カテゴリ:ロンドンでの日常生活( 100 )

完全帰国します

約2週間後の2011年10月24日に、家族揃ってロンドンから日本(東京)に完全帰国する予定です。

実は、本帰国は急に決まったことではなく、3年前に一度ビザ更新の為に一時帰国をして再度ロンドンに来た時から、夫と一緒に色々考えた末、2011年10月末頃の家族全員での本帰国をあらかじめ予定していました。

なので、前々から決めていたこととはいえ、やはり帰国の日が間近に迫ってくると、6年間住んでいたロンドン、またこの地で出会ったかけがえの無い仲間達と離れるのが、本当に寂しくなってきます。



ずっと前から、いつか本帰国する時には、その1、2ヶ月前から毎日、今までの6年間のイギリス生活のことを振り返りながら、ブログに思い出話をアップしたいなぁ・・、なんて考えていたのですが、現実はそんなに甘くはなく(笑)

ハイハイや伝い歩き全盛の9ヶ月児がチョロチョロ動き回っている中での引越作業の大変さは、思っていたのの10倍位大変で全くそんな余裕はありませんでした・・うーーん^^;

9月末には妹あすかに1週間、引越パッキング手伝いに来てもらったお陰で、なんとか船便は出せたものの、その後も不思議と次から次へとどこからか出て来る荷物の数々(泣)を、颯太を追いかけつつ(追いかけられつつ??)整理する作業に追われている日々です。


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2005年に留学の為に初めてロンドンに住み始めてからの6年間は、このブログを始めて書き続けて来た期間とちょうど一致します。音楽留学日記で始まったはずのこのブログは、途中ロンドン食べ物日記になったり(笑)、妊娠出産日記になったり、モスリンスクエアプロジェクト日記になったりと、紆余曲折しながらも、私の中である意味ピアノ以上に素直に自分を表現できる大切な場所として、ここまで来ました。拙い文章を読み続けてきて下さった皆様に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


ロンドンでの話も、まだまだ書き足りていないことが山ほどあるので、本帰国してからも「続・ロンドン日記」として、 ロンドンでの思い出、日本に久しぶりに帰って気づいたこと、子育てのこと、音楽のことなどを綴りながら、まだしばらくこのブログは続けさせて頂けたらなと思っています。

ちなみに、モスリンスクエアプロジェクトは、本帰国後も、ロンドンの皆さんと協力体制を作りながら引き続き継続する予定です。

あ、あと、本帰国したら、そろそろ本業(?!)のピアノも、少しずつ復帰していきたいと思っています♪

本帰国までの間に、また日記をアップできる機会があるかないか・・、
もしかしてこれが最後のイギリスからの発信になってしまうかもしれません。

この国で6年間お世話になった皆様、出会った全ての方々に、ロンドンでの日々に感謝しながら、残りの2週間の日々を大切に過ごして行ければと思っています。


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最後に、9ヶ月を迎えた最近の颯太との写真です^^

出産予定日2週間前に妊娠中最後のコンサートをした思い出の場所「Brocket Hall」に、今度は颯太も連れて、あすかと夫と4人で訪れた時の写真です。(2011年9月末)

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引越作業を1週間手伝い続けてくれたあすかと一緒に「お疲れさま1泊旅行」でした。

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前回ここに来た時、キミはまだお腹の中だったんだよ〜。

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ハイチェアーも座れるようになって、「家族の一員」ぽくなってきました^^
6年前にイギリスに始めて留学で来た時には、まさか帰国の時に3人家族になっているなんて夢にも思っていませんでした。


帰国前に、颯太に一度イギリスの海を見せてあげたくて、夫の週末ウィンドサーフィンの付き添いでWeymouthに行った時の写真。(2011年9月初旬)

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颯太にとってはじめての海です。

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次にイギリスの海に来る時には、何歳になっているかな・・。
by sayaka-blmusic | 2011-10-13 00:30 | ロンドンでの日常生活 | Comments(20)

芝生とキリンとリージェンツパーク

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ロンドンには珍しく良く晴れた週末だったので、Regent's Parkに友達と一緒に行ってきました。Regent's Parkは母校のすぐ裏なので、学生時代は毎日のように行っていました。でも当時は、まさかこうやって子供を連れてお散歩に来る日が来るとは思っていなかったな。。。。

