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パンクロックベイビー?!

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友人からお祝いに頂いた金色ギター柄の服を着て・・・



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「あーーえあーーー」と歌い踊る(?)颯太! かなりご機嫌で気に入った様子。

パンクロック調の超キュートなベビー服を販売している「Oh Baby London」のお洋服です。上の写真では見にくいですが、足のパッチンボタンも、ちゃんと金属留め具風(笑)さすがパンクの発祥地ロンドン!


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そしてこちらも頂き物。


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友達からロンドンのテートモダン美術館のお土産で頂いた、よだれかけ。

中の絵は、Julian Opieというイギリス人現代美術家の作品らしいのですが・・



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に・・・似てるかも(笑)
by sayaka-blmusic | 2011-02-20 20:55 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(4)

生後6週と「初デート」

今日で出産から無事6週間がたちました。

日本では、生後1ヶ月をひとつ目の区切りとして1ヶ月検診などがありますが、イギリスではそれが6週目にあたります。生後初めての病院(GP)での検診も生後6週、母子揃ってのアクティビティなどの参加なども、6週目の検診を終えてからと規定してあるものも多く、色々な意味でこの「生後6週」が一つの区切りとなっているようです。

この6週間で、颯太は約2キロ体重増加して5キロ近くになり、お陰さまで順調にすくすく大きくなっています。

私の方は、先々週に2日ほど乳腺炎で熱を出して寝込んでしまいましたが、その後は無事復活し、今はすっかりぴんぴん元気にしています。ただ、油物をかなり控えないとすぐ再発しそうになるので、最近は蒸し野菜や野菜スープメインの粗食生活・・。うーーーーお肉やケーキが恋しいです。

颯太は相変わらず夜は2時間ごと位に起きるし、昼も抱っこしていないと大泣きだし・・と決してラクではないけれども、体が慣れてきたせいか、少し心に余裕が持てるようになってきた気がします。

出産後1ヶ月が母親も父親も一番大変というのはよく言われることだけど、でもきっと一番大変なのは赤ちゃん本人。

無菌状態の平和な子宮で10ヶ月過ごしていたのが、いきなり雑菌だらけ刺激だらけの世界に放り込まれて、今は息するのも泣くのもおっぱい飲むのも、全てが全力なんだと思う。

必死にじたばた泣いた後、一生懸命「ひうっく、ひうっく」と可愛い音たてながらおっぱい飲む我が子を見ていると、寝不足も抱っこの腕の疲れも、不思議なくらいふっとびます(^—^) 

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<お散歩デビュー!>


最近の新しいことといえば、10日位前に颯太と一緒に近所のお散歩デビューをしたこと!

産後1、2ヶ月は赤ちゃんは外に出さないという指導を受ける日本とは対照的に、イギリス人は生後すぐからあちこち連れ出すことに殆ど抵抗を感じないらしく、また病院でも「◯週まではあまり外に出さないように」という指導も全く行われません。

生後5日目位の時、訪問検診に来たMidwifeに

「いつ頃から赤ちゃんを外に出しても大丈夫なんですか?」

と質問したら、

「もちろん今すぐでも何も問題ないわよ〜」

と(どうしてそんなこと聞くのかしら?)とでも言いたげな感じで、笑いながら言われてしまいました。

イギリス人の中には、出産後、翌日の退院と同時に、病院からそのまま赤ちゃんと一緒に地下鉄で家に戻る人までいます・・( ̄ロ ̄lll)


とはいっても、やっぱり赤ちゃんの抵抗力とか色々心配なので、私は日本式に習って一応1ヶ月近くたってから恐る恐る外界デビュー。

最初の数回は、休日に夫と一緒に付き添ってもらったのでスムーズだったのですが、その後初めて颯太と私の二人だけで外に出た日は大変! ベビーカーのセッティングがよく分からず手間取って20分位かかってしまい、更に颯太に着せる防寒具に迷って(これじゃ寒いかなぁ〜、これじゃ暑すぎるかなぁ〜)と着せたり脱がせたりを繰り返し・・そうこうしているにおっぱいの時間になってしまって、おっぱい→おむつ→お着替えやり直し→と、結局準備だけで1時間近く・・。


