アロママッサージ

ロイヤルアカデミーでは、週に1回金曜日に、学校専属のマッサージ師の人が来ています。予約をすると、授業やレッスンの合間に、英国式アロママッサージが30分たったの5ポンドで受けられるとのこと。日本でもマッサージは大大好きでよく行っていたので、早速予約して行ってみました。

部屋(といってもレッスン室の一室)に入ると、マッサージ師は40代くらいの優しそうなイギリス人女性。体調やアレルギー、具合の悪いところなどを一通り聞かれ、専攻楽器を確認される。

上半身脱いでうつぶせになると、とってもいい香りのアロマクリームで、背中、腰、肩、腕、手、指、さらには何故か顔とか耳とかまで30分じっくりマッサージしてくれました。ピアノ専攻ということでなのか、負担がかかりやすい腰、手、指を重点的に揉んでくれる。
力加減は、強すぎも弱すぎくもなく、ちょうど良い感じ。たまに特に痛いところがあると、優しく少しずつもみほぐしてくれる。

アロマオイルの効能か、体がぼーっとあったかくなってくる。時々気功のような感じで、手のひらで「気」を送ってくれたりする。効いているのかはよくわからなかったけど・・;

終わると、「どう?特に手とか、軽くなった?」 「はい、随分」 
やっぱりピアノ専攻だからということで指や腕に重点をおいてやってくれていたみたいだ。
「あなた、頭痛もちでしょ。水たくさん飲んだ方がいいわよー」
なんで、わかったんだろう、言ってないのに・・・。ツボとかの押し加減でわかるのかしら。すごい・・。

バイオリンでもピアノでも、楽器を同じ姿勢で何時間も引き続けているのは、意外に体に負担がかかる。本番前に手の筋や方などを痛めてしまう人も多い。音楽家の体をよくわかっている学校専属のマッサージ師さんが来ていて、好きな時に受けられるというのは、音大生にとって強い味方だなー、と思います。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-24 07:22 | ロイヤルアカデミー学校生活

Deep Forest (ディ-プ・フォレスト)

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最近、Deep Fofestにはまっています。出張レッスンでは、毎日ロンドンの端から端まで移動する長い道中なので、いつもiPod miniに入れたDeep Forestのアルバムを3枚、エンドレスでかけてます。

ディープフォレストというのは、フランスの2人組のユニット。クラブミュージック、エスニック・テクノ、エスニック・フュージョン、ワールドミュージック、ヒーリング・・何にジャンル分けして良いのか分からない位、独特のサウンドです。

ダントツにオススメなのは、1stアルバムの「アフリカン・コーリング」。(Deep forestというアルバム名で出ていることもあります)。アフリカのピグミー族の歌や声がサンプリングされていて、それらが見事に現代風にアレンジされ、とびきりセンスの良いエスニックテクノ(?)に仕上がっている。

ピグミー族の歌も、一度聴いたら忘れられなくなる位、印象的な歌い方です。なんていうか、人の声というより、鳥のさえずる鳴き声に近い。人間の声で、こんな繊細で、こんなミステリアスで震えるような歌声が出せるなんて。自然と共に生活している彼らだから出せる声なのだろう。世界トップクラスのソプラノ歌手にも絶対まねできない歌い方だろうな、これは多分・・。

他にも「Boheme」というアルバムは、東欧少数民族の歌や楽器が題材になって、サンプリングされています。

世界の民族音楽をヨーロピアンのフュージョンやテクノと融合させて、最新のサウンドに変身させてしまう彼ら。日本の和太鼓や民謡のサンプリングをアレンジさせたら、とてつもなく面白いサウンドが出来上がる気がする。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-23 08:48 | ひとりごと

演奏プレゼンテーションの授業


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ロイヤルアカデミーでの今日のPresentation in Performanceの授業は、「Criticism in Performance (演奏の批評)」について、でした。
演奏家にとって、新聞や雑誌での批評って、一生ついてまわるものだけど、日本の音大では批評について授業で学んだことは一度もなかった気がする。

同じコンサートについての4枚の異なる批評が、セットになって生徒一人一人に配られる。題材になっているコンサートは、この間私も行った9月3日のロイヤルアルバートホールでのプロムスで、ロイヤルアカデミーとNYのジュリアード音楽院の混合オーケストラが共演したコンサート。ちょうど私も同じコンサートについてのレビューをサイトにのせる為に書こうと思っていたところだったから、とても興味深かった。

