無事産まれました

2011年1月6日、イギリス時間午前10時12分、
ロンドン北部のNHSの病院にて、無事元気な男の子を出産し、
出産翌日の1月7日、母子ともに健康で、退院してきました。
(イギリスでは通常、出産翌日の退院です!)


1月5日早朝の破水から始まり、その約28時間後の出産でした。
破水後すぐに病院に行くと、まだ子宮口が1センチしか開いていないので、一度家に戻って陣痛待機して下さいとの指示。

「Enjoy your freedom〜(今のうちに自由を満喫しておきなさ〜い♪)」

 と助産婦さんに言われ、あっさり追い返されてしまいました。
(日本では破水すると即入院なのですが、こちらでは平気で帰されてしまいます)

でも、恐らく今日中に本格的な陣痛開始〜分娩となるでしょうとのこと。

そしてその日の夕方から始まった10分おき位の陣痛が、まず前半の7〜8時間かけてどんどん間隔が狭く強くなり、夜中になって1〜2分間隔(通常では赤ちゃんが出て来る直前の陣痛間隔)になり、這いつくばるようにして再度病院に行くと、なんとまだ子宮口は2センチしか開いていないということが判明し目の前が真っ暗に・・。

子宮口は10センチまで開かないと出産できないので、まだまだあと8センチ開かなくてはいけません。なのに陣痛だけはもう既に1分おきにひっきりなし・・と出産直前のピーク近くの状態。

もともとの私の子宮の向きや高さの関係で、子宮口がかなり開きにくい方でしょうと前から言われていたのですが、案の定、全くその通りでした・・。

NHSでは子宮口が5センチ位開いていないと病院では受け入れないことになっているそうで、この状態でも更に家に返されそうになったのですが、モニターを付けた結果、あまりに頻繁に強い陣痛が来ているので、取り合えずそのまま病院にStayして良いことになりました。


先に破水をしていたため、左手には抗生物質の点滴、右側には胎児心拍のモニターをつけ、寝返りも打てない張り付け状態のまま陣痛に耐えながら、これまでの8時間に加えて、そこから更に8時間。

子宮口を開きやすくするのと、少しでも痛みを抑えて体力を温存するために、ペチジン(pethidine モルヒネ系の注射)を打たれたものの、鎮痛効果の割に副作用ばかりが大きくて、吐くし意識は朦朧・・・。(正直、陣痛が1〜2分おきになってからの後半戦8時間は、あまりの苦しさとペチジンの副作用で、殆ど記憶がぶっとんでます・・。)

その間ずっと、陣痛が来る度に呻きながら、右手は母、左手は夫の手を、爪の後がつく位、きつく握り続けていたことだけ覚えています。

水中出産や無痛分娩の選択肢は、先に破水してしまっていることと、子宮口が開くタイミングの問題などから、当然却下となってしまいました。

ようやく子宮口が全開大(10センチ)に開いた最後の最後の段階で体力が尽きて、有効な陣痛が来なくなってしまい、緊急で産婦人科医2人+スタッフが追加で招集され、最後は5人がかりで赤ちゃんを引っ張り出してくれた・・という感じでした。  

最後のありったけの力のいきみと共に赤ちゃんが一気に出てきて、
助産婦さん達が取り上げた後、そのまま直接私のお腹に乗せてくれました。

「おぎゃー!」という元気な泣き声というより、
「ふにゃーーー、ふにゃーー」というネコちゃんみたいな可愛い産声で、
私の胸の上で泣いている声が聞こえた瞬間、
涙が一気に溢れてきて止まらなくなりました。



出産前、私が頭に描いていた理想の出産、

「イギリスならでは水中出産で、ジェフネルソンのピアノをBGMにかけながら、習ったマタニティヨガで陣痛を逃し、陣痛の合間には家から持って行ったおにぎりで体力を付け、赤ちゃんのことを思いながら平和な気持ちで出産を迎える・・・」

なーんて、勝手に描いていたバースプランとは結局ほど遠い、
私にとっては壮絶な経験になってしまいましたが、

初産では陣痛開始から16時間というのはこれでも全然平均の範囲内らしく(いやーー世の中の全てのお母さん達を尊敬です・・)、こんなもんじゃなくもっともっと大変なお産は沢山あるし、

母子ともに無事元気に退院できて、
かけがえの無い宝物となった我が子と、
妊娠中も出産の場でも何から何まで支えてくれた夫と、
日本からこの一週間サポートに来てくれて全面的に助けてくれた母と一緒に、
こうやって今ゆっくり平和に家で過ごせていることを思うと、
十分「安産」だったのだと思います。

本当に感謝です。

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赤ちゃんの名前は「颯太」(そうた)と命名しました。

「颯」の字は、「立」つ「風」ということで、夫の大好きなウィンドサーフィンを表す字であるとともに、私自身の「さやか」の名前の由来となった「爽やか」という字とあわせると「颯爽」となる、ということで、妊娠当初からずっと二人でこの字を付けたいねと言っていた字でした。


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生後3日目の颯太です。
今のところ私の面影は微塵もなく(笑)夫のミニバージョンみたいな感じです。



妊娠期間中、メールやコメントなどで励まして下さっていた皆様、
無事の出産を祈っていて下さった皆様、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


出産〜入院の間に経験した、
イギリスNHSならでは!の仰天裏話も、たーーくさんありますので、
しばらく休んで身体が復活したら、
またご報告させて頂きたいと思います。
by sayaka-blmusic | 2011-01-09 06:50 | イギリス妊娠出産育児
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