そしてなんとか用意を終えて、いざ二人きりの「初デート」へ出発!
行き先は自宅から徒歩5分の商店街。

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まだまだベビーカーの方が大き過ぎて、ベビーカーに埋もれているような状態ですが・・(笑)

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何百回と歩いたはずの道なのに、颯太と二人で歩くと、全く違う景色に見えました。

ベビーカーだと、ちょっとした道路の段差でもすごく大変だったり、お店によって、ベビーカーでも入りやすいところと、通路が狭過ぎて入り口までしか入れないところがあったり。ドアを通る時に誰かがドアを支えて持っていてくれるだけですごく助かったり(今まで私、何回ベビーカーの人にドア支えてあげただろう・・と我が身を振り返って反省・・)。今まで全く意識していなかった沢山のこと。


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この日済ませなくてはいけなかった、颯太の病院登録、銀行の用事、薬屋さん、夕飯の買い物などを無事終えて帰宅。

わずか40分ほどの外出だったのに、あまりに緊張していたせいか「大冒険を終えた〜!」という感じでした。大緊張していた私をよそに、颯太はベビーカーの揺れがよっぽど心地よかったらしく40分間ずーっと爆睡してました(^-^;)


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“Yesterday is history,
 Tomorrow is mystery, and
 Today is a gift.
 That is why we call it present.”

“昨日は過去のこと。
 明日は未知のもの。
 今日は贈り物。
 だから「現在」(present)のことを「プレゼント」(present)と呼ぶのです”

中学生の頃ホームステイをして以来、ずっと「イギリスの第二のお母さん」のように見守って下さっている元ホストマザーのJennyから、先日頂いた手紙に書かれていたフレーズです。

ルーズベルト夫人のスピーチで有名な言葉で、原文は Alice Morse Earleという作家の言葉だそうです。

今の自分にダイレクトに伝わってくる言葉で、すごく、心に染みました。


出産して人生初の育児を始めてから、
今まで感じたことのないような幸せを感じていると同時に、
今まで感じたことのないような言葉に表しきれないような不安ものしかかっていて、

この先どうなっていくのか、
考え始めると不安は尽きないけど、

きっと、今この瞬間に必要なものは、私自身が気づいていないだけで、きっとちゃんと全て与えられているのだと思う。

いつどんな状況でも、
今この瞬間への精一杯の感謝が、
この先の日々への、何よりのエネルギーの素になると信じながら、
一日一日を大切に過ごしていきたいなと思います。
by sayaka-blmusic | 2011-02-18 03:57 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(6)

「酸っぱくないレモン」と「最高においしい巨大かんきつポメロ」

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妊娠出産とは突然まったく違う話題ですが、今日はロンドンの八百屋さんなどで見かける2つの珍しい果物をご紹介したいと思います。


ひとつめは「酸っぱくないレモン」。

先日、近所のトルコ・イラン系スーパーマーケットで見かけた果物。
「Iranian Sweet Lemon」。ひとつ75ペンス(110円位)

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形はレモンよりやや丸めですが、大きさは同じ位です。

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切った中身はレモンそっくり!

スウィートレモン、というからには、少なくとも普通のレモンよりは甘いはず。
びくびくしながら一口食べてみると・・。

甘い!

「酸っぱくない」を通り越して、完全に甘い! 酸味ゼロです。

普通のレモンはもちろんのこと、オレンジやミカンよりもずと甘くて、ちょっと甘ったるいリキュールみたいな独特の香りと味。そのまま食べるのもいいけど、絞って飲み物に加えたりしても美味しそう。

ネットで調べてみると、この「Sweet Lemon」は、ペルシャ語ではリム・シリムといわれ、イランだけで栽培されているそうです。ビタミンCはじめ各種栄養価に優れていて、現地イランでは風邪の治療にも使われるのだとか。


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二つめは「ポメロ」という巨大かんきつ。なんと重さは1キロ以上!

