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爪が・・・・・!

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コンサートが無事終わったので、先週土曜から女子サッカーの練習に復帰!
この日は、同じくリージェンツパークで練習しているイギリス人の男女混合チームとの練習試合。

やっぱり広い公園で思いっきり身体動かすのは最高に気持ちいい!!

でも、ただでさえ初心者なのに、コンサート前で練習休んでたので、
全然まともに動けず、チームに貢献しないどころかミスの連発で迷惑かける一方の私・・。


そして試合中、左足の先が、ふとした拍子になんだか変な感覚に。


家に戻ってみてみると、左足の親指の爪がブラーーーンと取れかかってる!

ひいいいい。

右利きな上にポジションも右サイドなので、左足は殆ど使ってないのに(使ったとしてもインサイドキック)なぜアナタが取れる??!!


サッカー暦の長い夫に聞くと、

「あーーサッカーやってたら日常茶飯事だよ。多分すぐに完全に剥がれちゃうよ。
で、また生えてきてもまた踏まれたりして死んで剥がれて、そのうち感覚麻痺して何にも感じなくなるよー」

とのこと。


そんなのは嫌だ~~~。
骨折と同じように、固定すればもしかして直る??
と藁にもすがる思いで、バンドエイドでぐるぐる固定。


くっつけ~~~~くっつけ~~~と必死で念力をかける。


しかし、昨日部屋の中を歩いている時に、爪先で何かが外れる変な感覚が・・。


嫌な予感。
あわてて見てみると、



がーーーーーん・・・。



完全にカポっと外れてしまっていました。
さよなら・・私の親指爪さん・・ (ToT)/~



超ショックです。
ピアニストは手指のマニュキュアが塗れないので、
足のペディキュアだけが楽しみなのに、今年の夏はペディキュア塗れない。
っていうかその前に爪ナシじゃサンダル履けない・・(泣)

下からわずかに新しい爪が生えてきているものの、元の状態になるまでは相当時間がかかりそう。
どなたか爪が早く伸びる方法教えて下さい~~~。

P.S
どう考えても左足親指は踏まれてもいないし使ってもいないので、
ボールじゃなくて上の写真のスパイクが犯人な気がしてきた・・・。
スパイク変えよかな・・・・。
by sayaka-blmusic | 2009-06-23 19:47 | ロンドンでの日常生活

葉加瀬さん宅訪問&あすか帰国

ブリストルからロンドンに戻り、6月14日はとうとうあすかの日本帰国日。

あすかの出発するフライトは夜の21時。
昼間はバイオリニスト・葉加瀬太郎さんのロンドンのご自宅に二人でお邪魔してきました。

来週月曜日のリサイタルのリハーサルでお忙しい中、練習の合間を縫ってお招き下さり、感激でした。色々お話させて頂いた後、葉加瀬さんと、葉加瀬さんの伴奏ピアニスト、マチェック氏と、私たち二人の四人で、素敵なお庭で記念撮影。
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ポピュラーの世界であれだけの大活躍をされた後、もう一度クラシックとも本格的に向き合い、カドガンホールという世界の大舞台と日本全国各地で、クラシックと独自の音楽を世界に向けて同時発信され続けていらっしゃる姿は、本当に心から尊敬です。

昨年初めてお話させて頂いた時にも感じたのですが、本当に心の底から温かい方で、心の広い広い方だなぁ・・・と改めて感じました。この温かさが、彼の生み出す何とも優しいあたたかで壮大なメロディにそのまま現れているのだろうなぁ・・と思います。

葉加瀬さんのロンドンでの次回のリサイタルは6月22日(月)カドガンホールにて。私も伺わせて頂く予定です。楽しみ!!!

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そして夜は夫と一緒にあすかを見送りにヒースローへ。この10日間の共同生活ですっかり3兄弟(?)のようになってしまいました(笑)

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あすか、空港にて。
あすかに言わせると、今日のテーマはエヴァの「惣流・アスカラングレー」なんだそうですが、エヴァンゲリオンに詳しくない私は何のことだかサッパリ分からず・・・。

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空港売店にて、パディントンベアーにまみれるうどん。

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ゲートに入るあすかを撮ろうとしたら

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何故か空港職員のおじさんも合流。

そしてあすかは無事日本へと飛び立っていきました!
by sayaka-blmusic | 2009-06-19 21:13 | ロンドンでの日常生活

<Part 3> ブリストルコンサート (翌日編)

Part2>の続きです。

コンサート終了後、ホテルに戻ってさて、軽くサンドウィッチを食べた後に、崩れるように眠りに落ちた私達。熟睡したお陰か、翌朝は妙に目覚めが良く、ゆっくり朝風呂に入った後にホテルの朝食会場へ。

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マーマイト発見! マーマイトといえば、イースト菌からできたペーストでイギリス人が大好きな食べ物(パンなどに塗る)ですが、日本における納豆と同様、外国人からすると相当慣れないキツイ味で、私はイギリスに来た当初から大の苦手・・・。あすかは食べたこと無いというので、せっかくだから食べてみる・・?ということになり、パンに塗って試させてみると・・・・・

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あっという間に顔が歪み、今にも泣き出しそうな顔に・・・・・・。あっちゃん、ごめん・・!!

マーマイト、慣れると美味しいという人も多く、周りの在英日本人でも好きな人多いですのですが・・。うーん、私達は当分慣れそうにありません・・・。

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食後、ホテルのレストラン内歩いていると、壁にかかる写真や絵画の中に、驚きの写真を発見!!!

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なんと、昨年のブリストル大聖堂でのコンサート時に、公式カメラマンが撮影していた私の演奏シーンが、額縁に入って大きく飾られていました!!仰天です!!

