道行く人誰にでもフレンドリ~なアメリカ西海岸やラテン系の国とは対照的に、
割と他人には無関心で距離を置きがちなここイギリスでも、
たまに電車やバスなどで隣になった人と、ひょんなことから世間話になったりすることがあります。
今日は、Elephant&Castleの駅でベンチに座ってバスを待ってると、
隣に東欧系っぽいカップルが。
座るところがないようなので、横につめようと少し反対側に動いたら、
そのお目めぱっちりの可愛いーお姉さんが、私の腕を「とんとん」とたたき、
私の目をじーーっと見つめて、悲しそうに
「Are you scared ? (こわいの??)」
いいええーーそんなめっそうもない、
お2人が座る場所なかったみたいなので詰めただけですっ!
と慌てて答えると、
お姉さん、とたんにほっとした表情になり、
「どこ出身?」「日本ってどんな感じ?」などなど色々と話しかけてくれた。
どうやら本当に人懐っこいお姉さんみたい。
お姉さんは、ルーマニア出身で、今はロンドンに旦那さんと住んでいるらしい。
少し大きくなったおなかを見せてくれて、
「もうすぐね、子供が産まれるの、彼(一緒にいる男の人)が父親でね、
彼ナイスでしょー。 赤ちゃんは男の子か女の子かまだ分からないんだけど女の子なような気がするの。
彼に似るかなー私に似るかなー^^」
などなど、一向に来ないバスを一緒に待ちながら、
色々身の上話をしてくれた上に、ご親切にお菓子までくれた。
別れる時に、
日本では「I love you」ってなんていうの?と聞かれ、「アイシテル」だと教えてあげると、
お姉さん、また私の目を大きな瞳でまっすぐに見つめながら、
「サヤカ、アイシテル」
って、笑顔で言ってくれて、
旦那さんと一緒に仲良く幸せそうに去ってった。
見知らぬ人に「アイシテル」って言われたのなんて生まれて初めてだけど、
(というか見知らぬ人じゃなくても「アイシテル」は言われたことないかも 笑)
あんなにニコニコしてまっすぐな目で言われると、不思議にほわーっと幸せな気持ちになるな。
なんだか心温まるひとときでした。
写真は、今日出張レッスン帰りに通りかかったNightsbridgeのハロッズのイルミネーション。
今日はハロウィーンだったので、大人も子供も仮装している人達をちらほら見かけました。