チェロのミッシェルとの演奏プレゼンテーション試験が無事終わりました!
曲目は、私の大好きなラフマニノフのソナタ for cello and pianoから、2,3,4楽章。
前の日記にも書いた通り、
ミッシェルは、無茶苦茶に練習を頑張る子で、
12月から週に3回、一回2時間のリハーサルを一緒に繰り返し、
結局、通算20回を越すリハーサルを経て、ようやく今週月曜に本番を迎えました。
この授業「Presentation in Performance」は非常にユニークな授業で、
演奏そのものだけでなく、
コンサート出演・企画に関係する諸々のマナーやテクニックも勉強する授業だったので、
この今回のプレゼンテーションでも、
プログラムノート(曲目解説)の書き方や内容、演奏前のトークなども合わせて評価されます。
数日前から、ミッシェルと、ラフマニノフの曲について図書館で本を借りて調べたりして、
プログラムノートを少しずつ作成。
トークは前半ミッシェル、後半私、という風に半々で担当することになったので、
本番前日も夜中までメールでトーク内容の打ち合わせ。
ただでさえ緊張してるのに、演奏直前に英語で曲紹介をしなくてはいけないのは私にとっては拷問。
本番前ギリギリまでブツブツ舞台裏で練習。
英語が母国語のミッシェルに、発音やイントネーションなどの最終確認をしてもらう。
本番では、
どうにかこうにかトークも無事舌を噛まずに終わり、
肝心の演奏は、
2楽章はお互い緊張してやや堅くなっていたものの、
3楽章位から肩の力が抜けてきて、
それぞれの本番独特のニュアンスにもお互い反応できるようになり、
4楽章になる頃には、
今までの20回以上のリハーサルの中でも最高の気持ち良さで演奏することができました。
やっぱりこの曲最高!ラフマニノフ最高!!
と弾きながら何度思ったことかわかりません。
色々と細かい失敗はあったけれども、
大満足。
演奏が終わった後も、
帰りのバスの中でもずっと、
ソナタのメロディやハーモニーが、体の中で鳴り響き続けている感じ。
自分の大好きな作曲家の大好きな曲を、
大切な友達と一緒に時間をかけて練習をしながら本番に向けて用意をして、
観客の皆さんと、その曲の素晴らしさを一緒に共有できる、
こんな幸せなことってないなぁ、と心の底から実感した一日でした。