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紅茶風呂用ティーバッグ?!


知り合いの方へのお礼カードに添える紅茶を探しに、英国老舗紅茶ショップのWhittardのショップ内を眺めていたら、こんなものを発見!

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BATHTUB TEABAGS! この名前からして、そしてこの絵からして、恐らくお風呂に入れるティーバッグ。つまり紅茶風呂の素??!日本でいう温泉入浴剤みたいな感じなのだと思います。しかしいくら紅茶文化とはいえ、お風呂にまで入れてしまうとは!!

面白そうなので、お知り合いの方のカードに添える紅茶もこちらにしてみることに。けれど、自分でも使ったことのない怪しげなものを他の方にプレゼントするのも気が引けるので、一応自分で試してみる分も買ってみました。紅茶風呂、どんな感じなのか一度入ってみたいし。


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そして家に帰ってさっそく取り出してみると、普通のティーバッグの4,5倍ほどの大きさの巨大なティーバッグが登場。これが1箱に4個入ってます。

箱の裏には、使い方?作り方?が書いてありました。

1. お好みの温度でお風呂にお湯を入れる
2. Bathtub teabagを一袋投入し、5分間抽出させる。
3. 人間を一人か二人投入する
4. ゆっくりくつろいでお楽しみ下さい。


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ふむふむ。
説明書きの通り、溜めたお湯に巨大ティーバッグを投入。しかしなかなか紅茶の成分らしきものは出てきません。

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しばらくすると、やっと色や香りが出てきて、お茶っぽくなってきました!


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ティーバッグを揉んだり振ったりしていたら、最終的にはこの位の濃さになりました。紅茶風呂というよりハーブティー風呂という感じかも。
これが大理石とか、猫足風呂とかだったら可愛いのですが、我が家のシンプルなバスタブでの画像なので、夢もロマンもない地味な写真でスミマセン・・。

お湯の温度がもう少し高ければ、もっと濃く抽出されるのかもしれないですが、でもこれでも十分良い香りが漂ってきます。ペパーミントティにレモンバームをミックスさせたハーブティーのようないい香り~。

さっそくお湯に、ちゃぽーーんと浸かると、我が家の小さなお風呂といえど

気分はまさに、


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こーーーんな感じ。パッケージの絵の通りで、まさにハーブティーのティーカップの中にいるみたい! んーー美味しそうな香り!しかしこの箱の説明書きによると、「決して飲まないこと!」とあるので、それは我慢。


ということで、「紅茶風呂用ティーバッグ」思った以上にヒットでした!
こちらでは日本の温泉入浴剤がなかなか手に入らないので、「現地版温泉入浴剤」としても、私たち日本人にはあり難いです。値段も手ごろだし軽いので、イギリスから日本のお土産としてもオススメです!


Whittardのオンラインショップでも買えるのを発見しました。店頭だと更に安く売ってます。
http://www.whittard.co.uk/store/catalogue/Gifts-P1000/Tea-Gifts-SC1006/Fleur-Bathtub-Tea-Bathtub-pamper-time-259168.raa
by sayaka-blmusic | 2010-03-27 02:23 | ロンドンの不思議 | Comments(4)

ハンガリー料理に挑戦!


ハンガリーで食べたハンガリー料理の数々があまりに美味しくて、なんとかロンドンの自宅に帰ってからも再現できないかと思い、取り合えずハンガリー料理の最も大事なスパイスであるパプリカ粉だけ、ブダペストで購入して来ました。

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色とりどりの袋に入っていてとっても可愛いです(^-^)
先日、親友のお誕生日だったこともあり、早速このパプリカ粉を使ってハンガリー料理に挑戦してみることに。メニューは、ハンガリー料理の最も代表的な料理である牛肉スープの「グヤーシュ」と、パプリカ粉をたっぷり使って鶏肉や沢山の野菜を煮込んだ「パプリカチキン」。

ネットでレシピを検索してみると、ハンガリーに住んでいたことのある日本人の方のブログで、ハンガリー人のベビーシッターさんから教わったというレシピを公開されていらっしゃるのを発見! おおおまさにこれ。これが作りたかったのです。

しかし、ハンガリー料理の殆どには、「パプリカ粉」に加えて、「ベゲタ(VEGETA)」という、乾燥ハーブをミックスさせたダシのようなものが必須であることが判明!しまった~~!これも合わせて買ってくるんだった!!

はて、まてよ、我が家の近くには、ポーランド食材屋が二軒・・・。
ポーランドとハンガリーって近いし、もしかしてハンガリー食材と共通するものが売っていたりするかも??と思って、早速そのポーランド食材屋に行ってみたら、


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見事にありました!ベゲタ! しかも、かなり大量に入って僅か1.5ポンド位。
後で調べてみたところ、もともとはユーゴスラビア発祥のスパイスだそうで、ハンガリーに限らず東欧や中欧全域で使われる調味料なのだそうです。アジアでいう醤油みたいなものかしら・・。

無事にベゲタも手に入り、早速グヤーシュとパプリカチキン作りスタート。

かなり大量の野菜を、お肉と一緒に炒めてパプリカ粉をからめ、煮込んでいきます。作っている段階から、これは栄養満点だわ~と思うような感じです。

そして出来上がったのが、


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グヤーシュと

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パプリカチキン!