これは別に私の功労でもなんでもなく、カメラマンが、昨年のコンサート時の写真の中から、写真展に応募したものが入賞したらしく、受賞作品としてこのブリストルのMariott Hotel 一階レストランに展示されているということです。 それにしてもビックリしたーーー!!

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さて、明日あすかは明日日本に帰ってしまうので、彼女にとっては今日が唯一の観光日。
今回はイギリスに来てから、「Sister Act」のミュージカル以外は、ほぼ二人で一日中家に閉じこもって練習缶詰状態だったので、今日は一気にパーーーっとリフレッシュしよう! ということになりました。あすかと私と夫、そしてロンドンから来てくれたRちゃん夫婦と5人で、ブリストルから半日観光に出発!

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ブリストルの近くの観光地といえば、圧倒的にBathが有名ですが、Bathは去年のコンサートの時に行ったので、今回は、ブリストルから30分ほど電車で行ったところにある海岸沿いの街、Weston-super-Mareへ。 

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特にこれといった観光スポットがあるわけではありませんが、気持ちのよい海岸が広がっていて、どこか寂れた感が、なんだか懐かしい雰囲気でホッとします。

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思いっきり羽を伸ばすあすかさん。

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絶好の海日和でした。

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あすかの飼いぐるみ「うどん」と背後に浮かび上がる竜宮城(?)・・・。かわいすぎです。
ちなみに撮影はRちゃんの一眼レフによるもの。私のカメラと腕じゃこうはいきません・・^^;

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その後一旦ブリストルに戻り、再度電車に乗って、夜20時頃にロンドンに到着。 明日は日本に帰ってしまうし、せっかくだからロンドン内も観光しよう!ということで、なんと夜22時からのスケジュールで、ロンドン名所ドライブに出発! 

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ビッグベンの前で。 4年近くロンドンに住んでいて、こんなに「ロンドンぽい」写真を撮ったのは初めてです(笑)

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夜中12時頃、タワーブリッジの前で。
この辺りは私がロンドンの夜景の中で一番好きな景色の一つです。こんな遅い時間までライトアップされているとは知りませんでした。


この3年連続で、あすかは、ロンドンにコンサートの為に来てくれているのですが、考えてみたら、いつも着いた途端からコンサートの準備に追われて、コンサートが終わる翌日には帰国・・というスケジュールだったので、こんな風にロンドンの街を一緒に回ったことってありませんでした。 こんな夜中に車を出して頂いたRちゃんご夫婦、本当に有難う!

11日間のあすかイギリス滞在も、もう終わり近く。 翌日はいよいよあすか帰国です。
by sayaka-blmusic | 2009-06-18 23:16 | コンサート関連

<Part 2> ブリストル大聖堂コンサート (本番編)

Part 1>の続きです。

朝から続いたリハーサル後、一度ホテルに戻って休憩した後、7時30分からの本番に向けて、6時半過ぎに再び会場入り。

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上の写真は、本番直前の会場の様子。
昨年のコンサートに来て下さったリピーターのお客様などや、ブリストルの地元のお客様などで、前売り席は完売になったとのことで、当日券枠の席もほぼ埋まり、約800人のお客様で大聖堂が一杯に! 本当に感謝です・・・。


High Sheriff(ブリストル市執政長官)の挨拶に続いて、オーケストラによるファンファーレ、地元の子供達によるパーカッショングループの演奏等に続いて、いよいよ私達の2台ピアノプログラムのスタート。

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まずは2台ピアノにて、

● ミヨー作曲:「ブラジリア」より「スカラムシュ」
● モーツァルト:「トルコ行進曲」2台ピアノバラードバージョン(あすか編曲)

の二曲を演奏。

その後、ピアノの椅子をたち、マイクの前で、二人で大切な任務に向かいます。

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その任務とは・・。

このコンサートには、特別来賓として、ある方がいらっしゃっていたのですが、その方はなんと、あのビートルズの生みの親(ビートルズ全盛期のプロデューサー、アレンジャー兼レコーディングマネージャー)である、世界的音楽プロデューサーの「Sir George Martin (ジョージ・マーティン氏)! 

私達はこの日、彼へのトリビュートとして、ビートルズの「Yesterday」の二台ピアノバージョン(あすかアレンジ)を演奏することになっており、演奏前に、会場のお客様にジョージマーティン氏のこれまでの功労と、彼の紹介を、マイクで会場のお客様に向かって話すという大役を仰せ使ったのです!ひいいぃ。 上の写真は、マイクに向かってまさにそのご紹介中。目線が思いっきりカンペに向かってます(笑)

ジョージ・マーティン氏のご紹介後、再び2台ピアノにて、

● 「A "Yesterday" Tribute」 2台ピアノバージョン (あすか編曲)
● カプースチン:二台のピアノの為の「マンテカ(Dizzy Gallespie)」・パラフレーズ

の2曲を二人で演奏。


その後、松本あすか&エメラルドアンサンブルオーケストラ(指揮:Peter Stark)によるコンチェルト。

● ガーシュイン:ラプソディ・インブルー

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18番のガーシュインで、絶好調のあすか! オケもノリに乗ってました。
オケとの全体の写真がないのが残念です・・・。

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大きな拍手&歓声と共に、ガーシュイン無事終了!
ブラボーの声が舞台袖まで響いてきて、私まで本当に嬉しくなりました。

これにて前半(前半だけでかなり長いプログラムでした!)無事終了です!

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休憩を挟んで、後半は私&オケによるラフマニノフ!

● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番 第3楽章 

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(二枚目の写真は「怖すぎる」の意見を頂き、削除しました 笑)

1,2楽章無しで、いきなり3楽章からこの曲を弾くのは初めてだったので、最初からテンションを上げるのが大変でしたが、演奏している間、指揮者のPeter Stark氏やオケを全面的に信頼することができて、弾いている間、最高に気持ちよかったです!

