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地中海クルーズ5日目マルタ後編「バレッタ市街&食中毒編」


クルーズ5日目マルタ前編の続きです。

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青の洞門のボートツアーの後、バスで再びマルタ共和国の首都バレッタ市街へ。

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中世の雰囲気が残るバレッタ市街ですが、どことなーくロンドンと似た雰囲気も感じます。

それもそのはず、このマルタ共和国は1964年までイギリスの植民地で、今でも英連邦の一部。公用語はマルタ語と英語ですが、95%の人がイギリス英語を話せるらしく、街や店の表示なども全て英語で書いてあります。

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それどころか、上の写真のMarks&Spencerのように、イギリスのチェーン店のスーパーやファッションショップも沢山あるので、メイン通りを歩いていると一瞬ロンドンのハイストリートを歩いているような錯覚に陥ってしまう位。まるで「ロンドン南国バージョン」のような感じです。

マルタ島が、自分たちの生活スタイルを変えずに旅行したいイギリス人にとって大人気の観光スポットである意味が、とても分かるような気がしました。

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ところでこのマルタ島は、むかーし世界史で習った記憶のある十字軍の末裔である「聖ヨハネ騎士団」が防衛の本拠地としていた島で、街中に騎士団にまつわる歴史的建造物が沢山残っています。

「騎士団長の宮殿」もその一つ。現在は大統領府と議会が置かれているそうでうが、そちらのエリアは見学できないので、私達観光客が見て回れるのは数部屋のみです。

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当時のままの豪華絢爛なバロック様式の装飾などは「おおおお」と感動だったのですが、この鎧といい、なんとなーく怨念がこもっているような重—い空気が立ちこめていて、なんだかお腹の赤ちゃんにもあんまり良くない気がして(??)、短時間で出てきてしまいました。

そしてお隣にある武器庫博物館へ。

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ひぃぃぃぃぃっ!16世紀から数世紀に渡った歴代の鎧、武器、大砲など武器が勢揃いーーー!!

「武器庫」博物館なので、考えてみたらあたりまえなのですが、ここまで戦争道具(しかも実際の戦闘に使われたもの)がずら〜っと並んでいると、ますます胎教に良くない気がして来て(&朝から続いていた胃痛が悪化してきて)こちらもすぐに出て来てしまいました・・。


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気を取り直して、大通り沿いにある国立考古学博物館へ。こちらは平和です。
マルタ島は巨石時代の遺跡でも有名で、この博物館には実際の石が展示されています。狭いスペースで、展示品の数も決して多くはありませんが、紀元前5000年の神殿に使われた実際の石を、目の前で触ることができるのは貴重な体験でした。

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実際の神殿跡の様子。今回は神殿の遺跡には足を運ぶ時間が無かったので、博物館のビデオからのキャプチャです。

ギザのピラミッドが紀元前2600年頃、イギリスのストーンヘンジが紀元前3000〜2000年頃なので、それよりも古く紀元前3600年頃に作られたマルタ島の神殿の遺跡は、今までに発見されている石の遺跡の中で世界一古いそうです。

その後、少し早めですが船に戻りました。


<食中毒騒ぎ>


ところで私、クルーズ3日目のバルセロナの朝位からなんとなーく胃の調子が変だったのですが、5日目のこの日になって胃痛大悪化(泣) 

バルセロナの朝以前というと、船の食事と、南仏で買ったクレープしか食べていないのですが、生ものは食べていないし、何が原因だったのか全く不明です。

私、日本に居た頃は、一度も食中毒になったことないのに、ヨーロッパに住み始めてから旅行に行くとなんらかの食中毒になることが多い気がします。なぜだー。

ちなみに私のこれまでの旅行中食中毒、暗黒の歴史は以下の通り・・。

2008年春 スペイン → シーフードで夫と共に食中毒。最低限の観光以外をベッドで過ごす。

2009年夏 イギリス・ウィツタブル → 生ガキでノロウィルスの食中毒。高熱と吐き気で1週間近く寝込む。

2010年春 イタリア・バローロ → 牛肉のカルパッチョを食べて、私、夫、友達夫婦の4人全員が食中毒に。全身じんましん&吐き気に苦しむ。


で、今回は妊娠中ということもあって気を付けていたので、絶対に生ものは食べないようにしていたのに、なぜ、なぜ・・(泣)

今までの食中毒ほどキツイ症状じゃなかったのが不幸中の幸いでしたが、現在子宮が大きくなって胃が持ち上げられているので、胸のすぐ下あたりが激痛・・。ついでに十二指腸にも炎症を起こしたらしく背中の右側も激痛。

こんなに痛くて、お腹の赤ちゃんも苦しくないかだけが心配だったのですが、赤ちゃんは私の状況とは関係なく超元気で(リステリア菌だと怖いですがその他の食中毒だと胎児には関係ないそうです)、下からその痛い胃をゲシゲシ遠慮なく蹴ってきます。元気でホっとしたけど、蹴られると余計に痛い・・(ToT)

そんな訳で、この胃の状態ではせっかくの船のフルコースディナーは食べれる訳もなく、この日とその前日(チュニジア)、二日連続でディナーをキャンセルし、ルームサービスで最低限食べれそうなものを持って来てもらいました・・。

おかゆを頼みたくても当然メニューには無いので、唯一食べれたのが、

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何にも味のついていない茹でただけのプレーンのマカロニ・・。
このルームサービスのマカロニを数個だけ口に入れて、私のクルーズ5日目ディナーは終了しました。うーー。

ちなみに夫も、私ほどではないものの少し似た症状が出た他、後で聞いてみるとディナーで同じテーブルのおばあちゃんも私と同じ時に同じ症状で苦しんで、ディナーをキャンセルしていたとのこと。

今回何が原因だったのか定かでないのではっきりとは言えませんが、この船に限らず、何千人もの食事を一気に作る大型船ではどうしても衛生上の問題が出て来てしまうと思うので、妊娠中やお年寄りなど抵抗力の弱っている方は、船での食事には細心の注意を払うに越したことはないかもしれません。

ちなみに、夫が妊娠中でも安全な胃薬を持って来てくれていたお陰で、翌日のシチリア入港までにはだいぶ復活し、予定通り観光に行くことができました (^-^)

次回の日記は「シチリア島タオルミーナ」です。
by sayaka-blmusic | 2010-10-09 23:36 | 地中海クルーズ2010
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