地下鉄初乗り600円という金額が示す通り、物価が死ぬ程高いここロンドンで、
なぜか、信じられないくらい安いのが、
医薬品の値段。
下の写真は、日本の風邪薬などにもよく使われている成分パラセタモール(別名アセトアミノフェン)の錠剤。頭痛などの鎮痛剤として売っています。パブロンなども似た成分です。

これが16錠入りで、なんと16ペンス。日本円にして約32円。
これ、箱代にすらなってないんじゃないかしら・・。
ちなみに特価とかではなく、普通のドラッグストア(Boots)で買った時の定価です。
あまりに安すぎて不安なので、もう少し高いのも一応買っておこうと思い、
イブなどの頭痛薬で使われているイブプロフェン100%の錠剤も合わせて購入。

これですら、16錠で37ペンス(74円)
うーーーん、まったく意味がわからないです。
なんなんでしょう、この異様な安さは。
このメーカーだけが安いわけではなく、
多少の差はあれど、概して他のメーカーも日本とは比べ物にならないくらい安い。
これで本当に効くのかしらと半信半疑だったけど、
特に32円のパラセタモールの方は、結構ちゃんと効きます。
ところで、
熱で延期になってしまった演奏試験ですが、
結局3月半ばに受けられることに決まりました。
エルトン先生と話し合った結果、
せっかくなので、今回用意していたラフマニノフの「音の絵」3曲は、
6月のファイナル試験まであっためておいて、
6月のファイナルリサイタルでは、3曲といわず、どうせなら9曲全部通して
演奏してしまおう!!という
壮大(?)な計画を立ててしまいました。
うーん、ファイナルで「音の絵Op.39」の9曲全曲完奏。
ラフマニノフ中毒の私には、考えるだけでわくわくしてくるプログラムです。
3月の試験では、代わりにシューマンのファンタジーを弾く予定。
今回の試験で弾いた曲は、ファイナルではその曲は使うことはできないので、
そう考えると、今回ギリギリで熱出して試験が延期になったのは、
ファイナルでラフマニノフを全曲弾く為だったのかもしれない・・
うんうん、きっとそうに違いない。