いわき市復興コンサートといわき沿岸部の現状

6月12日、被災地の福島県いわき市にて復興コンサートが行われ、その様子のメールを頂きました。

このコンサートは、4月にモスリンスクエアをお送りした、いわき市の佐々木さんが、 震災の中残った音楽ホールで、不安の中出産を待つ被災地の妊婦さんや子育てママさん方に、歌やピアノの演奏(歌・木村美登里さん、ピアノ・江尻ひとみさん)と共に、いのちの大切さを伝える「誕生学」の講演と共に、モスリンスクエアを配布するというコンセプトでご企画下さったものです。

誕生学の講演は、埼玉県にある、さら助産院の直井亜紀先生がご講演されました。

その直井先生と主催者の佐々木さんから、いわきでの復興イベントが無事に終わったとメールを頂きました。コンサートの様子の写真も送って下さいました。

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当日は会場が満席となるほどの、いわきの妊婦さん達や乳幼児のママさん達が集まったそうです。集まられた皆さんにモスリンスクエアを渡して頂いたとのこと、本当に感謝です。

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主催の佐々木さんと、直井亜紀先生。

佐々木さんは、ご自身もいわきで被災されながら、エアロビクス協会の県代表として、お弟子さんと共に避難所を回り、被災者が体力を低下されないように支援されていらっしゃったそうです!

直井先生は、震災直後から被災地支援を精力的に続けていらした方で、その様子をブログで拝見して、私からメールでモスリンスクエア支援についてご相談させて頂いたのがきっかけでした。こちらから突然の一方的なメールだったのにも関わらず、このモスリンスクエアプロジェクトにも、プロジェクトが始まった当初から全面的にご協力下さり、配布ご協力先としていわきの佐々木さんをご紹介下さったのも、直井先生でした。

お二人には、モスリンスクエアプロジェクトからも、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。

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会場では、宮崎県や鹿児島県からの野菜の支援物資と共に、
ロンドンからのモスリンスクエアを、ご来場されたいわき市のママさんや妊婦さん方に配布して下さったそうです。本当に感謝です!!

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直井先生はじめ、出演者の皆様といわき市渡辺産科婦人科スタッフの皆様、NPOスタッフの皆様、主催の佐々木さんのスタッフ皆様の集合写真。モスリンスクエアプロジェクトといわきの皆様のご縁、心より感謝致します!


メールには、直井先生が目にされてきた、いわき市の現状についてのショッキングなご報告がありました。ご本人の了解の元、載せさせて頂きます。


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久ノ浜地区の火災で燃え尽きた自動車。奥に見えるのは神社の祠だそうです。
何故かこの神社だけが原型をとどめて残っていたそうです。


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配線がむき出しになった電柱。。。全てをなぎ倒した津波のすさまじさが分かります。。。

以下は直井先生のコメントです。


被災地の惨状はさんざんテレビ等の報道で見ていたのですが
実際に歩くと
「そこに確かに生活があった」と感じられて本当に苦しかった。
中には新築で入居直前だったお家もありました。
大きな豪邸で家族が何世代も集っていただろうお家もありました。
転がっている、掃除機や風呂桶や食器や漫画やボールやエアコンやバケツや化粧品や・・・明らかな生活の痕跡。
それを見ることが本当に苦しく、土台だけの家の玄関に入って「おじゃまします」と足を踏み入れ、体が凍りつき涙があふれる。
もし私がこんな惨状にあったら生きていられるだろうか。
家も思い出も生活道具も何もかもなくしたら、泥だらけになったなら、灰になってしまったら・・・。





コメントをお読みして、実際に現地を見て来た直井先生からの言葉は、やっぱり本当にショックで、私自身も改めて考えさせられました。

やっぱり、どんなに思いを巡らせても、家も食べ物もある安全な場所からの支援、
しかもロンドンという遠く離れた土地から、 被災地も実際に見れていないまま
の支援。

どれくらい本当に被災されたママさん達の心に寄り添っていられているのだろうと思うと、本当にもどかしくなります。



震災から3ヶ月。

ロンドンでは、今でももちろん、日本人達が中心となって、震災支援のイベントなどが続けられているけれども、やはりイギリス人達の興味も、当初から比べると薄れて来てしまっているのが現実。

でも、復興までは、まだまだまだまだ遠い道のり。

今この場所からできること、これからできること、常に模索していきたいと、改めて強く思わされました。
by sayaka-blmusic | 2011-06-18 09:05 | ベビーモスリンプロジェクト
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