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サルディーニャ食材とつぶつぶパスタ

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イタリア南西部に位置する島、サルディーニャ島。上の地図のAの部分で、コルシカ島と並んでイタリアとスペインの間にあります。

イタリア領ですが自治州となっています。太古の昔から様々な文化の影響を受けたために独自の文化が築かれていて、島全体に遺跡などの世界遺産も点在。食べ物も、
いわゆる一般的なイタリアンとはひと味違う、ちょっと変わった独特の食文化が発展してきたそうで、カラスミやウニを使った料理など、日本人にとっては堪らないシーフード料理でも有名。

しかも地中海に囲まれた島ということでビーチの景観も抜群ということもあり、いまや世界中のセレブに人気の高級リゾート。海沿いのホテルはハイシーズンは目の飛び出るような値段! でも、いつかは行きたい憧れの島です。

サルディーニャ旅行には行けずとも、代わりにロンドン西部のウィンブルドンに、「サルディーニャ食材屋さん」があるという情報をピアノの生徒さんより頂いて、先週末の土曜日、初めて行ってきました♪


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ロンドンのウィンブルドンにあるサルディーニャ食材店「Vallebona」。
店頭での販売は基本的には行っていなくて、普段はオンライン販売やロンドン内のイタリアンレストランなどへの卸売をメインに行っていらっしゃるとのことですが、毎週土曜日は一般向けに試食販売会もされています。

そしてこの日はまさにその試食販売会の日!
サルディーニャご出身のご主人と、日本人の奥様が経営していらっしゃるので、日本語で丁寧な説明を伺うこともできました。

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外から見ると巨大な倉庫ですが、インターホンを押して中に一歩入ると、キレイにレイアウトしたお洒落なサルディーニャ食材販売スペースが広がっています。

珍しいサルディーニャ独特のパスタや、 数えきれない位の種類の生ハムやサラミが並んでいて、チーズやワインと共に試食させて頂くことができます。カラスミの薫製やウニも売っていました。

横には温度管理のされているチーズルームがあり、各種チーズがずらーーっと並んでいます。こちらも試食させて頂きながら選ぶことができます。

生ハムやブルーチーズ、ワインなど、大好物なのに妊娠中食べちゃいけないものばかりをずら〜っと目の前にしながら我慢するのは半ば拷問に近かったですが(^-^;) 食べても大丈夫な範囲のものを少しずつ食べるだけでも、おいしすぎて十分幸せ〜な気分に。気分だけはすっかりサルディーニャです。

サルディーニャ食材というとすごく高級そうなイメージがありますが、ここでの販売価格は本当に良心的なお値段で、ついつい色々買い込んでしまいました。

その中からこの日買ったものをいくつかご紹介。

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こちらはトリュフ入りのはちみつ。チーズにちょっとつけて食べると、ふわーっと風味が広がります。

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いちじく(Fig)のジャム。こちらもチーズと最高に相性がいいです。

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サルディーニャ産のトマト缶!
トマト缶って、メーカーや産地によってかなり味が変わるし、しかも料理の味を決定的に左右してしまうものでもあるから、サルディーニャ産のものは一体どんな味なのか興味津々。なんとスーパーで買うトマト缶よりも安かったので、10缶くらいまとめ買いしてしまいました。

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こちらはサルディーニャの伝統的なつぶつぶパスタ「フレーグラ」。

このパスタは、魚介のスープなどにそのままパラパラ入れるとおいしいとお聞きし、せっかくだから今日さっそく作って食べたい!と思い、帰りがけにEast Dulwich の魚屋さん(Fishmonger)「Moxon’s」に寄って、新鮮なイカ、エビ、ほたてなどの魚介類を買って帰りました。

魚介のスープっていっても、何系のどういう味のスープが合うんだろう・・。せっかくだから今日買ったサルディーニャ産トマト缶を使ってトマト味の魚介スープかなぁ・・。

で、家に帰って、まずはセロリ、たまねぎ、ガーリックなどで作ったソフリットを作成。最近洋食系スープやシチューには必ずソフリットを作って入れるようにしているのですが、断然おいしくなるのでハマっています。出来上がったソフリットに、 魚介、サフラン、白ワイン、サルディーニャ産のトマト缶を合わせて、トマト味ブイヤベース(?)みたいなスープを作り、どきどきしながら、今日買ったつぶつぶパスタを投入。

