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妊娠30週、赤ちゃんの4D立体エコー動画


日本ではかなり一般的になっている赤ちゃんの4Dエコー。
3D(立体)に加えて、4番目は何かというと、時間軸らしいです。
つまり、お腹の赤ちゃんの様子を、リアルタイムで立体的に動画で映し出せるエコーが「4Dエコー」です。

妊娠週数や(25〜27週前後が最適みたいです)、赤ちゃんの向きなど、条件があえば、お腹の赤ちゃんの顔立ちなども、かなりリアルに分かってしまうらしいです。

イギリスのNHSの通常検診では、もちろんそんな高性能な超音波検診は受けられません。(NHSでも場所によってはオプショナルで可能なところもあり、プライベート病院ではOKなところも多いみたいです。)

ですがラッキーにも、普段NHSと平行して検診に行っているロンドンの日系病院の産婦人科で、新しく4Dエコーを導入にするにあたって機器のデモンストレーションを行っているところで、デモンストレーターとして試させて頂きました。

人によっては、産まれて来た赤ちゃんとほぼ同じ顔が、4Dエコーの時点で見えた!という人もいるみたいなので、赤ちゃんの顔立ちが分かったら、名前も決めやすいな〜などと勝手なことを考えながらワクワクして検診へ。

しかーーーし!!

赤ちゃん、恥ずかしがりやさんらしく、4Dエコーの間中、顔を手で「いやいや」と隠したまま、とうとう最後まで顔を見せてくれませんでした・・・。

20週頃の検診では、あんなに見事に真正面の「にーっ」と笑った写真とか、クレヨンしんちゃんのポーズとか取ってたのに、なぜ〜〜?!

エコー中、必死にお医者さんと一緒に

「おーーーいーー、こっち向いて〜〜」
「手をどかしてお顔みせて〜」

と話しかけていたのですが、全くダメでした・・・(^ー^;)

まぁ、赤ちゃんも、既にちゃんと一つの自我を持った別人格で、
こっちの思うようには都合良く動いてくれませんよね・・。


そのかわり、手と足だけは、やたらはっきり動画が撮れました(笑)



こちらは手です。




こちらは足です。ひざを折り曲げているところ。

本当に本当に、もう既にちゃんと人間の姿で、お腹の中にいるんだなぁというのが、今までより更に実感できて、すごく不思議な感じです。動画にはありませんが、くるくるツイストして赤ちゃんに繋がっているへその緒なども、とてもリアルに見れました。

現在体重1340グラム位。出産まで順調に元気に大きくなってくれるのを祈るばかりです。
by sayaka-blmusic | 2010-10-29 20:42 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(0)

ピアノの生徒さんに大人気のiPadアプリ「おんぷちゃん」


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今年の7月に購入したiPad。
メインで使っているMacbookは作曲で使うことが多くなってきて、持ち運びはリスクがあるので、ベッドルームでネットしたりキッチンでレシピ検索したりするのに小型のiPadなら最適、と思ったのが当初の購入目的。

実際使い始めてみると、もちろんその目的でも大いに役立っているのですが、その他にも、今ハマっているロシア語の勉強に役立つアプリとか、イギリスではあまり手に入らない日本の雑誌の閲覧とか、思いもかけない便利な使い道が沢山ありました。

中でも特に大活躍している場が、意外にも生徒さんのピアノのレッスン!!

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iPadアプリ「おんぷちゃん」。iPhoneやiPadは、個人が作成したアプリもiTunesなどを通してダウンロードすることができるのですが、このアプリケーションもその一つです。

このアプリは「おんぷ読みゲーム&音あてゲーム」アプリ。
遊んでいるうちに、おんぷがスラスラ読めるようになるだけでなく、音感までついてしまうという、スバラしいアプリです。

特に4~8歳くらいの、ピアノを始めてまだ1 、2年でおんぷの読み方を覚え途中の子供たちに大人気! レッスンの最後に、5分間くらいだけ「ごほうび」として使うことが多いのですが、この最後の5分間を楽しみにレッスンに来る子もいるほどです(笑) レッスン室に入った途端に「おんぷちゃんやりたい!」という子も(^-^;)

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こちらが起動画面。ピンクの音符に対応する鍵盤を押すと、正解の場合ピローン、不正解の場合、ブッブーと音が鳴ります。

音符カードなどを使っても、なかなかスラスラ読めるようにならなかった子達も、このiPadを使い出した途端、食いつき方が全然違います!!

今の子達は、ニンテンドーDSなどの影響で「電子機器」=「たのしいもの」という、良い意味での先入観があるためか、 目をきらっきらさせて夢中になって挑戦してくれます。

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10問中何問正解だったかの点数と、タイムが表示されます。毎回レッスンの度に書いている記録帳に、その日の「おんぷちゃん」の点数とタイムも書き込んであげているのですが、どの子も、回を重ねるごとに、すごい早さで点数もタイムも良くなっていくのが分かります。

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ト音記号モードの他に、ヘ音記号モードや、混合モードもあり。難易度もいくつかから選択できます。

あれだけヘ音記号を読むことに拒否反応を起こしていた子達まで、ト音記号をマスターすると、「次はヘ音記号にチャレンジしたい!」と自分から言うようになり、現にどんどんスラスラ読めるようになっていっています。

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他にも、鳴った音から鍵盤を当てる「聴音モード」も有り。

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こちらは設定画面です。

かれこれ4ヶ月ほど、4歳〜8歳の10人以上の生徒さんに、毎回レッスンの最後に5分位ずつ試してみてもらった結果、どの子も一人残らず、急激におんぷを読む能力がアップしました。


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レッスンの最後にiPadで「おんぷちゃん」挑戦中の、KくんとSくん兄弟。二人とも「おんぷちゃん」でぐんぐん読譜力が付いてきて、 この日も二人ともそれぞれ自己最高記録更新!!

例えば、ト音記号はスラスラ読めるけれどもヘ音記号は苦手だったり、加線がついていると途端にパニックになってしまっていた子たちなども、苦手な部分を集中的に強化できて、万遍なく読めるようになってきました。

実際に完全な絶対音感を身につけたりする為には、レッスンの中でソルフェージュや聴音を組み合わせないといけないのですが、レッスン時間が短くてソルフェージュの時間がない場合や、色々な方法を使ってもなかなか音符を読むことに拒否反応を示してしまう場合、「おんぷを読む」ことや「楽譜への興味」のきっかけ作りには、この「おんぷちゃん」は最適だと思います。


ピアノの先生以外にも、自宅で子供に気軽におんぷの読み方を教えたり音感を鍛えたりしたいママさんたちにもオススメです♪ 3歳後半くらいから、大人まで、幅広い年齢層で使えるアプリだと思います。

私の使っているのは230円の有料iPad版ですが、iPhoneバージョンもあり、無料お試し版もあるので、iTunes storeで「おんぷちゃん」で検索してみて下さい♪


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それにしても、音符の読み方に限らず、生徒さんたちの成長過程を色々な意味で目の当たりにさせて頂くことって、教えさせて頂いているこちら側にとっても、本当にワクワクすることだなぁと思います。

今現在は、四歳から四、五十代の大人の方まで、合計30人位の生徒さんを教えさせて頂いているのですが、毎回のレッスンを通して、子供の生徒さんからも、大人の生徒さんからも、私の方が気づかされることも多かったりして、演奏活動からだけでは得られない本当に貴重な時間を過ごさせて頂いているなぁとつくづく思います。

12月頃からは、生徒さんたちのレッスンも産休に入らせて頂く予定で、他の先生達への引き継ぎを行うことになっているので、こうやって生徒さん達に毎週会えるのも、あと少し・・。

