エルトン先生のレッスンでは、先週と今週引き続いてベートーベンのエロイカバリエーションを見てもらっています。
この曲を勉強するのは今回が初めてなのですが、本当に奥深くて面白いです!
かの有名なベートーベンのシンフォニー「英雄」の第4楽章をテーマに、15のバリエーションに展開されています。最終バリエーションはフーガ形式で(原曲の方もフーガ形式ですね)、たたみかけるような転調の連続、スリリングな名曲です。
エルトン先生は、和声による音色の変化をとても敏感に指摘して下さる先生なので、ほんのちょっとした和声の色の変化を見落とさないレッスン。繊細な和音変化の綾も感じながら平行して大きなフレーズの流れを追うと、カラフルかつダイナミックなベートーベンの音楽が目の前に開けてきて、ドキドキするような体験です。
体中の細胞を全部ひらいて、吸収できることは全部吸収しようと思って、毎回のレッスンや授業に臨んでいるけれども、それでも零れ落ちていってしまう位、学ぶことが多いです。