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ロンドン地下鉄ミステリーツアー

今日、ピアノの出張レッスンのため、
ロンドンのNorthern Lineの北の終点近くTotteridgeに向かっていた時の話です。

High Barnet行きに乗り、終点の一つ手前で降りればよいので、
まだまだ先は長いわーと、ちょっとうとうとしていると、
だいぶ手前のFincheley Central の駅で、なにやら人がぞろぞろと降りていく。

あれれ?と思って目を覚ますと、
どうやら車内放送で、
「この電車はMill Hill East行きです。High Barnet方面へはお乗換え下さい~」
と言っている。

いやいや、そんなはずはない。
High Barnet 行きに乗っていたはずだもん。
ん。ちょっと待てよ、そういえばなんかの本で、
ロンドンの地下鉄は、時々乗ってる間に、勝手に行先が変わるって話を
聞いたことがあるぞ・・・、

やばい、ほんとかも。おりなきゃっ!!

と思った瞬間、

ドアが、ガーーーーっと目の前でクローズ。

・・・・・・・・(T T)


っていうか、
なんでいきなり乗ってる間に行先が変わるの~~~~?!!

これが例えば東京の京王線だったら、
京王八王子行きに乗っていたと思ったら、いきなり行先が変わって
高尾山口に行き着いていた、ってようなもんです(超ローカルな話でゴメンナサイ)。
ありえない!


そして、無事レッスンが終わって、今度はTotteridgeからの帰り。
南行きに乗ったはずが、なぜか車内放送は
「この電車はEdgeware(反対側の北のはしっこ)行きです~~~~」

いや、絶対間違えだきっと。もう騙されないわー。と思っていると、
案の上、3駅ほどすぎたあたりで、車内放送が

「この電車はMorden行きです~~~~」

うそ・・・・・・・。

またもや行先が勝手に変わっている。
しかも「訂正です」とかの断りもなしに、普通~~~にいつのまにか変わってる。
ロンドンの地下鉄って、ミステリーツアー状態なのか???

車内放送とか本気でアテにして乗ってると、
とんでもないあさっての方向にいざなわれる可能性大アリかも・・・。



ちなみにこういうのは、電車だけでなくバスでも起こりえます。

フランスから遊びに来てたKちゃんを送りに、
夜中にナイトバスで家の近くからVictoriaまで行こうとしてた時のこと。

乗り換え案内で、ちゃんと調べたのに、
時刻表の時刻になってもさっぱりバスがこない。
やっとビクトリア行きが来たと思ったら、運転手さん
「このバスはCamberwell(3つ先のバス停)で終点だよー」
とのこと。

なんで、いきなり勝手に行先が途中で終わってるの~~(T_T)

といくら嘆いてもわめいても、Camberwellでやむを得ず降りるしかなく、
ただでさえ30分に1本しかない次のナイトバスを
ロンドンで最も治安が悪い地域の一つである黒人街のど真ん中で、
私たちは夜中にぽつんと、待つハメになったのでした。


こんなハプニングの連続にも、決して目くじらたててキーキー言わないのが
イギリス人の穏やかさというか、呑気なところというか・・・。

電車遅れまくっても、止まっても、みんな当たり前のような顔しているし。

通勤時間に電車がほんの5分遅れても遅延証明書が発行される日本って、ある意味すごいかも・・・。
by sayaka-blmusic | 2005-08-25 08:02 | ロンドンの不思議
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