舞台に出る直前、ふと失敗を恐れて怖くなる気持ちも、もちろん頭をよぎったのですが、
先日レッスンを受けた、ハワードシェリー先生の仰っていたことや、彼の温かい笑顔も頭に浮かんできて、段々と心が原点に戻っていって、

「そうだ、私の演奏を聴いてもらうというより、こんなにも素晴らしいラフマニノフの音楽を聴いてもらうんだ・・」

と思ったら、不思議と真っ直ぐな気持ちになれました。

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ラフマニノフも無事終了!! こんなに素晴らしい曲を、こんなに素晴らしい会場で、オーケストラと一緒に弾かせて頂いたこと、改めて感謝です!!


その後、オーケストラのみによるエルガーの「Enigma Variations」の演奏、そして鍵盤ハーモニカ(あすか)、ピアノ(私)、オーケストラによるモンティのチャルダシュでアンコール演奏をさせて頂きました。

そして、カーテンコールの時、驚きのハプニングが!

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なんと、特別来賓でいらっしゃる、ビートルズのプロデューサー「Sir George Martin氏」が、私達二人に、それぞれ花束を直接贈呈して下さったのです!

笑顔で「コンサート、とても良かった!楽しかった!」と言って下さり、本当に感激でした。

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カーテンコール時。左から、私、ジョージマーティン氏、指揮者のPeter Stark氏、あすか。後ろの白いスーツはオーケストラの皆様です。

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最後に、このコンサートを主催したブリストルのHigh Sheriff(執政長官)、Dr Timothy Chambers氏と一緒に記念撮影。

このコンサートの機会を頂いたこと、また、今回のコンサートに関わった全ての方々に、心から感謝の気持ちで一杯です。

また、このブログを見て、ロンドンから遠くBristolまで足を運んで下さった方も何人かいらっしゃいました。本当に有難うございました!


<おまけ>

23時頃ホテルに戻り、精も根も尽き果てて抜け殻状態のさやか。
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パジャマの上にバスローブという不可思議な姿で、友達から差し入れで頂いたエールを見ながら、ルームサービスのサンドウィッチ(サンドウィッチ以外は時間が遅すぎて終わってた・・)とボトルオープナーが届くのを放心状態で待っているところです・・・・。

Part3>は、コンサート翌日編です。
by sayaka-blmusic | 2009-06-17 22:35 | コンサート関連

<Part 1> ブリストル大聖堂コンサート (到着~リハーサルまで)

いよいよ6月12日はブリストル大聖堂でのコンサート本番当日。
当日は朝イチから会場リハーサルが入っているため、前日の6月11日の午後にブリストル入りしました。

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ロンドンから電車で1時間半ほどでブリストルに到着。
ブリストルに来るのは、去年の2台ピアノコンサート以来なので、丁度一年振りです。

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ブリストルは10世紀頃から商業港として栄えた街らしく、海沿いには停泊しているフェリーやボートなどが沢山見え、港町ならではの雰囲気です。

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宿泊するホテルにて、コンサートの主催者の方々と一緒に記念撮影。

今回のコンサートは、「High Sheriff」というブリストルの執政長官が主催する、ブリストル市の年一回のイベントで、主催者側やスポンサーの方々も約1年半ほどかけて気合を入れて企画して下さったという今回のイベント。 

到着してすぐに、主催団体(ブリストル大聖堂財団)の担当者Jake(写真一番左)が興奮した表情で、

「もうずっと前から用意して楽しみにしていたから、昨日あたりから僕、もうOverexcited(楽しみで興奮しすぎちゃってる)なんだよ」

こんな風に、コンサートを企画して下さっている主催者の方に、純粋に「楽しみでしょうがない!」と言って頂けると、プレッシャーとかとは正反対に、私達まで釣られて緊張より楽しみで仕方がない気持ちになってきて、本当に嬉しかったです。

そのJakeから、プログラムがすごく満足のいく出来なので是非見て欲しいといわれ、早速主催団体のオフィスへ。 

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Jakeの自信作だけあって、本当にキレイな仕上がりでびっくり。

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「へええっ!」と新鮮だったのは、各作曲家の写真入りの曲目解説。それにしてもガーシュインとモーツァルトと、ディジー・ガレスピー(彼のマンテカの2台ピアノバージョンを弾くので)と、ラフマニノフの写真が、同じ1ページにあるというのは何とも新鮮な光景です(笑)

こうやって本番前に自分の出演するコンサートのプログラムを手にすると、いつもきゅっと気が引き締まります。 このプログラムを手にするお客様方に、届く演奏ができるか・・・。いよいよ本番は翌日です。

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一晩ゆっくり寝て、いよいよコンサート当日。
リハーサルの為に、朝から会場入りです。

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コンサートの行われるブリストル大聖堂は、1140年に最初に建築されたという長い歴史を持つ建物。ホール式という広間型の平面を持ち、側廊と身廊が同じ高さの建築技法を用いたことが特徴で、ホール式教会として世界でも有数の例なのだとか。

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大聖堂の入り口の門。

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大聖堂の中に入ると、ちょうど調律師さんが調律を終えたところで、
まずはあすかと一緒に二台ピアノのリハーサルからスタート。

天井が高く石造りの大聖堂では、まるでお風呂場の中にいるような長い残響の中で、自分の音と相手の音を両方キャッチするのが難しく、 音の響きやバランス作りに慣れるまで、二人ともかなり時間がかかってしまいましたが、一時間ほどすると段々慣れてきてむしろ気持ちよくなってきました。

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ちなみに、リハーサル中と言っても、大聖堂は観光客向けにオープンされたままだったので、かなりの人数の方が客席に座ってリハを聞いて下さっていました。 更に地元の小中学生が入れ替わり立ち代り団体でリハーサル見学に来ていたので、リハーサルといえど全然気が抜けず、ほぼ本番状態・・・。