このコンサートについての、実際の批評を4つ見比べながら、皆でディスカッションをしていく。こうやって見比べてみると、確かに、批評家によって随分観点が違って面白い。後半は、3分ほどの様々なレコーディングを聴きながら、それぞれ短く批評をしていく練習。


この授業、「Presentation in Performance」は、演奏技術だけにとどまらない、演奏家としての総合能力を伸ばしていくというコンセプトの授業で、最終成績は

・クラス内での演奏(ソロorアンサンブル)
・演奏前のトーク
・プログラムノート(曲目解説)
・コンサートプロモーターへの売り込みの手紙
(自分のキャリアの説明や、幾つかのコンサートプログラムの曲目提案を含む)
・他の人の演奏についての批評レポート

などを、全て含んで評価されます。

「演奏家としてどう活動していくか」 という実際的な部分の教育って、
日本の音大では、まだあまり見られない例かもしれない。

是非是非、日本の音大でも取り入れてほしい授業だな、と思います。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-20 02:36 | ロイヤルアカデミー学校生活

教会地下のジャズバー

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近所にSt.Giles Churchという大きな教会があります。(写真は昼間とったもの)
ゴシック建築(?)の「いかにも歴史的建築物!」的なオーラを放っている建物で、いつも前を通るたびに気になっていたのだけど、そこの地下は毎週金曜日の夕方~夜中はジャズバーになっているという話を聞き、友達に誘われて初めて行って来ました。

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教会脇の地下入り口から階段を降りると、そこは満員の客で賑わうジャズバー。
入場料は学割で4ポンド、ビールは1本2ポンドくらいだから、ロンドンでは良心的な値段なんじゃないかな。

教会の地下だけあって、ひんやりとした石造りの中に薄暗く灯る明かりは、独特の雰囲気で、とても良い感じ。
トンネルみたいになっている場所や、柱の陰で小部屋の様にになっているスペースも多く、
生のジャズを聴きながら、ゆっくり話し込むのにも最適。
とても楽しい時間でした。

あとで調べてみたところ、この教会は17世紀に建てられてたものらしく、
なんと地下は棺の保管所として使われていて、何百体もの遺体が眠っていたとのこと。

もと遺体保管所が、ジャズバー。
どおりで空気が異様にひんやりしていたわけです・・・^^;
# by sayaka-blmusic | 2005-09-17 20:33 | ロンドンの不思議

ロイヤルアカデミー授業開始

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ロイヤルアカデミーのレッスン&授業が今日から始まりました。
学校に来てまず驚いたのは、普通に欧米人が殆どを占めているということ。いや、よく考えれば当たり前の事なんだけど、前回来た時はアジア人向けのオリエンテーションだったので、「そっかロイヤルアカデミーってアジア人が多いんだー」という印象で帰ったのだけど、実際アジア人はあまり見ないし、やはりUKとEU圏からの留学生が多い。今年は新入生だけでも57カ国から留学生が来ているそうです。

記念すべき緊張すべき最初のピアノ個人レッスンは朝11:00~12:30。
日本だと音大のレッスンは一人1時間だったので、1時間半というのは、かなりたっぷりに感じるし、色々な曲をじっくり聴いてもらえるのでとても嬉しい。

こちらで師事させて頂くのは、ロイヤルアカデミーのピアノ科主任教授のエルトン氏。フランスものの曲のレッスンが特に素晴らしいよー、と友達から聞いていたので、初回のレッスンには、大好きな作曲家、ドビュッシーの曲を3曲ほど用意して持っていきました。

「喜びの島」
プレリュードから「ヒースの茂る荒れ地」「妖精パックの踊り」

どれも大好きな曲。特に「ヒースの茂る荒れ地」は、なぜかスターウォーズに似たメロディのあのテーマが、涙出るくらい好き。

全体的に、ロマンチックにじっくり歌いこみすぎず、淡々と情景描写のように淡く弾く部分を増やした方がいい、ということや、obviousでない、抽象的な表現をもっと探求する、というようなことをやったのだけど、どの曲も、イマジネーションがどんどん広がっていくような感じで、本当にワクワクするような1時間半でした。

来週はラフマニノフの楽興の時をレッスンに持っていく予定。今まで日本で勉強してきたレパートリーの一つ一つが、ロンドンにいる間に新たな刺激を受けてどう変わっていくことができるか、自分でもとても楽しみです。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-13 06:43 | ロイヤルアカデミー学校生活

PROMS


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ヨーロッパ最大の音楽祭の一つ、PROMS(プロムス)に、9月3日、4日と連続で、初めて行ってきました!