「せんせーーベイビーがお腹に入ってるんだよねー」
「せんせーお腹おおきくなってきたね〜。毎週先生のお腹がどのくらい大きくなってるかたのしみにきてるんだよ〜」
「せんせー赤ちゃんいつ産まれるの?」

と、無邪気に言ってきてくれる子供達と話していると、すごく寂しい気持ちもありますが、残りの1〜2ヶ月間、精一杯生徒さん達と向き合って一緒に成長して行くことができたらと思っています (^—^)
by sayaka-blmusic | 2010-10-22 00:21 | ロンドンでの日常生活 | Comments(2)

妊娠8ヶ月。イギリスNHS妊婦検診まとめ


先日無事に妊娠8ヶ月に入り、妊娠後期と呼ばれる期間に突入しました。今日からは妊娠29週です。赤ちゃんの体重も1キロを超え、毎日お腹をますます元気にぐりぐりぼこぼこ蹴ってくれます。

8ヶ月に入って、立て続けにイギリスの国立病院(NHS)の検診などが続き、先週は3日連続で違った理由で採血という「血抜かれ週」でもありました(笑)

ここまでのNHSでの妊婦検診で、「ここが日本と違う!」という点を、忘れないうちにまとめておきたいと思います。今後NHSで検診・出産をご予定の方に、少しでも参考になれば幸いです。

あ、いつもながら(笑)かなり長くなるかもしれないので、この日記自分には全然関係ないや〜という方は読み飛ばして頂いて結構です(^-^;)

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NHS妊婦検診、イギリスと日本でここが違う!

1. 妊娠して最初の検診では・・

イギリスでは、どの科の病気の場合にも、まずは近所で各自登録しているのGP(家庭医、総合診療医)で診てもらってから、必要であれば大きな病院の専門医を紹介してもらうシステムになっています。

なので「妊娠かな?」と思った時にも、 日本のようにいきなり産婦人科医院を訪れるのは不可。まず近所のGPで診察を受けてから総合病院を紹介してもらわないと、その後の検診やエコーも受けられません。

私の場合、妊娠5週位目位に近所の家庭医(GP)に行ったのですが、診察室に入ってお医者さんに「妊娠検査薬で陽性が出たので来たのですが・・」と告げると、お医者さんから最初に聞かれたのが、

「サプライズでしたか?」

へ?? この先生は一体突然何でそんなこと聞いてくるんだろう?と思いつつ、

「結婚して以来子供は欲しかったのですが、なかなかすぐにはできなかったので、ある意味ではサプライズでした^-^;) 」

と答えると、

「ではあなたは赤ちゃんができてHappyなのですね」

といわれ、「はい、もちろんです」と答えると、そこで始めてお医者さんにっこりと「おめでとう」と言われました。

どうやら、止むを得ない事情でAbortion(中絶)の相談で来る方もいらっしゃるので、それを遠回しに確認するための聞き方のようです。

そしてこのGPでの初めての診察では、エコーはおろか、尿検査も血液検査もなし!
口頭報告(?)だけです。

お医者さんいわく市販の妊娠検査薬で陽性が出たのなら確実なので必要ないらしい。
そんなんでいいのか??!!

「12週近くに成ったらMidwifeから手紙が行くと思うから、それまで毎日葉酸タブレット飲んでおいて下さいね〜」

と言われ、所要時間3分位であっさり初回診察終了・・。

12週(妊娠4ヶ月)でやっと受けられるエコー検査と助産婦の検診までは、自分が本当に妊娠しているかの確証もないまま、日本では妊娠初期の大イベントである「胎のう確認!」「心拍確認!」のプロセスを一切たどらず来る訳です。

私は小心者で、12週までとても不安で耐えられないので、日系病院にせっせと通っては、エコーで6週で胎のうの子宮内着床確認、7週で胎芽確認、9週で心拍確認と、その度にドキドキしたりほっとしたりを繰り返していましたが、

赤ちゃんが元気にお腹で育っていることをひたすら信じて、2ヶ月近くどーーんと待つことが出来るイギリス人女性達は、ある意味たくましいなぁ尊敬だなぁと心から思います。(ちなみに、急激な腹痛や出血など異変がおきた場合には、12週以前でも診てもらえるそうです)

あと、GPに行くと、この時点で最寄りの総合病院が出産時の病院としてほぼ自動的に割り当てられ、GPの方から登録&分娩予約をしてくれます。日本のように「どの病院で産むか早く予約しないと、予約いっぱいになってお産難民になってしまう!」ということはないので、そういう意味では安心です。もちろん自分の希望の病院が他にある場合や自宅出産を希望する場合には、そちらを選択することも可能です。



2. 助産婦さんとの検診は病院でなく公民館

12週からは1ヶ月に一回位(後期は2週間に1回)のペースで、助産婦さん(Midwife)との検診が始まります。産婦人科専門医には、よっぽど問題が無い限りは最後まで一度も会うことはありません。

これは地域にも寄ると思うのですが、私の地域では、助産婦さんとの検診は、病院ではなく、地元の公民館のようなところです。私の住んでいる地域はユダヤ人街なので、ユダヤ教徒のためのファミリーセンター内にて検診が行われています。

今までユダヤ教徒以外は入っちゃいけない場所だと思っていたので初回はドキドキでしたが、入ってみると普通の公民館でした。このユダヤ人ファミリーセンターの2階にある図書室のような場所に長机がポンとおいてあって、そこで検診が行われます。

毎回、助産婦さんから私自身の最近の体調やお腹の赤ちゃんの胎動回数などについて質問を受けた後、血圧、尿検査、採血、子宮底長を計ってくれる他、小型のトランシーバーのような機械で胎児の心音を聞かせてくれます。

助産婦さんは担当が決まっていて、最後まで基本的に一人の助産婦さんが担当してくれます。私の担当は東欧系の方で、多分私と同い年位かちょっと上位。
場所も病院でないし、助産婦さんも普段着なので、毎回検診に行くというより、気軽にお姉さんに会いにいくみたいな感覚で検診を受けています。



3. エコー検査は基本的にたったの二回!!

そして助産婦さんとの検診とは別に、出産予定病院にエコー(超音波検査、Ultrasound)を受けに行くのですが、以前の日記にも書いた通り、エコーは基本的には12週と20週のたったの二回です。日本だと妊娠期間中を通じて通常10回以上はエコーの機会があると思うので、それに比べるとかなり少ないです。
(もちろん、何か問題が有った場合には、上記の2回にプラスしてエコー検査をしてくれます。 )



4. 病院からの体重制限まったく無し!!

日本では、妊娠中毒症や難産を防ぐ目的で、妊娠中に厳し〜い体重制限があるとのことで妊娠中の体重増加は8キロ〜10キロ増に抑えるのが理想と言われているそうです。

ですが、ここイギリスでは、どうやら「体重制限」という概念自体が存在しないらしく、助産婦さんとの初診で妊娠初期の体重を聞かれた他は、その後一度も体重測定がありません・・・。増えたいホーダイです。

その結果・・。イギリスでは妊娠中の体重増加は15キロ〜20キロ増が当たり前になっているそうです!!現地病院やマタニティヨガで周りを見渡すと、同じ妊娠8ヶ月のイギリス人妊婦さんは、皆さん既に臨月状態のお腹・・。

私は今のところ、一応日本の基準に沿った増加をするように気をつけてはいるのですが、イギリスの基準でいいや〜と思って油断していると出産後に大変なことになりそうなので気をつけたいと思います・・(^-^;)



5.エコー検査は夫同伴が一般的

妊娠中に2回しかない貴重なエコー検査の機会だからということで、
エコー検査は夫婦二人にとって大イベント!