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お昼を挟んで、リハーサル後半戦は、いよいよオーケストラとのコンチェルトのリハーサル。
上の写真は、あすかとオーケストラによるガーシュインの「ラプソディ・インブルー」のリハーサル中。

アンサンブル・オーケストラと聞いていたので、20人位の小編成のオケかと勘違いしていたのですが、実際は75人とフルオケに近い人数。大聖堂の響きも加わって、至近距離のオケの音はかなりの迫力。

今回協演させて頂いたのは、エメラルド・アンサンブル・オーケストラというオーケストラで、BBCのドキュメンタリーなどTV番組向け録音の他、UK全土で年間70回以上のコンサートを行っているというProfessional Orchestraです。 オケの方々もとてもフレンドリーで、リハーサル時間以外にも、色々温かく話しかけて来て下さって嬉しかったです。


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あすかのリハに続いて、次はさやか&オーケストラによるラフマニノフのピアノ協奏曲2番3楽章のリハーサル中。 

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指揮者のPeter Stark氏&コンマスのRoger Huckle氏との打ち合わせ中。 
指揮者のPeter Stark氏は、本当に温かく素晴らしい方で、短いリハーサル時間の中、私達が本番で思い切り演奏ができるよう、私達のような若い(?)アーティストにも、決して上から目線の態度でなく、あくまでもソリストの目線に立って色々調節や提案をして下さったり、こちらの意見を尊重してくださったりと、本当に感謝でした・・。 


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最後にアンコール用の、チャルダシュのリハーサル。今回は、この曲を、オーケストラと鍵盤ハーモニカ(あすか)とピアノ(私)で合わせようという試みで、この日初めてこの組み合わせで試してみたのですが、なんとか上手くいきそうで安心。オーケストラのメンバーは、ほぼ全員が「鍵盤ハーモニカ」を見たことがなかったらしく、皆興味深々で、リハーサル後は「その楽器、なんていう名前??」と質問の嵐!(笑)

ということで、朝イチから夕方16時頃まで、お昼ご飯以外ほぼぶっ通しのリハーサルで、くたくた・・。19時半からの本番に向けて、二人ともホテルに帰って一時休憩。

<Part2 本番編>に続く
by sayaka-blmusic | 2009-06-17 00:29 | コンサート関連

日本食パーティ第2弾!

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前回の日本食パーティに続き、今回は夫の上司2人(中央のお二方です)をお呼びしての、我が家での日本食パーティ。 去年あすかが来ている時、彼らに私達3人をEnglish Dinnerに招待して頂いたので、今回はそのお礼ということで、敢えてあすかが来ているタイミングでお呼びすることになったという次第です。

前回の日本食ディナー奮闘記を書いた時、ミクシィやブログを通じてのメールなどで、沢山の方から、「外国人が喜ぶ日本食」ということで、次回のアイディアを頂き、それを参考に今回のメニューを決めさせて頂いたので、本当に助かりました。メッセージやコメントを下さった方々、本当に有難うございます。

前回のメインは「すきやき」だったのですが、今回のメインは「手巻き寿司」!

もともとお寿司好きなお二人と聞いていたので、自分でSushiを作れる手巻き寿司は、普通のSushi Restaurantじゃ食べられないし、きっと喜ぶに違いない!ということでメインに決めました。

手巻き寿司の具は、日本食屋「あたりや」で仕入れた、しめさば、サーモン、スズキ、タイ、まぐろ、はまち、いか、たこ、えび、うなぎ、などに加えて、たまご、貝割れ大根、きゅうり、エビマヨ、しそ、アボカド、などなど・・。

巻き方や乗せ方、しょうゆの付け方などを、私達がデモンストレーションをすると、真似して同じように巻いて食べてみてくれて、「おいしい!」と感嘆の声を挙げてくれて一安心。

海苔が苦手だった場合のために、かわりに巻くためのサラダ菜も用意していたのですが、余計な心配で、「このSeaweed、すっごくCrispy(ぱりぱりしている)でおいしい!!」と、結局サラダ菜は一枚も使わず、しっかり海苔のみで巻いて食べてくれていました。 そういえば、こっちで外国人が食べる機会のある「海苔」って、太巻きなど、ごはんに張り付いて湿ってしまっている海苔ばかりなので、こういうパリパリしたあぶり立ての海苔って、あまり食べたことないんだろうなぁ・・と思います。

あと、手巻きの具の中では、特にうなぎが好きだったみたいです。イギリスでうなぎ(eel)といえば、Jellied eelという、うなぎのゼリー固めみたいな奇妙な料理しかなく、決して「美味しいもの」というイメージがなかったそうなので、外国人にも食べやすい甘辛たれの日本のうなぎの蒲焼は、とても気に入ったみたいです。

今回の、その他のメニューは以下の通り。

・からあげ(前回大人気だったので。今回も異様に好評。やっぱり外人はからあげ確実に好きみたいです)

・えだまめ (これも前回人気だったので。彼らも「EDAMAME」と名前までしっかり知っていました) 

・牛タン塩釜焼き (うちの近くで牛タンが丸ごと一本6ポンドという破格で売っていて、オーブンで塩釜焼きにするとめちゃめちゃ柔らかくなるし簡単なので我が家でよく作るのですが、イギリス人には大丈夫かしら・・とおそるおそる出してみたところ、「柔らかくてびっくり!」と好評でした。) 

・豚汁 (豚や油の風味で外人は更に喜ぶし、味噌汁のアップグレードバージョンといえば分かりやすいのでオススメ! と友達からアドバイスを頂いたので。 具の中では特にさといもが好評でした。)

・デザートはあすか作の抹茶ムース(いちごのせ)。 (以前、夫が彼らと一緒に学会で日本に行った時、抹茶オレをすごく気に入ってたという話を聞いていたので、抹茶ムースも好きかなと思って決めたのですが、実際とても喜んで下さいました。)

・ あと、お酒は、食事中の日本酒に加えて、「デザートワイン」の代わりとして「梅酒」を出したところ、これがかなりツボだったみたいで、何度もお代わりしてくれました。


ということで、なんとか無事終わった日本食パーティ第二弾。 
この先、第三弾も第四弾もありそうな気配なので、今度は、他にもアイディアを頂いた「ちらし寿司」なども試してみようと思います!



