
渡英直前の今年6月に、第一生命ホールにてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を協演させて頂いた中央区交響楽団の皆さんから、素敵なフォトアルバムが届きました!この場を借りて、御礼をお伝えできればと思います。
_____________________________
中央区交響楽団の皆さんへ
お久しぶりです。松本さやかです。
今年6月の演奏会では、本当にお世話になりました。
フォトアルバム、昨日届きました。
とってもとっても、嬉しかったです!!
写真に貼り付けられていた皆さんお一人お一人からのメッセージを読みながら、
色々なことを思い出して、
くすっと笑いそうになったり、涙ぐみそうになりながら、ページをめくらせて頂きました。
本番2ヶ月位前から、何度もオケ合わせをさせて頂いたり、
練習の後皆さんと飲みにいったり宴会芸(?)を教えて頂いたり、
とってもあたたかなアットホームな雰囲気で迎え入れて下さり、
2ヶ月間本当に楽しかったです。
ピアノというのはやはりどうしても、
普段一人っきりでピアノに向かって練習する時間が長いため、
正直、さびしくてしょうがなくなることも多く、
小さい頃から、「みんなで何かをする」ということや
「大勢で一緒に音楽を作り上げる」ということに
異常なくらい憧れていたような気がします。
なので、今回、皆さんと一緒に2ヶ月間練習できたこと、
一緒に過ごさせて頂けたこと、
そしてあの本番の日、舞台の上で何十人もが一体となって、
大好きなラフマニノフの第二番を演奏できたことが、
私にとってどんなに幸せな時間であり、かけがえのない経験だったかわかりません。
あの6月19日のコンサートが、渡英前の最後のコンサートだったのですが、
7月からここロンドンに来て、ロイヤルアカデミーでの新たな学びを始めて、
音楽面でも生活面でも、色々な意味で今までの自分の価値観が覆され
新しく自分の音楽を少しずつ再構築しようとしているところです。
いつか、ひとまわり成長した演奏で、皆さんとお会いできる日を、
そして一緒にまた音楽を奏でられる日を、
心から楽しみにしています。
本当にありがとうございました!
12月のコンサートのご成功も、ロンドンからお祈りしています。
楽団員お一人お一人に、精一杯の感謝をこめて。
2005年11月11日 松本さやか