先週末の土日、高校時代のクラスメイト、エミと、ご主人であるヤスオさんが住むカンタベリーへ一泊二日で行ってきました。
以前このブログでも書かせて頂いた、アフリカの狩猟採集民族ピグミーを研究されている京都大学研究員の服部志帆さんとは、半年前に出会って以来親しくさせて頂いているのですが、その服部さんと、エミ&ヤスオさん夫婦に共通のお友達(アイさん)がいることが発覚。それならば是非みんなで集まろう!ということに。そこに、ヤスオさんの大学院のクラスメイトであるアフリカ出身のクラスメイト3人も加わり、日本人勢も、アフリカ関連の研究者が多い為、場はすっかりアフリカンナイト!!
ピグミーの音楽に魅せられ、彼らの文化保護などの研究しているコンゴ人のビリー、環境保全の研究をしているエチオピア人のファシルと、カメルーン人のフレッド。皆さん超がつくほどフレンドリーで、きさくなお兄さん、おじさんたちに見えますが、祖国では元々政府機関等に勤めていて国費などで留学しているいわばエリートさん達。恐らく彼らのような人たちが、将来アフリカのそれぞれの国でこれからの環境政策などを引っ張っていくのだろうなぁと思います。

ビリーが持ってきたピグミーの笛を試すエチオピア人のファシル。ちなみに、志帆さん情報によると、エチオピア人は、控えめで気を使う性格の人が多く、日本人にメンタリティが似ている方が多いそうです。ファシルもまさにそんな感じでした。同じアフリカ出身者同士でも、国や民族が違うとかなり習慣が違うし、特に狩猟採集民族であるピグミーの生活は、エチオピア人の彼にとっては全くの異文化のようです。
ピグミーについて、アフリカの自然保護について、などなど、色々なトピックを、皆で話し合っていたのですが、今まで日本人や白人がこのようなトピックについて語るのを聞いたことはあっても、当事者であるアフリカの人たちの生の意見に触れたことは無かったので、とっても新鮮でした。
この世の中で、変わっていくべきものと守るべきもの。
そもそも変化とはなにか、などなど、 色々考えさせられることばかり。ピグミー研究者同士である、服部さんとビリーによるバカ語(ピグミーの部族の一つであるバカの言語)での会話、というとても貴重なものを聞くことができたり、最後には白熱したビリーのプレゼンも加わって、皆ふと気づけば夜中の1時半!!今まで触れたことのない文化や価値観にも触れることができ、本当にエキサイティングな一夜でした。
それにしても、
人と人とのつながりって、本当に素晴らしいなぁと思います。
知り合いの知り合いの知り合いは、ほぼ日本人の人口と同じ位になり、知り合いの知り合いを6人介すと、ほぼ世界の人口と等しくなるそうです。
10年以上前に初めて出会った高校のクラスメイトであるエミ、旦那様のヤスオさん、ロンドンで知り合った志帆さんとの出会い、そしてその出会いが更に広がり今回知り合うことができたアイさんや、コンゴ人エチオピア人カメルーン人の皆さんとの出会いに本当に感謝だし、この出会いが今後何かに繋がったり、ここからまた更に世界のどこかの誰かとの出会いに結びついて行ったなら、本当に本当に素敵だなぁと思います。