<おまけ>

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牛タン(生)とあすかタン(生)


この日についてのあすかの日記はこちら
by sayaka-blmusic | 2009-06-10 20:38 | ロンドンでの日常生活

あすかロンドン到着! 練習&「天使にラブソングを」ミュージカル版

先週木曜(6月4日)に、無事あすかがロンドンに到着しました!

本番3、4日前ギリギリでロンドン入りしていた前回&前々回と比べると、今回はだいぶ余裕を持ったスケジュール。更に、前回は家にピアノがなかったので、ロンドン内の有料ピアノスタジオで、限られた時間のリハーサル練習しかできなかったので、ピアノ&電子ピアノとはいえど、今回はじっくり二人で家で合わせ練習ができるというのは本当に良かったです。

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半球型の部屋のライトの底面に、ちょうど2台のピアノが写っていたので記念撮影!
手前側がRolandの電子ピアノ、奥に写っているのがベビーサイズの小さなグランドピアノです。ちなみに2人で練習する時は、平等に交代で生ピアノと電子ピアノを担当。片方が電子ピアノだと、テンポを整えるためにリズムマシーン入りの練習や、本番の大聖堂に合わせて残響を変えての練習なんかもできるので、かえって便利です。

ところで、前のブログにも書いた「遠隔練習」は相当効果がありました!
いつもはあすかがロンドン入りするまで、相手のテンポ感も間合いの取り方も分からず、着いてからの練習でお互いに探っていく・・という感じだったのですが、今回はお互い自分のパートの音源をmp3で送りあってiPodで遠隔練習してたおかげで、最初の合わせから今までよりかなりスムーズに!本当にインターネット& iPod様々です。

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金曜・土曜とリハーサル練習を重ねて、取り合えずだいぶ形になってきたので、土曜日の夜は中間お疲れ様会も兼ねて、あすか、私、夫の三人で「Sister Act」のミュージカルへ。

このミュージカルは映画でおなじみ「天使にラブソングを」がミュージカル版になったもの。映画版で主演したウーピーゴールドバーグもプロデューサーとして制作を担当し、映画版とは一新したキャスト&音楽で生まれ変わっています。

この映画、私も妹も小さい頃から大好きで、色々思い出もある映画だったので、つい最近ロンドンで公演が始まったと聞いて、これは絶対に行かなきゃ!と二人とも楽しみにしていました。

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会場はOxford Circus駅前にあるLondon Palladium。


(以下、多少ネタバレあり)

さて、ミュージカルの内容ですが、ミューカル版でも、大きなあらすじは映画「天使にラブソングを」と同じ。
主役のDeloris役はじめキャストの歌や演技、舞台美術、演出など全て素晴らしかったのですが、特に素晴らしかったのが、なんといっても音楽!!!

テーマ曲、その他の曲など、全て映画版にはない全く新しいオリジナル曲なのにも関わらず、原作の映画のイメージは引き継いでいて、なおかつ更にポップにミュージカル仕様にエネルギー満載。本当に素晴らしかったです。

恐らく、あの会場にいた人たちの多くは、映画版のファンで「I will follow him」が聴きたくて来た、という人が多かったと思うのですが、映画版の曲は一曲も登場しなかったのにも関わらず、終わったあと、「I will follow himが聴けなくて残念だった・・・」と思ったお客さん殆どいなかったのではないかな、と思います。
 
で、家に帰ってからネットで調べてみたら、このミュージカルの全ての音楽を作曲していたのは、あの「美女と野獣」や「アラジン」「リトルマーメイド」などのディズニー映画の音楽を担当し(つまりあの「A Whole New World」を作曲した方!)、過去にアカデミー作曲賞、ゴールデングローブ作曲賞などなどを総ナメにしてきた大作曲家、「アラン・メンケン」氏でした!! どおりで・・・・。

元々、テーマ曲で有名になったといっても大袈裟ではない「天使にラブソングを」。 ミュージカルに来るお客さんもそのイメージを期待して来る人が多い中、その音楽を全く使えずに新しい曲で勝負というのは、作曲家にとって大きなプレッシャーであり挑戦だったと思うのですが、それを見事に乗り越え、お客さんの期待を遥かに超える素晴らしい音楽を作り挙げた彼は、本当に凄いと思います。

テーマ曲の「Take me to Heaven」ももちろん良かったし、例えば「3人のギャング達による歌」のようなちょっとした挿入歌に至るまで、初めて耳にするメロディなのにも、つい一緒に口ずさみたくなるような名曲揃い。

あと、教皇の前での本番を翌日に控えたシスター達が、緊張と不安でDelorisに相談するシーンで、「Bless the stage, Bless each note, Bless the lyric…(そんな時は、ステージに感謝するの、一つ一つの音に感謝して、歌詞に感謝するの)」 と歌うシーンでは、ブリストルでの公演を控えて緊張と不安もある自分達と重ねてしまって、じーんと来てしまいました。

Sister Act the Musicalは、プレビュー期間を終えてまだ開幕したばかり。ロンドンに住んでいる方、ロンドンに旅行でいらっしゃる方、ぜひぜひおすすめです!