PROMSとは、毎年7月中旬から9月中旬までロンドンで開かれるBBC主催の超有名音楽
フェスティバル。期間中なんと74回ものコンサートが開かれます。
この期間ばかりは、普段クラシックに縁のない若者達まで、ついコンサートに通ってしまうのだとか。

なにせ立ち見当日券チケットはなんと800円!これが毎日1000枚分位、開場1時間前くらいから売り出されます。ホールの一階席であるアリーナ部分が、全て椅子が撤去され、立ち見席になっていて、一階部分は観客総立ち状態でクラシックを鑑賞、という、普通のクラシックコンサートだったらあり得ないすごい状況^^;

PROMSの特徴の一つであるこの「格安当日券」システムは、立ち見とはいえ、わずか4ポンド(約800円)で一流音楽が聴けるということで、会場2時間前くらいから、ホール前に長打の列。今週はいよいよ最終週なので、また1,2回行きたいと思っているのだけど、最終日は前日から寝袋持って並ぶ人もいるとかで、実際会場に入れるかどうか・・。頑張って並んでみます。最終日のPROMSは、子供の頃NHKのBSで中継を見て以来、憧れだったから、ホント行って見たい!

9月3日、4日に聴きに行った詳細は、近日中にこの日記でレポートをアップする予定です。

写真は、会場の「ロイヤルアルバートホール」です。
ちなみに、このブログで載せている写真は全て、日本で使っていたドコモの携帯電話で撮っているものなので(デジカメ持ってない・・・・・泣)、画像が荒くみにくくてスミマセン・・・。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-07 20:12 | ロンドンでの日常生活

ビルマ

フラットメイトの友達のビルマ人が遊びにきてた。
京都出身の友達の作った美味しい純日本食(野菜の煮物とひじき)を、不思議そうに食べていた。真っ黒なひじきも、サトイモも、こんにゃくも、全部はじめてだったみたい。普段意識せず何気なく食べていたものが「日本食」だったんだなーと改めて思う。
ビルマ語(Burmese)のあいうえおを紙に書きながら教えてもらったんだけど、象形文字のようなぐにょぐにょ文字で、なんだかさっぱりわけわからない。何度も説明してもらってるうちに、やっと、ローマ字のように母音と子音の組み合わせで成り立ってることが分かってきた。

それにしても、ビルマ人って、日本人にとても顔とか外見が似ていると思う。中国人や韓国人よりも近いんじゃないかな。自分達の国の言葉を「こんなのビルマでしか使えないrubbish(くず)だよ」って卑下(?)していたけど、そんな風に、自分の国や自分の国の言葉に自信や誇りを持てないところも、なんとなく日本と似ているかもしれない。まあ、性格的なこともあるんだろうけど。

私が大学の頃はまっていて、色々調べてレポート書いていたミャンマーのパダウン族(首長族)について聞けたのは面白かった!あとミャンマーのポップス聴かせてくれたり、ご飯のこと教えてくれたり。
近くて遠いアジアの国々がまだまだたくさんあるんだろうな。
さすが移民大国イギリス。色々な国の人に出会えるのはほんと面白いです。
# by sayaka-blmusic | 2005-09-02 18:25 | ロンドンでの日常生活

ありがとう

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ロンドンにしては珍しいくらいの、気持ちのよい晴天でした。
午前中、ピアノを練習しようとして鍵盤に向かったのだけど、陽だまりのあまりの気持ち良さに、しばらくぼぉーっとしてしまいました。

この数ヶ月、公私共に色々あって本当に大変な期間だっけど、

今こうやって、
毎日おいしいごはんを作って食べることができて、
ゆっくり安心して眠れる場所が与えられていることに、
本当に感謝。

ドビュッシーを練習しようとしていたのだけど、
ふと、大好きな「As the Deer」というゴスペルソングを弾きたくなって、

くりかえし、くりかえし、
窓の外の青空を眺めながら、弾いていました。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-31 23:00 | ひとりごと