つい最近、おすわりやずりばいができるようになった颯太。芝生に座って見える新鮮な景色に大興奮。
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でも結局やっぱり、お気に入りはいつも通り、
キリンのソフィーちゃんと、プラスティックの包装紙(笑)

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ナターシャにもキリンを強制(?)する颯太。。。

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公園はどこもお花が満開でした。


穏やかな一日に、本当に感謝です。
by sayaka-blmusic | 2011-08-05 06:27 | ロンドンでの日常生活 | Comments(0)

ロイヤルウェディングとジョン・ラター

久しぶりにモスリンスクエアプロジェクトと違う話題を一つだけ書こうと思います。

今日はイギリス人皆が待ちにまったロイヤルウェディング。
街の中は見事にロイヤルウェディング一色!

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私の住んでいるロンドン北部の商店街も、ショーウィンドウなどに、ウィリアム王子とケイトさんの写真入りの旗が、至るところに貼られていました。
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同じ家の二階に住む、イギリス人大家さんのおばあさんも、今日は孫達と皆で公園の大画面でパブリックビューイングだということで、嬉しそうに出かけて行きました。


さて私はというと、
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自宅で、TVの前で颯太をひざに乗せて、TVの画面で観てました。なので、イギリスといえど、日本でTVの生中継で見ていらした方々と同じ状況です(^ー^;)

ケイトさんが、すごーーーく綺麗だったのももちろん印象的だったのですが、もう一つ印象に残ったのは、結婚式の中で合唱団が歌った、ジョン・ラター(John Rutter)がこの結婚式の為に特別に作曲した合唱曲「This is the day which the Lord hath made」がめちゃくちゃ良い曲だったこと。聴いていて鳥肌がたってしまったほどでした。

ジョン・ラターとは、イギリスの合唱曲作曲家。日本の合唱団でも大人気で歌われている曲だそうで、以前知り合いの方の合唱団がジョンラターの曲を歌われた時に、歌詞カードの翻訳を頼まれたことがあり、それがきっかけでジョンラターの存在を知り、その時から「素敵なメロディを作る方だなぁ」と思っていたのですが、今回の曲も優しく心に染み渡るメロディで、本当に良い曲でした。

彼の作るメロディは、「現代作曲家」とは思えない位、誰でも覚えることができるような、とても分かり易くシンプルで、それでいて彼にしかないような独特の優しさを持つオリジナリティがある和声感とメロディ。

でも、そのキャッチーさ故に、イギリス国教会や、プロの合唱団からは、「合唱曲のポップス版」と低く見られてしまっているのだそうです。私からすると、ポップスで何が悪い???? 分かり易いメロディの何が悪い?? 訳分からんメロディだけが高尚だと思っているとクラシック音楽界はいずれダメになっていくのでは?? と思うのですが・・。

この「訳分からんメロディの方が高尚、わかりやすいポップなメロディは低俗」 という風潮は、クラシックの現代作曲分野だけでなく、ポップス界にもあるようで、私がロンドンで通っていた作曲の学校や即興演奏のレッスンにおいても、誰にでも歌うことができそうな分かり易いメロディを書くと先生に「It's a bit cheesy ...(ちょっと安っぽいね・・)」とか言われ、その結果、生徒達はとにかく複雑で分かりにくい凝ったものへと偏って行ってしまうという傾向が確かにありました。

そんな中、誰にでも分かり易いポップなメロディを、教会音楽という分野の中で、誰に何を言われようと、堂々と書き続けているジョン・ラターを、私は本当に尊敬するし、彼にロイヤルウェディングでの曲を依頼したイギリス王室にも拍手!です。

TVで聴きそびれてしまったという方、YouTubeにアップされているので、聴いてみて下さい。



John Rutter (ジョンラター)作曲「This is the day」
心がほっとする優しさに溢れた曲です。


次回の日記は、またモスリンスクエアに戻って発送第4弾のパッキング会のレポートです(^ー^)
by sayaka-blmusic | 2011-04-30 10:13 | ロンドンでの日常生活 | Comments(2)

「酸っぱくないレモン」と「最高においしい巨大かんきつポメロ」

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妊娠出産とは突然まったく違う話題ですが、今日はロンドンの八百屋さんなどで見かける2つの珍しい果物をご紹介したいと思います。


ひとつめは「酸っぱくないレモン」。

先日、近所のトルコ・イラン系スーパーマーケットで見かけた果物。
「Iranian Sweet Lemon」。ひとつ75ペンス(110円位)

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形はレモンよりやや丸めですが、大きさは同じ位です。

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切った中身はレモンそっくり!

