NHS 妊娠20週検診


5日前の月曜日、NHSの20週検診に行ってきました。お腹の赤ちゃん、無事に元気にしていました(^o^)/


イギリスの医療システムは、日本とはだいぶ違っていて、大きくわけて次の2つの選択肢があります。


1. 国立病院(NHS)の医療サービスを受ける。

メリット:在英1年以上であれば、登録さえすれば全て無料。手術や入院、妊娠・出産に関する診療なども全て無料。

デメリット:どんな病状でも、まずは地元のGP(家庭医)で診察を受けなければいけない。風邪くらいなら問題ないが、専門医の診察を受けるには、まずGPの診察を受けた後に紹介状をもらい、その上で専門医の診察を受けるなど、かなり面倒な手順が必要。しかも予約が取れず何週間も待たされることも・・。設備やサービスの質は、病院によってかなり差があり、入院の病室や食事なども簡素。


2. 私立の病院(プライベートホスピタル)の医療サービスを受ける。

メリット:NHSほどサービスの質にばらつきが無いので、安定して上質のサービスを受けることができる。有料なだけあって、病院の設備もキレイ。入院個室はホテル並に豪華なことも。

デメリット:有料。しかも初診料だけでも数万円など、かなり高い。海外旅行保険に入っていれば適用され全額保険がおります。ただし、妊娠に関する医療には、全く保険が効かないので自費となる(大手企業の駐在の場合、出産に関しても会社が全額負担してくれる場合もあります)。出産費用を全額自費負担の場合、100万円〜300万円位!!


NHSもプライベート病院も、それぞれイギリス内各街、各地域ごとに沢山あり、自分の希望で選択することができます。

私の場合、日系の海外旅行保険に加入しているので、普通の病気や怪我の場合にはプライベートの病院に行っていたのですが、妊娠に関することは保険が効かないため国立病院(NHS)へ。 0円と300万円じゃ、当然0円を選びます(^-^;)

でも、プライベートの病院に比べて、NHSの医療のレベル自体が劣るということは全くなく、最新の医学研究は、むしろ国立病院(NHS)で行われていたりもするので、 私立病院で対応しきれなくなった難病患者さんを、NHSが引き継ぐというパターンもあるのだそうです。

NHSでの出産も悪くなかったという感想も聞くし、実際イギリス人の9割以上の女性が無事NHSで出産しているので、郷に入れば郷に従えで、私もNHSに身を任せてみることにしました。(といいつつ、それだけじゃやっぱり不安なので、検診だけは日系プライベート病院にも行っているのですが・・^^;)


さて、NHSでの妊娠エコー検診は、12週と20週の2回しかありません。その他に、Midwife(助産婦)との面接やチェックは何度もあるのですが、NHSでのエコーは基本的にこの2回のみ。今回はその20週検診でした。

NHSでの無料医療というと、ナイチンゲールが戦時中に従軍していた病院のように、広—い体育館のようなスペースに、ボロボロのベッドがところ狭しと並んでいるという極端なイメージが私の頭の中で勝手に作り上げられてしまっていたのですが、

実際の病院は全然そんなことはなく、(病院によっては、ナイチンゲール状態のところもあるようですが・・)


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たとえば上の写真は病院の受付ですが、超キレイ!! 
受付システムも、液晶画面から診療科目を選択するタッチスクリーンで最新式です。

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こちらは病院の全景。全科入っている総合病院です。

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超音波(Ultrasound、ついウルトラサウンドと読みそうになりますが、実際はアルトラサウンドです)を専門に行うエコー室もとってもキレイ。エコーの機械も、よくわからないけど最新式ぽくて、ものすごく画質もいいし、今回対応してくれたイギリス人の若い女性技師さんも、本当に親切でした。妊娠期間中のエコーの回数が少ない分、一人30分位かけてじっくりと、赤ちゃんのサイズや様子を見て説明してくれます。

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12週辺りでの、初めての助産婦との面接の際にもらえる、緑のブックレット。これが母子手帳の代わりのような感じで、私自身の身体に関する基本データや、妊娠中の検診結果などは、全てこのシートに記入されていきます。こちらでは「Pregnancy Notes」といいます。

NHSでの出産体験は、色々な酷い噂も聞くので、病院や担当ナースによって確かに当たり外れがあるのかもしれませんが、私自身は今のところNHSでの妊婦検診にはとっても満足しています。全くの無料で、しかも外国人である私がこれだけのサービスを受けられるというのは、本当に大感謝です。



さて、肝心の赤ちゃんの様子ですが、今回はお尻だけじゃなくて(笑)横顔をちゃんと見せてくれました。夫そっくりでびっくり! 指しゃぶりしている姿も見ることができ、エコーの間中、ぱたぱた元気に動き回っていて、検査技師さんがエコーで追いかけ回してました。現在身長は22センチ位。つい数ヶ月前まで携帯ストラップのキューピーさんサイズだったのに、胎児の成長の速さって、本当に凄いなぁと思います。


あと、昨日初めて、地下鉄で席を譲ってもらえて感動・・・。
イギリスでは、元々お腹のかなり巨大な女性が沢山いるので(笑)、なかなか妊婦を見分けるのは難しいのですが、そんな中でも、やっとはっきり妊婦と分かるくらいお腹がぽっこり膨らんできました。

でも、一番座りたいのって、安定期に入った今じゃなくて、むしろお腹が目立たないけど、つわりが辛かったり赤ちゃんの状態が不安定だったりする、初期の頃なんだけどな・・。

友達から聞いた話によると、イギリスでも、日本にある「妊娠してますバッジ」が配布されたことがあるらしいのですが、妊娠していなくても、席を譲ってもらいたいがためだけにバッジを受け取る人が続出し、結局廃止になったそうです・・(^-^;)


何にしても、こうやって無事に妊娠20週の折り返し地点まで来れたこと、本当に感謝です。残り半分の妊娠生活、大事に過ごしていきたいと思っています。
by sayaka-blmusic | 2010-08-22 05:09 | イギリス妊娠出産育児
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