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一見小石みたいに見えますが、小麦のいい香りがほわーっと漂って来るので立派にパスタです。

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一体全体どのくらい入れれば良いのだ・・と思いつつ、取りあえず2人分合わせて100グラム位を投入。普通のパスタと違って、一回ゆでてからではなく、スープの旨味を丸ごと吸収させるために、そのままスープに投入して良いそうです。上の写真は入れてすぐの時点なのでまだかなりの小粒です。

すると10分ほどで魚介のスープをぐーーーんっと吸い取って、一回り大きなサイズに。ミニタピオカみたいな感じです。すごい吸収率!!

で、出来上がった、自己流の(笑)サルディーニャ風魚介のパスタ。

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パスタとも違う、リゾットともクスクスとも違う、独特のつぶつぶした舌触り。そしてこのつぶつぶをかみしめると、魚介のうまみが中からじゅわーーーー。初めての感覚です。おいしいーーー(ToT) 

ということでサルディーニャのつぶつぶパスタ初体験。感動のうちに幕を閉じました。使ったトマト缶も想像より更に美味しかったし、一緒に食べたチーズも最高。サルディーニャばんざーーい! (あーーーーワインが思い切り飲みたい・・・)

ということで、このサルディーニャ食材屋さん、本当におすすめです。
旅行でサルディーニャに行かずとも、ロンドンにいながら自宅でサルディーニャ気分を味わえるなんて幸せすぎ・・。このサルディーニャ食材屋さん、オンラインで買うこともできるようです。プレゼント用の詰め合わせなども買うことができます。

ロンドン・ウィンブルドンのサルディーニャ食材店「Vallebona」のサイト

http://www.vallebona.co.uk/

土曜日の試食販売会「Saturday Tasting」の詳細はこちら

http://www.vallebona.co.uk/page.asp?id=clubsatday


そして日本でも、サルディーニャ料理のレストランが少しずつ増えてきているみたいです。いくつかネットでチェックしてみましたが、どこもおいしそう〜!上記のようなつぶつぶパスタ「フレーグラ」ももちろん食べれるみたいです。

東京都内のサルディーニャ料理レストラン一覧はこちら
http://e-food.jp/cgi-bin/restfind/view.cgi?sb=itsa
by sayaka-blmusic | 2010-09-24 20:23 | ロンドンでの日常生活 | Comments(6)

アーセナル・エミレーツスタジアムでの結婚式


先週末日曜日は、友人夫婦MさんとHちゃんの結婚式でした。

新郎がサッカー関係のお仕事をされているということもあり、結婚式&披露宴が行われたのは、なんとイングランドプレミアリーグ・アーセナルの本拠地エミレーツスタジアムの中!!

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日本でも、東京ドームなどで結婚式を挙げる方がいらっしゃるというのは聞いたことがありますが、イギリスでも、そしてサッカー界でもあるのですねー、びっくり!

ピアノ界だったら、カーネギーホールとか、ロイヤルアルバートホールで結婚式を挙げるようなものかしら・・。うーーん想像も付かないです!!

とはいっても試合が実際に行われるピッチの上で式が行われるわけではなく、
普段の試合では招待席関係者席専用バーとして使用されている「Diamond Club」内にて披露宴が行われました。

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スタンドにも出入り自由だったので、披露宴が始まる前の待ち時間に一人記念写真。誰もいないスタジアムって、不思議な光景・・。

ちなみにここは、私がきっと一生座ることのないであろうソファーシートのVIP席。こんな席で真っ正面から試合観れたら大興奮だろうなぁ・・。

そしてスタジアムが一面に見渡せるラウンジで、指輪の交換、ケーキカット、挨拶など、一連の式とパーティが行われました。

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お二人は、10年近く愛を育み続けてやっと結ばれたカップル!お二人には、私たちのイギリスでの結婚式の時も披露宴を取り仕切って頂いたりと本当にお世話になったので、2年後にこうやって彼ら自身の結婚式に参列させて頂けることになって、本当に「じーーん」ときてしまって、指輪の交換の時には感動で私も涙、涙・・。
日本からはるばるいらした新郎新婦のご両親のスピーチもとても心に残りました。

