地下鉄などで広告を見てずっと気になってきた前衛ミュージカル「Blue Man Group」にとうとう行ってきました!(上はパンフレットに使用されている写真)。場所は、Covent Gardenの近くのNew London Theatre。
学生割引で半額チケットを買ったら、なんと最前列の真ん中!!
しかも前の3列は、何故かシートにレインコートが置いてあるんです、フード付の・・。
なにこれ舞台から水でも吹き出るのかしらと不安に思いながら、レインコートを着て開演を待つ。
しばらくすると、開演アナウンスの変わりに舞台横の電光掲示板のようなところにテロップが。
このテロップもくすっと笑える仕掛けが満載で、これだけでも一つのエンターテイメント。
テロップ 「上演中の写真撮影やビデオ撮影はおやめくださーい。はい、皆さんご一緒に」
観客 「上演中の写真撮影やビデオ撮影はしませーん。」
テロップ 「Sketch is OK (スケッチはOKです)」
とか(笑)。もう開演前からして掴みはOK。
肝心の舞台は、どうだったかというと、全身青塗りのブルーマン3人が、セリフなしの体の動きやダンス、打楽器演奏のみで繰り広げるコメディ。
色々な道具を打楽器にして、一風変わった音楽世界も見せてくれるのですが、この演奏がまたすごくカッコいいのです。
ネタばれになってしまうので多くは書きませんが、100分間の上演中、もうお腹がよじれて痛くなるくらい足ばたばたさせて笑った笑った!むっちゃくちゃ面白かったです。
観客を巻き込みすぎるくらい巻き込む舞台で、私も結局レインコートを着てたのにもかかわらず頭は正体不明の液体でベトベトになるし、変なものを食べさせられた観客、体中真っ青にさせられ逆さ吊りにされた挙句、ゼリーの中に埋め込まれた観客もいるし、最後は観客全員テッシュの海に沈められるし・・(これだけ書いてたら何がなんだかわからないよなぁ・・・;)
でもそういうのが全部許せちゃうくらい、面白かった!!!
激怒する人がいてもおかしくないくらいのスレスレユーモアなのだけど 笑
セリフ一切なしでこれだけ笑わせちゃうんだから、恐るべしBlue Man Group。
いやーでも、これ、日本でやったら上演許可降りるのかな、降りないだろうなー。
ちなみにオリジナルはニューヨークのオフオフブロードウェイで始まったらしいのだけど、大反響を呼び、いまや全米各地のみならず、ヨーロッパ各地でも公演されてるらしい。
日本でもインテルのCMに出てたことがあるようなので、見たことある方もいるかもしれません。
行く度に違う発見がありそうで、何回でも見に行きたい舞台でした。