ブルガリア系イギリス人Nさんと、ロンドン内のトルコ人街でトルコ料理(のファーストフード)を食べてた時のお話。
トルコってブルガリアの隣国なので、
料理とか共通するものもあったりして、ブルガリア人にとってはなじみやすいらしい。
日本人が韓国料理に馴染みやすいのと似たような感じかしら。
Nさん、まずはAyran(アイラン)という飲み物を注文。
なんと50ペンス(約100円)。マックのジュースより安い。
アイランはトルコの代表的なドリンクで、
ブルガリアでも似たようなものが飲まれているらしい。
「ヨーグルトドリンクみたいなもの。すごいおいしいよー」
とすすめられ、私も試しに注文してみる。
一口飲んでみると、
確かにヨーグルトの味はするんだけどかなり酸っぱい。
「飲むヨーグルト」から甘味を全て排除した感じです。
そしてNさん、これを入れると美味しいよーと言いながら
そのヨーグルトドリンクに、パッパッと振りかけたものは、
なんと
コショウ!!!!!( ̄△ ̄;)!
さらに
「これも入れるともっと美味しい」と言いながら満足気にまぶしたものは
赤唐辛子!!!!!!!( ̄ロ ̄lll) !!
ヨーグルトドリンクにコショウ?!唐辛子?!
意味が分からない・・・・。
で、はたと気づいたんだけど、
そういえばこのドリンク、もともと酸っぱいだけじゃなくてしょっぱい!
聞いてみたところ、アイランって、ヨーグルトを水に薄めたものに塩を混ぜたドリンクらしい。
日本人の私には
ヨーグルトドリンク=「明治の飲むヨーグルト」=甘いもの
という図式が脳内に出来上がってしまっているので、
塩だコショウだを加える意味がさっぱり理解できない、
でもものは試しと思って、コショウも唐辛子も両方入れてみたら、
これが超意外なことに結構合う。
コショウとか入れることで、ヨーグルトの酸っぱさが和らいで逆にまろやかになるのです。
あとちょっとピリリとすることで炭酸っぽい感じになる。
でもって、これがケバブ(トルコの肉料理)とすごく合うのです。
不思議なことに。
トルコもブルガリアも、
何の料理にでもヨーグルトを頻繁に使うらしい。
ヨーグルトソースとかヨーグルトあえとか。
ところでこのNさん、日本にも旅行に言ったことがあるらしいのですが
日本のスーパーで売られているブルガリアヨーグルトは
母国ブルガリアのヨーグルトより美味しかったらしい。
しかしNさんいわく、
「なんで日本のブルガリアヨーグルトはフタの裏にsugarのパックが張り付いてるの?
砂糖はいらない。」
とのこと^^;
でも、お寿司にしても、海外のおすし屋さんやお寿司パックには
必ずアボガドが入ってる商品があるし(もともとは生魚が食べれない人やベジタリアン用だろうけど)、
本場の食べ方と、世界各国に広まった食べ方って、必ずしも同じじゃないんですね。
しかもお寿司の場合、それが「カルフォルニアロール」として逆輸入されて
日本国内でも人気になるっていう不思議な現象まで起きてるし。
うーん面白い。