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スタンドからピッチを見つめる新郎と新婦。

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上の写真は、これから参列者全員での集合写真を撮るところ。
スタンドに皆で座って、ピッチ側から上向きに写真を撮る感じです。この写真では皆おとなしくしていますが(笑)このあと、点が入った時や入れられた時のポーズで撮ったりして大盛り上がりでした。

こんなに素敵な場所で、本当に心あたたまる結婚式に出席させて頂いて、
参列させて頂いた私達一人一人にとっても、一生心に残る思い出になりました。

自分が命をかけるほど大好きな仕事や趣味にまつわる場所で、一生に一回の結婚式を挙げるって、本当にステキだなぁと思いました。
(あ、でも私の場合、風の吹く海上でウィンドサーフィンのボードの上で指輪交換・・とかにならなくて良かったデス・・・(^-^;) )


Mさん、Hさん、本当にご結婚おめでとう!! いつまでもお幸せに・・。
by sayaka-blmusic | 2010-09-21 07:48 | ロンドンでの日常生活 | Comments(4)

イギリス歯医者事情&初体験レポート


在英6年目にしてとうとうイギリスの歯医者初体験してきました。

もともと大人になってからは虫歯になったことがなくて、特にイギリスに来てからは、素晴らしきColgateの音波歯ブラシ(これ凄いです!めちゃくちゃ歯がつるつるになるのに電動歯ブラシよりはるかに安く800円位。イギリスのスーパーやドラッグストアで普通に売っています)と出会ったお陰で、歯のトラブルとは無縁だったのですが、

3週間ほど前、ふと前歯の歯と歯茎にズキズキする痛みが。

さあ歯医者に行こう、と日本だったら気軽に思えるところですが、そうはいかないのがここイギリス。

実はイギリスは、歯の治療には、ものすごーーーーくお金がかかるのです。
歯科診療に関しては海外旅行保険は効かないし、プライベートの歯医者だと、虫歯1本直すのに数万円。2本治すとなると、日本への往復飛行機代位になってしまうので、それならと日本に一時帰国して歯の治療をする方もいる位です。

では、無料治療を謳っている国立病院(NHS)はどうかというと、NHSでも歯科診療だけは有料。ただ例外があり、18歳未満の子供と、妊娠中&出産後1年後の女性は無料になります。でも非常——に予約が取りにくく、数ヶ月後になってしまうという噂も。

まあ取りあえず行ってみようと思って、家からすぐのところにあるNHSの歯医者へ。

しばらく待った後、受付の優しそうな年配の女性が登場。

初診なんですけども・・との旨を伝えると、

「ゴメンナサイ。現在うちの病院では、新規の患者さんは受け付けていないの。」

うーーん、やはり噂は本当だった!と思い、そこから色々世間話へ。

「イギリスでは歯医者さんが不足しているのですね! 日本とちょうど反対かも。日本は今歯医者さんがすごく多くて、特に都心だと患者さんの争奪戦をしている位なんです」

というと、彼女いわく

「いや、イギリスにも歯医者は十分な数いるし、歯科医院自体は沢山あるのよ。でも、ある時から国の制度が変わって歯科医院への助成がすごく少なくなって、歯医者はどこも経営難。設備も増やせないし、NHSの患者を殆ど取れない状態なの。」

そんな訳で、同じ歯科医院でも、NHS歯科病院とプライベート歯科医院の両方の役割を兼ねているところも多いようです。プライベート診療で自費でお金を払ってくる人は受け入れるけれども、国民健康保険を使ってくる人は、病院にとって殆ど利益にならないので、新規受付不可かごく少数の受付のみ、ということのようです。


「次にウチでNHSの患者さんの新規受付を再開できるとしたら、そうね・・最低でも8週間後」

と言われてしまい、

「ええええ!! 8週間??!!!」と唖然。

「今はロンドン内の大多数の歯医者さんが、NHS適用での新規患者は受け付けていないと思うのだけど、歯医者さんが複数いるような大きめの歯科医院だと、新規受付しているかもしれないから、頑張って電話で色々あたってみるといいわよ」

と、親切に教えてくれました。


そして一回家に帰って、NHSのウェブサイトで調べながら、複数の歯科医がいる大きめの医院にいくつか電話で問い合わせしてみたところ、ラッキーにも家の割と近くで新規患者受付中の歯医者さんを見つけました!