一見似た色ですが、パプリカチキンの方は、サワークリームとヨーグルトが入っていてガーリックも多めなので、少し酸味とパンチが利いた感じ。グヤーシュの方は、もう少しマイルドで、野菜と牛肉の風味たっぷりです。

どちらもおいしかったのですが、特にパプリカチキンの方は、もーーーめちゃくちゃ美味しくて、レシピ様様です。翌日はゴハンにかけてカレー状態にして食べてみたら、白米とも相性バッチリ!
パプリカ粉は日本で売っているものでも十分だし、「ベゲタ」はコンソメとブーケガルニでも代用OKとのことなので、自宅で気軽にできるハンガリー料理、是非おすすめです!


<参考にさせて頂いたレシピ>

グヤーシュ
http://blog.ma-yu.jp/?eid=335494

パプリカチキン
http://blog.ma-yu.jp/?eid=373991#sequel

by sayaka-blmusic | 2010-03-24 09:52 | ロンドンでの日常生活 | Comments(6)

活け花パフォーマンス with オリジナル曲「夕桜」!


先日のロンドンでのコンサートの時に、イギリスを中心に活躍されている華道家・日本庭園デザイナーの澤野多加史さんがいらして下さいました。世界で最も権威あるチェルシーフラワーショーでも4年連続ゴールドメダルを取られていて、オックスフォード大学やケンブリッジ大学の日本庭園や、イギリスの古城内の日本庭園なども手がけていらっしゃる方です。

その澤野さんが、コンサート後メールを下さり、なんと、オリジナル曲の「夕桜」がとっても気に入ったので今度オックスフォードで行われる活け花パフォーマンスで、この「夕桜」の曲のイメージで花を活けてみたいと仰って下さったのです!

「夕桜」の曲は、私の中でも特に思い入れのある曲だったので、本当に嬉しかったです。
春の陽を燦々と浴びた桜のような華やかさも、夜桜のような艶やかさもないけれど、刻々と色を変えて行く夕日の中で、人知れず、限りない優しさを秘めながら、はらはらと散って行く薄桃色の夕桜。そんなイメージを元に作った1曲でした。

自分の作曲した曲が、活け花の作品になるなんて、想像するだけで鳥肌が立つほど興奮!

そして昨日、その活け花パフォーマンスを拝見しに、行ってきました!

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オックスフォードは、ロンドンからは車で1時間30分ほど。町中にオックスフォード大学のカレッジが点在する「大学の町」です。今回の会場も、オックスフォード大学のWolfson College内のホールにて。

「春風 SPRING BREEZE -IKEBANA Demonstration with Music-」
という題名で行われた今回のイベントは、Oxford Ikebana Study Groupというイギリス人の活け花愛好団体の主催によるものでした。お客様もほぼ全員がイギリス人。イギリスにおいて、こんなにも活け花に熱心に関心のある方がいらっしゃるというのは驚きでした。

前半は、5曲の異なる曲をかけながら、それぞれの曲のイメージに合わせて、澤野多加史氏が、5つの異なる活け花パフォーマンスを行うというもの。

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一度活けた花は、基本的にもう一度差し直したりはせずに、どんどん活けていくので、まさに一発勝負。素晴らしい集中力と、オーラで、一本活けるごとに、作品の表情が変わっていき、作品が生命の輝きを増していく様子が感動で、すっかり魅了されてしまいました。

そして、2曲目は、いよいよ「夕桜」でのパフォーマンス (生演奏ではなく、録音したものです)。会場にメロディが流れ始めると、澤野氏がまず取り出したのは、古い桜の幹と根で出来た花器。

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そこに、金槌で枝を打ち付けていきます。わずか3分の曲が、2回繰り返される間に、みるみるうちに作品が出来上がっていきます。それにしても、バックで自分の作った曲の自分の演奏が流れていて、その曲と共に、今まさに目の前で新たな活け花の作品が生まれていっているというのは、なんとも不思議な感動でした。

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仕上げに、桜の根の花器に、水が注がれます。

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完成した作品。
桜が冬の雪で枝が水のなかに沈んでしまい、春を向かえやっと水から這い上がり、再び枝を水面から出すと言うもので、伝統的な「古典華」での生け方で、「水くぐり」というのだそうです。

はかなく優しい感じと、同時に、新しい生命や未来への光も見える感じが、まさに曲のイメージぴったりで、感激してしまいました。

作品の構想を練るのに、その曲を毎日数十回、合計何百回も聴いて、イマジネーションを膨らませ、構想を練っていくのだそうです。また、納得の行く枝や花を探しに数週間前から山篭り、そして前日も山まで探しに行かれたとのこと。そして本番は、一回きりの一発勝負。まさに「華道」は、妥協を一切許さない「道」なのだなぁと思わされました。


その他、ネイティブアメリカンの吹く笛の音と共に活けたり、なんとBob Dylanの曲と共に活けたり、古典華だけでなく、「自由華」「抽象華」など、様々なスタイルの5つの作品を活けられていました。


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中でも、澤野さんが、お知り合いのダウン症のお子さんのために作ったというこの作品は、いつもその子供が遊んでいる実際の車の上に、花が活けるというものでした。流れている曲は、その子が大好きだという童謡。車の上に、可愛いお花と共に、カリフラワーなどの野菜が活けられていたりして、澤野さんの深くて優しいお人柄が全面から溢れでているような作品でした。

