前に何度となく日記でも書いてきた
私の大好きなラフマニノフ交響曲 第2番。
コンチェルト(協奏曲)第2番の方ばかり有名で、
なかなか交響曲の方は知られていないのが現状・・・。
こんなに素敵で、泣けるメロディ、
何とかもっと沢山の人に聴いて頂けないものか・・・。
と考えた挙句、
それなら、自分でピアノソロバージョンに編曲してしまおう!と思い立ったのがきっかけ。
この曲の「簡単アレンジバージョン」などは、
今まででも幾つか、ヨーロッパの出版社等から出版されているのですが、
難しくても原曲になるべく近い編曲バージョンというのは、今までありませんでした。
ラフマニノフ自身、色々な作曲家の曲を、
ピアノソロ用にアレンジしたりしていた作曲家だったので、
彼の死後60年経った今、私のような一ラフマニノフファンが、
勝手にピアノ用にアレンジしても、
きっと彼は怒らないはず・・いやきっと喜んでくれるはず!!
そして完成に至るまでの色々ないきさつはこちら・・・↓
(この曲を、ロンドンのオーケストラで聴いて号泣した時の日記)
(この曲を編曲中、苦心している頃の日記)
やっと完成した後、いくつかのコンサートで演奏したものの、
楽譜自体は手書きの楽譜のままでずっと放置していたのですが、
この度、楽譜販売サービス「ミュッセ」から出版させて頂けることになり、
正式な楽譜として日の目を見ました!!!ばんざーい。
<楽譜内容>
ラフマニノフ 交響曲第2番 第3楽章 ピアノソロ用編曲(ショートバージョン)
作曲 セルゲイ・ラフマニノフ
編曲 松本さやか
価格 525円
こちらから購入できます。↓
ミュッセの販売ページへ
原曲は11分くらいですが、4,5分で演奏できるショートバージョンになっています。
オーケストラの各パートを、出来る限り原曲に忠実に、10本の指に無理やり詰め込んでいる為、楽譜の見た目よりも、かなーーーり弾き難いですが、是非色々な方に弾いてみて頂いて、この曲の素晴らしさをピアノでも実感して頂けたら嬉しいです。
ラフマニノフの交響曲を、オーケストラのスコアとにらめっこしながら編曲作業をしていると、彼のソロ曲を弾いているだけでは分からなかった、色々なメッセージが伝わってきます。
ゆくゆくはラフマニノフシンフォニー全曲のピアノソロバージョン(一体どれだけの年月がかかるか不明ですが・・)や、自分のコンサートでは頻繁に演奏しているコンチェルト第2番の方のソロバージョン、パガニーニラプソディのピアノソロバージョンなども、楽譜化したいと思っています。