予約が取れるのが一番早くて2週間半後とのことでしたが、8週間後に比べたら全然マシです。

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ということで、2週間半待ってようやく診察の当日。

歯と歯ぐきの痛みはというと・・・。

待っている間に、すっかり治ってしまいました (^-^;)

痛みが治ったのに行くのも何だか申し訳ないし、他の方の為にもキャンセルした方がいいかも・・と思ったのですが、万が一本当に歯や歯茎のトラブルがあった場合、今回を逃したらこの先いつ予約が取れるかわからないので一応行かせて頂こうと思い、予約当日その歯医者さんへ。

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普通の住宅街の一角にある歯医者さんです。「新規患者受付中」とののれんが大きくかかっています。日本人からすると新規患者を受け付けている方が普通と思ってしまうので、何だか不思議な感じ。でも実際はロンドンではこういうNHS歯科医院はとても希少なのです。


そして歯医者さんの入り口のドアを開けて一歩入った瞬間、

「どかどかどかどかっ!!!」

お腹になにやら凄い振動が!!!
何かと思えば赤ちゃんの胎動。いつになくあばれまくっている・・。

もしやこの子、産まれる前から歯医者ギライ???

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中に入ると、思っていたよりずっとキレイ!!
これまたNHSのイメージが私の中でグンと上がりました(NHS=古い&汚いというのが定説なので)。まあ実際は病院によって色々なのだとは思いますが・・。


受付後、5分と待たずにすぐ診察に呼んでもらえました。
診察室の中に入ると、正面に大きな窓のあって燦々と光の差し込む、綺麗な広—い個室。中央に歯医者さん一人とスタッフ一人が、患者一人をじっくり個室で診てもらえる感じです。

日本だと、歯医者さんは常に3人位の患者さんの間を、コロコロのついた椅子であっちこっち移動しながら診察・・というイメージがあるので、こんなキレイで広い個別スペースで歯医者さんの治療を受けるのは産まれて初めて! (単に設備が拡張できなくて一人席なのかもしれないけど・・^-^;)

そして歯医者さんが、これまたキレーーイな若いイギリス人女性。そういえばNHSの総合病院やGPで見てもらうお医者さんも女性が多いし、なんとなくイギリスは女医さん率が高い気がします。

「前歯のこの歯と歯ぐきのここのところが痛かったんですけど、

あの・・その・・、2週間の間に痛みは治っちゃいました・・・(汗)」

というと、その美人歯医者さんは優しく笑いながら

「あーよくあることね〜」

やっぱりこの国では「よくあること」なんですね・・。そりゃ予約入れて数週間も待っていたら、その間に症状が治っちゃうか、超悪化するかのどちらかだろうなぁ・・(^-^;)

「今日は、一応その部分と、あと全体的なチェックアップもするわね」

と、全体的な検診をしてくれました。その結果、虫歯も歯ぐきも、問題のある部分は無し。2週間半前の症状は、おそらく妊娠によるホルモンの影響で一時的に歯ぐきの一部分が腫れたのではということでした。よかったー。

「じゃ、今日はせっかくだから一応全体のクリーニングもするわね。痛いかもしれないけど、痛かったら片手を挙げて教えてくださいねーー」と言われ

(え、痛いの??)

と一瞬びくっとしている間にも、

歯医者さん、早速先の尖った器具をシャキーンと取り出しスイッチオン。
ちゅいーーーーんという音が聞こえ始めた瞬間、

またもや、

「どかどかどかどかーーーーーっ」

とお腹の赤ちゃんが暴れ始めました!!