そして休憩を挟んで、後半は、ステージ全面を使っての大作。

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何もなかった舞台から、細野晴臣の”源氏物語”の音楽と共に、わずか20分位の間に華や枝で彩られた和の空間が出来上がっていきます。これはまだ小さい方で、普段はこの4倍位大きな大作品を作られていて、これまでロイヤルアルバートホールやクイーンエリザベスホール初め、イギリス各地のホールでも、色々なジャンルのミュージシャンやダンサーなどとコラボレーションもされているのだそうです。

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終わった後、澤野氏と、「夕桜」の曲と共に生まれた活け花作品と一緒に。



ところで、このパフォーマンスの前には、隣の会場で、Oxford Ikebana Study Groupのイギリス人の皆様が活けた作品も沢山展示されていました。このスタディグループは、長年、澤野さんがご指導されていらっしゃるのだそうです。
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ガーデニングの文化があるからか、イギリス人にとっても活け花は身近に感じられるものなのかもしれません。飾られていたイギリス人生徒さん達による作品は、和のテイストをきちんと取り入れつつ、ヨーロッパのセンスだからこそのお洒落な感じも混ざっていて、どれも素敵でした。


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Study Groupのイギリス人女性による活け花の紹介プレゼンもありました。彼女によると、西洋のフラワーアレンジメントは、花をなるべく多く使って隙間を埋めていくようなものであるのに対して、活け花は、限られた数の花や枝のみを使って、むしろその間に生まれる空間を大事にするアートであるということ。なるほど、と思いました。音数や楽器数の多さで華やかさに重点をおく傾向の強い西洋の音楽と、シンプルな編成で音数も少なく「間」を大切にする日本の雅楽などの違いに共通するところがあるかもしれないなと思いました。


自分自身の曲を使っていただけた感動ももちろんですが、澤野氏による圧倒の活け花パフォーマンスや、そしてイギリス人の方々が日本文化の一つである活け花を心から愛している様子などを目にして、沢山の意味で感動した一日でした。
by sayaka-blmusic | 2010-03-22 07:34 | ロンドンでの日常生活 | Comments(2)

<コンサート番外編> 楽屋での必須道具!


私、サウナに10分以上入っても足先が冷たいまま、という筋金入りの末端冷え性で、
特に緊張していると、すぐに手足に血が行かなくなり、氷のように冷たくなってしまいます。

本番直前に手がそこまで冷たくなると、当然指が動きにくくなり、弾けていたものも弾けなくなるので、ステージに出る前にどうやって手を温めるかは、毎回死活問題。
分厚い手袋やホッカイロなどなど、あらゆる方法を総動員して、冷えとの戦いに挑みます。

そういえば、ピアニストのキーシンは、たとえどんなに手が冷えた状態でも弾ける様に、氷水に手をつけてから練習するという訓練もしていたという話も聞いたことがあります(本当かどうかは不明)。

でも、氷水につけてから弾く訓練をするよりは、効率よく手を温める方法を考えた方が、ラクだし近道~♪ 


ということで、今回ロンドンとハンガリーのコンサートで大活躍してくれたのは、



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家から持参したタライ!!!



楽屋でこれにお湯を張って、「手浴」をするのです。
すると、ホッカイロや手袋とは比べ物にならない位、即行で芯から手がぽっかぽか。

今まで試してきた温め対策の中で、ダントツのナンバーワン効果!!
温まるだけじゃなくて、リラックス効果もあるみたいで、ほおおおっと心が落ち着きます。

その代わり、コンサートの日は一日中、この巨大なタライと行動を共にすることになるので、
タライを抱えて会場からタクシーに乗り込んだり、
ドレス姿でタライを抱えてお湯を汲みに行ったりするのは多少恥ずかしいですが(^-^;)
でも、それを耐えて余りあるほどのスンバらしい温め効果です。


本番前に手が冷えるという悩みをお持ちのピアノ弾きの皆様、

「タライ」おすすめです!!


P.S
何人かの方からもご指摘頂いたのですが、冷静に考えてみたら、こんなに巨大なタライじゃなくて、料理用のボウルで十分だった・・。
なぜゆえに、はるばるハンガリーまでこの巨大なタライを持参してしまったのでしょう私・・・。
by sayaka-blmusic | 2010-03-20 08:54 | コンサート関連 | Comments(9)

ハンガリー・ブダペスト<観光・食べ物編>

ブダペストを観光できたのは、コンサート翌日午前中の半日のみだったので、まずはメインの観光スポットである王宮へ直行!

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ブダ王宮。13世紀以降、1912年までは歴代の王の居城として使われ、現在は美術館になっています。建築様式はゴシック様式とバロック様式が混在していて、ブダペストがかつて色々な国の支配下にあったということを象徴しています。この辺りは、地区ごと世界遺産になっているそうです。

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王宮の丘から見下ろしたドナウ川とくさり橋。ドナウ川をはさんで手前側が「ブダ」、向こう側が「ペスト」、ふたつ合わせて「ブダペスト」です。銀行の合併みたいな名前の付け方ですが、実際もともと別の街だったのが、19世紀に合併して現在の街になったのだとか。


ペスト側から見る、王宮とくさり橋の夜景は絶景でした!写真がぶれてしまってここに載せられないのが残念・・。テムズ川の夜景と少し似ているけれども、ロンドンのタワーブリッジの辺りの夜景が「華やかで都会的」だとしたら、ブダペストのくさり橋の夜景は、「荘厳で神秘的」。

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柱の向こうに見えるのは国会議事堂です。


ところで、王宮地区を歩いていると、お土産ものがいちいち可愛くて感動!
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こういう素朴なポップさ(?)、ロンドンでは見かけないものなぁ。。。