殆どの人たちが旦那さんも会社の休みをわざわざ取って、夫婦一緒にエコー検査に行くようです。母親学級も半数以上の人たちが旦那さん同伴らしく、また子供が産まれた時に父親もまとめて休みを申請できるPaternal Leave(父親の育児休暇)の制度も整っています。イギリスでは結婚後も仕事も続ける女性が多い為か、子育ても夫婦一緒に・・という感覚が強いみたいです。


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ということで、日本に比べるとかなーーり大雑把な妊婦検診ですが、これらのサービスが全て、外国人である私も含めて皆が平等に無料で受けられ、また「予約がいっぱいで出産する病院がない〜!」ということにもならないということを考えると、出産事情は日本より悪くないのかも・・とも思います。

(でも、私のように、NHSでの検診だけではどうしても不安な方は、NHSでの検診の合間に日系クリニックでも平行して検診を受けると、産婦人科専門のお医者さんに色々直接相談できるので良いと思います。)

ちなみに、同じイギリスでも国立病院ではなく私立病院での妊娠出産は事情がまた異なると思います。詳しくは以前の日記に書いています。


来月からはNHS(イギリス国立病院)の主催する無料母親学級も始まるので、またレポートさせて頂きたいと思います。地元の妊婦さん友達も増えたらいいなぁと楽しみにしています。

予定日が1月3日なので残りあと2ヶ月半。お腹の赤ちゃんと一緒に、大切に大切に過ごして行くことができればと思っています。
by sayaka-blmusic | 2010-10-18 20:13 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(6)

地中海クルーズ最終日 再びジェノヴァへ・・

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7泊8日の地中海クルーズ、この日がとうとう最終日。地中海の西側をぐるーっと一周して、出発地であるイタリアのジェノヴァ港へ戻ってきました。

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早朝、朝もやのなかでジェノヴァ港が近づいてきました。なんだかいつまでも到着してほしくないような寂しい気持ちです・・。

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そしてとうとうジェノヴァ港へ到着。ロビーにてチェックアウト手続きやパスポート返却の後、下船です。いつもは寄港地観光のための一時的な下船だったけど、今度こそホントにホントの下船。名残惜しく船を後にしました。

その後、港から空港までの直通送迎バスでジェノヴァ空港へ移動。BAで約1時間50分のフライトで、ロンドン・ガトウィック空港に戻ってきました。


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そんな訳で、1週間のクルーズの旅、色々ハプニングはあったものの無事終えて帰ってくることができました。

下の写真は、乗船時に全員が撮ってもらえる記念写真です(船の写真は多分合成だと思いますが・・笑)
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考えてみたら、ピアノと関係ない完全なホリデー旅行で7泊8日も旅行するということ自体、人生で初めての経験でした。本番前だとさすがに一週間もピアノに触らないと致命的になってしまうので、しばらく大きなコンサートの予定の無い今だからこその貴重な体験。

そんな旅行ができたのも、ここまで妊娠経過がすこぶる順調で、旅行中も色々なハプニングにもめげずに一人変わらず元気だったお腹の赤ちゃんのお陰だなぁと思います。出産前に夫婦二人最後の想い出旅行に行きたいというワガママに、元気で付き合ってくれた赤ちゃんに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

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飛行機、電車、車など、現在は数ある長距離移動手段の中で、船の旅だけは何千年も前の太古の昔から唯一変わらない人間の移動手段。

今回初めての船での旅行でしたが、飛行機で降り立つのと、船で陸に近づき上陸するのとでは、全く違う感覚だということを初めて知りました。

船で旅行をしていると、たとえ自分が一歩も動かなくても、次の日になると、新しい港で新しい朝焼けと共に、新しい一日が待っている。それって、どんなに疲れていても辛くても、地球は回っていて、朝になると新しい一日が始まる、人間の人生と似ているな・・とふと思わされました。

それぞれの島ではほんの少しずつの滞在でしたが、それぞれの都市の文化や歴史に触れたり、少しずつ色の違う海を見ながら、色々なことを感じることができた1週間でした。


長い長い8日間の日記、貴重なお時間を割いて最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。


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<追記 今後クルーズ旅行をお考えの方にご参考までに・・>

クルーズ旅行、冒頭の日記にも書きましたが、私達の乗ったようなカジュアル船の場合には、普通の旅行よりもかなりリーズナブルに旅行をすることができます(1泊3食移動など全込み1万円位〜)。特に子供(生後6ヶ月以上〜18歳まで)は半額だったり無料だったりしますし、船内にはキッズクラブもあるので家族連れにも最適だと思います。あと船酔いについてですが、私自身かなり船酔いしやすいタイプなのですが、これだけ大型だと殆ど揺れないので全く大丈夫でした。

以下、参考リンク。

MSCクルーズ(日本語) http://www.msccruises.jp/

コスタクルーズ(日本語) http://www.costacruisesasia.com/B2C/JP/Default.htm
↑周りの評判も良いので今回第一希望だったクルーズ会社です。妊娠週数の規定に合わなくてあえなく断念しましたが次回機会があったらコスタに乗ってみたいなと思っています。

カジュアル船は上記の他に、ロイヤルカリビアン、P&Oクルーズ、スタークルーズ、イージークルーズなどの会社があるそうです。同じクルーズ会社の中でも、船の新旧などによって居心地良さが違うらしいので、旅行会社に相談して色々聞くと良いかもしれません。更にグレードアップしたプレミアム船には、セレブリティクルーズ、クリスタルクルーズ、プリンセスクルーズなどがあるそうですが、これは老後の夢に取っておきます・・(笑)

Allaboutのクルーズ特集も参考になります↓
http://allabout.co.jp/gs/cruise/subject/msub_cate06.htm


<イギリスからの予約>

私達は今回イギリスの旅行会社Thomascookを通しての予約でした。時期によっては、カジュアル船の場合、びっくりするほど安いプランがスペシャルオファーで出ています。

Thomascook (トーマスクック・クルーズ特集) 
http://www.thomascook.com/cruise/

イギリスから予約の場合には、日系新聞ジャーニーなどの広告にも載っているThomascookの日本語デスク電話窓口を通すと、日本人担当の方が素晴らしくスムーズな対応で予約手続きをして下さる他、各寄港地の「地球の歩き方」のコピーを無料サービスで送って下さるので、ウェブで申し込むよりもオススメです。


<日本からの予約>

日本発のパッケージもJTBやHISなどなどから沢山出ているみたいです。ただ、もしかしたら日本からのパッケージでなく、日本〜ヨーロッパの格安往復航空券と、クルーズプランを別々に個人で手配した方が安いかもしれません。ヨーロッパの大手旅行会社はどこも格安クルーズプランを扱っていますし、例えば

HISのロンドン支店や、
http://www.his-euro.co.uk/costa_cruise/costa_cruise.htm 

Thomascookロンドン支店日本語デスク(ページ中央あたり)
http://lib.uk.net/uk_travel/travelagency_list.html

だったら日本語で問い合わせなども可能です。

今後クルーズをお考えの方に、少しでもご参考になれば幸いです。
by sayaka-blmusic | 2010-10-13 20:23 | 地中海クルーズ2010 | Comments(2)

地中海クルーズ7日目 イタリア・チビタベッキアに和服のマリア様?!

