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イギリスの湯たんぽ

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寒い!最近のロンドン、無茶苦茶寒いです。
先週は初雪も降り、昼も夜も芯から凍えるような寒さ。

ロンドンで私の住んでいる部屋は、部屋自体は狭いのに壁一面に無駄に大きな窓がついていて、しかも隙間から微妙に風が入り込んでくるので、セントラルヒーティングを付けていても、ふとんを体に巻き付けて寝てもまだまだ寒い。

イギリス人の友達数人と話している時にその話をしたところ、皆口を揃えて

「そりゃサヤカ、Hot Water Bottleが必要よ。」

とのこと。

Hot Water Bottle??
寝るときに枕元にお湯を入れたボトルを置いておくことか、
はたまた加湿器みたいなものか?と思い、

「いやいや湿度の問題じゃなくて、加湿器はあるんだけど、
とにかく部屋中寒くて布団の中まで寒いの。」

というと、私がHot water bottleを別のものと勘違いしていることに気づいて、
「ううん、そうじゃなくて、ほらこういう形で中にお湯を入れて・・」
と絵に書いて説明してくれました。

ぬ、この形はもしや、

日本でいうところの「湯たんぽ」では?!!

ああ、それなら日本にも似たのあるある、私は使ったことないけど、というと、
「私は熊のぬいぐるみ型の持ってるよー。」「私のは茶色のファーのふわふわの。」と、どうやら皆、一人一人マイ湯たんぽをちゃんと持っているらしく、イギリス人にとっては冬は必需品らしい。しかもぬいぐるみ型のまであるなんて!

ドラッグストアのBootsに行けば色々な種類のが売っているよ、と教えてもらったので、早速行ってきました。

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Bootsは日本にも進出しているドラッグストアですが、日本でのお洒落なイメージとはちょっと違って、ロンドンでは完全に大衆向けドラッグストア。
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シャンプーや化粧品などが年中安売りになっていて、ちょうどマツキヨと全く同じような感じです。

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スーパードラッグはブーツに次いで二番目に大きなドラッグストアのチェーン。ブーツが70%、スーパードラッグが30%くらいで、ロンドンのドラッグストアは、私の見る限りではほぼこの2社で独占状態です。(ちいさな薬屋さん(pharmacy)はこれとは別に沢山あります)




さて話は戻って湯たんぽ。

小さなブーツでは売り切れのところが多く、大きめの店舗に行ったところ、売場の奥にやっと見つけました! 日本にもあるようなゴム製のいわゆる湯たんぽ、キャラクターのついたタオル地のもの、ふわふわのファーのカバーのついたもの、などなど各種湯たんぽが吊り下がっています。

本当は大きなぬいぐるみ型のが良かったのですが、クリスマスシーズン限定商品でもう在庫無しとのことで、あきらめて他のを買ってきました。


で、買ってきたのがこれ。

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白いファーのカバー付きの湯たんぽです。ふわふわで手触りも最高!

早速ケトルでお湯を沸かして、お湯を入れてみる。しばらく布団の中に入れておくと、布団ごとほっかほかに。

ウォーターピロウのようなもにょもにょ感と、ファーのふわふわと、お湯のあったかさで、幸せーな気分で寝れました。

湯たんぽ自体の保温性も思った以上。 一晩中朝まであったかいままだっただけでなく、翌日の夜にお湯を入れ替えようと栓を空けたら、なんとまだぬるま湯!

湯たんぽって生まれて初めて使ったけど、こんなにスバラシイものだとは知りませんでした。うーんこれの応用バージョンで、コンサート本番前に手を温める器具が欲しい・・。

日本で最近湯たんぽが流行らないのは、イギリスと違って、床暖房やら電気アンカやらの電気製品が充実しているからなのか、もしくはケトル(電圧の高いイギリスならではの一瞬でお湯を沸かせるポット。イギリスでは各家庭に必ずある)が存在しないからなのか分かりませんが、こんなに便利で気持ち良くて低コストなものが流行らないのはもったいないなー、

と思っていた矢先、日本でも21世紀型湯たんぽということで、ネコ型の湯たんぽが発売されるというという噂が。

MSNニュース 「21世紀のネコ型湯たんぽ」


!!

可愛い!!しかも超気持ちよさそう・・。ちょっと高いけど、このサイトのコメントによると
「湯たんぽと思えば高いけど猫買うと思えば安い」。うーん分かるような分からないような・・。

ということで今年は湯たんぽが流行りそうな勝手な予感。寒い夜には超おすすめです。
by sayaka-blmusic | 2008-01-07 04:37 | ロンドンでの日常生活
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