ノッティングヒルカーニバル

ノッティングヒルカーニバルに行ってきた。

期間中、ノッティングヒル周辺の駅やバス停が封鎖されて歩行者天国状態になり、その中を各国(主にカリビアン)のダンスパレードが練り歩く、ヨーロッパの中でも最も大きなカーニバルの一つだそうだ。レゲエからテクノまで、世界各国の音楽が大音響で流れ、道端でみんな踊りまくってるらしい。うーん、面白そうかも・・しかも1年に2日間だけの貴重な機会!ということでフラットメイトと3人で、初めて行ってみることにした。

で。

行ってみたところ、私の見た限りでは

「ジャマイカ祭り」

でした・・・。

どこもかしこも、ジャマイカのハタ、ハタ、ハタ・・・。
ジャマイカのダンス、ジャマイカ人、ジャマイカのレゲエミュージック、ジャマイカの料理、etc..

個人的に、知り合いのジャマイカ人の方々は、とってもとっても良い人達が多いので、ジャマイカ自体は好きだからいいんだけど、
いやー、それにしてもこれはジャマイカの建国記念日か何かなのかと思うよー。
もちろん、ジャマイカ以外の人達のパレードやダンスもたくさんあったんだけど、やっぱりカリビアンや南米系が多かった。プチ・リオのカーニバルみたいな感じです。

あと、各国料理(主にカリビアン)が屋台で食べれるのは良かった!カリビアンのラムカレーを食べたんだけど、美味しかったです。ご飯がね、日本のお赤飯にすごく似てて、びっくりした。タイ米みたいなパラパラしたお米でなく、日本米のようなモチモチしたお米に、あずきの大きいのみたいなお豆が入ってて、ご飯も赤く染まってるの。そこの店だけではなく、他のカリビアン料理の店でもそのご飯が使われていたから、カリビアンのカレーで使う独特のご飯の食べ方なのかもしれない。ほんと、お赤飯そっくりだった。

メインの道路に言ってみると、すっごい人だかり&どんちゃん騒ぎ。お酒片手に、道のど真ん中で踊る踊る・・。しかも子供から大人までホイッスルやホーンを吹き鳴らし、異様ーーーなほどのハイテンションでした。ジャマイカ人もアフリカ人も、イギリス人も、みーーーんな。(ちなみにアジア人は殆ど見なかった・・・)
軽くカルチャーショックというか、あーやっぱりロンドンって移民の街なんだなーと再実感。

そんなことを考えながら人ごみの中を歩いているうちに、あちらこちらから甘焦げくさいような異臭がしてくることに気付いた。あまりにも気持ち悪いにおい。フラットメイトに聞くと、これがマリファナの匂いなんだそうだ。マリファナ吸ってる人の体全体から漂ってくるので、そういう人が近く通るだけですごい匂いがするから、人ごみを歩いていると5分間あたりに4回位はただよってくる。人の多い所ほど、マリファナの匂い地獄状態。

う・・・。耐えられん。。

ということで、予定よりずっと早く、20:00位には退散してきました。
ちなみに一晩中踊ってる人達もたくさんいるそうな。


ところで、もう一つ唖然としたのは、ロンドンの警察たち!!!
テロの後ということもあってか、異常なほど、警備の警察がぞろぞろ大量投入されてたんだけど、

どうみても、殆どの警官が仕事してない!!

なぜか必ず2,3人ずつ固まって、
そこかしこで笑いながら井戸端会議。
道を聞いても半分位の確率で間違って教えるし、

更には、なんと、カーニバルが通る時に
自分の携帯で写メール撮って喜んでる警官も・・・。

挙句の果てに、
自分の白バイに、若い女の子乗せてあげてる警官発見。
下は証拠写真。オレンジの服着てる女の子が白バイ乗ってます。

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・・・・・。ちょっと何かしただけで、すぐ「不祥事!」と騒がれる
日本の警察官が、不憫でなりません・・。

ちなみにどの位大量投入されているかというと、
このくらいです。

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黄色いの全部ポリス・・・。

ちゃんと警備してるならともかく、この状況みる限りでは、税金の無駄遣いのような気がしないでもない気が・・・。

まあ、量だけだったとしても、こんだけポリスがいることで、安心できる面も確かにあるし、
実際それで犯罪抑制になってる部分も大きいんだろうけど・・。



ところで、去年の今頃は、高円寺の阿波踊り見に行ってました。
あれぞ、ザ・ジャパニーズカーニバルだよね。
かっこよすぎ。阿波踊りって、究極のミニマルミュージック(最小限の単位の音やリズムをループさせて繰り返してトランス状態を呼び込む音楽)だと思うのです。
音楽も、踊りも、国際的なああいうカーニバルで出しても絶対恥ずかしくないくらい、超かっこいいと思うのね。