6日目の続きです。

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クルーズ7日目、最後の寄港地イタリアのチビタベッキア港へ入港。ローマへの玄関口としてイタリアでも有数の大きな港です。

ここからローマ行きのエクスカージョンツアーも沢山出ているのですが、ローマに行くのに片道1時間半近くかかり、丸一日かかるツアーで体力的にも負担がかかるというのと、つい3ヶ月前にコンサートでローマに行った際に、ローマ市内はソプラノ歌手の直穂子さんにじっくりご案内して頂いたので、今回は チビタベッキア港の近辺だけ半日ゆっくり観光してみることにしました。

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港にて下船。ここから殆どの人は1時間半ほどかけてローマにエクスカージョンツアーに向かいます。私達のように港の周りだけブラブラ・・という人は、かなり少数派みたいです。

というのも、チビタベッキア港の近くは一般的に知られるこれといった観光スポットもないようで、「地球の歩き方」はもちろんネットにも殆ど観光情報がありません。

そんな中、出発前にあるサイトで『チビタベッキア港は実はとても日本と関係が深い街で、 伊達政宗の命を受け、遣欧使節として通商交渉を目的にローマに赴いた支倉常長が上陸した港。それを記念し、チビタベッキアのある通りには「支倉常長像」が建てられている。また「日本人聖殉教者教会」もあり、壁画には世界でも珍しい「和服姿のマリア像」が描かれている』という情報を入手!

ちょうどタイムリーにも、その時偶然、夫が支倉常長に関する小説を読んでいたということもあり、これも何かの縁でしょうということで、「支倉常長像」と「和服のマリア様」の2つのスポットは是非行ってみようということになりました。


チビタベッキア港からチベタベッキアの市内までは無料シャトルバスで約5~6分。インフォメーションセンターで地図をもらって日本殉教者教会の場所を確認し、そこからビーチ沿いの道を10分ほどてくてく歩きました。

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ビーチにも街中にも殆ど人がいなくてガラガラです。やはり港町ではあっても観光の街ではないため、この街に滞在して観光を楽しむ人は殆どいないようです。この数日間、ひたすらめちゃくちゃ観光客の多い場所ばかりを廻っていたので、こういう寂れたガラーンとした雰囲気が、かえって新鮮で気持よかったです。

ちなみにこのチビタベッキアにも、第二次世界大戦までは数々の遺跡なども残されていたのですが、チビタベッキア港が当時ナチスドイツの潜水艦の拠点だったため連合軍から集中攻撃を受け、殆どの歴史的建造物などが破壊されてしまったそうです。

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そしてビーチ沿いの道から少し中に入ったところで日本人聖殉教者教会に到着。(住所:Viale della Vittoria, 39, Civitavecchia)

最初に建てられたのは1862年のことですが、上記の理由からやはり第二次世界大戦で破壊され、現在残っているのは戦後再建されたもの。壁画と天井画は日本人の 長谷川路可画伯によるものです。

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日本と関係が深い教会ということで、教会のあちこちに日本とイタリアの小さな国旗が飾られていました。

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中央奥に長谷川路可氏による天井画が見えます。

そして・・その中央に・・
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いました和服のマリア様!!
世界でも稀な和服姿のマリア様のフレスコ画です。

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この天井画はまだ制作途中だったとのことですが、完成する前に長谷川氏は病で1969年に亡くなってしまったそうで、この写真には写っていませんが真上部分は未完のまま残されています。日本人が描いたフレスコ画は、イタリア内でここのみとのことです。

この長谷川路可氏が、生前このフレスコ画について、真摯な心に染みる言葉を残されています。

『これら一連のフレスコ画を私の傑作だとは申しますまい。しかし私はこの仕事に私の全てを注ぎ込みました。筆のひとはこびひとはこびが祈りでした。誰かが、私のこの作品を賞賛しようがけなそうが、いっこうに構いません。私は私なりにフレスコ画を描き、それを主なる神に捧げました。』

人が賞賛しようがけなそうが構わない、傑作ではないかもしれない、でも自分の全てを注ぎ込んで一つの作品を作る・・、素晴らしいなぁと思います。そして彼のそんな姿勢は、この一連のフレスコ画から十分伝わってくる思いがしました。私もそんな姿勢で音楽と向き合っていけたら・・と思わされました。


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他にも壁画には、 1597年に長崎で殉教した日本人聖職者達がシーンごとに描かれています。

ヨーロッパ内でこれまで、大聖堂や教会など、星の数ほど見てきましたが、イタリアの港町の片隅にひっそりと、こんなにも日本と関係する歴史的な教会があったということに驚きです。


その後ふたたび海岸線にそってお散歩していると、
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ふと目にとまったイタリアンレストラン「Oltremare」へ。

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ミートソースのニョッキと、
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魚のソースのパスタ、
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ポテトとサーモンのピザの3品を頼んだのですが、この何気ない1皿1皿がびっくりするほど美味しかった!!胃がまだ完全復活していないので、そんなに沢山は食べれませんでしたが、今回の旅行中、船内での食事や寄港地での食事全部を含めてもNo.1 でした。食べ終わった瞬間、夫と二人で思わず店員さんに向かって「ブラボー!」と拍手をしてしまったほど。パスタ1皿7ユーロと値段も良心的。いやー下調べなしにふと入ったお店で、いきなりの大ヒットが来るとは思っていませんでした。チビタベッキアに行かれる機会があったらここは是非オススメです。 (「Oltremare」住所:Civitavecchia, Via Tarquinia1, Viale Lazio, 14, Campo dell’ Oro)


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そして再びチビタベッキアのメイン通りへ。街一番の大通りだというのにこの人気の無さ・・。

「支倉常長の像」が大通り沿いにあるかと思って、しばらくウロウロ探していたのですが見つからないので、通り沿いにあった小さな考古学博物館というのに入ってみました。ここも閑古鳥が鳴いていて、私達以外にお客さんがいなくて2、3階は真っ暗。中に入ったら館員さんが「あ、久しぶりのお客だ・・」とばかりに事務室から出て来て、やっと電気を付けてくれました。

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でもここが意外にも面白くて、ローマ時代の遺跡はもちろん、エトルリア時代などの発掘品も沢山。
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上の写真はエトルリア人の青銅細工の発掘品の一つなのですが、現代と全く同じ仕組みの安全ピン!!紀元前の時代から安全ピンがあったのですね〜!!驚き!


そして博物館を出た後「最後にやっぱり支倉常長の像を見たい!」ということで再び探し始めたのですが、私たちに分かっている情報は「Piazza Calamatta (カラマッタ広場)」というところの近くにあるということだけ。ですが手元の地図にカラマッタ広場は載っていません。とにかく道行く人にひたすらカラマッタ広場の場所を尋ねながら街中をうろうろ探しまわり、やっと「カラマッタ広場」らしき場所に到着しました。ですが、広場中どこを探しても支倉常長の像らしきものは見当たらない・・。

「ツネさーーーん、ツネさーーーーん」と呼びかけながら広場のまわりをうろうろ探し続けていると、

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とうとうツネさん発見———!!
鳥のフンまみれになっていて可哀想な姿になっていましたが、それでもすっくと立派に立っていらっしゃいました。

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伊達政宗の命を受け1615年にここチビタベッキアに上陸した遣欧使節団団長、支倉常長氏の銅像です。Google Map ストリートビューでも発見したので、もしよかったらこちらでもご覧下さい。
チビタベッキアの支倉常長像(Google Map ストリートビュー)

支倉常長はローマ法王に謁見を許され、それどころか正式にローマの市民権を与えられると共に、貴族に列せられます。ちなみに伊達政宗といえば宮城県、このチビタベッキア市は宮城県石巻市と姉妹都市で、石巻市にも同じ銅像が建てられているそうです。

現代では、私自身含め日本から沢山の人々がこうやってヨーロッパに留学したり生活したり、旅行に来たりしているけれども、その日欧交流のきっかけの一つはこの支倉常長の功労によるものだったんだ・・と思うと、今回ヨーロッパの地中海旅行の最後に、こうやって彼の像の前に立たせて頂いていることが、なんだか不思議なご縁を感じました。(ちなみに初めて日本人がヨーロッパに行ったのは、支倉常長より少し前の1552年頃のことで、ザビエルが最初に洗礼を授けた日本人「鹿児島のベルナルド」だそうです)