ブダ王宮の反対側からは、ブダの住宅地が一望できました。
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正直ある意味ショッキングな景色でした。カラフルなのだけどくすんでいるというか・・。建物も、ものすごくボロボロの建物と、新しい建物が混在していたりして、旧共産圏の独特の雰囲気なのか、とにかく西ヨーロッパでは決して見たことのない雰囲気でした。

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ところで、ハンガリーは、第二次世界大戦で、ドイツとソ連の最大の直接対決の場所となってしまい、ブダペストは市街戦によって完全に一度廃墟となってしまったそうです。復興もまだ完全でなく、王宮の横にも、上の写真のようにまだむき出しになっている廃墟がそのままになっていました。

旅行の観光は楽しいけれども、今まで知らなかった歴史の光の部分だけでなく、私達人類が本来誰しも持つ闇の部分にもろに対面しなくてはいけないことも多いので、そういう意味でも体力というか気力を使うなぁと思います。最近ではスペインのアルハンブラ宮殿に行った時に特に痛感・・・。

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話が暗くなってしまいましたが、気を取り直して、続いて食べ物編です!

ピアノの生徒さんで、以前ブダペストに駐在していらっしゃったご家族から、色々とハンガリーの特別料理について前情報を頂いていたので、滞在中は、そのリストを参考にメニューを選んでいました。パプリカを多用したこってりした料理が多いのだけれども、割合日本人の口に合うとのこと。

一番有名な「グヤーシュ」やハンガリー版ロールキャベツ、パプリカチキンなども美味しかったのですが、私が一番感動したのはこちら、

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なまずのスープ!! ハンガリー語では「ハラースレー」です。そもそもなまず自体を食べたことがなかった私には、ほんのりした甘さを持つ上品ななまずの味に感動、そして魚のダシとパプリカの香辛料が見事に調和して、感動の美味しさでした。2人分位たっぷり入っていてこれで約500円!でもハンガリー人からすると、なまずのスープはクリスマスの時位にしか食べられないご馳走なのだそうです。

もう一つ、ハンガリー名物は、なんといってもフォアグラ!

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お皿の上に、巨大なフォアグラが6枚くらいどどどーんと乗っています。フォアグラって、こんなに大量に食べるものだっけ???衝撃のボリュームです。これでなんと1000円ちょっと位。

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内装もハンガリーの田舎風でとっても可愛いです。ハンガリー人のタクシー運転手さんからお勧めしてもらったお店で、英雄広場の近くにある「Paprika」というハンガリー料理のカジュアルレストランでした。

あと、1日目と2日目の夕食は、コンサート主催者のイルディコさんのおすすめで、ハンガリー人の間でも大人気だという「Trofea Grill」というビュッフェスタイルのハンガリアンレストランへ。
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色々な種類のハンガリー料理を色々少しずつ味見できて、味もとっても美味しかったです。こちらも、各種ハンガリー料理が食べ放題&シャンペンも飲み放題で約2500円とリーズナブル。

Paprika:  http://www.paprikavendeglo.hu/
Trofea Grill: http://www.trofeagrill.hu/

ブダペスト旅行の際には、是非おすすめです。

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ハンガリーは、過去に蒙古の襲来を受けたことがある影響で、赤ちゃんのお尻には蒙古斑があったり、名字が名前の前にきたり、言語様式も似ていたりと日本人との共通点も多いのだそうです。

食べ物も日本人の口にぴったり合って最高だし、温泉もあるし・・、ということで、日本人にとっては、ついもう一度行きたくなってしまう不思議な魅力を持つ国だなぁと思いました。

ということで、肝心のコンサートレポートよりも、圧倒的に観光と温泉と食べ物のレポートの方が多くなってしまいましたが^^; これにてウィーン&ハンガリー旅行の日記、おしまいです(^-^)  長い日記でしたが読んで下さって本当に有難うございました!



<おまけ宣伝>
↓もし宜しければこちらも聴いてみて頂けたら嬉しいです(^ー^)

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このブログの筆者、ピアニスト朝岡さやか 
2012年9月26日オリジナルピアノソロCD発売

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「太陽」をテーマにした8曲です。
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by sayaka-blmusic | 2010-03-19 05:23 | イギリス国外旅行日記 | Comments(6)

ハンガリー・ブダペスト <温泉編>


今回ブダペストに行くことになるまで全く知らなかったのですが、実はブダペストは温泉で有名! ハンガリーの人々も、昔から大の温泉好きなのだそうです。430年前にオスマントルコの皇帝が作らせた「キラーイ温泉(スゴイ名前・・)」をはじめ、現存している歴史ある温泉が沢山あるのだそうです。

ブダペスト中に数々の温泉が点在しているのですが、私が入ったのは、今回泊まったホテルに併設されていた温泉施設。

ドナウ川の中にあるマルギット島にある温泉療養ホテル、Danubius Health Spa Resort Margitsziget。キレイなホテルで、温泉もサウナも滞在中入りたい放題なのに、2人部屋が8000円前後(早割の場合)。一人当たり4000円程度です。ハンガリーの物価はやはり西ヨーロッパ諸国と比べると驚きの安さです。

さて、チェックイン後すぐに楽しみにしていた温泉へ。何しろ私、日本に一時帰国すると、ほぼ毎日スーパー銭湯に通い詰める位の温泉好き。日本一時帰国中は、コンサート本番前日に、体をほぐしてリラックスするためにスーパー銭湯に行くのも習慣でした。なので、今回、まさにコンサート前夜に温泉に入れるというのは、私にとって本当に嬉しいことです!