スウィートレモン、というからには、少なくとも普通のレモンよりは甘いはず。
びくびくしながら一口食べてみると・・。

甘い!

「酸っぱくない」を通り越して、完全に甘い! 酸味ゼロです。

普通のレモンはもちろんのこと、オレンジやミカンよりもずと甘くて、ちょっと甘ったるいリキュールみたいな独特の香りと味。そのまま食べるのもいいけど、絞って飲み物に加えたりしても美味しそう。

ネットで調べてみると、この「Sweet Lemon」は、ペルシャ語ではリム・シリムといわれ、イランだけで栽培されているそうです。ビタミンCはじめ各種栄養価に優れていて、現地イランでは風邪の治療にも使われるのだとか。


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二つめは「ポメロ」という巨大かんきつ。なんと重さは1キロ以上!

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新生児の頭と同じ位か、それ以上の大きさです。(寝ているところ、ゴメン颯太!)

ミカン科ミカン属で、世界最大級の柑橘類である「晩白柚(ばんぺいゆ)」とほぼ同種で、文旦も似た種類みたいです。


ポメロのことは、知り合いから教えて頂いて最近初めて知ったのですが、食べてみたらこれがもーー美味しくって美味しくって、日本の「はっさく」や「甘夏」を思い出すような味と食感で、一気にはまってしまいました。

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↑中身はこんな感じ。色はグレープフルーツみたいですが、グレープフルーツほど酸味が強くなく、さわやかで瑞々しくサッパリとした味です。

これだけ大きくて、ひとつ1.5ポンド(200円位)! あまりに巨大で一個まるまるはとても一気に食べられないので、ひとふさ食べるだけでも、かなりの満足感があります。(しかし美味しすぎるので止まらなくなりそうにはなりますが・・)

この「ポメロ」は、ロンドンでは普通の八百屋さんやマーケットなどで、そして最近は日本でもCOSTCO(コストコ)などで売っているらしいので、見かけたら是非試されてみて下さい!

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と、すっかり最近ポメロにどっぷりはまってきた矢先に、

「授乳中に柑橘類を食べるのは、母乳の味や香りが変わるので良くない」

という情報を目にしてしまいました。
がーーーん。本当だったら超ショック・・ ( ̄ロ ̄lll)

どなたか真偽のほどをご存知でしたら情報下さい〜〜。
by sayaka-blmusic | 2011-02-10 00:54 | ロンドンでの日常生活 | Comments(4)

妹あすかロンドン到着! そして初雪・・

一昨日の11月29日、妹あすかがロンドンに到着しました!!
あすかがロンドンに来るのは昨年6月のブリストル大聖堂でコンサートをした時以来。今回は、12月3日と、12月12日の二回、ロンドンで一緒に演奏する予定です。


そして到着記念に夕飯前に記念写真!

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私、既にひょうたんみたいな体型ですが・・(^-^;)

あすか、さっそく初対面(?)の甥っ子と、
「おおーーい、おばちゃんだよぉ〜」と、お腹越しに沢山交信してくれてました。


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ちなみに、この日の夕飯は、前日から半日煮込んで、その後1日寝かせた牛テールカレー! 家のすぐ近くのイスラム系食材屋さんで、牛テールがやたら安く手に入るので、我が家のカレーは基本的に牛テールカレーです。味の決め手はやっぱりソフリット♪ 


夜20時頃から時差ボケで死にそうなあすかを、
「今寝ちゃうと明日から辛くなっちゃうよ〜」と必死にゆすり起こしながら、
なんとか夜24時近くまで持たせて就寝。

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翌日目覚めてみたら・・。

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なんと雪!! この日はまだ11月30日だったのですが、11月なのに氷点下4度の寒さ・・。


そして二日目の夜は、私が生徒さんをレッスンしている間に、
今度はあすかが私の大大好物の餃子を大量に作ってくれました。
あと中華スープや、かぼちゃの煮物やサラダも!! 