是非是非、国際フェスティバルやカーニバルで「阿波踊り」出演してほしいわーー。

レゲエやヒップホップに慣れた欧米人・南米人には絶対斬新だと思うし、
きっとマリファナなんかより、ずっとトランス状態になれると思うのです。



P.S
ちなみに肝心のカーニバルの写真は、逆光で殆ど写っていませんでした。がーーん・・・。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-30 07:29 | ロンドンの不思議

ロンドン地下鉄ミステリーツアー

今日、ピアノの出張レッスンのため、
ロンドンのNorthern Lineの北の終点近くTotteridgeに向かっていた時の話です。

High Barnet行きに乗り、終点の一つ手前で降りればよいので、
まだまだ先は長いわーと、ちょっとうとうとしていると、
だいぶ手前のFincheley Central の駅で、なにやら人がぞろぞろと降りていく。

あれれ?と思って目を覚ますと、
どうやら車内放送で、
「この電車はMill Hill East行きです。High Barnet方面へはお乗換え下さい~」
と言っている。

いやいや、そんなはずはない。
High Barnet 行きに乗っていたはずだもん。
ん。ちょっと待てよ、そういえばなんかの本で、
ロンドンの地下鉄は、時々乗ってる間に、勝手に行先が変わるって話を
聞いたことがあるぞ・・・、

やばい、ほんとかも。おりなきゃっ!!

と思った瞬間、

ドアが、ガーーーーっと目の前でクローズ。

・・・・・・・・(T T)


っていうか、
なんでいきなり乗ってる間に行先が変わるの~~~~?!!

これが例えば東京の京王線だったら、
京王八王子行きに乗っていたと思ったら、いきなり行先が変わって
高尾山口に行き着いていた、ってようなもんです(超ローカルな話でゴメンナサイ)。
ありえない!


そして、無事レッスンが終わって、今度はTotteridgeからの帰り。
南行きに乗ったはずが、なぜか車内放送は
「この電車はEdgeware(反対側の北のはしっこ)行きです~~~~」

いや、絶対間違えだきっと。もう騙されないわー。と思っていると、
案の上、3駅ほどすぎたあたりで、車内放送が

「この電車はMorden行きです~~~~」

うそ・・・・・・・。

またもや行先が勝手に変わっている。
しかも「訂正です」とかの断りもなしに、普通~~~にいつのまにか変わってる。
ロンドンの地下鉄って、ミステリーツアー状態なのか???

車内放送とか本気でアテにして乗ってると、
とんでもないあさっての方向にいざなわれる可能性大アリかも・・・。



ちなみにこういうのは、電車だけでなくバスでも起こりえます。

フランスから遊びに来てたKちゃんを送りに、
夜中にナイトバスで家の近くからVictoriaまで行こうとしてた時のこと。

乗り換え案内で、ちゃんと調べたのに、
時刻表の時刻になってもさっぱりバスがこない。
やっとビクトリア行きが来たと思ったら、運転手さん
「このバスはCamberwell(3つ先のバス停)で終点だよー」
とのこと。

なんで、いきなり勝手に行先が途中で終わってるの~~(T_T)

といくら嘆いてもわめいても、Camberwellでやむを得ず降りるしかなく、
ただでさえ30分に1本しかない次のナイトバスを
ロンドンで最も治安が悪い地域の一つである黒人街のど真ん中で、
私たちは夜中にぽつんと、待つハメになったのでした。


こんなハプニングの連続にも、決して目くじらたててキーキー言わないのが
イギリス人の穏やかさというか、呑気なところというか・・・。

電車遅れまくっても、止まっても、みんな当たり前のような顔しているし。

通勤時間に電車がほんの5分遅れても遅延証明書が発行される日本って、ある意味すごいかも・・・。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-25 08:02 | ロンドンの不思議

「しがらみ」と表現

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このブログの他にやってるホームページ(http://www.borderlessmusic.com/sayaka/)
の前に、二十歳の頃からやっていた「In my room」というホームページ
(http://saga.cool.ne.jp/sayakalice/)
に載せていた日記の過去ログを発見して(トップからはもうリンクされてません)、
超久しぶりに読んでた。