温泉エリアに行く途中の通路には温泉水が飲めるコーナーが。
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蛇口をひねると懐かしの硫黄の香り。おおおお、本当に温泉だぁ!


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こちらが温泉エリア。温泉というよりプールという雰囲気ですが、塩素の匂いじゃなくてちゃんと温泉特有の硫黄の匂いが立ち込めているし、皆ぼけーーーっくつろいで浸かっている様子はまさに温泉。

ちなみにここは水着着用の混浴でしたが、温泉によって違うらしく、ブダペスト内には、日本と同じく裸で入浴する施設、男女別、混浴などなど、色々な形態の温泉があるそうです。また、ここは近代的な内装ですが、温泉によっては洞窟風だったり、昔ながらの鄙びた雰囲気だったり、様々のようです。温泉によっては浴槽の中にチェス盤があり、そこでチェスを楽しみながらお風呂に浸かるのも、ハンガリーの伝統的な温泉の楽しみ方なのだとか。

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打たせ湯はここでも人気のようです。


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それにしても、温泉なのに、周りにビーチサンダルが並んでいたり

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サンベッドや椰子の木が並んでいるのは日本人からすると不思議な光景でした。ところ変われば温泉変わる・・ですね。

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日本で見ないものといえば、こちらの浴槽。なんでも、銀の棒の部分に首をひっかけて、身体を伸ばしながら入浴する器具なんだとか。ひいい恐ろしい。

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あとこちらも新鮮でした。車椅子の人でも、スムーズに入浴できる器具。これって日本にもあるのかしら・・。なかったら是非取り入れて欲しいなぁと思います。大変だから、危ないから、ということで温泉に行くことを諦めているお年寄りやそのご家族の多くも、これがあればかなり助かるのではないかと思います。

ところで、この温泉の設定温度は37度~38度。日本人からすると、なんとも欲求不満になってしまいそうな中途半端な温度ですが、これはこれで、長湯するにはちょうど良かったです。


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それより気になるのは、左側にある「MAX15分」という表示。そんなに混んでいないので、人数制限によるものではなさそう。どうやら健康的な理由によるもののようです。サウナはともかくとして、温泉に入るのに時間制限があるなんて、日本ではあまり聞かない気がします。

今回のコンサートの主催者であるハンガリー人のIldicoさんとコンサートの打ち上げで話していた時に、ハンガリーには温泉が沢山あるけれども、ハンガリー人は家でもお風呂に入るのですか?と聞いたところ、

「入るわよ~。一週間に1回位ね」

との答えが。後の日はシャワーなんだそうです。日本人は毎日お風呂に入りますよーと伝えると、

「えええええ! 毎日お風呂に入るだなんて、体に悪いわよ!!」

との答えが(笑)。どうやら、ハンガリーでは、お湯に長く浸かりすぎたり、毎日入ったりするのは体に悪いと教えられているようです。同じお風呂文化がある国でも、国によってここまで考え方が違うのだなぁと新鮮な発見でした。


さて、私はというと、MAX15分という表示は完全無視して、1時間位ゆーっくり長風呂。前回の一時帰国以来の約半年ぶりの温泉に、すっかり体も心もリフレッシュ(^-^) 翌日のコンサートに向けてしっかり充電完了です。

ちなみに友達から聞いたところによると、シューマンは、立て続けに作曲をしたのに疲れて、ボヘミアの温泉に保養に行ったら、また創作意欲が沸いて、五重奏を作曲したのだそうです。やっぱり芸術には温泉が必須!?


最後はハンガリー<観光・食べ物編>です。
by sayaka-blmusic | 2010-03-18 08:42 | イギリス国外旅行日記 | Comments(6)

オーストリア・ウィーン<観光編>

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ハンガリー・コンサート編に続いて、
少し時間を遡って、ハンガリーに行く前に2日間立ち寄ったウィーンでの日記です。

今回、ハンガリーに行く前にウィーンに数日滞在した主な目的は、直穂子さんとのリハーサルと、あと以前イギリスのWelwynのコンサートなどでもお世話になったManakoさんご夫妻に久しぶりにお会いすること。Manakoさんご夫婦にはこのウィーン滞在中にも本当にお世話になりました。本当に有難うございます!!

2日間とも、午後はリハーサル&練習だったのですが、それぞれの日の午前中に少しだけ観光もすることができ、生まれて初めて歩くウィーンの街をにドキドキしながら観光してきました。

しかし寒かった!!!ウィーンはロンドンより暖かいのかと勝手に勘違いしていたのですがトンでもなかった。特に2日目はかなりの雪で激寒!!

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雪の中のシェーンブルン宮殿。傘を持っていなかったので雪にまみれながら辿りついたのですが、ロココ様式の内装も素晴らしくて、本当に行って良かったです!しかし、宮殿のお土産屋さんで色々本を読んでいたら、宮殿そのものよりも、伝説のオーストリア王妃エリザベート皇后の波乱万丈過ぎる生涯の方に興味を持ってしまって、そのまま立ち読み1時間。彼女を題材にしたお芝居や漫画、映画なども色々出ているみたいなので、落ち着いたら探してみたいなぁと思っています。

ところで、ウィーンの中心街を歩いていて驚きだったのは、
とにかく至るところにモーツァルトさんがいること! 右を向いても左を向いてもモーツァルト!!

