広尾ディナーコンサート無事終了!そして思うこと


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広尾の老舗フレンチレストラン「シェ・モルチェ」での「清水西谷 & 朝岡さやか~真夏のプレミアムディナーショー」無事終了しました!今回も、全曲が3人それぞれの作曲や編曲によるプログラム。今回は、久しぶりにラフマニノフピアノ協奏曲第2番のピアノソロバージョンも演奏。また、この季節にちなんで、オリジナル曲の「晩夏」の前に、ピアノソロで「打ち上げ花火」をイントロとして入れてみたり、清水さんのバイオリンによるヒグラシの鳴き声で曲間を繋いで頂いたり、このトリオでは珍しく、PA無しの生音でクラシック演奏時のトリオ配置で演奏してみたりと、色々なチャレンジがありました。


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新しい素敵な出会いも沢山ありました。広尾の地元のお客様や、シェモルチェの常連のお客様方にも沢山いらして頂きました。その方々にとっては、私たちは初めて聴くアーティスト、プログラムも全て初めての曲、と何もかも「初」だったのにも関わらず、とても温かく迎え入れて下さり、終了後は皆さまからとても温かなお言葉を頂き、感激でした。

 
また、個人的には、4歳から日本でずっとお世話になっていた大恩師の多喜靖美先生が、とても久しぶりに聴きにいらして下さったことが、本当に嬉しかったです。昔と変わらないニコニコした笑顔で、「チャーちゃん!」と終了後抱きしめて下さった時には、思わず涙が溢れてしまいました。

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3歳から27歳まで、クラシックピアノの演奏一本で突っ走ってきた24年間。そして前触れもなく突然オリジナルの作曲を始めた28歳。それから堰を切るように、ロンドンで映画音楽の学校に行ったり、バークリー音楽院の通信コースに入学したり、浄書のコース、和声学、対位法、ジャズピアノ、即興演奏、オーケストレーション、果ては最近ではライアー(竪琴)やバイオリンまで、数えきれないほどのコースや先生方のレッスンを、探し続けて受け続け、ただただ、今後自分が目指したいことのために、必要なこと、学びたいことを求めて模索する日々でした。直感だけに従って、あれも学びたい、これも知りたい、とあがき続けたこの10年間。

 
それは同時に、小さい頃から慢性的に、私の中に巣食う「自信の無さ」という巨大なオバケと向き合い、克服していく過程でもありました・・。誰かが用意してくれたカリキュラムに沿って、進んでいけば良いわけではないので、他の誰でもない、自分で自分に「OK」を出しながら進んでいかなければいけない道。

 
そんな中で、私生活では3人の子供たちが産まれ、特に思いがけずまさかの双子妊娠が分かった時には、嬉しさと驚きの反面、今後どのように音楽活動ができるのか、そもそも今後音楽を続けることができるのか、自問自答を繰り返していました。

 
でも、その時に自分の中で出た答えは、どんなにスピードダウンしても、目指す方向を向いて、じりじり、じりじり、亀のように1歩1歩、いや半歩半歩ずつでも進んでいけば、10年後に振り返ってみたら、きっとその後の人生のための一つの大切な土台ができているはず・・ということでした。

 
この10年間やってきたことは、一見散り散りに見える行動で、昔からの知り合いには「さやかさん、迷走してる・・?」と言われてしまうこともあったけれども、自分の中では、不思議と一本に繋がっていて、確かに迷いながらもどこか一つのところに向かっている確信がありました。そしてここ数ヶ月、本当にやっと、やっとそれらが、実際に目に見える形でひとつに繋がり始めてきた気がしています。「演奏活動」「作曲活動」と分けて考えてしまっていたけれども、最近は不思議と、その二つも、全く同じ延長線上にある感覚がしています。

 
まだまだ模索中だけれども、やっと見えてきた一筋の光のような出口を目指して、半歩半歩、どんなにゆっくりのペースでも、自分らしく歩いていけたらと思っています。


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同じ方向を向いて、いつも刺激し合い、そして心から尊敬させて頂いているトリオメンバーの、清水泰明さん、西谷牧人さん。この10年間、どんな状況の時でも変わらず信じてバックアップし続けて下さってきたプロデューサーの亀井登志夫さん、天国で見守り続けて下さっている亀井知永子さん。

 
日本で、イギリスで、お世話になってきた先生方。そしていつも支えてくれている家族、私にとって何よりのエネルギー源であり宝物である3人の子供達に、心から感謝です。

 
はーーー久しぶりにこんな長文を書いてしまった。もし最後まで読んで下さった方がいらっしゃったら本当に有難うございます!


by sayaka-blmusic | 2018-08-13 11:53 | コンサート関連 | Comments(0)
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