うーーん、これは恐らく、赤ちゃん自身がというより、私の動揺がお腹の子に伝わっているからなんだろうなぁ。歯医者恐怖症なのはお腹の赤ちゃんでなくて私なのかも(笑)

でも、その女医さんの施術の仕方がすごーく丁寧で、結局全く痛みを感じずクリーニング終了。

施術中、ライトがまぶしいし水も飛ぶだろうからということで、専用のサングラスを貸してくれました。終わった後に、歯並びの悪い部分の効率的な歯ブラシの当て方とかも、すごく詳しく説明してくれたりして非常—に親切。

あと、治療後に口をゆすぐのが、日本だと確か普通の水だった気がするのですが、ここではミント味のついた青い液体。

今回はMaternity Exemption Cardを使ったおかげで(GPで申請用紙をもらえます)チェックもクリーニングも無料でした。

妊婦免除がなくて自費で払った場合、いくらかかるか聞いてみたところ、
どうやら、NHSの歯医者では16ポンドでOverall Check Upができるらしいです。(医院によって違うかもしれません)

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というわけで、初めてのイギリスNHS歯医者体験、個人的には思っていたよりずっと快適で、歯医者さんも親切で驚きました。

今回の場合、ラッキーにも、新規受付可のNHS歯医者さんがすぐ見つかって、しかも待ち期間も2週間半程度で済んだけれども、実際そのような病院を探すのはかなり厳しいのが今のイギリスの現状のようです。いざ痛みが耐えられなくなってから探して見つからなかったり長期間待つしかなくなったりするのは本当に大変だと思います。

イギリス在住の皆様、
万が一虫歯が酷くなってから、

- 数万円の治療費を払ってプライベート歯科医院で受診
     or
- 虫歯治療のために一時帰国 
     or
- 我慢して数ヶ月予約を待つ、

という選択肢になってしまうよりは、なんとも無いうちにNHSの新規患者受付可の歯医者さんを探して、一度16ポンドでチェックアップしてもらうのが良いかもしれません(^-^;) 

そしてこれからイギリスに留学や駐在予定の方、是非歯だけは日本で治療を終わらせてからいらっしゃることをお勧めします!

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お住まいの地域のNHSの歯医者さんは、以下のページから検索できます。
http://www.nhs.uk/ServiceDirectories/Pages/ServiceSearch.aspx?ServiceType=Dentist&InputError=Default
by sayaka-blmusic | 2010-09-11 22:54 | ロンドンでの日常生活 | Comments(8)

最近夜中にふと目を覚ますと・・・


先日、妊娠してから悪夢を良く見るという話を書きましたが、
1、2ヶ月程前から、夢と関係なくもう一つ気になっていることがあります。

夜中や明け方にふと目を覚ますと、なぜか大抵、



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          (まいど酷い絵でスミマセン・・)



手を垂直に高ーく上げて、こういう仰向けキョンシーポーズで寝ているのです・・。
で、なぜか手をゆらゆらさせてる・・。

一晩中この格好なのか、目を覚ます瞬間だけこの格好なのか、はたまたこの格好だから疲れて目を覚ますのかは自分では観察不可なのでナゾです。

毎晩眠りに付く時は、お腹が大きくなってきて仰向けの姿勢は辛いので横向きで寝るのですが、目を覚ますとなぜかこの姿勢に戻っているという不思議な現象。


何故だ・・・。


端から見たらホラーだろうな・・暗闇の中で今にもキョンシーが復活しそうな時のポーズで横たわって、ゆらゆらしている人がいるわけですから・・。何かに取り憑かれたようにしか見えないだろうなぁ・・(^-^;)


で、自分なりに考えてみた理由が次の通り。

1. 寝ている間も無意識のうちに空中ピアノ練習。(いやーーこれは違うだろうなぁ・・、ピアノに関係する夢まず見ないし)

2. キョンシーごっこを思い出している(小学校低学年の時、来来キョンシーズや霊幻同士が大流行して、よくキョンシーごっこしていました)

3. ベートーベンの真似 (ベートーベンは最期こぶしを天に突き上げる姿勢で亡くなったと言われています)

