
ファイナルリサイタル試験無事終了!!!!!
やっと終わりました。ロイヤルアカデミーのファイナルリサイタル試験!!!!
*****************
Sayaka Matsumoto
Final Recital
ドビュッシー: 妖精パックの踊り(プレリュードIより)
喜びの島
モーツァルト:ピアノソナタ K.533/494 F-major 全楽章
ラフマニノフ:「音の絵」Op.39
Op.39-1
Op.39-2 「海とかもめ」
Op.39-3
Op.39-4
Op.39-5
Op.39-6 「赤ずきんちゃんと狼」
Op.39-7 「葬列」
Op.39-8
Op.39-9 「東洋の行進曲」
Royal Academy of Music Duke's Hall
2nd June 2006 19:00~
******************
思えば、短い準備期間の中、本当に本当にキツカッタ。。。。。(ToT)
絶対に絶対に、譜読みも暗譜も間に合いっこない、と思い、
一時はエルトン先生と、ラフマニノフの音の絵は全曲じゃなくて、数曲省こうかということも相談してた位だったけど、
でも、あきらめないで全曲挑戦して本当に良かった。。。
本番では、
今の自分の精一杯が出せたと思う。
何より、一曲一曲、弾いてる時に、
舞台上でも新たなイメージが沸いてきたりして、
楽しくてしょうがなかった。
ドビュッシーやモーツァルトも大好きな曲だったけど、
特に、やっぱりラフマニノフの「音の絵」の一曲一曲は、
言葉に表せないくらい、大好き。
言葉に表せないからこそ、音で伝えたい思いがいっぱいある。
そういう「思い」や「イメージ」がどの位聴いて下さっている方に伝わったかは分からないけど、少なくとも私の頭の中では、弾いている間中、
私なりの「音の絵」が、いっぱいに溢れそうになってた。
本番の直前の直前まで、
「イメージで弾く」ことと
「ちゃんと弾く」ことの間をグラグラさまよってたけど、
最後の最後で
「イメージ」の方が出てきてくれたみたいです。
本番中、不思議なくらい、
「ちゃんと弾かなきゃ」とか「間違えたらどうしよう・・・」という不安が沸いてこなかった。
「イメージで弾く」ことの威力って、すごいな、と本当に実感。
上手に弾けたとか、そういう満足感じゃなくて、
伝えたいものを、私なりに精一杯伝えきった満足感。
すごく幸せでした。
終わってエントランスに戻ってきたら、
一番前で聴いていてくれたチェロのミッシェルが、
真っ先に抱きついてきてくれて、
「Congratulations!!!」って。
思わず涙が出てきてきそうなくらい嬉しかった。
普段、一緒に音楽を作ってるパートナーに、
ソロを聞いてもらえて、こんな風に言ってもらえるのは、
本当に本当に嬉しい。
しかも彼女は、前日夜も、
プログラムノート(曲目解説)の英語チェックとかも手伝ってくれて、
本当に感謝。。。。
聴きにいらして頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今回のファイナルリサイタルは、殆ど詳細を告知していなかったので、
舞台に出た瞬間、たくさんのお客様の拍手で迎えて頂いて、
驚いたと同時にとっても嬉しかったし、たくさん力を頂きました。
試験直前までの準備の(悶絶の)日々を、
思い出しながら日記にしてみました。
ファイナルリサイタル直前日記 No.1 5月30日
「バーバーチェロソナタの本番」
ファイナルリサイタル直前日記 No.2 5月31日
「バーバーチェロソナタの本番その2 ~ スランプ」
ファイナルリサイタル直前日記 No.3 6月1日
「プログラムノート作り ~ イメージの練習」
ファイナルリサイタル直前日記 No.4 6月2日
「修了リサイタル試験当日本番直前 ~ 緊張で死にそう・・」
上の写真は、リサイタル本番が終わった帰りに寄ったRegent's Parkの夜9時の夕焼けです。