ということで、全く期待していなかったのに、日本人にとっては見所満載だったチビタベッキア。クルーズでローマ近辺にいらっしゃる方は、寄港は必ずチビタベッキア港になると思いますので、お時間があったら是非港の周りもお散歩もオススメです。

以下のリンクは、Colossusさんが作成された、チビタベッキア近辺の見所のまとめ(Googleマップ)です。
今後チビタベッキアに行かれる方は是非ご参考にされてみて下さい。
http://bit.ly/Civitavecchia

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夕方、船に戻って出航。バルコニーに出てみると、向こうにサルディーニャ島らしき明かりが見えました。つい先日ちょうど日記にも登場したサルディーニャ島、遠くの明かりだけでも拝む(?)ことができて良かったです。

ジェノヴァ下船組にとっては今日が最後の夜ということで、船内のパーティやバー、カジノなどに繰り出す人たちも多かったみたいですが、さすがにその体力は残っていないので(^-^;)、ルームサービスでワインとノンアルコールカクテルを頼んで、遠くサルディーニャの明かりを見ながら、クルーズ無事終了を二人で乾杯しました。

これで最後の寄港地も終わってしまいました。あとは明朝にクルーズの出発地だったジェノヴァに戻るのみ・・。出発前は長いかと思っていた7泊8日の旅ですが、過ぎてみるとあっという間。この一週間で、すっかり自分たちの部屋のようになって居心地良くなってしまったこの船室も、明日には出て行かなくてはいけないんだと思うと寂しい気持ちです。うーん、このバルコニーと海の景色だけでもロンドンに持って帰りたい!


クルーズ最終日、ジェノヴァ編に続きます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-11 22:56 | 地中海クルーズ2010 | Comments(3)

地中海クルーズ6日目 シチリア島タオルミーナ


(5日目の続きです。)

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9月30日、クルーズ第6日目。朝起きて船室のカーテンを開けると、朝焼けの中でシチリア島の港がぼんやりと見えていました。

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今日は早めの入港で朝7時にシチリア島のメッシーナ到着です。

3日前から続いていた胃のさし込み痛は薬のお陰でだいぶ良くなりました。今回の食中毒は大事にならずに済んでホント良かったー。

朝食後8時に、申し込んでいたエクスカージョンの集合場所へ。今日行く予定にしているツアーは、シチリア島の真珠と言われている「タオルミーナ」という街へ行くツアーです。

ツアーバスで港を出発し、高速道路で約1時間のタオルミーナへ向かいます。
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高速道路を走る最中にも、山の上には数々の要塞が見えます。このシチリア島も、紀元前のポエニ戦役の際に、ローマとカルタゴの戦争の引き金となった島です。なんだか今回の旅は、地中海の青い海を巡る度であると同時に、ローマの歴史を辿る度だなぁとつくづく思います。

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そしてタオルミーナへ到着。高台からの景色は素晴らしかったです。

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崖を挟んだ向こう側に見えるタオルミーナの街。

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この街のある斜面のすぐ下には一面に広がる海が! この街に住む人たちは、毎日こんな素晴らしい景色を見ながら目覚めるのですねー。向こうに見えるビーチの真ん中あたりは、映画「グランブルー」で使われた撮影地「イゾラベッラ」です。


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高台の裏にあるギリシア野外劇場は、紀元前500年頃に作られたもの。ローマ人が入植する前のことです。舞台の向こうに広大な海が見えるという絶景の劇場! (似たものではイギリス最南西部Cornwall にもMinak Theatre という海をバックにした劇場があります)

夏の間はここで、エルトン・ジョンはじめ世界中のアーティストがコンサートを行うとのことです。野外劇場にしては珍しいほど音響も良いらしく、エルトン・ジョンはピアノ演奏のためにあえてマイクを使用せず、生ピアノの音のままライブを行ったんだとか。

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劇場を出て、タオルミーナの街中を散策。南イタリアらしい柄のお皿など可愛いものが沢山。太陽から足が3本生えたこのマークは「太陽神の住む、三つの岬を持つ島」という意味で、シチリアのシンボルです。

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<メッシーナにてシチリア家庭料理食堂へ>

タオルミーナ観光の後バスで港街メッシーナに戻り、お昼ご飯を食べられるレストランを探しました。港から15分ほど歩いて辿り着いたのが「Al Padrino」、シチリア家庭料理のカジュアルなお店です。

シチリア人の超陽気なご主人が、「シチリア名物料理をお任せコースのランチでいいか?」と聞いて来たので、(お店のおすすめが食べられるならお任せでいいか。苦手なものもグリーンピース位しかないし・・)と思いながら「OK, OK!」とお任せランチを注文したら、


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見事にグリーンピースのリゾットとグリーンピースのパスタが出てきました・・。(食べかけの写真でスミマセン)

何故よりによってグリーンピースづくし・・(ToT)  私、グリーンピースだけは小さいころから今まで変わらず苦手なんです(泣)。そういえば船の食事でもグリーンピースが多い気がするのですが、地中海料理ってグリーンピースを多用するのかしら・・。

いいんです、グリーンピースのリゾットで。病み上がりの胃には良さそうだし・・ぐすん。

その後メインで出て来たお魚のシチリア風南蛮漬けみたいなのも身体に良さそうで、私の方からは何も言っていないのに、まるでご主人、私の体調を見透かしたかのような養生メニュー(?)を次々出して下さいました・・(^-^;) (味はとっても美味しかったです、グリーンピースはよけて食べましたが・・)

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こちらはお任せランチの最後に出して下さったシチリアデザート3種。奥の赤と黄色のフルーツは「フィーキ・ディ・インディア」という珍しいシチリアのフルーツで、なんとサボテンのの一種からできる実だそうです。歯ごたえのあるスイカのような不思議な食感。

中央は桃、そして手前は「カンノーリ」というシチリアの伝統的なお菓子で中にリコッタチーズが入っています。

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食べ終わった後、店のご主人に「一緒に写真を撮りたい」と言ったら、わざわざ外の店の名前が見えるベストポジションまで連れてって下さって一緒に写真を撮って下さいました。

おじさん、愛のグリーンピース(?)をありがとう!

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そして港に戻り、再び乗船。

シチリア島停泊はお昼過ぎまでだったので、午後は船内でのんびり。

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シチリア出港のタイミングに合わせて屋上のデッキに行ってみたら、出港の景色を見るために集まった人と、プールで水浴び中の人、日光浴中の人たちで、既にパンク状態! 

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ふーー暑いです! 
マルタも暑かったけど、ここシチリアも、明日から10月だというのに焼けつくような日光の強さ。

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皆でデッキからシチリアの港を見送りながら出港。これから約17時間かけてローマに向かいます。



<2日ぶりのディナー>

この日の夜は、2日ぶりに船内のディナーの席に復帰しました。この日の夜はガラ・ディナー。一週間に2度船内で行われるこのガラ・ディナーでは、フォーマル着用の規定があり、夕飯の内容も少し豪華バージョンになっています。

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デザートの前には、同じケーキを持って同じ服を来たウェイターさんたちが、一斉に音楽に合わせてパレードするサプライズもありました。

この日、いつものテーブルでディナーに来ていたのは、私達とイギリス人おばあちゃん2人のみ。すっかり仲良くなって「赤ちゃん産まれたらドレスを縫ってあげるわ」と約束して下さり、住所の交換をしたりしました。

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記念写真を撮ったら、なんだか思いっきり「結婚式にて、両家の母と」みたいな写真になってしまいました(笑)

クルーズも、残すところあと一つの寄港地のみ。船は夜の間に、最後の寄港地ローマ近郊チビタベッキア港に向けて北に航海を続けます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-10 22:03 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ5日目マルタ後編「バレッタ市街&食中毒編」


クルーズ5日目マルタ前編の続きです。

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青の洞門のボートツアーの後、バスで再びマルタ共和国の首都バレッタ市街へ。