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新生児の頭と同じ位か、それ以上の大きさです。(寝ているところ、ゴメン颯太!)

ミカン科ミカン属で、世界最大級の柑橘類である「晩白柚(ばんぺいゆ)」とほぼ同種で、文旦も似た種類みたいです。


ポメロのことは、知り合いから教えて頂いて最近初めて知ったのですが、食べてみたらこれがもーー美味しくって美味しくって、日本の「はっさく」や「甘夏」を思い出すような味と食感で、一気にはまってしまいました。

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↑中身はこんな感じ。色はグレープフルーツみたいですが、グレープフルーツほど酸味が強くなく、さわやかで瑞々しくサッパリとした味です。

これだけ大きくて、ひとつ1.5ポンド(200円位)! あまりに巨大で一個まるまるはとても一気に食べられないので、ひとふさ食べるだけでも、かなりの満足感があります。(しかし美味しすぎるので止まらなくなりそうにはなりますが・・)

この「ポメロ」は、ロンドンでは普通の八百屋さんやマーケットなどで、そして最近は日本でもCOSTCO(コストコ)などで売っているらしいので、見かけたら是非試されてみて下さい!

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と、すっかり最近ポメロにどっぷりはまってきた矢先に、

「授乳中に柑橘類を食べるのは、母乳の味や香りが変わるので良くない」

という情報を目にしてしまいました。
がーーーん。本当だったら超ショック・・ ( ̄ロ ̄lll)

どなたか真偽のほどをご存知でしたら情報下さい〜〜。
by sayaka-blmusic | 2011-02-10 00:54 | ロンドンでの日常生活 | Comments(4)

イギリス出産体験記その3  Midwifeの自宅訪問検診


イギリス妊娠出産体験記その2
の続きです。

前回の日記で書いた通り、イギリスのNHSでは、出産後問題なければ、たった一泊での退院、経産婦だと出産6時間後の退院!と仰天の短さですが、その分退院後のケアは、驚くほど丁寧に見てくれます。

退院翌日、つまり出産2日後から、Midwife(助産婦)が、毎日自宅を訪問し、母体の回復度合いと、赤ちゃんの体調をチェックしてくれます。

このMidwifeの訪問検診は、基本的には毎日、通常生後10日目前後まで来てくれます(異常なければ、途中から2、3日空くことも。頻度や期間は地域に寄って異なるみたいです)。何か問題があったり、それ以上来て欲しい希望がある場合は、生後28日目までは、いくらでも必要と希望に応じて来てくれるそうです。もちろんこれらのサービスも全て無料。我が家の場合には、颯太の黄疸が少し続いていたので、14日目まで来て下さっていました。

自宅への訪問検診でMidwifeがしてくれる内容は、主に以下の通り。

<母体に関して>

— お腹を触って母体の子宮の戻り具合のチェック、
— 血圧検査、
— その他体調全般の問診
— マタニティブルーはどうか、 不安なことはないか、など精神面のケア


<赤ちゃんに関して>

— 体重の増え具合など発育状態のチェック
— おっぱいを実際に飲んでいる様子を見て飲み方などのチェック
— おっぱい、おむつの回数などの問診
— 血液検査
— 黄疸のチェック

などなど。


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我が家のリビングにて、颯太、ミッドワイフから体重を計ってもらっているところ。
袋からぴょこっと出ているのは、にわとりの足・・ではなく颯太の足です・・。

まるで市場で鶏肉を計り売りするかのような量り器ですが(笑)赤ちゃんの体重計です。てっきり台ばかりを使うのかと思ってたら、吊りばかりが登場してびっくり。


その他、母親側から質問があれば、どんなことにでも答えてくれます。自宅で赤ちゃんを寝かせている環境についての質問や、今の部屋の温度でこの洋服を着せているのだけど問題ないか、ブランケットはこれを使っているのだけど暑すぎないか・・などなど。こればかりは実際家に来て訪問して実際の状況を見てもらわないと分からないことなので、本当に助かりました。

