<   2010年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ローマ日記「コンサート当日編」

ローマに到着した翌日6月19日(土)、さっそくコンサート当日。
15時までは会場入りやリハーサルが出来ないため、お昼はホテルの近くのスポーツバーのようなところで、ランチを食べながらワールドカップの日本vsオランダ戦を応援! 前半のみを観戦して、日本の健闘ぶりにすっかり元気をもらい、ホテルに帰ってメイクやイメトレなどの本番準備。


その後、ソプラノの登川直穂子さんと待ち合わせて、会場の Santa Maria Degli Angeliへ。
e0030586_155923.jpg

Santa Maria Degli Angeliは、ローマの玄関口テルミニ駅前にありミケランジェロが設計した大聖堂として有名ですが、ローマ時代はなんと浴場で、ミケランジェロがその遺跡の雰囲気を壊さないようにデザインしたのがこの教会なのだそうです。

コンサートはこの Santa Maria Degli Angeli に付属するオーディトリアムにて。15時30分から会場入りでリハーサルでした。

e0030586_164112.jpg

リハ中。うーーん、響きが気持ちいい〜。

ピアノの音は、不思議なもので、ピアノのメーカーはもちろんのこと、会場の作りや、その土地の湿気、全く響きが変わってきます。

私の印象だと、ロンドンは非常に湿気が少なくて(というか少なすぎて)、更に石造りのチャーチなどでコンサートをすると、硬い音になりすぎたり、音が反響しすぎて自分の耳に届きにくかったりすることがある。

逆に日本の場合、湿気が多い上に、石作りのチャーチなどでない普通のホールなどで演奏すると、音を吸われすぎて、もこもこもこっとした響きに感じてしまう。

その点、ローマは、湿気が程よくあって、この会場の作りもサイズも丁度よく、とっても弾きやすい!

いつまでも弾いていたい〜と思っている間に、リハーサル終了。


そしていよいよ本番。

登川直穂子さんのソプラノとステファノ氏のピアノ伴奏によるプッチーニ&ヴェルディは、ロンドン&ハンガリーの時から更にパワーアップしていて圧巻!でした。隣の楽屋にいても、思わず耳が吸い付いて離れなくなるほど。

私のソロは、ドビュッシー「喜びの島」、ショパン「黒鍵」「革命」、ラフマニノフ「ソナタ2番」「コンチェルト2番ソロバージョン」etc…
ローマの開放的な雰囲気に助けられて、いつもより自由に弾けた気がします。

アンコールは私自身のオリジナルピアノソロ曲より「ロンド」と、
直穂子さんの プッチーニ「トスカ」歌に生き、恋に生き。

e0030586_16531.jpg

無事終了後、直穂子さん、伴奏のステファノ氏と一緒に3人で。

ちなみに、ローマみたいに暑—い場所でも、本番直前はやっぱり氷のように手が冷たくなってしまう私の頑固な末端冷え性ですが、いつもの巨大タライの代わりに今回持って行った料理用ボウルが大活躍!お湯を張って数分の手浴でほかほかに。やっぱりこの大きさで十分でした(笑) 


演奏終了後、近くのイタリアンレストランにて、関係者やお客様のうちの何人かと一緒に打ち上げが行われました。

e0030586_17596.jpg
e0030586_171776.jpg

Primoで出てきたアマトリチャーナとカルボナーラ、おいしい〜!と思って食べていたら、イタリア人の皆さんは、「私だったらもっと上手く作れるわ〜とか」、「この味だったらあの種類のパスタの方が向いてる」とか批評会に・・。イタリア人のパスタに対する思い入れを垣間見た気がしました(笑)

こうやって、コンサートにいらして頂いたお客様と、コンサート後にご飯を食べながら沢山お話させて頂いたり感想をお聞きしたりしていると、「よかった!コンサート本当に楽しんで頂けていたんだ!」と実感することができて、とっても嬉しかったです。

ローマ観光編につづく。
by sayaka-blmusic | 2010-06-28 01:10 | コンサート関連 | Comments(2)

イタリアから帰ってきました&プッチーニフェスティバルオーディションの結果&W杯

ローマのコンサートが無事に終わり、月曜日の夜にロンドンに帰ってきました!

コンサートのレポとローマ観光の日記をアップさせて頂く前に、
一つ嬉しいニュースがあります!