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中世の雰囲気が残るバレッタ市街ですが、どことなーくロンドンと似た雰囲気も感じます。

それもそのはず、このマルタ共和国は1964年までイギリスの植民地で、今でも英連邦の一部。公用語はマルタ語と英語ですが、95%の人がイギリス英語を話せるらしく、街や店の表示なども全て英語で書いてあります。

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それどころか、上の写真のMarks&Spencerのように、イギリスのチェーン店のスーパーやファッションショップも沢山あるので、メイン通りを歩いていると一瞬ロンドンのハイストリートを歩いているような錯覚に陥ってしまう位。まるで「ロンドン南国バージョン」のような感じです。

マルタ島が、自分たちの生活スタイルを変えずに旅行したいイギリス人にとって大人気の観光スポットである意味が、とても分かるような気がしました。

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ところでこのマルタ島は、むかーし世界史で習った記憶のある十字軍の末裔である「聖ヨハネ騎士団」が防衛の本拠地としていた島で、街中に騎士団にまつわる歴史的建造物が沢山残っています。

「騎士団長の宮殿」もその一つ。現在は大統領府と議会が置かれているそうでうが、そちらのエリアは見学できないので、私達観光客が見て回れるのは数部屋のみです。

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当時のままの豪華絢爛なバロック様式の装飾などは「おおおお」と感動だったのですが、この鎧といい、なんとなーく怨念がこもっているような重—い空気が立ちこめていて、なんだかお腹の赤ちゃんにもあんまり良くない気がして(??)、短時間で出てきてしまいました。

そしてお隣にある武器庫博物館へ。

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ひぃぃぃぃぃっ!16世紀から数世紀に渡った歴代の鎧、武器、大砲など武器が勢揃いーーー!!

「武器庫」博物館なので、考えてみたらあたりまえなのですが、ここまで戦争道具(しかも実際の戦闘に使われたもの)がずら〜っと並んでいると、ますます胎教に良くない気がして来て(&朝から続いていた胃痛が悪化してきて)こちらもすぐに出て来てしまいました・・。


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気を取り直して、大通り沿いにある国立考古学博物館へ。こちらは平和です。
マルタ島は巨石時代の遺跡でも有名で、この博物館には実際の石が展示されています。狭いスペースで、展示品の数も決して多くはありませんが、紀元前5000年の神殿に使われた実際の石を、目の前で触ることができるのは貴重な体験でした。

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実際の神殿跡の様子。今回は神殿の遺跡には足を運ぶ時間が無かったので、博物館のビデオからのキャプチャです。

ギザのピラミッドが紀元前2600年頃、イギリスのストーンヘンジが紀元前3000〜2000年頃なので、それよりも古く紀元前3600年頃に作られたマルタ島の神殿の遺跡は、今までに発見されている石の遺跡の中で世界一古いそうです。

その後、少し早めですが船に戻りました。


<食中毒騒ぎ>


ところで私、クルーズ3日目のバルセロナの朝位からなんとなーく胃の調子が変だったのですが、5日目のこの日になって胃痛大悪化(泣) 

バルセロナの朝以前というと、船の食事と、南仏で買ったクレープしか食べていないのですが、生ものは食べていないし、何が原因だったのか全く不明です。

私、日本に居た頃は、一度も食中毒になったことないのに、ヨーロッパに住み始めてから旅行に行くとなんらかの食中毒になることが多い気がします。なぜだー。

ちなみに私のこれまでの旅行中食中毒、暗黒の歴史は以下の通り・・。

2008年春 スペイン → シーフードで夫と共に食中毒。最低限の観光以外をベッドで過ごす。

2009年夏 イギリス・ウィツタブル → 生ガキでノロウィルスの食中毒。高熱と吐き気で1週間近く寝込む。

2010年春 イタリア・バローロ → 牛肉のカルパッチョを食べて、私、夫、友達夫婦の4人全員が食中毒に。全身じんましん&吐き気に苦しむ。


で、今回は妊娠中ということもあって気を付けていたので、絶対に生ものは食べないようにしていたのに、なぜ、なぜ・・(泣)

今までの食中毒ほどキツイ症状じゃなかったのが不幸中の幸いでしたが、現在子宮が大きくなって胃が持ち上げられているので、胸のすぐ下あたりが激痛・・。ついでに十二指腸にも炎症を起こしたらしく背中の右側も激痛。

こんなに痛くて、お腹の赤ちゃんも苦しくないかだけが心配だったのですが、赤ちゃんは私の状況とは関係なく超元気で(リステリア菌だと怖いですがその他の食中毒だと胎児には関係ないそうです)、下からその痛い胃をゲシゲシ遠慮なく蹴ってきます。元気でホっとしたけど、蹴られると余計に痛い・・(ToT)

そんな訳で、この胃の状態ではせっかくの船のフルコースディナーは食べれる訳もなく、この日とその前日(チュニジア)、二日連続でディナーをキャンセルし、ルームサービスで最低限食べれそうなものを持って来てもらいました・・。

おかゆを頼みたくても当然メニューには無いので、唯一食べれたのが、

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何にも味のついていない茹でただけのプレーンのマカロニ・・。
このルームサービスのマカロニを数個だけ口に入れて、私のクルーズ5日目ディナーは終了しました。うーー。

ちなみに夫も、私ほどではないものの少し似た症状が出た他、後で聞いてみるとディナーで同じテーブルのおばあちゃんも私と同じ時に同じ症状で苦しんで、ディナーをキャンセルしていたとのこと。

今回何が原因だったのか定かでないのではっきりとは言えませんが、この船に限らず、何千人もの食事を一気に作る大型船ではどうしても衛生上の問題が出て来てしまうと思うので、妊娠中やお年寄りなど抵抗力の弱っている方は、船での食事には細心の注意を払うに越したことはないかもしれません。

ちなみに、夫が妊娠中でも安全な胃薬を持って来てくれていたお陰で、翌日のシチリア入港までにはだいぶ復活し、予定通り観光に行くことができました (^-^)

次回の日記は「シチリア島タオルミーナ」です。
by sayaka-blmusic | 2010-10-09 23:36 | 地中海クルーズ2010 | Comments(4)

地中海クルーズ5日目マルタ前編「青の洞門編」


4日目の続きです。

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クルーズ5日目は、イタリアの南下に浮かぶマルタ共和国の首都バレッタの港へ。
マルタ共和国は人口約40万人の小国。主に3つの島から成っていますが、メインのマルタ島でも淡路島よりも小さな島です。イタリア半島とアフリカ大陸の中央に浮かぶ島のため「地中海のへそ」とも言われているそうです。

朝7時半頃、朝食を食べている時に丁度入港だったのですが、港の景色のあまりの荘厳さに思わず歓声を挙げてしまいました。

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感っ
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動ーーーーーーーーーっっ!!
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まるで、中世の港にそのままタイムトリップしたみたいです!

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至るところに見える要塞と、淡い土色で統一された美しい街並み。今回のクルーズ全日程を通しても港の景色はこのマルタ共和国がベスト1でした。

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9時の下船開始とともに外へ。マルタ島は公共バスの便が充実していて自分達でも十分回れるという情報を聞いていたので、今日はツアーは申し込まず、自分たちで回ることにしました。


午前中は、マルタ島南部の「青の洞門」へ。
中心部のバスターミナルから38番or 138 番のバスで30分位です。

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マルタ島の公共バスは、オレンジ色で統一されています。新旧型のものが混じっているのですが、旧式のものは形がコロンとしていてネコバスみたいで可愛いです。

面白いのが天井のこのヒモ。

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オレンジのつり革の横にある、緑色の細長—いヒモがぐるっと回っているのが見えますでしょうか?実はこれ、下車を知らせるブザー代わりなんです。自分のところのヒモをひっぱると、前の方にあるベルのところまでヒモがつながっていて、ベルを鳴らす仕組みになっています。あまりにもアナログですが、なるほどーの仕組み。もしかして日本の昔のバスのブザーもこういう仕組みだったのでしょうか・・?

