上の写真は、イギリスの家庭の台所では必ずといっていいほどある「ケトル」。
なんてことはない電気湯沸しポットなんだけど、
日本と何が違うかって、沸騰のあまりの早さ!
さすが電圧240ボルトの国。すさまじい勢いで文字通り「あっ」という間にお湯が沸騰するんです。使いたい時に使いたい分だけすぐ沸かせるから、ちょっと一杯だけお茶が飲みたい、って時とかにすごく便利。
ところで我が家のこの電気ケトル、
私がこのフラット(※イギリスでアパートやマンションのこと。ロンドンの家賃はあまりに高いので、若い人は数人で2LDKや3LDKをシェアして共同生活するパターンが多い)に引っ越してきた今年1月から既にダイニングにあったのですが、
最近、お湯をわかすと何かが焦げるような異臭がするように。
フラットメイトの韓国人Kちゃんと、おかしいねー、
そろそろ替え時かねー・・と話していたのですが、
翌日私がレッスンの仕事から帰ってくると、
もう既に、新品のケトル(前のと同製品)が台所に置いてある!
Kちゃん 「サヤカー、ケトル新しいのに変えておいたよー」
ありがとう、わざわざ買って来てくれたんだねー、私にも払わせて。いくらだった?と聞くと
Kちゃん 「ううん、払わなくて大丈夫だよ。”交換”してきたから」
は?
といいますと。
Kちゃん 「買った時のレシート持って行って、新しいのと交換してもらったの」
・・・・・・え? ( ̄  ̄;)
だって、このケトル買ったのって、少なくとも半年以上前だと思うんだけど・・・・・・。
嘘みたいなホントの話。
ここイギリスでは、
たとえ半年使用した製品でも、レシートを持っていけば普通に交換ができてしまうらしい。
知らなかった・・・。
ちなみに、
数日前には、共有バスルームの、古くなって壊れたシャワーのホース(決して不良品というわけでなく、どっからどう見ても単なる老朽化で裂けた状態だった・・)も、レシートを持っていって新品と「交換」してもらえたらしい。
なんと、この家のもう一人のフラットメイトのスイス人の子が、
この家の備品類で新しく購入したものについては、
万が一のために、片っ端からレシートを保管しておいてくれてるんだそうだ。すごい・・・・。
どうやら聞くところによると、
イギリスって、
電気製品に限らず、服とかでも、
返品交換が非常ーーーーに融通が利いてしまうらしい。
もちろん店にもよるのだろうけど。
でも、お店側としては本当にこれでいいんだろかと非常にギモン。
だって買って数日とかならともかく、半年以上使用してある製品。
そんなのまで気前よく交換しちゃっていいんでしょうか・・・??
店のサービスの一環なのか、
イギリスのおおらかさによるものなのか、
はたまたレシートの購入日をちゃんとチェックしてないだけなのか・・
また一つイギリスの謎が増えました。