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妹・松本あすかデビューアルバム「ピアノエスプレッシーヴォ」発売!

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妹あすかのデビューアルバムがキングレコードから5月8日に発売されました。

(といっても私はまだ試聴だけで、現物を手にできていないのですが・・。
あっちゃん早くロンドンにも送ってー。)


クラシックの曲の数々が、あすかスーーパーーーアレンジによって
ジャズやポップスのテイストが加えられ、信じられない位お洒落に生まれ変わっています。

一例を挙げると

「ムソルグスキー 展覧会の絵」
「バッハ インベンション 第1番」
「エリーゼのために」
「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番第1楽章」

などなどが、想像を遥かに超えるお洒落でカッコよすぎるサウンドに変身しています。

その他、あすかの十八番、カプースチンのトッカティーナや、
ピアニストによる各アレンジで有名な
「リストのハンガリアンラプソディ2番」あすかバージョンなども収録されています。

しかも共演には神保彰さん、三沢またろうさん、篠崎由紀さんなどの大御所アーティスト!
(ちなみに私的には、中学の頃大ファンだった米米クラブの1メンバーだった
三沢またろうさんとあすかが共演しているのが一番衝撃・・・)



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よく「妹さんはどんなことやってるの?」と聞かれ、
これこれこういう活動をしています、と説明すると、

「クラシックをジャズアレンジ、ああ、良くあるやつねー。」

とか簡単に言われたりして、
「むっ」とすることが多々あるのですが (失礼な言い方をする人はいるものです・・)、
むっとしたところで、やっぱりこの魅力は、実際に聴いてもらわないと分からないかも・・、とも思います。

彼女のアレンジは、なんていうか本当に一言で言い表せないジャンルで、
単なるジャズアレンジというより、ジャズ・ポップス・フォーク・ダンスミュージック・民族音楽などなど様々なジャンルが融合されていて、クラシックでもジャズでもポップスでもない、
何の枠にもはまらない、新しい「あすかジャンル」になっています。

前に本人に
「あっちゃんのアレンジって、どのジャンルを組み合わせたものなの?」と聞いたら
あっさりと、

「私にもわかんない 笑」

と答えが返ってきました。
きっと、どのジャンルをどう組み合わせてとかいう小難しい音楽論より、
ただただ彼女は彼女の感じたものを純粋に発信しているんだろうな、と思います。



クラシックに物心付いた時からあれだけどっぷり漬かった後に、
ジャズ・ポップスなどクラシック以外の音楽を勉強し、色々なジャンルで活動し、
彼女にしかできない、彼女だからこそできるオリジナルの世界を探求してきたあすか。

ヨーロッパのクラシックホール、チャーチ、日本の老舗コンサートホール、
日本のライブハウス、そして公園での演奏から路上パフォーマンスまで、
「超どクラシック」の世界と、その対極の世界まで、
両方をこの年齢でここまで体験しているアーティストは、多分そんなに多くないんじゃないかな、と思う。

そして、様々なジャンルのアーティストとも共演していく中で、
クラシック・ジャズ・ポップス・その他のジャンルなどなど、どれが一番優れているとかじゃなくて、いいものは良いし、感動するものは感動する、と彼女なりに発見した時に、
その全てから、彼女のフィルターを通して感じ取ったものを、
今度は彼女なりの方法で、アウトプットしたものの結晶が、
今回のアルバムなのではないかな、と思います。



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あすかの演奏って、不思議なことに、
クラシックホールでのスタンウェイ弾いていても、
路上でキーボードを弾いていても、
同じように、「あすかの音」「あすかの音楽」が聴こえてくる。

前にあすかに、

「ライブハウスとかだと、アップライトしかなかったり、
キーボードにペダルが付いてなかったりして、
大変なこともあるんじゃない?」

と聞いたことがあるのですが、その時、彼女が言った答えは、






「私は、たとえバケツでも音楽できると思う」







・・・・・。衝撃でした。


事実、彼女の演奏って、どんなピアノや楽器で弾いていても、
例え音量や音色の変化が付きにくい電子ピアノやキーボードでさえ、
まるで魔法のように、生き生きとした音楽の呼吸やリズム、音色が聴こえてくる。