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おみやげ物屋さんの看板もモーツァルト。


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お菓子屋さんもモーツァルト。


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ブルク庭園のモーツァルト像。


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モーツァルトのゆかりの場所も沢山。こちらは、モーツァルトが「フィガロの結婚」を書いた頃に住んでいたという家。今は「フィガロハウス」という名前で博物館になっています。


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モーツァルトが結婚式を挙げたという聖シュテファン大聖堂。


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極めつけはこちらのカフェ・フラウエンフーバー。なんと現存するウィーン最古のカフェで、モーツァルトの時代は「宮廷料理」のお店で、当時は音楽ホールも併設されており、モーツァルトやベートーベンが実際に来て新曲を披露したりしていたお店だそうです。しかもモーツァルトの生涯最後の人前での演奏はこの場所だったとか。

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お店の外の石版にはこのお店についての歴史が刻まれていました。


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もしかしてモーツァルト、この辺りに座りながら演奏していたのかも・・と思いながら記念撮影。


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そして上の写真は、ウィーンフィルの本拠地である音楽ホール「楽友協会」。あの「のだめカンタービレ」の映画撮影が行われた場所でもあります。


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他にも、ショパンが一時期住んでいた建物(上の写真)や、マーラーがオペラハウスまで通っていた通りなど大音楽家ゆかりの場所は他にも沢山あり、やはり音楽の都なのだなぁ・・、と実感しました。

ウィーンにおいて、2010年の現代でもモーツァルトは未だにまるで神様のように崇められていて(というか利用されてしまっている??)チョコレートやハンカチ、消しゴムなどのお土産グッズにまでなっている様子を見ていて、ふと、ラフマニノフはどこかでこんな風に大切に街の人たち皆に愛され続けているのかしら・・と切ない気持ちになってしまった私。

ラフマニノフ自身の母校である、モスクワ音楽院の大ホールにある「14人の偉大な作曲家」の肖像画にさえ、どういうわけかラフマニノフは含めてもらってないみたいだし(ToT)。

せめてラフマニノフ資料館のあるイワノフカ(ラフマニノフが生涯愛し続けた田舎の村)の駅周辺には、こんな風にラフマニノフ消しゴムとか売ってくれているんだろか・・うーーん、うーーん、と、シェーンブルン宮殿からの雪の帰り道にグルグル考えていた私でした。



次はハンガリー編に戻って「温泉編」です!

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↓ コメント欄を3年振りに再開致しました。ご感想・コメントなど頂けたら嬉しいです!
by sayaka-blmusic | 2010-03-17 08:25 | イギリス国外旅行日記 | Comments(4)

ハンガリー・ブダペスト<コンサート本番編>

ロンドンでのコンサートに続き、ハンガリー・ブダペストでのコンサートが無事終わり、一昨日の夜ロンドンに戻ってきました。

ウィーンに2泊3日し、ソプラノの登川直穂子さんとリハーサル、そしてブダペストにバスで移動して(ウィーンから3時間位)ブダペストで2泊3日、という合計4泊5日の慌しいスケジュールでしたが、感動と発見の連続で大充実の5日間でした!

食事編、温泉編、と色々書きたいことは沢山あるのですが、まずは肝心のコンサート編からです。

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<ハンガリー・ブダペスト>コンサート本番編

コンサートはハンガリー滞在最終日前夜の3月13日(土)に行われました。 

会場はブダペスト市内にあるNador Terem。

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素敵な建物だなぁ、普段は何に使われているのかしらと思って主催者の方に尋ねてみたら、この建物自体は盲学校なのだそうです。教室などの他、寮なども完備されているのだとか。

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そしてコンサートが行われたのはこの盲学校内にあるホール。なんとパイプオルガンもあり、ピアノの音もホールの響きも素晴らしく、昼間はステンドグラスの光が差し込み内装もとっても美しいです。音楽学校ではないのに、学校内にこんなに素晴らしいホールがあるなんて驚きです。

さて、午後からのリハーサルを経て、夜19時から本番スタート。
前半最初の曲は、ロンドンコンサートと同じく直穂子さんの歌でドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」から3曲。

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ロンドンでのコンサートは直穂子さんの専属伴奏ピアニストであるStefano氏が伴奏をしていたのですが、今回彼はハンガリーのコンサートには来れないため、私が直穂子さんの伴奏も担当させて頂きました。

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続いて私のソロは、リストの「ラ・カンパネラ」。リストの生まれ故郷のハンガリーのお客様の前で弾くのは緊張だったのですが(外国人が日本でお琴の演奏をするようなもの??) なんとか無事終わってよかったです。

そして、その後再び直穂子さんの「アイーダ」で、前半終了。

後半は、直穂子さんの18番のプッチーニから、「蝶々夫人」「トゥーランドット」「トスカ」など。特に蝶々夫人は、本場イタリアでも蝶々夫人役でオペラデビューされているだけあって絶品。お客様涙ぐんでました。

私のピアノソロは、おなじみラフマニノフから、「ひとりラフマニノフ」シリーズを一気に3曲ということで、パガニーニ18バリエーションと、交響曲2番と、協奏曲2番の、それぞれピアノソロバージョン。

後半は、二人とも、それぞれ一番愛するプッチーニとラフマニノフの曲ということで、
テンションも気合も知らぬ間に倍増!

