Vol.4 BONSAI ?! (サンマリノ国際コンクール日記)

サンマリノ到着4日目、
練習時間の合間に、お昼ゴハンを食べれるカフェを探すためにふらふら街を歩いていたら、路上で「世界のキノコ展」のようなものが開催されていたので立ち寄ってみた。
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おばけキノコのような巨大なキノコから毒々しい色のものまで様々。
へええ、面白い。

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スーパーマリオのキノコを発見!!


そのまま更にてくてくと奥に更に歩いていくと、
一角に、小さな植物展のようなものも行われいた。

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あれ・・・。これはもしや、
日本の盆栽????!!
思わず近くによってじっくり見てみる。

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うん、どう見ても盆栽。
しかもかなりの迫力。かっこいい。

更に奥に行くと、
主催団体のプレートを発見。

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「クラブ・ボンサイ・サンマリノ」

おおおおお!本当に盆栽だわ!

すごいすごーい!日本文化、ヨーロッパの山の上の小国にも普及してるのね!
と一人で心の中で興奮していたら、

後ろから主催者の一人が

「Are you Japanese?」と声をかけてくる。

はいそうですと答えると、

「おおおおおおジャパニーズ!!!すばらしいっ!
このボンサイをどう思うかね?!!!」

みたいなことを聞かれ、困ってしまった。

だって私、盆栽のことなんて正直何も知らん・・・・・。


「うーーーん、えーと私実は日本人だけどアンマリ盆栽詳しくなくて・・
でも、あのここにある盆栽はどれも素晴らしいと思います!」

と正直に答えたところ、

おじさん、とりあえず盆栽についての詳細な評価を私に求めることはあきらめたものの、
今度は重さ2キロくらいありそうな、大盆栽図鑑のようなものを持ってきた。

もちろん日本の出版社が発行している日本語の本。
これを家宝のように大切にしているらしい。

「どうだ、この本に載っているボンサイ、どれも素晴らしいだろう。
しかし、説明が全部日本語でさっぱり分からんのだ。。
もしできたら、この写真とこの写真のところの説明、
何て書いてあるか説明してもらえるかな?」

とおじさんのお気に入りのページをいくつか見せてくれた。
簡単にだけども英語に訳して説明したところ、
大喜びしてくれて、
「おおいみんな、Japanからのお客様だよー!!」と他のスタッフまで呼び寄せて、
皆で日本語や日本に関する大質問大会に。

地球の裏側の山の上の小国で、
自分の国の文化に、ここまで興味を持ってくれている方達がいるというのは、
嬉しいようなくすぐったいような不思議な気分。

下の写真はClub Bonsai San Marinoの方たちと一緒に撮った写真。
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サンマリノでは、大規模なBONSAIフェスティバルが数年に一度開かれ、
日本からも盆栽のプロの方が来て講演やワークショップなどもするらしい。
今回のは次回の宣伝も兼ねた小さな展示会。

今や盆栽はヨーロッパをはじめ世界中でかなりの人気らしいけど、
特にサンマリノで人気がある理由もわかる気がする。
サンマリノ自体が山の上の小さなミニチュアのような国で、
まさに「BONSAI Country」みたいな感じだし。

そういえばサンマリノは小国なので切手も貴重らしく、
世界の切手コレクターの間で「切手の国」として有名らしいのだけど、
BONSAIフェスティバルが行われる年にはその年の記念切手として「BONSAI切手」も発行されるらしい。

せっかくだからBONSAI切手の実物も見てみたい!と思い
サンマリノの街中にある郵便局へ。

BONSAIフェスティバルの写真を指差して、これと同じような
BONSAIの切手はあるかと尋ねたところ、
1999年に発行されたBONSAI記念切手の在庫ならあるとのこと!

ということで、無事購入できたBONSAI記念切手。
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私にとっては驚きの一日でした。
まさかサンマリノで盆栽に出会うとは思ってもいなかったです。

そして自分が思っていたより遥かに日本のことを知らない自分自身も再認識。

海外で日本人が歌舞伎や茶道、着物などの日本文化についての詳細な説明を求められて、
何にも知らなくて焦った!という話を良く聞くけれども、まさにそんな感じでした。

まあ、でも私も「クラシック音楽」という西洋文化を勉強しにヨーロッパに来ているわけだけど、
ドイツ人やイギリス人が皆クラシック音楽に詳しいわけじゃないものな。

けれども一人の日本人として海外に行く以上、
外国人の目からしたら、その瞬間には「日本人」を代表した存在として目に映ってしまう。
そう考えると、やっぱり恥ずかしくない程度の最低限の日本文化の知識は身に着けておきたいなと思った。


海外にいると、何故か日本にいる時よりも強く、
「日本」や「日本人であること」を感じる機会が多いです。
by sayaka-blmusic | 2006-10-12 21:16 | サンマリノ国際コンクール
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