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訪問検診のMidwifeは毎回違うのですが、偶然にも何度か続けて担当になってくれたWendyと記念撮影!彼女が颯太に接する様子を見ていると、「仕事だから」っていうだけじゃなくて、本当に赤ちゃんが好きでたまらないんだろうなぁという愛情が伝わってきて、感激してしまいました。このWendyや、出産前に担当してくれていたOrliのようなMidwifeを見ていると、助産婦って、出産前後の母親や赤ちゃんを支えて、いのちを繋いで行くお手伝いをする、なんて素晴らしい職業なんだろう、と心から思います。

助産婦の訪問検診期間が終わると、次には地域のヘルスビジターさんが家に訪問し、地域のサポート施設の説明や、ワクチン接種の説明などもしてくれます。

更にその後は、地域のGP(家庭医)の6週間検診へ・・と引き継がれて行きます。


日本のように入院中に至れりつくせりなのも、母体を休めるという意味では良いけれども、本当の意味で大変になって不安や迷いが出てくるのは自宅に戻ってから。

入院は1日だけでも、肝心の自宅に戻ってからの期間を丸1ヶ月近く、母子共に、心身共に、しっかりサポートしてくれるこのイギリスの制度は、本質的な意味での必要なケアをきちんとカバーしているなぁと思います。

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<助産婦訪問検診制度のもう一つの目的とは・・>

ところで、この訪問制度は、基本的には母体と赤ちゃんの健康をチェックするためのものですが、実はもう一つ、裏の(?)目的があるそうです。

全世界からの移民も多く、貧富の差も激しいロンドン。出産をするともらえる給付金などを目的に、10代の娘に無理矢理子供を産ませて、その後は育児放棄したりするパターンも多いそうです。出産が無料な分、それを悪用しようとする人たちもいるという、信じられないような本当の話。

Midwifeやヘルスビジターは、各家庭へ訪問した際に、家庭環境もしっかりチェックしていて、明らかに赤ちゃんにとって悪い環境であることを確認すると(母親がキッチンドリンカーだったり麻薬中毒者だったり虐待していたり)赤ちゃんをその場で没収して保護するのだそうです。

ミッドワイフの管理責任期間である生後28日以内に、赤ちゃんに何かあった場合には、担当ミッドワイフも一緒に訴えられるケースもあるのだとか。


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というわけで、イギリスの良い面と悪い面を同時に反映しているかのような、ミッドワイフ訪問検診制度。

毎日訪問して様子を見てくれると言うのはやはり安心なので、
部分的には是非日本でも取り入れてほしい制度だなぁと思う一方、
日本人女性の真面目な気質からすると、「知らない誰かが訪問しに来る」と思うと、「パジャマのままじゃなくてちゃんと着替えなくちゃ」「部屋きちんと片付けなきゃ」とか「お茶菓子用意しなきゃ」とか思いすぎてしまい、出産直後の体にかえって負担になっちゃう可能性もあるし、仮にこの制度をそのまま日本に取り入れても、「公」と「個」をしっかり区別する日本の文化背景では、意外と浸透しにくいかもしれないなぁ・・とも思ったりします。


<追記>
↑の件について、何人かの方からご指摘を頂いたのですが、日本でも既に子育て支援事業の一貫として、自治体によっては無料の助産師さん訪問検診制度があるのですね! 少し調べてみたら、日本でもこの訪問制度は、新生児の発育チェックや産後鬱などの相談に加えて、もう一つの目的は虐待の早期発見なんだそうです。違う違うとばかり思っていた日英出産事情ですが、最後に意外な共通点が見つかって驚きました。
by sayaka-blmusic | 2011-02-06 22:39 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(5)