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30分ほどで「青の洞門」のあるエリアへ到着。

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チュニジアを上回る暑さです!!マルタ後編で詳しく書きますが、実はこの時、胃の激痛に苦しめられていたので、暑さと痛さでヘロヘロになりながらバス停から岸辺へ・・。

バス停から15分ほど坂道を下り、青の洞門ボートツアーを行っている岸辺に到着。この辺りは海水浴用のビーチは無く、このボートツアーとダイビングのお客さんが主のようです。

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波が高いとボートツアーが行われない時もあるようですが(現地に行く前に街中のインフォメーションセンターやホテルで確認できます)、この日は運良く大丈夫でした。ライフジャケットを来て、ミニボートツアースタート!

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20分~30分位の短いツアーで、メインの「青の洞門」をはじめ、いくつかの洞穴をまわります。

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各洞穴の周辺では、光の関係で、水が不思議な深い深いエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝きます。

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こちらがメインの「青の洞門」。 長年の波による浸食により、このようなアーチ形になっていったそうです。写真では小さく見えますが、実際見るとかなりの大きさで凄い迫力です。

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海の色にも感動でしたが、それ以上に私が感動したのは、この辺りの地形そのもの。何千年何万年の時を経て、波によって岩が削られ作られて行ったダイナミックな地球のアート。自然の神秘だなぁと思います。

本家カプリ島の「青の洞窟」と比べると全く小規模とのことですが、カプリ島の方に行ったことのない私は、これでも十分大感動でした。

この後、バスで再びマルタ共和国の首都バレッタ市内へ。
マルタ後編に続きます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-08 22:44 | 地中海クルーズ2010 | Comments(2)

地中海クルーズ4日目 チュニジア・カルタゴの遺跡&青の町

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前日にスペインのバルセロナを出発した船は、約一日かけて翌日の昼にアフリカ大陸北部チュニジアのチュニスへ到着。飛行機だったらあっという間に着く距離かもしれないけれど、こうやって何倍もの時間をかけて船でゆっくり移動するのもいいものだなぁと思います。

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港には、チュニジアの船も停泊していました。外に出てみると、一気に南下しただけあって、南仏やバルセロナよりずっと暑い!ノースリーブでもOKの暑さです。

さてチュニジアは今回私が一番楽しみにしていた寄港地の一つです。

前回ローマに行った時には全く下勉強していかなかったために、ローマ時代の遺跡を見ても何が何だか理解しきれずもったいなかったので、今回は夫から「チュニジアに行くなら、塩野七生の「ローマ人の物語」の3巻〜5巻(ポエニ戦役のあたり)は最低限絶対に読んでおいた方がいいよ〜!」と念を押され、その3冊分だけは出発前に何とか読み終わり、カルタゴ(現在のチュニジア内)とローマのおおまかな歴史について下勉強(?)も完了! いやーこれが思ったよりとっても興味深かったのです。

ポエニ戦役は、紀元前264年からローマとカルタゴの間で行われた地中海覇権を巡る戦争。ローマ帝国がその後あれだけ大きくなったのはこのカルタゴとの戦いが最初のきっかけだったので、もしこの結果が異なっていたら、今頃大きく歴史が異なって、ヨーロッパを支配していたのがこのチュニジアだったのかもしれません。

ちなみにローマは、この戦争の後、カルタゴの土地が二度と復興できないよう、なーんと街中に塩を撒いて埋め尽くし不毛の土地としたそうです・・。通常敗戦国に対してもそこまで残虐な行為をしなかったローマ帝国がここまで徹底して街を滅ぼそうとしたしたのは、それだけカルタゴに対して脅威を抱いていたということなのでしょう。


<カルタゴの遺跡めぐりへ>


さて、ここチュニジアでは寄港時間も短く廻りたいところも色々あるので、安全策を取ってエクスカージョンツアーに参加することにしました。色々な種類のツアーがあったのですが、私達の選んだのは、カルタゴの遺跡と、「青の町」として有名なシディブサイドを廻るツアー。

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バスの中から写したチュニスの港からの街並。気のせいか街で使われている色もチュニジアの国旗カラーでもある赤が多い気がしました。

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まずはカルタゴ時代の港へ。紀元前の姿がそのまま残っています。
ここからポエニ時代のカルタゴ軍がヨーロッパ大陸に向けて出航していたのだと思うと感動——! 夫があれだけ「絶対本読んでから行った方がいい!」と口を酸っぱくして言っていた意味が分かりました。何も知らずに来ていたら、ただの普通の湖に見えてたかも・・。

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次にローマ時代の「アントニウスの共同浴場跡」へ。紀元前146年にカルタゴを滅亡させ二度と都市が発展しないようにと塩まで撒いておきながら、その後ローマは「やっぱりカルタゴの地は交通の要所として重要だ」と、この地を植民市とし、まるで「第二のローマ」のようなローマそっくりの都市を作ろうとしたのです。この浴場跡は、ローマが支配していた頃の重要な遺跡の一つ。古代の浴場跡はイギリスのバースでも見たことがあるけど、ここは規模が違いました!


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どーーん!!!向こう側に海が見える絶景ポイントの大浴場です。こんな素敵な場所に、ローマ時代の「スーパー銭湯」があったのですね・・。水を引くシステム、排水システム、お湯を温めるシステム、サウナ、水風呂など全て完備されていたらしく、二千年近く前に今のスーパー銭湯なみの施設を作っていたローマ人、やっぱりスゴ過ぎです。

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お風呂の排水溝も当時の姿のまま残っています。

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上の写真は、紀元前のカルタゴの中心地、「ビュルサの丘」です。ここからの眺めは素晴らしく、現在では、時代の異なる3時代の建物が一同に見える珍しい地点となっています。一番奥の白い建物が現代のチュニスの街並。中程の茶色いエリアが、ローマ人に滅ぼされる前の紀元前のカルタゴの住居跡。そして手前の柱は、ローマ時代のものです。ローマ人はこの地域に建物を建てる際に、カルタゴ時代の建物などは全部土に埋めてその上に建造物を建てたため、このローマ時代の柱は、向こう側のカルタゴ時代の住居跡より一段高いところにあります。


<青の町シディブサイド>

その後、カルタゴ博物館などを見て大満足した後、「青の街」として有名な「シディブサイド」へ。

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この街は、建造物は全て「壁は白」「ドアは青」と決められて統一されています。青は魔除けの効果があるからだとか、蚊除けの効果(!)があるからだとか、色々な説があるそうですが、実際はどうなのでしょう・・。

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きっと青い空の下だったら、もっともっとキレイだったのだと思いますが、残念ながらこの街に入る前辺りから雲行きが怪しくなり、街を歩いている時は大雨・・(ToT) それでも、各家の青い門の可愛らしい模様を一つずつ見ながら雨の中歩くのもとても楽しかったです。

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そして再びバスで船の待つカルタゴの港へ。

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ライトアップされたMSCスプレンディダ号。

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乗船口はこんな感じです。

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そして出航。遠ざかって行くチュニジアの夜景。夜の間に船は東に航海を続け、明け方にマルタ島に着く予定です。

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<チュニジアはアフリカの超優等生?!>

そもそもチュニジアってどういう国なのか、私自身も行くまで殆ど知らなかったので、今回調べてみたことを少しご紹介させて頂けたらと思います。

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チュニジアは北アフリカにある独立国。アフリカの国というと、貧困、飢餓、治安の悪さなどのイメージが強いかもしれませんが、実はチュニジアはアフリカの中で驚く程異例の成長を遂げた国です。