先日この日記でも皆様に投票のお願いをした、
イタリア「第56回プッチーニフェスティバル」の「蝶々夫人」のコンクールですが、

日本人として唯一最終候補に残っていた登川直穂子さんが、
ネットでの一般投票&審査員による審査の結果
なーーーんと、第1位に!!

すばらしいーーーー!!

6月18日に私がローマのホテルに到着して直穂子さんに「無事着きました〜♪」というご連絡をした際に、この素晴らしいニュースをご本人からお聞きし(ちょうどこの日に結果が分かったそうです)私にとっても最高に嬉しいローマ入りの日となりました!

直穂子さんの歌声は、こちらのページから聴くことができます
http://www.youtube.com/user/thatsoperatalent

それでは、次の日記から、ローマのコンサート本番&観光の日記を書かせて頂きます!

P.S
全然関係ないですが、先日のワールドカップデンマーク戦、大感動〜〜(ToT) 自宅のテレビでBBCの生放送で見ていたのですが、夫と二人で叫びすぎてのどが痛い・・。上に住む大家さんうるさかっただろうな・・。本当に素晴らしい戦いぶりだったと思います!! ちなみに、BBCのイギリス人実況アナウンサーも日本を大絶賛でした。直穂子さんの件と合わせて、日本人が、こんなにも海外でその実力を発揮し認められていることに、同じく海外に住む日本人として、感動する思いと励まされる思いでいっぱいです。

by sayaka-blmusic | 2010-06-26 19:22 | コンサート関連 | Comments(1)

明日からローマ!

明日、いよいよローマに向かいます!
コンサート本番は明後日土曜日、ローマ・テルミニ駅近くの、Santa Maria Degli Angeliにて夜17時30分からです。(コンサート詳細はこちら

今年3月のロンドン、ハンガリーから続いた、登川直穂子さんとのジョイントコンサートシリーズも、このローマのコンサートで最終回です。今回のピアノソロは、ショパンあり、ドビュッシーあり、とラフマニノフだけに頼れないプログラムなので正直不安がないといったら嘘になりますが、ローマの観客の皆様と一緒に、目一杯音楽を楽しんでくることができればと思っています!

ちなみに!!

前回ハンガリーまではるばる持って行った、あの巨大タライ(詳しくは
ハンガリーの日記参照)ですが、ブログを読んで下さった方数人から

「さやかさん・・、あんな大きいの持って行く必要なくて、普通のボウルで十分なんじゃ・・」

という貴重なご意見を頂き、「はっ、そういえばそうだ」と気づきまして、
今回はタライの3分の1位のサイズの料理用ボウルをスーツケースに入れました^^;

ロンドンに帰ってきたらローマ旅行記&コンサートレポをアップさせて頂きます!
by sayaka-blmusic | 2010-06-18 06:58 | コンサート関連 | Comments(4)

リージェンツパーク・バラ園withピアニスト加納裕生野さん


先週末、ロンドン中心部にあるリージェンツパークのバラ園にお散歩に行ってきました。ここのところ、 6、7月のコンサートの準備で立て込んでいたり 体調を崩していたりで、外出らしい外出をしていなかったので、緑に囲まれて外の空気を思いっきり吸うのは本当に久しぶり。

気持ちいい〜!

ここのQueen Mary's Rose Gardensは世界的にも有名で、 なんと約400種類、6万本の、様々な色や種類のバラが植えられています。満開の時期には息を飲むような光景です。

残念ながら、この日はまだ満開の1歩手前・・という感じだったのですが、それでも、色とりどりのバラの表情や香りを存分に楽しむことができました。


e0030586_2314496.jpg


ところで、この日バラ園に行ったのは、私と夫と、あとは私達夫婦がまるで実の妹のように仲良くさせてもらっているピアニストの加納裕生野さんの3人。

私がRoyal Academy of Musicの大学院在学中、ゆきのちゃんは当時大学の学部生で、同じ先生(クリストファーエルトン氏)についていた同門下の後輩で、卒業後も一緒にコンサートを開いたり(その時の日記はこちら)我が家に遊びにきてもらったりと、公私共に本当に仲良くさせて頂いていました。2年前の私自身の結婚式の時には、Bride’s Maidもお願いして、一緒にバージンロードを歩いてもらいました。


