2006年 02月 03日 ( 1 )

フィガロの結婚のストーリーって・・・

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知り合いの方にチケットを頂き、
ロンドンのロイヤルオペラハウスで、「フィガロの結婚」を見てきました。

実は「フィガロの結婚」を生で全編見るのはこれが初めて。

今までストーリーもあまり知らなかったのですが、
フィガロの結婚って、完全にコメディだったんですね!!
いやーオペラで観客から爆笑が起きるとは思っていませんでした。
(オペラ自体はイタリア語で行われますが、舞台の上部に英語で字幕が出ます)

モーツァルトの最大傑作オペラであるフィガロの結婚、
さぞかし高尚なストーリーかと思いきや、
実は、宮廷内で起こる恋愛騒動バタバタコメディ。

侍女(スザンナ)に手を出そうとする気の多い浮気伯爵を
伯爵夫人、侍女の婚約者(フィガロ)、侍女の3人で色々計画して
伯爵をとっちめて懲らしめてやろうという内容なんですが、
そこに複雑な人間関係が更に絡んできて大騒動に。

設定だけ東京の丸の内あたりのオフィスに変えれば
若い女性社員に手を出す社長を、
社長婦人と女性社員&婚約者で手を組み、
なんとか彼を陥れるイタズラ作戦を練る・・みたいな感じで
昼のメロドラマかなんかにもなっちゃう内容です。

フィガロの結婚って、小学校とか中学校の音楽の授業で必ず習う気がするけど、
オペラのストーリーまでは詳しく教わらなかった意味が分かりました。
これは確かに子供には刺激が強すぎるわ(笑)

でもこんな下世話なストーリーが、モーツァルトの手にかかると
一級の芸術作品になっちゃうんだから、すごいよなぁと思う。。

宮廷音楽家として遣えるモーツァルトが、
宮廷の堕落を暴くストーリーに最高の音楽をつける、
これって、モーツァルトなりの最大の皮肉であり、ユーモアだったんじゃないかな、と思います。


何はともあれ、David MacVigarによる新演出も、Tanya McCallinによる舞台装置や衣装も、
クラシカルな伝統は崩さずに、現代的でスタイリッシュな感じ。
現代の観客にも立派に通用するエンターテイメントに仕上がっていて、
本当に楽しませて頂きました!!

写真はロイヤルオペラハウスのメインエントランス。
by sayaka-blmusic | 2006-02-03 22:09 | ロンドン音楽事情