あぁ、これも私なんだな・・と思ったら、懐かしいような、寂しいような、変な気持ちになった。
なんかね、今よりもずっとずっと、色んなことに気をとらわれずに、毎日自由に思いのまま書いてるし、表現しているんだよね。


年を取るにしたがって、様々な「しがらみ」が増えてきて、だんだんと「誰に読まれてもあたりさわりのないこと」を書くようになってきた気がする。


そりゃもちろん、大人として当然気にしなければいけない正当な「しがらみ」もあるわけで、それを気にすることは、間違っていることでもなんでもないのだけれども、自分でも気付かないうちに、目に見えない様々な「しがらみ」で自分自身を縛ってきていたのかもな、とふと思った。

文章とか日記だけだったら、別に全然良いのだけど、それが知らず知らずのうちに、自分の演奏する「音楽」にまで現れているのかもしれないと思うと、怖くなる。


「誰に聴かれてもあたりさわりのない演奏」
「誰に聴かれても批判されない演奏」

行き着くところは

「誰に聴かれても何にも思われない演奏」


きっとそんな音楽、誰も感動しない。


よく、モーツァルトの曲は、どんな上手な大人でも、子供の演奏には勝てない、というけれど、それはモーツァルトの曲は、ほんのわずかな「しがらみ」でも頭の片隅にあったら、弾けないからなんだろうな、そしてモーツァルト自身、作曲している瞬間には、全てのしがらみが頭から開放された純粋無垢な状態で曲を書いていたからなんだろうな、と思う。

芸術家は、表現するその瞬間には、頭をがんじがらめにしてくる全ての「しがらみ」を一瞬でも開放して、自分の心の奥底から沸きあがってくるエネルギーを放出できることが、一番大事な才能の一つなのかもしれない。


考え方を変えれば、「しがらみ」って、日常生活の中ではとても大切なことで、これを大事にすることが日本人の良さの一つでもあると思うのだけれども、自分の中で強い信念を持ったある瞬間には、その「しがらみ」に立ち向かっていける強さも、同時に持ち合わせた人間になれたら、と思う。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-20 20:02 | ひとりごと

自動改札スリ!

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ロンドンの地下鉄の自動改札で、初めて「定期券スリ」に合いそうになった。

出張レッスン先のWembleyの駅で、
改札から出ようとすると、
なぜか自動改札のすぐ横(外側)に
不自然にぴったりくっついて立っているいるインド人(多分)が。

変なの、と思いつつも、
いつも通り、自動改札にトラベルカード(一週間、一ヶ月単位などの定期券)を入れて、
出てきたカードを引き抜こうとすると、

横から急に
「ぬーーーっ」
と手が!!!!

昨日、ちょうど、本で、
ロンドンの地下鉄ではトラベルカードを
自動改札で出てきた瞬間にかすめ取るスリがいる!という情報を、
本当にたまたま、見たところだったので、

とっさに
「これはもしや!!」と思って、
スリの手が私の定期券に届く0.5秒前位に、
がしっっと、しっかり定期券を握り締めた。

「・・・・・。」

行くところがなくなったスリの手、
そしてそのスリと目の前でご対面。
彼は超きまずそうに、

「・・・・・・・・・Hello・・・^^;」


なにがHelloじゃぁーーーーーーっ。


その一瞬後、彼はぴゅーっと逃げて行った。

ロンドンに来てちょうど一ヶ月になるけど、
スリに合いそうになったのは、
これが二回目。
一回目はボンドストリートでバスの地図を見ていたら、
知らない間に後ろからバックに手が伸びてきた(セーフだったけど・・・)

いやーーー油断できないわー。

ただでさえ、ぽーっとして隙ありまくりな私なのに。


ところで、このロンドンの自動改札、
このストッパー、いくらなんでもデカすぎると思いませんか??
こんなに大きくして完全シャットアウトしなくてもいいのに(笑)
それだけ強行突破しようとする人が多いってことのなのかしら。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-16 09:35 | 事件&ハプニング