彼女の在英歴は丸7年。高校を卒業してからすぐ留学していたので、イギリス生活やアカデミー生活の面では、後輩どころかむしろ大先輩にあたるのです。

そんなゆきのちゃんが、いよいよ日本での活動を本格化させるために、1ヶ月後の7月初めにとうとう本帰国することになりました。

私達夫婦にとっては、まるで家族が突然遠くに行ってしまうかのようで、本当に寂しい気持ちでいっぱいですが、ロンドンから、精一杯応援し続けたいなぁと思っています。

ドビュッシーを専門としている彼女は、主にドビュッシーのレパートリーを中心に、
今後は東京を拠点として、演奏活動や指導活動を行っていくことになっています。

4年位前に初めて会った時、吸い込まれるようなピュアな瞳と可愛らしすぎる人柄に、こんなにまっすぐで純粋で、それでいて芯の強さをもっている女の子、見たこと無い!と衝撃を受け、彼女の奏でるピュアなピアノの音にも感動。

その後、イギリスでの学びを続ける中で演奏も更にどんどんパワーアップして進化し、今では彼女の本来持つピュアな面だけでなく、深さも陰影も全てを表現できる、本当に素晴らしいピアニストです。

日本在住の皆様、今後音楽雑誌やホールのコンサート案内などで彼女の名前を見かけたら、是非足を運んでみて下さい!

そして、彼女の演奏をロンドンで最後に聞けるチャンスがこちら。

2010年6月30日(水)
Yukino Kano Lunchtime Recital
時間:1:15p.m.-2:00p.m.
会場:St.Dunstan-in-the-West
住所:186a Fleet St, London, EC4A 2HR

プログラム:
ベートーベン ピアノソナタOp.109
ラヴェル 高貴で感傷的なワルツ
シューマン/リス ト 献呈     他

入場無料

ロンドン在住の方、是非是非足をお運び下さい! 私も聴きに行かせて頂く予定です。


ゆきのちゃんのブログ、今後のコンサート情報などはこちら
http://blog.livedoor.jp/yukinokano/


e0030586_2315157.jpg

余談ですが、このバラ園は、私達二人とも卒業した母校、ロイヤルアカデミーのちょうどすぐ裏側に位置します。ゆきのちゃんと出会えるきっかけともいえる母校裏の公園で、最後に一緒にお散歩ができて、本当によかったな・・と思います(^-^)
by sayaka-blmusic | 2010-06-10 23:20 | ロンドンでの日常生活 | Comments(2)

プッチーニフェスティバル「蝶々夫人」 登川直穂子さん2次審査へ!

e0030586_23331678.jpg


2010年夏、歴史ある第56回プッチーニ・フェスティヴァルが、プッチーニの家のあるルッカ郊外のトーレ・デル・ラーゴで開催されます。毎年、名のある歌手達が歌声を響かせている舞台です。

3月のロンドンやハンガリーのコンサートでジョイントさせて頂き、また来週のローマのコンサートでもご一緒させて頂く予定の、ソプラノ歌手の登川直穂子さんが、このフェスティバルのオペラ「蝶々夫人」のソリスト候補第二次審査に、日本人として唯一、残っていらっしゃいます!

二次審査の一般投票は、インターネット上のYoutubeを通して行われます。
課題曲はオペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」。

投票の方法は以下の通りです。

1. 「蝶々夫人」コンクールサイトにアクセス
http://www.youtube.com/user/thatsoperatalent

2. 写真の中から映像を見る候補者を選ぶ。(直穂子さんは、黒のドレスにピンクのボレロを着てらっしゃる方です)

3. 画面右下の「Like it」をクリック。これで投票完了です。

投票時間は、日本時間 6月9日(水)16時半から 6月15日(水)深夜1時半まで、
イタリア時間 6月9日(水)9時半から 6月14日(火)18時半までだそうです。

直穂子さんの「ある晴れた日に」は、ハンガリーやロンドンで生で聴かせて頂いて大感動! 是非プッチーニフェスティバルにて「蝶々夫人(イタリアオペラの中で唯一日本が舞台となっているストーリーです)」を、日本人を代表して、歌って頂けたらなぁと心から願っています。

皆さん、是非投票ご協力宜しくお願いいたします!
by sayaka-blmusic | 2010-06-10 22:57 | Comments(0)