冬のヨークシャーの夜明けは遅いです。8時頃からようやく明るくなってきます。
上の写真は、Harrogateの宿泊先から見える風力発電の風車。この辺りは牧場と発電所が多く、どこまでも続く平原に聳え立つ風車は、なんだか宮崎駿の映画に出てきそうな不思議な雰囲気です。
ところで、前日の宿到着時には暗くてよく見えなかったので改めて宿泊先の写真。
広い牧場の真ん中にぽつんとある茶色い建物です。
今回泊まったのは、KNABBS ASHというB&Bで、KNABBS FARMという牧場に併設している宿です。イギリスの田舎ではこんな風に、農場や牧場がB&Bを同時経営する「FARM STAY」という宿泊形態があり、大自然の中、羊や馬とたわむれたり牧場でとれたての卵やミルクを頂けたりできます。
牧場に泊まるといっても、羊小屋や馬小屋の中に泊まるわけでなく、牧場主のご自宅の建物の中の3部屋がゲストの宿泊用になっています。ここの宿は、一泊朝食付きで35ポンド(現在のレートで4900円位)という良心的な値段にも関わらず、部屋は高級ホテルなみの行き届いた設備とお洒落なインテリア、朝食も素敵な食器でフルイングリッシュブレックファースト。
卵は、ここの牧場の鶏から生まれた取れたての卵だそうです。
今日の朝食の卵を産んでくれたニワトリさん達。
帰りがけに、羊小屋の中も見せていただきました。
背中の青い印は、生後何週間経っているかや繁殖の状態によって色が塗り分けられるそうです。そういえば、ヨークシャーを車で走っている間、赤いマークの羊、緑のマークのついた羊、などなど色々な色に塗り分けられた羊の群れを見かけました。
今回の旅のメンバー四人で最後に記念撮影。左からRちゃんのご主人、私、夫、Rちゃん。羊さん達は怖がって向こうの壁際ぎりぎりまで後ずさりしていってしまいました・・。羊は極端に怖がりっていうけど、本当なんだなぁ・・・と実感。ちなみに私はひつじ年。
帰りはヨーク駅まで車で行き、ヨーク駅~ロンドン・キングスクロス駅までは電車で2時間ほどで戻ってきました。
ということで、あっという間に過ぎた新年イギリス北部旅行の三日間。
ロンドンからの旅行というと、どうしてもヨーロッパ諸国などの国外に目が向いてしまいがちだけど、イギリス国内にも本当に沢山の美しい景色や村ががあるんだなぁ・・と改めて思わされた三日間でした。
ところで、今回の旅行で超重宝したのが、このDKのガイドブック。(DK Great Britain EYEWITNESS TRAVEL GUIDE)
イギリスの田舎のかなり小さなスポットまで詳細な説明がついているだけでなく、地図、写真やイラスト、歴史的な背景の説明など大充実のガイドブック。「地球の歩き方」には載っていない隠れたイギリスのスポットが満載でオススメです。イギリスの主な書店やamazon.co.ukはもちろん、日本のアマゾンでも買えるみたいです。同じシリーズで、イタリア、フランス、クロアチアなどなど全世界の旅行ガイドブックも出ています。
UKのファームステイ検索サイトはこちら。
http://www.farmstayuk.co.uk/