4. 妊娠中は手足がむくみやすいそうなので、無意識のうちに手を上にあげてむくみ取りをしているのでは。


一番それっぽいのは「4」だけど、「Yahoo知恵袋」や「教えてGoo」とかでも「現在妊娠中で、夜中起きると手を垂直に上げているのですが・・」という相談は見たことが無いので、やはり不明です。

どなたか同じ癖(?)のある方、いらっしゃいますでしょうか・・(ToT)
by sayaka-blmusic | 2010-09-09 18:57 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(18)

マタニティヨガ初体験

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「鼻からスイカ」くらい痛いといわれているお産ですが、 私の親友で妊娠中マタニティヨガをやっていた友達から、「ヨガで習った呼吸法のお陰もあって、『口からリンゴ』くらいの超安産だったよ〜〜」という話を聞いていたので、安定期に入ったらマタニティヨガをやりたい!と前々から思っていました。

ヨガと言えば、2年前ホットヨガにはまってロンドンにあるビクラムヨガスタジオに毎朝通っていた私(その頃の日記はこちら)。あの時のホットヨガ効果は本当に凄くて、体調はみるみる良くなるし、体重も体脂肪も嘘みたいに落ちて行くしで最高〜だったのですが、 引っ越して以来スタジオが遠くなってしまったし、そもそもあの超ハードなビクラムヨガは妊娠中は良くなさそうだし・・。

マタニティヨガ教室は近くにないかなぁとネットで探していたところ、我が家の徒歩圏内の近所でイギリス人女性講師が行っているマタニティヨガクラスのウェブサイトを発見!(上の写真のサイト

一回10ポンドと気軽な値段だし、早速予約して第一回目のクラスに行ってきました。

会場は地元の教会内にある多目的ホール。

平日なので、教会のメインの入り口は閉まっていて、どこから中に入るか分からず、手当たり次第にそこら中のドアを押したのですが、どこも鍵が閉まっていて(^-^;)、5つ目位に押した裏口のドアでようやく中に入れました。

中に入って階段を上がり、おそるおそる部屋のドアを開くと、ウェブサイトと同じ優しそうな笑顔のDanielle先生と、既にお腹がはちきれんばかりに大きくなっているイギリス人妊婦さん2人が、既にヨガマットを敷いてスタンバイしていました。

この日の生徒は、私含めて3人。

まずは自己紹介からスタート。私以外の2人はもう既に臨月で、そのうちの一人は10日後が予定日で、もういつ産まれてもおかしくないとのこと。出産直前のお腹って、こんなにこんなに大きくなるのね!と改めてびっくり。だいぶ大きくなってきたと思った自分のお腹だけど、このお二人と並ぶと、妊娠6ヶ月半の私のお腹なんて、まだまだほとんどぺったんこに等しいです。あと3ヶ月後位には私もこんなに大きくなるんだと思うと不思議な感じ。

そして始まったマタニティヨガのクラス。

ヨガというと、今までやっていたビクラムヨガの印象が強過ぎて、自己鍛錬のために辛—いポーズを長時間取り続け、今日は昨日より1ミリでも身体がのびるようにーー、みたいなマゾヒスティックな修行の印象が強かったのですが、

マタニティヨガはその正反対! とにかくリラーックスリラーーックスで、呼吸法に気をつけながら、クッションやバランスボールを使いつつ、ゆっくりと無理のないポーズをとる。

この一つ一つのポーズが、妊娠中の身体にまさにドンピシャで(このフレーズなつかしい・・笑)効くみたいで、もぉーーー超———気持ちよすぎる。

妊娠してからツワリだの胃痛だの腰痛だの身体の不調のオンパレードで、身体が「気持ちいい」という状態になったことがほぼ無いに等しかったので、ここ数ヶ月で初めて「気持ちいいーー」という状態を体感しました。

ちなみにDanielle先生曰く、ビクラムヨガなどのホットヨガは、妊娠していない時には凄く良いけれども、妊婦がやっちゃいけないポーズ満載な上に、室温40度という環境下での運動自体が環境は母体にも胎児にもよくないので、妊娠中は絶対やめた方が良いとのこと。