Sister Act the Musical (天使にラブソングを ミュージカル版)
http://www.sisteractthemusical.com/
by sayaka-blmusic | 2009-06-09 19:38 | ロンドンでの日常生活

<完結編> ラフマニノフの巨匠・ハワード・シェリーとの感動の出会い!


パート1><パート2>の続きです。

ということで色々なハプニングを経て、2年半近くの時を経てようやく本当に受けられることになった、ハワードシェリー先生のレッスン当日。 

世界でただ一人ラフマニノフの全曲録音を成し遂げた、ラフマニノフの巨匠にレッスンを受けることができるというのは本当に夢のようで、バスに乗りながら未だに信じられない気持ちになっていました。

レッスン場所はロンドン内にある先生のご自宅。

もう二度とないかもしれないこの貴重な機会、今日一日で学べることを、目も耳も全身使って精一杯吸収しよう!

そう思いながら、インターフォンを押すと、2年半ぶりにお目にかかるハワードシェリー先生が笑顔で出迎えて下さいました。

緊張しながらご挨拶し、案内されたのは、一体何部屋あるんだろうという位、広い広い家の最上階の部屋。

そこには・・

2台のフルコンサートグランドピアノ(大ホールと同じサイズの特大グランドピアノ)が!!!!しかも一台はスタンウェイ。

レッスン室に2台のピアノを置いている先生は多いですが、2台ともフルコンというのは初めてお目にかかりました・・。(すごい!毎日フルコンで練習しているのね・・)思った矢先に、先生、 「最近、指揮の方の世界ツアーで忙しくて殆どロンドンの自宅に戻っていないんだよね・・」とのこと。 ひえええ、本当にお忙しい中、時間を割いて下さったのだなぁ・・と本当に恐縮、そして大感謝です・・。

ふと壁を見渡すと、ラフマニノフの肖像画や写真が何枚も飾ってありました。

緊張しきっている私を気遣ってくれてか、ハワードシェリー先生、まずは私の家族のことやロンドンでの生活のこと、今度のコンサートのことなど、色々尋ねてきてくれました。今度のブリストルのコンサートのことを尋ねられた時に、チラシを参考までにお見せすると、先生

「あ!!このコンサートってブリストルの年に一回のイベントだよね? 昨年僕の息子が指揮したコンサートだ!」

「えええーー!!」

そう、このHigh Sheriff Gala Concertは、ブリストルの執政長官であるHigh Sherrifを記念するコンサートで、年に一回6月に開かれます。

私達は今回の2009年度のゲストとしては呼んで頂いていて、今回の指揮者は、Peter Stark氏ですが、昨年度の指揮者はなんと彼の息子さんのアンドリュー・シェリー氏だったそうです。(家に帰ってウェブを見てみると確かに2008年度Gala Concertの指揮者はAlexander Shelleyとなっていました!)  つまり、私達の出演が一年ずれていたら、彼の息子さんと協演していたかもしれないということでした。

何とも不思議な偶然に、私の緊張も少し解けて場が和んだところで、レッスン開始。

曲は、前述のブリストルのコンサートでオーケストラと協演予定の、ラフマニノフ2番のコンチェルトの3楽章。 

先生自らが、もう一台のフルコンで伴奏パートを弾いて下さいました。

レッスンを進めながら、ラフマニノフならではのメロディの歌い方、和声の緊張感の持っていき方、更に彼自身がいつもコンサートの時に使っているという秘伝の指使い方法まで、本当に熱心に教えて下さり、1時間のレッスン予定のところ、実に2時間以上も、本当に濃いレッスンをして下さいました。

あと、彼自身、ソリストとしてはもちろん、指揮者としてもこの曲を何度も指揮したことがあるとのことで、「オーケストラはこの部分で少し間が必要だから」などなど、指揮者の立場からのアドバイスも。

何もかもが、深く深く納得することばかりで、今後ラフマニノフの他の曲を弾く時にも全部応用できる貴重なアドバイス。 

全部をその場で吸収してその場で直すことはもちろん難しかったけれど、少なくとも彼が伝えようとしてくれたコンセプトは、心の底から分かった気がします。もちろん、今の自分で本当に理解できていた範囲は限られていたかもしれないけれど・・。

あと彼自身の演奏を目の当たりにし、そのエネルギーを感じることで、ラフマニノフの曲を演奏する時に、どれだけ本当の深いエネルギーが必要なのかも身体で感じました。



レッスンが終わって、先生にお渡しできたらと思って用意してきたものを恐る恐る差し出す。

「あの・・これ、私がピアノソロ用にアレンジしたラフマニノフのシンフォニー2番なんですが、もし楽譜をもらって頂けたら嬉しいです」

去年、ミュッセから出版させて頂いた「ラフマニノフ交響曲第2番3楽章」のピアノソロアレンジの楽譜

すると、先生、

「シンフォニーの2番の3楽章?! 実は僕、ラフマニノフの曲の中で一番好きな曲なんだ、是非、今この場で弾いてみて!」

と言って下さり、突然の展開に戸惑いながらも弾かせて頂くと、

「僕自身この曲をオーケストラで何度も指揮したことがあるけれど、このアレンジは本当に気に入った、良くできている!」

と言って下さり、それだけでも涙が出るほど嬉しいのに、更に

「僕も弾いてみる!」

と自らピアノに向かって、私のアレンジ譜を先生自ら初見演奏!