以来私も、イギリスなどのコンサート会場やチャーチで、
いくらボロボロのピアノや半分壊れたピアノに当たっても、
(あすかはバケツでも本物の音楽はできるって言ってた!)
と思い出して頑張るようにしています。
(まあそれでもピアノは良いに越したことは無いのですが・・^^;)

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ところで、

このアルバムの中でも特に注目なのが、
私も最も愛する作曲家ラフマニノフの

「ピアノ協奏曲 第2番 第1楽章」

のあすかアレンジバージョン!!

ジャズ・ポップス・ダンスミュージックを全て融合したような不思議なテイストになっています。


ちなみに、ラフマニノフの初期の大ヒット作品である、
Op.3-2のプレリュード「モスクワの鐘」は、
出版当時、ロシアやヨーロッパで大流行して、
地元のバンドなどがアレンジしてバンドバージョンとかまで勝手に演奏されていたそうですが、
ラフマニノフは、そのバージョンも大好きだったそうです。

作曲家の作ったものを勝手にアレンジして!と目クジラたてる
頭のかたーーーい先生方もたくさんいるみたいだけど、
考えてみたらリストだってラフマニノフだってブラームスだって、
誰かの他の作曲家の曲を元にアレンジして、変奏曲とかトランスクリプションとか
沢山作っている。

それに作曲家達にとっても、
自分の作った曲が、100年以上後に、
その時代のテイストに合わせてアレンジされて、
それを聞いた人がそれをきっかけにオリジナルにも興味を持って聴いてくれれば
きっとすごく嬉しいことなんじゃないかな、と思う。


ちなみにヨーロッパはそのあたり考え方が柔軟なのか、
あすかの作ったバッハインベンションNo.1 ジャズ(?)バージョンを、
ロンドンにて、ロイヤルアカデミーのとある教授の前で

「これ、妹がアレンジしたバッハなんですけど・・」

と恐る恐る(笑)弾いてみた時、

「これはスゴイ!妹さんに是非全曲分アレンジするように言って!」

と大喜びで言ってもらったことがあります。
日本の音大だと、まだこうはいかないかもしれない・・・。


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最初にあすかがクラシックから離れた18歳の頃、
ギターと鍵盤ハーモニカ抱えて、どことなく放浪しに行ってしまっていた頃には、
正直私も家族もすごく心配して、どうなることかと思ったけど、
あの時期に、クラシック界にそのままいたら決して出来なかったであろう、
かけがえのない経験を沢山してきたあすか。
(You Tubeに載っている「ピアニカおじさん」の頃です)
きっとあの頃があったから今のあすかがあるんだよなぁと心から思う。


「クラシック界の非行少女」と言われていた彼女だけど(笑)、
今の彼女は「飛行少女」。聴き手である私たちを、思いも寄らない場所まで、連れて行ってくれます。

あ、もう少女って年齢じゃないか (笑)


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発売元キングレコードでのアルバム紹介ページ
CD詳細・購入などはこちらから HMV  amazon.jp Tower.jp

※ iTunesでも視聴・購入できます。

渋谷タワーレコードで発売記念ミニライブ&サイン会があるそうなので
もし宜しければ是非いらして下さい。
■開催日時:2008年5月24日(土)15:00 START
■開催場所:タワーレコード渋谷店 6F イベントスペース



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と、今日はひとしきりあすかのCD宣伝をしてしまいました。しかも脈絡なく長々と。
姉バカでスミマセン。

でも、これからも、彼女の一番のファンであり、親友であり、音楽仲間であり、
そして良いライバルでいたいな、と思っています。
by sayaka-blmusic | 2008-05-13 22:39 | ひとりごと
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