1時間ほどゆっくりしたペースで色々なポーズをした後、今日は、3人のうち2人が出産間近の臨月だからということで、急きょ陣痛の時の呼吸法講座も。

「Sayakaはまだ先だけど、良い練習になるから是非加わって」と先生から言われ、
6ヶ月にして、何故か既に陣痛の呼吸法講座に加わっている私・・(笑)

日本だと、ドラマとかでよくみる「ひっひっふーー」っていうのが多いと思うのですが、イギリスでは少し違うのか、もしくはDanielle先生の方法が異なっているのか、先生いわく

「むーーーーー」 とか

「うーーーーーーー」 とか

「あーーーーーーーーーーー」とか

とにかく何らかの有声音を伴って息を長く吐き続けることが大事らしく、
その音は言いやすい音であれば何でもいいらしい。

ということで、全員で、

鼻から息を吸って〜
「むーーーーーーーーーー」
鼻から息を吸って〜
「むーーーーーーーーー」

と、牛小屋のような音の鳴り響く呼吸法練習が続いたあと、

最後に、それぞれラクな姿勢で横になり、心地よい音楽を聞きながら、目の上にアロマの香り付きのアイピローを乗せてもらって、リラックスタイム。

ふーーー、身体がすみずみまで喜んでいるのが分かります。終わって外に出た後も、身体が軽い!

次回のクラスは2週間後。となると、もうこのお二人は次のクラスの頃には既に出産しているのだろうなぁ・・。私も、まだまだずーーっと先のような気がしているけど、ふと気がつくとあっという間にあと4ヶ月たってしまいそうです。

マタニティヨガクラス、想像していたよりずっと身体に効きそうだし、近所の妊婦さん仲間もできる良い機会なので、これからも続けて行ってみたいなぁと思っているところです。


P.S
余談ですが、あの有名な呼吸法の 「ひっひっふーーーー」って、

「ひっ(吸う) ひっ(吸う) ふーーーー(吐く)」
ではなく、
「ひっ(吐く) ひっ(吐く) ふーーーーー(吐く)」

だったんですねーーー。
つい最近、本で読むまで、「吸う、吸う、吐く」だと思い込んでいた私・・・。
私と同じように勘違いしている人が多くて、いざお産の際に、吸いすぎて過呼吸になってしまう人も多いんだそうです(^-^;)
by sayaka-blmusic | 2010-09-03 21:54 | イギリス妊娠出産育児 | Comments(4)

巨匠ジャズピアニストBarry Harrisの「Fukai Aijou」


先週金曜日の夜、ジャズピアニストBarry Harris(バリー・ハリス)のライブに行ってきました。

Barry Harris氏は、ディジーガレスピーやリーモーガン、マイルスデイビスなど歴代の巨匠達と実際に共演してきたJazz界の大御所ピアニスト。現存するBebop Jazz Pianoの最高であり唯一無二の存在、モダンジャズ黄金期の生き証人とも言われています。

レコーディングやコンサート活動と平行してジャズピアノの教育活動にも力を入れていて、これまでにも全米各地の大学で教鞭を執ったり、世界中でワークショップを開いたりされてきました。

1979年から定期的に続いている彼のワークショップは、今でもニューヨークで基本的に毎週続いていて、しかも信じられないような良心的な値段で行われています。

また、わずか数ドルという値段で、お金の無いミュージシャン志望の若者達の為に5分〜10分のワンポイントレッスンを行っていたこともあったようで、その頃は、彼のレッスンを求めてニューヨークの街中に長蛇の列ができたこともあったとか。世界中から集まる門下生の中には、その後有名なジャズミュージシャンになった人も多くいます。

私がロンドンでジャズピアノを教えて頂いているShan先生もBarry Harris先生の元門下生の一人。

今回Barry Harris氏が来英してロンドンでライブを開くということも、このShan先生に教えて頂きました。

私が伺った先週末のライブ会場は、ロンドンSohoにあるPizza Express Jazz Club。手が届くかのような間近な距離でこんな大御所のピアニストの演奏が15〜20ポンドで聞けてしまうというのは、恐るべしロンドン!