スコットランドエジンバラ旅行記 その3

エジンバラ旅行3日目。
午後にはロンドンに戻る列車に乗らなくてはいけないため、
最終日の今日は午前中のみの観光。

到着日に一番衝撃的だった謎の岩山、ホリールード公園に行ってみることに。

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手を挙げて立っているのは、友達のKちゃん。
せっかくだから上まで上ってみようということで、登山道があるのか分からないがとりあえず岩山のふもとまで向かってみる。e0030586_1856348.jpg
途中からは道らしい道がなくなり滑り易い斜面を登らなければならず、普通のサンダルを履いてきてしまったことを思いっきり後悔しながらも、なんとか頂上へ。


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この写真では少し分かりにくいけど、頂上からはエジンバラの風景が一面に見渡せて最高に気持ちよかった!エジンバラ城の上からも市内を見渡せるけど、ここからの見える景色の方が断然スケールが大きいし、なにしろ人が殆どいないので景色を自分達だけで独占してるような気持ちになれます(^^)


下りは、反対側のホリールード宮殿側の道からふもとまで降りて、歩いて宿まで戻る。

街全体が斜面(石畳の坂道や階段)が多かったり、岩山があったり、丘の上のお城があったり、ということで、エジンバラの街は、色々な角度から、様々な景色が見れて、そのどれもが表情が少しずつ違うな、と思う。時間帯によっても全く異なった表情を見せてくれるし。


うーーん、まだまだ奥深いな、エジンバラ、
またいつか来れたらな、今度はフェスティバルの時期と合わせて来れたらな・・


そんなことを思いつつ、
再び、羊、馬、牛・・・をひたすら眺めながら、
電車で4時間半、ロンドンに戻ってきました。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-03 18:51 | イギリス国内旅行日記

スコットランドエジンバラ旅行記 その2

エジンバラ旅行2日目。
エジンバラはスコットランドの首都といえど、とてもこじんまりとした街で、
1日あれば、観光要所は全てまわりきれてしまうらしい。

まずは歩いてエジンバラの街の中心部へ向かうと、e0030586_634274.jpgいたいた。バグパイプのおじさん!!
街中、ところどころに、こんな風にタータンチェックのスカート履いてバグパイプ吹いてるおじさんがいる。
ちなみに、このタータンチェックのスカート、さすがに私服で履いてるおじさんはいないでしょ、と思ったら、ちょっと住宅街に入ったあたりで、一人見かけた!素でタータンチェックのスカートはいてるおじさん。バグパイプおじさんの通勤途中(?)だったのか、それとも本当に私服で着ていたのかは不明だけど、おおおスコットランド!と思った瞬間だった。

エジンバラフェスティバル自体はまだ始まってないからそんなに街中は混んでるわけではないのだけど、さすがに観光名所エジンバラ城はすごい人ごみ。
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写真は、エジンバラ城から街を見下ろしている観光客。
お城と言っても、宮殿のような華やかな雰囲気は全くなく、
完全に「要塞」で、どちらかというと厳格でものものしい雰囲気。スコットランド軍の拠点だったそうだ。


e0030586_6194640.jpg大砲が並んで置いてある横には、写真のように、石壁にところどころ穴があって、向こう側の様子が伺えるようになっている。

それにしても、エジンバラ城の入場料は高すぎ(笑) 大人一人9.8ポンド(約2000円)。
いやーU.Kの物価の高さ(というかポンドの高さ)を物語ってるわ、と思いきや、どうやらインドのタージマハルは入場料2万円くらいだとか。上には上がいるもんです^^;


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エジンバラ城から見下ろした街の風景。






エジンバラ城を後にして、カールトン・ヒルという小高い丘に登りに行ってみる。
ここにはパルテノン神殿を模したモニュメントがあり、その為か、エジンバラは「北のアテネ」と言われているそうだ。
e0030586_6292041.jpgこのモニュメント、なんと建築途中で予算が尽きたため、未完成のままそれっきり放置されているとのこと。確かに柱が半分ほど無い・・・。それにしても、予算が尽きて未完成って、そんなアホな・・・^^;


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夕方になると、エジンバラの街並は一層美しくなる。
灰色一色だったお城や街並が、夕陽に照らされて、なんとも言えない美しいグラデーションに染め上げられる。


