全く聞こえてこない!という時もあるくらい、ロンドンは移民や外国人、留学生だらけ。 自分がマイノリティであるという意識を感じなくてもいいというだけでなく、1人1人が全く違っていていいんだ、むしろ違っているのが当たり前、という空気が、すごく居心地がいいです。 街中の交差点で、イスラムの黒ずくめの女性の横に、鮮やかなサリーを着たインド人のおばさん、その横に超ミニのデニムスカートをはいた白人ギャル、みたいな図がごく普通にあるし。 上の写真は先週末行ったハムステッドヒース。 公園の多さも、ロンドンの最も好きなところの一つです。 ▲
by sayaka-blmusic
| 2006-07-14 21:08
| ロンドンでの日常生活
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