ロンドンに来てから初めてまともに風邪をひいてしまいました。
しかもよりによって、なんと大切なソロ演奏試験前日の夜に(T_T)
日曜日の夜、翌日は演奏試験ということで張り切って夜10時頃までアカデミーで練習して、家に戻ってくると、なんとなくのどや関節が痛い。
あれれ・・・なんか体の感じがおかしい、と思ってる間に熱が一気にぽぽぽーっと上がっていき、あっという間に39度に。
寝ようにも体中の関節が痛いのと気持ち悪いのと寒気で眠れない。
殆ど寝れずにベッドで一晩中苦しさに呻いたまま朝の8時に。
私の試験での演奏は昼の12時15分からの予定。
熱は依然39度近くあるし、ふらふらして歩くことすらまともにできない。
これが依頼を受けた演奏会とかだったら、点滴を打って這ってでもいかなきゃいけないところだけど、学校の試験だったら何とか日程変更も利くのではと思い、とりあえず朦朧としたまま私の担当教授のエルトン先生に電話。
事情を話すと、エルトン先生
「かわいそうにかわいそうに。大丈夫、心配しなくていいよ、ピアノ科の事務局に電話すれば、なんとか日程変更してくれるはず。」
と超やさしく仰ってくれて一安心。
続いてロイヤルアカデミーピアノ科の事務局に電話すると、
「OK。なんとか調整みるけど、調整がつかなかった場合は、学期末(3月末)になっちゃうわ。。いずれにせよ連絡するわね。お大事に」
とのこと。
うっ。3月末。。。
今回のラフマニノフ練習曲「音の絵」No.6&8&9は、かなり試験に向けて必死に練習してきたので、3月末まで延期というのはかなりショック。
でも風邪ひいたのは自己責任だし、代わりに弾く機会を与えてもらえるだけでも感謝しなきゃ(T T)
ということで、月曜、火曜の予定を、出張レッスン含め全キャンセルして、薬飲んで家でひたすらじっとしていたら、やっと熱が無事下がりました。素晴らしき日本製パブロン!
しかしまだピアノ科事務局からは代わりの試験日程決定の連絡は来ない。電話してみたけど担当者不在。これでいきなり試験明日ですとか連絡きても、風邪ひいてる間一切ピアノ触ってないし、むしろ困っちゃうかも・・;;;
いずれにせよ、私の23年間のピアノ人生の中で、初めての本番キャンセル。
体調管理も実力のうち。超反省です。
声楽家とかはもっと大変なんだろうな。
ピアノの本番は、熱があっても意識さえちゃんとしてて起き上がれれば、なんとか弾くことができるけど、歌はほんの少しの風邪でも影響出ちゃうっていうものね。
ロンドンでも日本でも風邪が大流行中の模様。
皆さんも気をつけて下さい m(_ _)m