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こんなに大量の餃子・・。幸せすぎです。
ありがとうーーーー!!! 大感謝・・(ToT)


今回予定している2回の本番は、
あまりにも出産予定日に近いために、お引き受けするかどうかとても悩んだのですが、私が臨月であることや、あすかと二人のジョイントで行うこと、
そして何か私にあった時には、妹に全てのプログラムを弾いてもらうということなどを、主催者の方々にお話して了承して頂き、出演させて頂くことになりました。

こんな状況の中、日本から手伝いに来てくれたあすかに、本当に本当に感謝です。12月3日と12日、あすかと一緒に、そしてお腹の子と一緒に、頑張ります♪
by sayaka-blmusic | 2010-12-01 23:59 | ロンドンでの日常生活 | Comments(6)

ロンドンのロシア料理食堂「トロイカ」


前にも日記に登場した、私のロシア語の先生であり、同時にピアノの生徒さんでもある、ロシア人の友達ナターシャ。元々は作曲の学校でクラスメイトだったのがきっかけで友達になり、今年の3月から我が家でロシア語&ピアノの交換レッスンを初めて以来、週1回のペースで今でも交換レッスンを続けています。彼女の誕生日は11月1日で、私とたったの2日違い!

せっかくだから、合同バースデーディナーをしよう!ということで、先週末、ロンドン内にあるロシア料理のレストランに、ナターシャと私と夫の3人で行ってきました。

ロンドン北部Chalk Farm近くにあるロシア料理レストラン「Trojka(トロイカ)」。

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ロシア料理レストランといっても、実際はメニューの中に、ハンガリー料理やポーランド料理などの東欧系メニューも色々混じっているのですが、お店の基本的なコンセプトはやっぱりロシア♪


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店のカウンターの後ろには、何十体ものマトリョーシカ人形がずらーーっと並んでいます。


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こちらはロシアのお茶用湯沸かし器「サモワール」。

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レストランといっても、カフェや大衆食堂的なカジュアルな雰囲気なのですが、お店の内装や絵画などはロシアの雰囲気満点で、ロシアが憧れの国である私にとっては、もーいるだけでワクワクしてしまいます。


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乾杯——の前にバースデーガール二人で記念撮影。

このレストランは、以前夫と二人で来たことがあるのですが、その時はメニューを見ても何がなんだか分からず、取りあえず料理名を知っている「ボルシチ」と「ビーフストロガノフ」だけ頼んだのですが、今日はナターシャが解説してくれるので安心!

メニューを見ながら、ロシアの典型的伝統料理を色々チョイスしてくれました。


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まずはなんといってもボルシチ! スープの赤い色はBeetroot(赤蕪)から出ている色です。日本人にとってのお味噌汁位、ロシア人にとってはなじみの深いスープなのだそうです。ちなみにこのレストランではボルシチたったの2.5ポンド!素敵〜!



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こちらは「ピローグ」。日本でも有名な「ピロシキ」はこの「ピローグ」の小型版なのだそうです。中には野菜やマッシュルームなどがぎっしりと入っていて、確かにピロシキの巨大版といった感じ。


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こちらは「ゴルブツィー」。 ソースに隠れていて見にくいですが、ロシア版ロールキャベツです。日本のロールキャベツとの違いは、お肉や野菜と一緒に、なんとお米もミックスされてキャベツに巻かれていること。不思議な食感で、これが意外においしい!!


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ロシア風サーモンのパイ包み「クレビャーカ」。これも伝統料理の一つらしく、中にはサーモンやほうれん草、そしてこれもやはりお米が一緒に入っています。

上にのっているクリームはサワークリーム(スメタナ)。ロシア人は、このスメタナをあらゆる料理に付け合わせるらしく、ナターシャも、料理だけではなくパンにまでこのスメタナを大量に塗って食べていました。そういえばハンガリー料理も、サワークリームはことあるごとに出て来た気がするので、東欧〜ロシアではサワークリームは重要な役目を果たしているのかなぁと思います。

あと、ナターシャいわく、ロシア料理はむやみやたらにスパイスを使わないんだそうです。確かに、どの料理も、変なクセが無くて素材そのものの味が引き出されている素朴な味。でも深くてずっしりとした重みがあって、なんていうかロシア音楽にも共通するところがあるかなぁなんて思ってしまいました。