そして更に更に嬉しいことに、一度弾き終わった後、
「とても気に入ったからもう一回弾きたい!」と、もう一度はじめから最後まで繰り返して弾いて下さったのです・・・。

ラフマニノフをピアノ曲も声楽曲も交響曲も、全て知り尽くした彼による「交響曲2番3楽章ピアノソロバージョン」の演奏は、やさしさと、あたたかさと、なつかしさと、深さに満ちていました。

更に各パートの弾き分けのバランスが絶妙。本当にオーケストラに聴こえてきて、彼が弾いてくれていることの感動も相まって、本当に涙が出そうになってしまいました。

その後、ラフマニノフの全曲録音をしていた時のエピソードをお話下さったり、ラフマニノフの育ったロシアの地を訪れた時の写真を見せてもらったり、いくつもあるラフマニノフの肖像画を一つずつ解説して頂いたり・・と、夢のようなひと時でした。


終わった後、 玄関の外まで見送って下さり、温かい笑顔で手を振るハワードシェリー先生にご挨拶しながら、

2年半前のあの時、
ロイヤルアカデミーの玄関で、タクシーの窓越しに、思い切って先生にをかけさせて頂いた時のことをふと思い出しました。

めちゃくちゃ恥ずかしかったけど、あの時、勇気を振り絞って彼に声をかけて、本当に本当に良かった・・・

あの後、スパムメールや電話のタイミングなどで何度もすれ違いになってしまったけれど、もし最初にサクっと実現してしまっていたら、ブリストルのコンサートつながりの嬉しい偶然も発見できていなかったし、今回のアレンジ楽譜も渡せなかったし(出版は昨年秋だったので)、こんな風に色々話をすることもなかったかもしれない。

全てのことには、きっと最善のタイミングがあるんだな・・・と改めて感じました。




最近、イギリスには珍しい位の晴天が続いています。
今日はいよいよあすかがロンドンに到着する予定です。

今回のブリストルのコンサートも、色々な偶然や出会いが重なり合い、ブリストル財団はじめ沢山の方々のご協力などがあって初めて実現することになったコンサート。
精一杯感謝の気持ちをこめて、あと1週間半、用意にのぞみたいと思っています。
by sayaka-blmusic | 2009-06-04 16:50 | ラフマニノフについて

<Part 2>ラフマニノフの巨匠ハワードシェリーとの感動の出会い!

パート1の続きです。

2008年2月、特別講座を終えたばかりのラフマニノフの巨匠、ハワードシェリー先生を探して、学校中うろうろしていると、学校のエントランスの外に彼の姿が。しかも今まさにタクシーに乗り込もうとしているところ!

猛ダッシュでかけより(怖すぎ)、息切れしながらタクシーの窓越しに

「お急ぎのところゴメンナサイ! あ、あなたに教わりたいのですが、定期的なレッスンはされていますか??」

と聞くと、(今考えてみるとかなり唐突すぎ・・・) 

「残念ながら、ツアーなどで忙しくて定期的なレッスンはしていないのだけど、単発的にだったら可能かもしれない。さっき講座で最後に弾いていた子に僕のメールアドレスを伝えてあるから、彼女からメールアドレスを聞いて、そこに連絡をしてね。」

「は、はい!ありがとうございます~~ (ToT)」

で、今度は必死でさっき最後に演奏していたというウズベキスタン人の子を校内で探し、事情を話してメールアドレスを聞く。

その日、家に帰って一息ついたところで、さっそくメールを書きました。

今日のマスタークラス、先生の教え方も演奏も、本当に感動したということ。
ラフマニノフの曲の全曲録音を成し遂げたという偉業に、心から敬意を感じるということ。
自分自身もラフマニノフを心から愛していて、ラフマニノフ弾きになりたいと思っていること。
いつか、もしチャンスがあれば、是非あなたからラフマニノフの曲をレッスンしてもらいたいと思っているということ。

何度も読み返したあと、
送信ボタンをクリック。


しかし待てど暮らせど返事は来ず・・・・。


それから丸1年ほどたった2008年2月のある日、ふと何気なくメールフォルダを整理していると、半年位前のスパムメールフォルダの中に「ハワード・シェリー」の名が!

!!!!!!

慌てて開いてみると、1年前に私が送ったメールに対してのとても丁寧なお返事が書かれていました。送信日時は約半年前。それによると、彼はスパムメールフォルダから偶然私のメールを見つけ、とても返事が遅れてしまったことをお詫びして下さっていました。 

そう、つまり私が最初に送ったメールが彼のスパムメールフォルダに入ってしまい、彼が半年後にスパムメールの中から発見し返事を書いてくれたメールが、今度はどういうわけか私のスパムメールフォルダに入ってしまい、更に半年後に私が発見したといういきさつでした。 おそるべしスパムフィルタの2重妨害!!

で、すぐにお返事を書いて、今度はスパムに引っかからないように2つのメルアドから送信すると、今度はフィルタにかからなかったらしく、すぐにお返事を下さいました。ただ、残念なことにもうすぐ彼は長期の世界ツアーに出発してしまうところで、次にロンドンに戻ってくるのは4ヵ月後の6月になってしまうということ。6月になったらレッスンを見てあげられると思うので、ロンドンに戻ったら私あてに連絡するね、とメールに書いて下さっていました。


と、その後、4ヶ月の間にあれやこれやと事情が変わり、私自身2008年6月~11月の長期一時帰国が決まりました。その旨、ハワード先生にも一応メールでお伝えしたのですが、6月に入ってもハワード先生からの連絡が無かったため、もはや完全に諦めモードに。そして引越し荷物の最終片付けをしていた一時帰国出発前日の2008年6月25日午後14時ごろ。

あと数時間後位に、携帯の解約手続きのための連絡をしなきゃ・・と思っていた矢先に、携帯の着信音が鳴りました。

トゥルルルルーーー。 

非通知設定のプライベート番号。 
誰だろう・・と思いながら電話を取ると・・



「ハワードシェリーです。 今ちょうどロンドンに戻ってきたよ。6月にレッスンの約束だったよね。
もうすぐ日本に帰ってしまうというメールを今見て慌ててかけたのだけど、まだロンドンにいたんだね!よかった!」


ええええーーーーー!!!!


