ロンドン「JAPAN祭」レポート

少し時間が経ってしまいましたが、先週末に行ったロンドン「ジャパン祭り」のレポートです。

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このJapan 祭りは、在英日本人の会である「JRA(The Japanese Residents Association in the UK)」が中心となって企画し、今年初めて開かれたお祭り。ロンドンで最大のマーケットの一つ「Spitalfields Market(スピタルフィールズマーケット)」を一日貸し切りで行われました。

会場に着いてみると、とにかく凄い人!人! 
お祭りの規模も、人出も想像していた以上でびっくりしました。

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メインステージで行われていた和太鼓や浴衣のショーには特に凄い人だかり。

屋台コーナーは、ロンドンの人気日本食レストランなどが出店していて、

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焼き鳥やたこ焼き、焼きそばなど縁日の定番メニューはもちろん、

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お寿司屋ではおすし作成講座なども行われていました。

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キティちゃんのグッズはやはり大人気。

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日本の手ぬぐいやせんす、ぞうりなども。


また、様々な日本文化体験コーナーも。

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けん玉体験コーナー。


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折り紙教室のブース。主催はBritish Origami Societyで、教えているのもイギリス人でした!後でウェブサイトを調べてみたら、この団体、なんと創立40周年にもなるイギリス人の折り紙愛好団体なんそうです。


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将棋教室のコーナー。こちらも講師はイギリス人!


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日本酒試飲&販売コーナー。日本酒は「SAKE (サーキーと発音)」として、欧米人の間でも人気です。


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新聞で作ったかぶと。懐かしい!新聞の「更年期かも・・」の文字が若干気になりますが・・・・。


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自分の名前を、カタカナで、習字で書いてもらえるコーナーなどもあったようです。


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つい爆笑してしまったのは、メインステージで行われていたプログラムの一つ、パラパラショー! 女子高生や、懐かしの「やまんばメイク」で女子高生に扮した出演者達が、パラパラを踊っていて、お客さんも一緒に踊る「パラパラ体験」コーナーも! 10年ほど時代が錯誤している気がしないでもありませんでしたが(笑)外国人はもちろん、日本人にとっても「懐かしの1980~90年代日本カルチャー」が垣間見れたのは楽しかったです。




いやーーーーーーお祭り全体が物凄い熱気でした。大盛況を明らかに通り越して人が多すぎて、たこ焼き一つ買うのに一時間以上並びそうだったので、結局何も買えずに諦めて帰ってきてしまいました^^;

主催者のブログによると、15000人の人出を予想していたところ、実際の来客数は倍以上(3万人以上!)だったとのこと。

お祭りの場ではあまりの人ごみの中で何も考えられなかったけど、家に帰って冷静に考えてみたら、ロンドンで初めての「日本祭り」で主催者の人出予想をはるかに上回る3万人もの人出があってSpitalfields Marketなんかじゃ収まりきらなかったという事実は、これは凄いことなんじゃないかと、思いました。

通常、ロンドンで開かれる日本人主催によるイベントは、日本人しか集まらなくて内輪で終わってしまうことが往々にしてあるのですが、今回のジャパン祭りは、現地イギリス人やその他の国籍の方々がお客さんの半数以上を占めていました。

そしてもう一つ衝撃だったのが、日本文化を紹介していたのが、必ずしも日本人でなかったという事実。

例えば折り紙教室も、将棋教室も、イギリス人講師! イギリス人が率先して日本の文化を広めているということに、衝撃を受けてしまいました。すごく嬉しいような、くすぐったいような、それでいて我が身を振り返ってみると自分自身は日本文化のことを何にもしらないよなぁ・・・と思ったり。

実際、海外に住んでみると、欧米人から日本人に対する目線は、一概に好意的とも好意的でないとも言えない、色々な感情が混ざり合った一言でくくりきることの出来ない複雑な感覚だなと思うのですが、彼らにとって、日本という国は先進国の中で自分達と全く違う文化を持っている数少ない国の一つであって未知の部分が多いということは事実。

一方、日本人の欧米に対する目線はどうかというと、全ての人がとは言わないけど、多くの人が持ってしまいがちなのが(そして私にも渡英当時特にひどかったのが)極端な欧米コンプレックスと英語コンプレックス。

日本人として海外に来たはいいけど、日本人として何を発信していいのか分からない。発信の前に、ひとまず現地に溶け込むのに精一杯。

私を含め多くの人がそうなってしまいがちな中、今回の「ジャパン祭り」は、「外国人から見た日本」と「日本人から見た日本」の目線を両方取り入れつつ、日本文化をこれだけ幅広くバランスよく紹介していて、素晴らしいことだと思いました。それはこのお祭りが、平均在住年数10~20年を超える主に永住者を中心にした、いわば「ベテラン在英日本人」の会であるJRAの主催だったからこそこのような絶妙なバランスで実現したのかなと思います。


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ところで私、ふと思ったのですが、
小学校や中学校の授業科目に、「日本文化」という授業が必修で加わったらいいのでは?と思います。「日本史」や「社会」とは全く別のくくりで。

国際社会に出て行っても恥ずかしくない最低限の自国の歴史や文化に対する知識。それこそお寿司の握り方でもいいし、お茶とかお花とか、着物や浴衣の着方とか、同時に最新の日本のカルチャーとか。それらを学んで、体験して、そしてそれを外国人相手と想定してプレゼンしたりする授業。

英語教育ももちろん大切だと思うけど、無理な早期英語教育だけでなく、そんな授業があったなら、日本人が海外に出て行く時の大きな壁が、一つ解消されるのでは・・と思います。

どんなに英語を勉強してから外国に来ても、実際のコミュニケーションの弊害となっているのは、もっと心理的なことだったり、日本人としての「ぶれない芯」の足りなさだったりすると思うので。
by sayaka-blmusic | 2009-09-25 20:24 | ロンドンでの日常生活
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