チュニジアでは、電化率94%、義務教育における就学率92.3%、国民の80%が中流階級層で、貧困率はわずか4%。貧富の格差は途上国としてはきわめて少ないそうです。治安の良さもアフリカの中でピカイチ。

またアフリカ、アラブなどの途上国としては唯一、人口増加率が世界平均を下回っていて、家族計画普及の唯一の成功国で、発展の「モデル国」または「超優等生」といわれているそうです。

うーーん、スゴい! でもどうしてチュニジアだけが異例の健全な発展を遂げたんだろう・・と疑問に思い、帰ってから色々ネットで調べてみました。

資源が豊富だから国がお金持ちなのか、と思ったら、実はその反対だそうです。

チュニジアはむしろ限られた天然資源しか持っていないため、早くから「人間の潜在力」を伸ばすことに目を向け、国家予算の大部分は教育、医療、住宅供給、社会福祉に割かれているそうです。その結果、農業、製造産業、観光業でバランス良く経済がまわっており、今も成長を続けているそうです。

アフリカの他国では、ダイヤモンド、石油、コバルトなど、せっかく天然資源に恵まれているのに、それをうまく開発に繋げられず、かえって紛争の元になったり、政治が腐敗し国が崩壊し、せっかくの他国からの支援も効果的に使われていないという残念な国も多い中、早くから自国の「人」の持つ潜在力に目を向けたチュニジアは素晴らしいと思います。

(もちろん旅行だけでは見えない裏の面もあると思いますし、そもそもチュニジアはじめ、エジプト、リビア、アルジェリア、モロッコなどの北アフリカ5カ国は、歴史的にアラブやヨーロッパの文化の影響も受けていて、サハラ以南の国々と同じように比較するのは適していないかもしれませんが・・。)


天然資源がいくらあっても、「人」が育たなかったら確かに意味がない。

同じように、先進国が一時的にお金や物資だけ送っても、その国に住む「人」が育っていかなければ、長期的な発展は難しい。良くいわれる例えですが「魚を与えるのではなく、釣り竿を与えて釣り方を教える支援」が本当に重要なのだろうなぁと思います。

日本でも、民間レベルでも発展途上国の「人々の潜在能力」を育てる支援を行うNPOなどが沢山増えてきているそうです。このチュニジアのように、理想的な自立的発展を遂げる国が一つでも多く出てくることを祈るばかりです。先日のピグミー支援チャリティコンサートに続き、音楽や作曲を通じてのアフリカやアジアの途上国支援の可能性を、私自身もこれからも模索していきたいと思っているところです。 


さて次回の日記は「クルーズ5日目マルタ島・青の洞門」です!
by sayaka-blmusic | 2010-10-08 00:11 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ3日目 バルセロナ・サンジョセップ市場


2日目のつづきです。

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9月27日、クルーズ3日目の寄港地はスペイン・バルセロナ。

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港側から撮ったMSCスプレンディダ号。バルセロナの港には、私達の乗っていたスプレンディダ号だけでなく、数多くの大型客船が停泊していました。

バルセロナは港から街の中心部までそんなに離れていないので(徒歩20分位)、エクスカージョンツアーには申し込まず自分たちで街を廻ることに。

ここでの寄港時間は午前中の約5時間のみ。バルセロナは2年前に旅行に行ったことがあり、サグラダファミリアやグエル公園などを含むガウディの建築群などの見所は一通り見て回ったことがあるのですが、その時に唯一見逃してしまって後悔していたのが、メイン通りランブラス通り沿いにあるサンジョセップ市場。前回はわざわざ現地まで行ったものの日曜日で閉まっていて入れず断念したのです。

なので、今回は短い寄港時間中、その市場だけはリベンジ!ということで、下船後まっしぐらにサンジョゼップ市場へ。

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バルセロナのメイン通りの一つランブラス通り。大道芸人が沢山います。イタリアともまたひと味違うこのスペインの陽気さというか明るい雰囲気、すごく好きです。

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そして念願のサンジョセップ市場に到着!
今回はちゃんと開いていました。よかったー。

船に生モノなどは持ち込めないので、買えるものは限られていて殆どないのですが、私も夫も、珍しい食材を見て回ること自体が大ー好きなので、こういうマーケットをぐるぐる見て回っているだけで楽しくて仕方がないです。

このジョセップ市場は「バルセロナの胃袋」とも呼ばれていて、なんと13世紀からの古い歴史を持つそうです。

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お肉屋さん。超新鮮な牛タンや豚足なども沢山。イベリコハムの専門店なども。

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お魚屋さん。

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卵屋さん。値段表示が可愛いです(笑)

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超色鮮やかな果物屋さん。久しぶりにこんなに一気に原色を目にした気がする・・。前回もスペインに来た時に飲んで感動したキウイの生ジュースを買ってその場で飲みました。美味しかったー!

基本的に船に食べ物は持ち込めないため、市場で買ったものといえば、この生ジュースと、あとスパイス屋さんで美味しそうな鷹の爪を一袋買っただけでしたが、それでも十分大満足!

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その後、市場の一角にある屋台風のレストラン(というかバー)でお昼を食べました。市場にある新鮮な食材を目の前で調理して野菜料理やシーフード料理などを提供してくれるお店です。 この日の朝からなんだか胃の調子がおかしかったのであまり沢山は食べれなかったのですが、それでも特に前菜で食べた各種キノコの炒め物は、シンプルな味付けなのに「キノコがこんなに美味しいなんて!」と感動。やっぱり新鮮な食材の威力はスゴいです。ランブラス通りから市場の中に入ってすぐの角のところにある「Kiosko Universal」という屋台です。バルセロナのサンジョセップ市場に行かれる際には是非おすすめです! 

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そして再び船へ乗船。午後は船内でのんびり。

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上の写真は屋上デッキにある巨大なてんとう虫型の日よけドーム(?) 船内や屋上デッキには、このようなドームやサンベッド、ジャグジーなどフリーのリラックススペースが至るところにあります。ロンドンでは真夏でも寒過ぎて殆ど「外で太陽の下でのんびり」ということが無いので、すごく久しぶりの感覚です。


さてクルーズ3日目に入り、船内生活にもだいぶ慣れてきました。

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こちらは 船内で使用するクルーズカード。最初の乗船の時に一人一枚渡され、客室の鍵、船の中でのID カード、船内で有料サービスを利用した時のキャッシュレスカード、など様々な役割を果たします。船内では、これ一枚さえ持ち歩いていれば、他の貴重品は全てキャビン内の金庫に入れっぱなしにできるのでとても便利で安心です。

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そしてこちらが、自分たちの部屋に無料で毎日届けられる船内新聞。次の寄港地の情報や、その日の船内エンターテイメントのスケジュール、エクスカージョンの情報などが詳しく載っています。有り難いことに日本人にはちゃんと日本語で届きます!何年イギリスに住んでいたって、やっぱり英語より日本語の方がはるかに読みやすいので、本当に嬉しいです。コスタクルーズなどもそうだと思いますが、大型客船には各国のインフォメーションホステスが乗船していて、この船にも日本人のクルーの方が一人乗船していらっしゃいました。多分日本人乗客は多分合計で10人未満しか乗っていなかったと思うのですが、こんな少人数相手にもきちんと日本語でサービスを受けられるのはとっても有り難いです。

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さらに!こちらは有料ですがフロントで申し込むと日本の読売新聞も毎日部屋まで届けてくれます。日本語新聞を読むのはとーーっても久しぶりなので、夫も私も大喜びで隅々まで読んでしまいました。


これから船は丸一日かけてアフリカ大陸北部チュニジアの港町「チュニス」へ向かいます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-06 18:55 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)