その時の私の驚きと喜びとパニックったらありません。

そう、6月に世界ツアーから戻ってきたら連絡する、という約束を、彼は本当に覚えていてくれたのでした・・・。しかもその数時間後に、私は携帯の契約を切ってしまうところだったので、まさに奇跡のギリギリセーフのタイミング。



興奮を抑えながら、

「あの、私実は明日の朝の便で日本に帰国してしまうんです・・。でも、11月にまたロンドンに戻ってくる予定なので、その後、是非是非ラフマニノフのレッスンをお願いできたら嬉しいです!」

すると先生、

「ぎりぎり帰国前に話せて本当に良かった! じゃあ君がロンドンに戻ってきたら君のラフマニノフを聞くのを楽しみにしているよ!」

と言って下さいました。

翌日、私は予定通り日本への一時帰国へ出発。



そして、4ヶ月の日本一時帰国後、再度ロンドンに帰って来た後、ブリストル大聖堂でのコンサートの演目の一つがラフマニノフのコンチェルトと正式に決まった為、この曲で是非ハワードシェリー先生のレッスンを受けようと決断しご連絡! 今度は、スパムメールに入ることもなく、また世界ツアー(指揮者としての)から先生がちょうどロンドンに戻っているタイミングと丁度ぴったり合うことができ、とうとうレッスンを受けることが決定しました。

今度こそ本当に会える! 
ラフマニノフの巨匠、ハワード・シェリー先生にレッスンを受けられる!

前日は興奮と緊張でなかなか寝付けないほどでした。

そして迎えた先週末のレッスン当日。


Part 3>へ続く
by sayaka-blmusic | 2009-06-03 20:59 | ラフマニノフについて

<Part 1> ラフマニノフの巨匠ハワードシェリーとの感動の出会い!


先週末、長い間の夢が、ひとつ、叶いました。

それは、世界でただ一人、ラフマニノフの曲を、ピアノ曲、室内楽、声楽曲含め、全曲レコーディングし、ロンドンでラフマニノフ全曲演奏会シリーズを成し遂げた、ラフマニノフの巨匠、「ハワード・シェリー氏(Howard Shelley)」に、ラフマニノフの曲をレッスンしてもらうということ。


実はこの日に至るまで、長い長――――-―――― い経緯があったのです。



今回の日記は写真無しです、しかも長いです (長すぎるので分割します)、が、
私の勝手な興奮に付き合って下さる方がいらっしゃったら、読んで頂けたら嬉しいです。


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全ての始まりは2007年2月。

卒業後ふらーっと訪れた母校ロイヤルアカデミーのピアノ科掲示板を見てみると、次週のマスタークラス(公開レッスン講座)の特別ゲスト講師の欄に「ハワード・シェリー」の名が!!

ハワード・シェリーといえば、上にも書いた通り、世界でただ一人ラフマニノフの全曲録音を成し遂げた、ギネス認定並みのラフマニノフの巨匠。 現在はピアニストとしてだけでなく、指揮者としても世界中をツアーで飛び回っているので、その彼がアカデミーに特別ゲストとして来て、指導風景を目にできることなんて本当に貴重な機会。

もちろん私も彼のラフマニノフのCDを持っていたし、ラフマニノフに対する敬意や全曲演奏を成し遂げたことから来る、演奏の説得力や構築力、重さのようなものを、本当に尊敬していました。

私はこの時既にロイヤルアカデミーを卒業してしまっていたので、当然その特別クラスの受講生になることもできず、聴講も通常は無理なのですが、どうしても彼の公開講座は聴講したい!と、在学中の恩師エルトン先生に頼み込んでみました。

在学中の、私の異様なまでのラフマニノフへの固執を嫌というほど知っている(何せ試験も校内外の演奏会も殆ど全てひたすらラフマニノフの曲を選んでたので・・・) エルトン先生は、二つ返事でOKしてくれて、ハワード先生のマスタークラスの聴講にもぐりこめることに。



その日「ハワード・シェリー特別公開レッスン」をモデル生徒として受講していた現役アカデミー生たちが弾いていたのは、モーツァルト、ラフマニノフパガニーニラプソディ、ラフマニノフ2番コンチェルト。 モーツァルトの指導ももちろん素晴らしかったのですが、やっぱり俄然素晴らしかったのはラフマニノフの指導。構成的にも和声的にも曲のバックグラウンドからも全ての面から裏づけのあり、しかも分かりやすい指導で、本当に素晴らしかったです。 更に、先生自身が時々見本で弾いてくれる演奏は、(練習していない曲で、しかも超難曲をなんであんな風に弾けるの??)というくらい、完璧を通り越して観客一同みな唖然。 先生が見本で弾く度に、客席から感嘆の声と拍手が起きるほど。


公開講座が終わり、興奮冷めやらぬまま、ひとりで地下のCanteen(学生食堂)へ。

学食のテーブルに座り、紙パックジュースを吸いながら、
ふと無謀な夢が私の中でむくむくと湧き上がってきました。


うーーーん、どうしてもこの先生に、ラフマニノフの個人レッスンを受けてみたい!



でも、いまや彼の本職は、ピアニストでもピアノ教師でもなく、世界的な指揮者。

プライベートでレッスン受けるなんて、やっぱり無理だよな・・、絶対無理だよな・・。


夢は一瞬でしゅわわーっと消えそうになったのですが、
次の瞬間、もう一人の自分が待ったをかけてきました。



尋ねてみるだけなら、何も失うものはないんじゃない?



そうだよな・・・今日を逃したらもう一生会えないかもしれない。
うん、これが唯一のチャンスかも!
講座が終わって30分・・、今ならまだアカデミーにいるかもしれない!

学食のテーブルを立って、走り出した私。


Part 2 に続く・・・
by sayaka-blmusic | 2009-06-03 18:12 | ラフマニノフについて