ちなみに、ナターシャは、ラフマニノフが少年期を過ごしたサンクトペテルブルグ出身。ラフマニノフも、こういう味を食べて育ったのかしら・・。


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食後に注文したロシアンティー。ラズベリーやチェリーのシロップ、はちみつなど入れて飲むのがロシア流なのだそうです。私のオーダーしたのは、ラズベリーシロップバージョン。ほんのりラズベリーの香りがして、とっても美味しかったです。


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食後に3人で記念撮影。 ロンドンにいながら気分はすっかりロシア! お腹も心も大———満足のロシアンナイトでした。


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ナターシャからお誕生日プレゼントにもらったBBC発行のロシア語の教本。いつもナターシャが私にレッスンで使ってくれていたのは、ロシア語で解説してあるロシア語のテキストブックだったので、レッスン以外の時に一人で自習しようと思ってもちんぷんかんぷん〜だったのですが、今後はこのテキストを併用して上達スピードアップ目指して頑張ります! 


ロンドンのロシア料理レストラン「Trojka」のウェブサイトはこちら。お値段もリーズナブルで料理もおいしく、とってもおすすめです。
http://www.trojka.co.uk/

最寄り駅はChalk Farm。Primrose Hillの近くです。
金曜日と土曜日は、ロシアンミュージックナイトも開催されているそうです。
by sayaka-blmusic | 2010-11-09 09:31 | ロンドンでの日常生活 | Comments(4)

ピアノの生徒さんに大人気のiPadアプリ「おんぷちゃん」


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今年の7月に購入したiPad。
メインで使っているMacbookは作曲で使うことが多くなってきて、持ち運びはリスクがあるので、ベッドルームでネットしたりキッチンでレシピ検索したりするのに小型のiPadなら最適、と思ったのが当初の購入目的。

実際使い始めてみると、もちろんその目的でも大いに役立っているのですが、その他にも、今ハマっているロシア語の勉強に役立つアプリとか、イギリスではあまり手に入らない日本の雑誌の閲覧とか、思いもかけない便利な使い道が沢山ありました。

中でも特に大活躍している場が、意外にも生徒さんのピアノのレッスン!!

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iPadアプリ「おんぷちゃん」。iPhoneやiPadは、個人が作成したアプリもiTunesなどを通してダウンロードすることができるのですが、このアプリケーションもその一つです。

このアプリは「おんぷ読みゲーム&音あてゲーム」アプリ。
遊んでいるうちに、おんぷがスラスラ読めるようになるだけでなく、音感までついてしまうという、スバラしいアプリです。

特に4~8歳くらいの、ピアノを始めてまだ1 、2年でおんぷの読み方を覚え途中の子供たちに大人気! レッスンの最後に、5分間くらいだけ「ごほうび」として使うことが多いのですが、この最後の5分間を楽しみにレッスンに来る子もいるほどです(笑) レッスン室に入った途端に「おんぷちゃんやりたい!」という子も(^-^;)

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こちらが起動画面。ピンクの音符に対応する鍵盤を押すと、正解の場合ピローン、不正解の場合、ブッブーと音が鳴ります。

音符カードなどを使っても、なかなかスラスラ読めるようにならなかった子達も、このiPadを使い出した途端、食いつき方が全然違います!!

今の子達は、ニンテンドーDSなどの影響で「電子機器」=「たのしいもの」という、良い意味での先入観があるためか、 目をきらっきらさせて夢中になって挑戦してくれます。

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10問中何問正解だったかの点数と、タイムが表示されます。毎回レッスンの度に書いている記録帳に、その日の「おんぷちゃん」の点数とタイムも書き込んであげているのですが、どの子も、回を重ねるごとに、すごい早さで点数もタイムも良くなっていくのが分かります。

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ト音記号モードの他に、ヘ音記号モードや、混合モードもあり。難易度もいくつかから選択できます。

あれだけヘ音記号を読むことに拒否反応を起こしていた子達まで、ト音記号をマスターすると、「次はヘ音記号にチャレンジしたい!」と自分から言うようになり、現にどんどんスラスラ読めるようになっていっています。

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他にも、鳴った音から鍵盤を当てる「聴音モード」も有り。

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こちらは設定画面です。

かれこれ4ヶ月ほど、4歳〜8歳の10人以上の生徒さんに、毎回レッスンの最後に5分位ずつ試してみてもらった結果、どの子も一人残らず、急激におんぷを読む能力がアップしました。


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レッスンの最後にiPadで「おんぷちゃん」挑戦中の、KくんとSくん兄弟。二人とも「おんぷちゃん」でぐんぐん読譜力が付いてきて、 この日も二人ともそれぞれ自己最高記録更新!!

