卒業以来、なかなか立ち寄る機会がなくなってしまった母校、ロイヤルアカデミーオブミュージック。
この間、今現在アカデミーに在校中の友達から、
「最近、アカデミーの玄関、リニューアルしてて、すごいよ!
ドバイのホテルの入り口みたいになってるよ!!!」
との噂を聞きびっくり。
何せ、私が居た頃のアカデミーの正面玄関は、(え??ここ、本当に正面玄関?裏口じゃ…?)と思う位の古ーーーい玄関だったので、全く想像が付かず。
昨日、ちょうど用事で近くを通りかかったので、
その「ドバイのホテルの玄関」を一目見るべく、立ち寄りました。
すると、
!!!
確かに!!!!
入り口だけ素晴らしくギンギラギンになっている!!
そして、一歩中に入ってふと横を見ると、
相変わらず超ボロボロのレトロな木製エレベーター(イギリスではLift)。
これ、何度かこのブログにも登場しましたが、
イギリスですら今時珍しい古———いタイプの木製です。
こんな風に、手動でぎーーーっとドアを開けて中に入ります。
アカデミーに入学した当初、初めてこのドアを見た時は、完全に倉庫か何かだと思ったので、突然中から人がわさわさ出て来た時は腰抜かしそうになりました。
一週間に最低一回は何らかの故障が起きて止まっている、悪名高きボロボロエレベーター。入り口のキンキラキンの前に、このエレベーターをリニューアルした方がいい気が…。最新のものと、最古のものが共存する空間、ある意味とってもロンドンらしいです。
ところで、最近、ロンドンへの日本人音楽留学生の数が全般的に減って来てしまっているのだそうです。学費の安い(もしくは無料の)ドイツなどの音大に比べ、イギリスの音大はかなり学費が高いことなども一つの理由だけれども、それに加えて「のだめ効果」で、フランスの音楽院が大人気なんだとか。
世界各国からの人々がひしめく「小地球」ロンドンならでは色々な刺激、ヨーロッパで唯一の英語圏、ヨーロッパ各都市どこでも行きやすい、など沢山のメリットもあるので、是非これから再び、ロンドンへの音楽留学生も増えて欲しいなぁと思います。