夕食は、スコットランドの伝統料理ハギス(Haggis)を試してみよう!ということでKちゃんと二人、街中をぐるぐる歩いてハギスが食べれるお店を探した。ようやく見つけたThe Royal Mcgregorというお店で早速ハギスに挑戦。

e0030586_724325.jpgハギスとは、羊の心臓・肝臓・肺などの内蔵を、脂肪分とオートミールと、たくさんのスパイスとで混ぜたスコットランド料理。と、こうやって書くと、相当気味悪い食べ物のようだけど、実際は意外にもクセがなく、とてもビールに合う美味しい一品だった。ただ、確かに今までには全く食べたことのない味^^; コンビーフをもっとスパイシーにして、ちょっとコクを強くして、ツブツブの食感を加えたような感じ。
ちなみに写真で上にのってるのはマッシュドポテト、下半分の茶色い部分がハギスです。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-02 22:54 | イギリス国内旅行日記

スコットランドエジンバラ旅行記 その1

8月1日~3日まで、スコットランドのエジンバラに小旅行に行って来た。

今回エジンバラを一緒にまわる、
フランス在住の、高校時代からの友達Kちゃんは、
飛行機でエジンバラへ、私はロンドンから列車でエジンバラへ。
ということで、初日の旅路は別々で、エジンバラ宿泊先で集合予定。

e0030586_22464395.jpgハリーポッターの駅のシーンでも使われているKing's Cross駅から出発。
あのホグワーツ行き9と3/4番線ホームがある駅だ(実際の撮影は4番線と5番線の間を使ったらしい。ちなみにこの写真は6番線)。

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ロンドン~エジンバラ間は約5時間弱。北に向かってどんどん進んでいく感じだ。
ロンドンを過ぎてしばらくすると、すぐにイギリスの田舎らしい風景が広がっていく。
ドビュッシーのピアノ曲で「ヒースの茂る荒れ地」という大好きな曲があるんだけど、
こんな感じのイメージなのかな・・となんとなく想像しながら窓の外を眺める。
そういえば「嵐が丘」の舞台も、イギリス北部の村ということだからこの近辺なのかも。

ヨークを過ぎて更に北上すると、一面の牧畜地帯。
ひたすら、牛、馬、羊・・・・・。牛、馬、羊・・・・・。
面白いくらいに、えんえんと牛、馬、羊、の繰り返し・・・。
特に、ずーっと遥か向こうまで広がっている白い羊の牧羊地帯は、
雪みたく白い点々が、あたり一面広がっていて、とても綺麗。

最後の一時間位は、ずーっと海岸線沿いを走るのだけど、
ところどころ、前は砂浜、後ろは草原に囲まれた、
海辺のこじんまりとした美しい街が見えたりして幻想的だった。

20時頃、エジンバラ駅到着。
ロンドンから遥かかなたまで来たかと思いきや、
駅の中にはMarks & Spencer(ロンドンにもたくさんあるUK大手のスーパー)があったりして、
ああやっぱり同じUK内なんだなと実感^^;

ただ、駅の外に出ると、
さすが北国。寒い!!
寒いだろうなとは思っていたから、厚めのカーディガンとスプリングコート着てたんだけど、
それでも全然寒い。日本の11月位の気温かもしれない。
周りを見ると、冬のコートに更にマフラーをグルグル巻いている人達が・・・。
うーん、甘かった・・・・。

そして目の前に広がる景色は、ロンドンとは似ても似つかない景色。
なんていうか建物が全て灰色のグラデーションで、どことなく重々しく荘厳なのだ。
駅の反対側の奥には、かの有名なエジンバラ城が、
有無を言わさぬ存在感で、どどーーんと構えている。

宿泊場所の、エジンバラ大学寮までてくてく歩いて向かう。
ネットで印刷した地図によると、
ホリールード公園というところの向かい側になるみたいなのだけど、
どうみても、公園らしきものが見えてこない。
代わりに見えてきたのは、エアーズロックかと思うくらい巨大な岩山。
ガイドブックをよく見返してみると、どうやらこの巨大な岩山こそが、ホリールード公園。
東を向けば古城、西を向けば巨大岩山という意味不明のギャップ。
恐るべしエジンバラ。

うろうろ迷いつつ、なんとか宿泊先のエジンバラ大学寮に到着してチェックイン。
大学寮とは思えない位、新しくて綺麗。建物もモダンな感じ。
格安なのに、普通のB&Bよりもずっときれいで清潔だし、
ここはオススメかも。
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写真は、部屋の中の洗面台とクローゼットを写したもの。
Edinburgh Firstというところです。

夜中の12時頃に、フランスからKちゃんも到着。
2日間だけの観光だけれども、とても楽しみ。
# by sayaka-blmusic | 2005-08-01 22:37 | イギリス国内旅行日記