そしてアンコール2曲は「ジャンニスキッキ」と「トゥナイト」でコンサートは無事終了しました。


さて、地元ハンガリーの聴衆の方々、3連休の真っ只中ということもあって、お客様は少なめだったのですが、そんな中いらして下さった方々は、ものすごーくコアな音楽好きな方が多く、ある意味レアな演目であるアンナボレーナの曲にも合わせて口ずさんでいた方がいらっしゃった程。とても温かい雰囲気の中、演奏させて頂くことができました。終わった後も皆さん「とっても楽しめた!」と声をかけて下さってとっても嬉しかったです。

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今回のコンサートを企画・準備して下さったハンガリー人のイルディゴさんと一緒に記念撮影。


ところで私、今まで、ソプラノ歌手の方々の単発の伴奏や、日本歌曲歌手の方とのリサイタルなどはさせて頂いてきたのですが、今回のように、これだけ多くの曲の本格的なオペラ伴奏をするのは初めて。なので2月中は、ひーーひーーー言いながらオペラDVDやYouTubeを見漁って勉強する日々だったのですが、いつの間にかすっかりオペラ音楽のとりこになってしまいました。いやーーー面白過ぎですオペラの世界!もっともっと勉強したい!

そして、オペラ歌手である直穂子さんから音楽的に学ばせて頂くことが本当に多く、リハーサルでも本番でも本当に勉強になりました。普段ピアノだけを弾いていると、ついメロディは歌であるということを忘れがちになってしまうので、彼女から学んだ呼吸法や身体の使い方など、ラフマニノフの演奏や自分のオリジナル曲を弾く時の演奏法にも今後とっても応用できそうです。

ちなみに、次回の直穂子さんのリサイタルはケンブリッジ大学にて5月25日に行われる予定で、私も伴奏で出演させていただく予定です。

また、6月19日にはローマにて、この間のロンドンコンサートと同じく「ジョイントリサイタル」という形で、直穂子さんのソロ半分、私のソロ半分のコンサートをさせて頂く予定です。詳細はまた追ってお知らせさせていただきます。


次は少し時間を巻き戻って、ハンガリーの前に2日間訪れた「ウィーン編」です。
by sayaka-blmusic | 2010-03-17 01:13 | コンサート関連 | Comments(4)

ロンドンコンサート無事終了!次はハンガリーへ。

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一昨日、St.James’s, Piccadillyでのコンサートが無事終わりました。
当日は200人近くのお客様にいらして頂いて、心から感激でした。コンサートにいらして下さった皆様、また成功を祈っていて下さった皆様、本当に有り難うございました!写真でレポートを綴らせて頂きたいと思います。(REIちゃん、Chigusaさん、写真提供有り難うございました!)

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前半はまず登川直穂子さんの歌とStefano氏の伴奏で「アンナ・ボレーナ」から3曲。素晴らしい迫力の声量と響きを持つ直穂子さんの歌声。イギリスのヘンリー8世の6人の奥さんのうちの一人、アンブリーンをめぐる悲劇がオペラ化された作品で、まさにロンドンでのコンサートにぴったりの幕開けです。

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次は私のソロで、ラフマニノフのソナタ2番。始まって早々25分近くの大曲で、弾く側もですが、お客様にも負担じゃないかと心配だったのですが、なんとか自分なりには全力を出し切りました!

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ちなみにこの前半で着させて頂いた黒いドレスは、前にもブログで日記を書かせて頂いたMachiko Jintoさんデザインのものです。まさにあのブログの時に、一目惚れしてしまって、ラフマニノフのソナタを弾く時にはこのドレスを着たい!とずっと思っていたドレスです。(Jintoさん本当に有り難うございました)

休憩をはさみ、後半は、滝廉太郎の「花」と中田章「早春賦」からスタート。

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そして後半の2つ目のプログラムは、今回私にとってコンサートでは初公開だった、私自身のオリジナルピアノソロ曲より4曲。

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弾いている間、それぞれの曲を作った時の思いのこと、日本でのレコーディングのこと、色々な思いが沸き上がって来ていました。今回、自分の曲を自分のコンサートで弾くのは初めての経験だったのですが、普通のクラシックの曲をコンサートで弾くのとはまた違う、特別な感情でした。自分自身の作った曲だと、伝えたいイメージがメッセージが、やっぱりダイレクトに強くあって、上手く弾かなきゃとかどう聴こえるかとか、そんなことよりもとにかく想いが先立つのだなぁと、思いました。

1曲目の「夕桜」、日本の夏祭りのイメージを元に作った2曲目の「MIKOSHI Illusion」が終わり、3曲目の、ひぐらしの鳴く夏の夜をイメージした「晩夏」を弾き始めた瞬間あたりで、なんと偶然にも、教会の鐘が外でゴーーンゴーーーンと鳴り始めたのです。しかも鐘の音が、曲の中で重要な役割を持つE(ミ)の音とぴったり同じ高さ。あまりにも曲の雰囲気と合っていて、奇跡的な偶然のコラボレーション(?!)でした。

その後、直穂子さんとStefano氏による「蝶々夫人(ある晴れた日に)」と「トゥーランドット(氷のような姫君の心も)」。

そして最後に、私のアレンジによるラフマニノフのパガニーニ狂詩曲18変奏のピアノソロバージョン、そしてラフマニノフ協奏曲2番のピアノソロバージョンが終わり、全プログラム終了!