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1929生まれのBarry Harris氏、なんと御年80歳です。

ステージまで歩いて行くのもゆっくりゆっくりで、杖と周りの人のサポートが必要なほどなのに、ひとたび演奏が始まると、まだバリバリ現役そのもの!!

編成はベース&ドラムとのトリオ。ウィットに富んだトークと、「これぞビバップの真髄!」といえるようなアドリブフレーズに溢れた素晴らしいピアノで、前後半合わせて2時間以上のステージを、たっぷり楽しませて下さいました。

クラシック界の人の中には、ジャズピアニストの弾き方というと、和音をバンバンと叩くように弾くという偏った先入観を持っている人もいるかもしれませんが、それはジャズの中でも一部のジャンルの一部のピアニスト。多くのジャズピアニストは、本当に美しい多彩な音色を奏でるし、Barry Harrisの弾き方はその究極で、それぞれの和音の構成音を丁寧に丁寧に、大切に積み重ねていくような和音の響かせ方。むしろ全てのクラシックピアニストが彼の爪の垢を煎じて飲ませて頂かなくてはいけないんではなかろーかと思わされる位の美しい響きです。

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話は逸れますが、私自身オリジナル曲の作曲を始めてから、多方面の音楽ジャンルから音楽理論や奏法を吸収したくて、現在はロンドンにて、クラシックピアノと、ジャズピアノ、即興演奏(フリーインプロヴィゼーション)それぞれ別々の3人の先生についているのですが、このうちジャズピアノを教えて頂いているのが先述のShan先生です。

で、Shan先生の教えて下さるBarry Harris直伝のジャズ理論というのが、一般的なジャズ理論である従来の基本コード+テンションノートの増減で和音が決まるという考え方とは全く違う画期的な奏法(いやむしろ純粋なBebopではこれが大元なのかも)で、これが意外にもクラシックの曲、特にラフマニノフの曲の演奏や解釈にめちゃくちゃ役立ったのです。

前回のロンドンリサイタルで演奏したラフマニノフのソナタ2番を仕上げるにあたっても、実際の奏法的な面ではもちろんハワードシェリー先生から教えて頂いたところが大きいのですが、曲の和声解釈に関しては、Shan先生から教わったBarry Harris式のジャズ理論&奏法が、驚くほど助けになりました。

クラシックの曲を理解するために、ジャズの理論や奏法を勉強するということは、日本のクラシック教育においては何故かあまり行われていない気がしますが、個人的には凄く重要なことだと思うし、ロマン派以降の曲を分析する時には、むしろ近道になるのでは・・と思います。(ロイヤルアカデミーには、クラシック科の生徒に向けたジャズ理論の授業があり、選択で取ることができます)


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さて、話はふたたびBarry氏のライブへ。

(いつまでもライブが終わってほしくない)と心から願ってしまうような至福の2時間のライブが終わり、頭の中は美しいピアノの和音の響きの余韻でいっぱい。

そんな中、Shan先生が仲介してくれて、なんどBarry Harris本人に紹介して下さり、色々直接お話させて頂き、またCDにサインまで頂いてしまいました。

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中央に書いて下さった文字、見えますでしょうか? 「Fukai Aijou (深い愛情)」。どこで聞いたのか、この日本語フレーズをご存知だったみたいです。彼の生き方も、彼の奏でるピアノの音もまさに「深い愛情」そのもの。感激です。

そういえば、妹あすかが昔師事していたピアニストの国府弘子さんも、Barry Harrisの元弟子だそうです。となると、私もあすかも、ルートは違えど、同じBarry Harrisの孫弟子ということに・・?! 

自身が素晴らしいピアニストなだけではなく、そのエッセンスを惜しみなく後世に伝えようと今でも世界中でワークショップなどの教育活動を続けているBarry Harris氏、心から尊敬です。

きっと、世界中に何千人と、彼の元弟子、孫弟子たちがいて、「深い愛情」が伝播していっているのだろうなぁと思います。
by sayaka-blmusic | 2010-09-02 05:16 | ロンドン音楽事情 | Comments(4)