イギリス出産体験記その2 出産直後〜翌日退院まで 後編

イギリス出産体験記「 出産直後〜翌日退院まで 前編」の続きです。


<赤ちゃんと初めての二人きりの夜>

出産当日はバタバタしているうちにあっという間に終わり、面会時間は午後20時までだったので、付き添いの夫や母も帰らざるを得ず、突然赤ちゃんと二人でぽつーん。

ちなみに、イギリス国立病院(NHS)では、出産も無料、入院も無料なのですが、そのかわり、必要なものは全て持参しなくてはいけません。今日本ではやりの「手ぶら入院」の正反対ですね(^—^;)。赤ちゃんのおむつやおしり拭きなども当然支給されないので、自分たちで用意していかなくてはいけません。

ということで、大量のおむつやタオルなどは持参していてグッズの準備だけは万端なものの、さっきまでの授乳やおむつかえは、母に手伝ってもらってたりしていたので、一人きりでやるのは初めて。出産前のNHS主催の母親学級では多少指導があったものの、赤ちゃんのお世話そのものについて、大して把握していないまま、いきなり赤ちゃんと二人きりになってしまった感じです。

考えてみたら、臨月の間、「陣痛〜出産」までの流れは、必死に何度も頭でシミュレーションしてたものの(ちなみにそれは全くシミュレーション通りにならなかった・・)、出産後の入院中の赤ちゃんの具体的なお世話に関しては、殆ど予習してなかった!( ̄ロ ̄lll)

時々、「気づいたら突然コンサートやコンクールの本番のステージに上がっていて、全く練習していない曲を弾くことになっていて、真っ青—— 」という夢を見るのですが、まさにそんな感覚です。

Midwife(助産婦さん)は、「何か困ったことがあったら、いつでもナースコールしてね」と言ってくれているものの、やっぱり不安。

記念すべき赤ちゃんとの最初の晩、私ちゃんと一人で乗り越えられるんだろか・・。


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うたたねしている間に消灯したらしく、ふと目を覚ますと大部屋の電気が既に消されていて、部屋のあちらこちらから、赤ちゃん達の泣き声やお母さん達のあやす声が聞こえていました。

カーテンをはさんで反対側は、アフリカ系のお母さんと双子のあかちゃんたちが、それはそれは元気な声で泣き続けています。横のイギリス人母子は全く赤ちゃんが寝ないらしく、ベッド脇の電気を付けたままずっとあやしています。


そして、颯太はというと・・。


出産の産声以来、かれこれまる12時間、一度も泣き声をあげていない・・・。
じーーっと周りを観察しているか寝ているだけ。

さすがに不安になって、見回りにきた看護師さんに

「スミマセン。。。この子、全く泣かないというか声すら発しないんですけど大丈夫でしょうか。。。泣」

と聞くと、看護師さん、

「あら、泣かない赤ちゃんなんてラクでいいじゃない、あなたラッキーよ、喜びなさーい。」

でも、出産後、昼間まったく泣かなかった上に、就寝から丸3時間以上たっても、うんともすんとも言わないので、さすがに無理矢理起こしておっぱいあげてみたり。

そして夜中の3時頃。

突然火がついたような泣き声!

向かい側のカーテンの双子ちゃんでもなく、お隣の赤ちゃんでもなく、まぎれもなく私の真横にいる颯太の泣き声!!産声の時の5倍位の声量で泣いてる!

きゃあああどうすればどうすれば??

おっぱいをあげてみるが泣き止まず。

おむつも変えてみるが泣き止まず。

あたふたしながら颯太を抱き上げて体中観察してみると、 片方の鼻が完全に詰まっていて、息をする度に鼻がふんがふんがいっている!どうやらこれが大泣きの原因。

赤ちゃんの鼻が詰まったら、お母さんの口で吸ってあげるというのをきいたことがあるので、おそるおそる吸ってみたものの全くダメ。せっかく日本から買ってきてもらった鼻吸い器は、まさかこんなすぐに使うとは思わず自宅に置いてきてしまったし・・。


