妊娠すると寝ている間に見る夢が変わるというのは、私は妊娠するまで知らなかったのですが、イギリスでは割と一般的に知られていることのようで、妊娠中に見る夢を特別に指す言葉として「Pregnancy Dream」という言葉があるくらいです。
イギリスの病院(NHS)からもらったパンフレットにもちゃんと書いてありました。
「妊娠中は、異様にVividだったりStrangeな夢をよくみることがありますが、ホルモンの関係によるものなので、心配しないで下さい」云々。
なんでも妊娠中は、お腹の赤ちゃんの代謝が24時間常に行われているために、それに合わせて母体も一晩中ほとんど、浅い眠りであるレム睡眠状態になるためなんだそうで、そのため夢を見やすいというのは、医学的にも根拠があることなのだそうです。
私の場合、妊娠初期は割と普通に眠れていたのですが、妊娠5ヶ月目の頃から連日すさまじい悪夢にうなされるようになってきました。
それが、毎晩のように、
1.超長編
2.超リアル
3.超悪夢
の三拍子そろった夢で、夜中に何度もうなされて目を覚ましてしまいます。
産まれた赤ちゃんが、悪魔の赤ちゃんとすり替えられて助けに行くのだけどなかなか見つからないというファンタジーだかホラーなんだか良く分からん夢だったり、何故か中東の戦争に巻き込まれていて戦場で銃撃戦から逃げ回っていたり・・などなど。
普通は夢って、起きてしばらくすると忘れてしまうものですが、あまりにもリアル過ぎて、昼になっても翌日になっても、脚本に起こせる位(?)はっきりと台詞や場面の一つ一つまで覚えている感じです。
いくらホルモンの影響とはいえ、あんまりにも連日の悪夢が続いて、気づくと全身に力を入れて硬直してうなされていることもあるため、これはさすがに赤ちゃんにも悪影響なんではなかろーか、と思い始めた私・・。うーん。
そこで、うちにいらして頂いているピアノの生徒さんSさん(中国医学の専門家の方)に、レッスンにいらした時に相談させてもらったところ、
「妊娠中はホルモンの関係で寝る時にも頭に熱が溜まってしまうため、余計悪夢を見やすいのではないか」
ということで、寝る前にタオルなどで頭を冷やすことを薦めて下さいました。

で、さっそく役立ったのは、我が家にあったけれどもなかなか出番の無かったアイピロー!

中の白い袋を、レンジで30秒チンすればホットアイピロー、30分位冷凍庫に入れておけばアイスピローとして使えるという優れもの。
これを寝る前までに冷やしておいて、ラベンダーの香り袋と一緒に布袋に入れ、目ではなく頭の上にのせて眠りにつくようにしてみました。
もちろん冷やした温度が朝まで続くわけではないし、そもそも寝返りをうった瞬間に頭から落っこちてしまうのであんまり効果が長続きする訳ではないと思うのですが、それでも幾分効果があり、これまでの「超長編、超リアル、超悪夢」の3拍子が、
1.超長編
2.超リアル
3.小悪夢
くらいになってきました!
相変わらず夜熟睡できないので昼間常に眠——いですが、夢の内容は少しましになってきて、いわゆる「超悪夢」は3日に1回くらいに減ってきました。
お腹の赤ちゃんは、そんな夢を知ってか知らずか、朝起きるといつものんきに、
ぽこ、ぽこぽこーーーっとお腹を内側から蹴っていて、
時々胎動で起こされて「よかった・・、夢だった・・・」と思うこともしばしば。
私があまりにもうなされている時に「ママ、正気に返って!!」とわざと起こしてくれているのかなぁと思ったりもします(^-^;)
このブログの著者朝岡さやか、オフィシャルHPはこちら↓
ピアニスト朝岡さやかオフィシャルサイト
http://sayakaasaoka.com