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アンコールは、直穂子さんによる「トスカ」の後、3人全員(直穂子さんが歌で、Stefano氏と私で連弾伴奏)でWestside Storyの「トゥナイト」を演奏させて頂きました。

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演奏会終了後、ステファノ氏、登川さんと。私が抱いているロンドン兵隊の格好をしたテディベアーは、4歳の生徒さんのKENちゃんが、コンサート終了後、たたたーっと駆け寄って私にプレゼントしてくれたものです^^ 

当日いらして下さった皆様、お手伝い下さった皆様、
日本で応援して下さっていた皆様、本当に、本当に有り難うございました!

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そして、気分を切り替え、今週半ばからウィーンに行きリハーサルをした後にハンガリーへ移動して、今週末はブタペストで、同じく直穂子さんと一緒にコンサートの予定です。

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今回は、直穂子さんのオペラの伴奏も、私がさせて頂く予定なので、共演させて頂くのがとっても楽しみです。私自身のソロは、ハンガリーにちなんでリストのカンパネラも演奏予定。また、今回ロンドンでは演奏しなかったラフマニノフの交響曲2番のソロバージョンなども演奏予定です。ロンドンのコンサートとは殆ど曲目が違うので、今ラストスパートの入れ直し中です。

以下、コンサートの詳細です。
Naoko Togawa (Soprano) & Sayaka Matsumoto (Piano)
日時:3月13日(土 )19時開演。
会場:Nador Terem (ナードルテレム,ブダペスト・ハンガリー)
1146Budapest Ajtósi Dürer sor 39

もしもブタペストにお知り合いのいる方がいらっしゃいましたら、
是非お知らせ頂けたら嬉しいです。
by sayaka-blmusic | 2010-03-08 19:43 | コンサート関連

いよいよ今日


ロンドン、St.James’s,Piccadilly Circusでのコンサート、
いよいよ当日になりました。
ソプラノの登川さんも、伴奏のStefano氏も、無事ロンドン入りしました。
登川さんとは、数日前に我が家でリハーサルをさせて頂いたのですが、その日本人離れした圧倒的な素晴らしい歌声に感動!コンサートにいらして頂ける予定の皆様どうか楽しみにしていて下さい!

3月6日土曜日、ロンドン、晴れ。
現在昼の13時。
私自身は、もうすぐ会場リハーサルの為に家を出発するところです。

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ところで昨夜、不思議な夢を見ました。

場所は何故か霊園、東京の地元の墓地でした。

コンサート前夜だという前提はどこかに行ってしまっているらしく、 何故か父と私が二人でそこにぼーっと立って、気持ち良い風に吹かれながら、松本家のお墓を眺めていました。3年前に亡くなった祖母と、私がまだ産まれる前に亡くなった会ったことのない祖父が眠っているお墓です。

祖母と祖父が並んでそこに眠っている様子が、何故かはっきり見えて、
父に「あそこにお祖母ちゃんとお祖父ちゃんがいるねー」なんて話をしていました。

すると、そのお墓から突然、祖父がむくーーーっと起き上がって出て来て、
ニコニコ笑いながら私の方に近づいてきました。

不思議なことに全く怖いという感覚はなくて、むしろ初めて祖父に会えた感動で、興奮しながら父に、「お父さん、本当にお祖父ちゃんだよ!お父さんが言っていた通りのお祖父ちゃんだね!」なんて、訳の分からないことを言いながら一人ではしゃいでいました。

すると、今まで一度も会ったことの無い祖父が、あったかい最高の笑顔で、私をぎゅーーーっと抱きしめてくれたんです。

何も言わなかったけど、まるで体中で「大丈夫だよ」と言ってくれているような感触で、夢の中で、ボロボロボロボロ涙がこぼれて来て、声を上げて泣いてしまいました。


そしてふと目を覚ますと、
はっと、コンサートの朝だということに気づきました。
言葉で言い表せないような安心感と温かさ、そしてお祖父ちゃんにぎゅーっと抱きしめられた感覚が、とても夢とは思えない位、リアルに体に残っていました。

外は、ロンドンにしては珍しい位気持ち良く晴れていて、
良かった、晴れたーー (^-^) と思いながら、
洗面所に行って顔を洗い、コンタクトを入れてからリビングに行くと、

ピアノの上に、可愛らしいお花が花瓶に生けられて飾ってありました。
夫が昨夜、私の寝ている間にサプライズで飾ってくれていたみたいです。 

普段そんなことする人じゃなくて、お花なんて買って来てくれたの初めてなので、それを見てまた涙がポロポロ…。




私は私一人の力で生きているんじゃない。

夫を始め、日本の家族や友達、ロンドンで支えて頂いている沢山の方々や友達。

今日この日を迎えるまで、悩んだことも大変なことも色々あったけど、気づかないうちに、本当に多くの人に支えられて来ているんだなぁ…、とお花を見ながら走馬灯のように色々なことを思い出してしまいました。

今回のコンサートは、ラフマニノフのソナタ2番の大曲初挑戦、オリジナル曲初披露、登川さんとの交代プログラム形式など、私にとって初挑戦が一杯のコンサートですが、

コンサート準備や宣伝を手伝って下さった方々や、会場の皆さんはもちろん、
日本で応援して下さっている方々や家族、

そして知らない間に遠いどこかで見守ってくれている方々に、
感謝の思いが届きますように、祈りを込めて演奏したいと思っています。

では、行ってきます!
by sayaka-blmusic | 2010-03-06 21:43 | コンサート関連