にっちもさっちもいかず、この日初めてのナースコール・・。

「すみません〜、全く泣き止まないんですけど、どうやら鼻が詰まっちゃっているみたいで」

来てくれた助産婦さんの顔を見上げると、就寝前に私が「この子泣かないんですけど・・」と相談したのと同じ助産婦さん。

「あなた、この子泣かなくて心配って言ってなかったっけ〜(笑)」

と笑われながら(^-^;)

「あぁ、これねー、スポイトで食塩水を少し入れてほっておくと、自然と流れ出すから、今やってあげるわね」と、すぐに処置してくれました。

スポイトで食塩水を入れてもらってしばらくたつと、本当に鼻の通りがよくなって、すーーっ、すーーっと、気持ち良さそうな寝息で再び寝始めました。

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<一夜あけて>

そして無事翌朝に。

夜中の鼻づまり事件?をきっかけに、颯太はめでたく、ちゃんと泣いてくれる赤ちゃんに変身しました(^-^;)

この日は朝から、母体の方をチェックするお医者さんや、新生児の小児科医の検診、母乳育児のボランティア団体の方、Bountyという育児支援団体が育児用品のサンプルを配りにきてくれたりしました。

昨日の回診と同じく、全て、1対1でベッド際に座って丁寧に説明してくれます。

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これが出産時にもらえる母子手帳。通称Red book。ここに検査結果などの記録を書き込んでいってくれます。ワクチンなどの記録も今後ここに書き込まれることになります。

日本の母子手帳は、妊娠中と出産後とまとめて一冊ですが、イギリスではこの赤い本は出生後の記録のみで、妊娠中の記録(通称green book)は出産と同時に病院で没収(!)されてしまいます。(妊娠中の記録を残しておきたい方は、出産前にGreen bookのコピーを取っておいた方がいいかもしれません)

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<出産翌日のお昼御飯はなんと・・>

午前中にひとしきり検査等が終わった後は、病院のお昼御飯。

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Postnatal ward(産後病棟)の廊下で配膳が行われているのですが、そのメニューはなんと



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サンドウィッチと、フィッシュアンドチップス・・!!!!

出産翌日の妊婦に、フィッシュアンドチップスというこの世で一番健康に悪そうな食べ物をふるまうとは・・。しかも病院食で・・ ( ̄ロ ̄lll) 出産直後のトーストと紅茶に続いて、さすがイギリス!!!

一瞬「うっ」と思ったものの、お腹が空いていたせいか、ぺろっと平らげてしまいました。日本だと、最近の産婦人科では、フランス料理だのイタリアンだののフルコースが出ると聞きましたが、なんたる違い。

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<無事退院!>

そしてこの日(1月7日)の夕方に、夫の車で無事退院。

出産前は、

「出産翌日に退院なんてあり得ない!せめて3、4泊は入院していたい!」

と思っていたのですが、実際経験してみると、

「一泊で充分ですっ!っていうか早く家に帰りたい〜・・」

という感じでした(^-^;)

以前、出産病棟見学ツアーに参加した時に、説明してくれたMidwifeが、

「出産24時間後に退院しなくてはいけません」

ではなく

「出産24時間後から、自由になれるわよ」

という言い方をしていた理由が納得・・(笑)

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と言う訳で、決して「居心地がいい」とは言えなかった入院でしたが(笑)、入院期間が短い分、検査など必要な事柄に関しては、短期集中型でものすごく効率的だった印象でした。

何より、全て母親の目の前で見えるところで検査を行ってくれて、母親と赤ちゃんが主体となり、病院やスタッフさん達はあくまでもそれを「サポートしてくれている」というスタイルはとても良いなと思います。完全に無料で、外国人である私達もここまでのサービスが受けられるというのは、やはり本当に感謝です。


さて、イギリスではこの後の退院後のシステムも特徴的。

「退院したら放置〜」ではなく、翌日から約2週間、毎日助産婦さんが自宅まで検診に来てくれます。

次回の日記はこの助産婦さんの訪問検診について書かせて頂こうと思います。 →次回の日記へ。
by sayaka-blmusic | 2011-02-01 02:40 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(4)