例えば、ト音記号はスラスラ読めるけれどもヘ音記号は苦手だったり、加線がついていると途端にパニックになってしまっていた子たちなども、苦手な部分を集中的に強化できて、万遍なく読めるようになってきました。

実際に完全な絶対音感を身につけたりする為には、レッスンの中でソルフェージュや聴音を組み合わせないといけないのですが、レッスン時間が短くてソルフェージュの時間がない場合や、色々な方法を使ってもなかなか音符を読むことに拒否反応を示してしまう場合、「おんぷを読む」ことや「楽譜への興味」のきっかけ作りには、この「おんぷちゃん」は最適だと思います。


ピアノの先生以外にも、自宅で子供に気軽におんぷの読み方を教えたり音感を鍛えたりしたいママさんたちにもオススメです♪ 3歳後半くらいから、大人まで、幅広い年齢層で使えるアプリだと思います。

私の使っているのは230円の有料iPad版ですが、iPhoneバージョンもあり、無料お試し版もあるので、iTunes storeで「おんぷちゃん」で検索してみて下さい♪


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それにしても、音符の読み方に限らず、生徒さんたちの成長過程を色々な意味で目の当たりにさせて頂くことって、教えさせて頂いているこちら側にとっても、本当にワクワクすることだなぁと思います。

今現在は、四歳から四、五十代の大人の方まで、合計30人位の生徒さんを教えさせて頂いているのですが、毎回のレッスンを通して、子供の生徒さんからも、大人の生徒さんからも、私の方が気づかされることも多かったりして、演奏活動からだけでは得られない本当に貴重な時間を過ごさせて頂いているなぁとつくづく思います。

12月頃からは、生徒さんたちのレッスンも産休に入らせて頂く予定で、他の先生達への引き継ぎを行うことになっているので、こうやって生徒さん達に毎週会えるのも、あと少し・・。

「せんせーーベイビーがお腹に入ってるんだよねー」
「せんせーお腹おおきくなってきたね〜。毎週先生のお腹がどのくらい大きくなってるかたのしみにきてるんだよ〜」
「せんせー赤ちゃんいつ産まれるの?」

と、無邪気に言ってきてくれる子供達と話していると、すごく寂しい気持ちもありますが、残りの1〜2ヶ月間、精一杯生徒さん達と向き合って一緒に成長して行くことができたらと思っています (^—^)
by sayaka-blmusic | 2010-10-22 00:21 | ロンドンでの日常生活 | Comments(2)

サルディーニャ食材とつぶつぶパスタ

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イタリア南西部に位置する島、サルディーニャ島。上の地図のAの部分で、コルシカ島と並んでイタリアとスペインの間にあります。

イタリア領ですが自治州となっています。太古の昔から様々な文化の影響を受けたために独自の文化が築かれていて、島全体に遺跡などの世界遺産も点在。食べ物も、
いわゆる一般的なイタリアンとはひと味違う、ちょっと変わった独特の食文化が発展してきたそうで、カラスミやウニを使った料理など、日本人にとっては堪らないシーフード料理でも有名。

しかも地中海に囲まれた島ということでビーチの景観も抜群ということもあり、いまや世界中のセレブに人気の高級リゾート。海沿いのホテルはハイシーズンは目の飛び出るような値段! でも、いつかは行きたい憧れの島です。

サルディーニャ旅行には行けずとも、代わりにロンドン西部のウィンブルドンに、「サルディーニャ食材屋さん」があるという情報をピアノの生徒さんより頂いて、先週末の土曜日、初めて行ってきました♪


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ロンドンのウィンブルドンにあるサルディーニャ食材店「Vallebona」。
店頭での販売は基本的には行っていなくて、普段はオンライン販売やロンドン内のイタリアンレストランなどへの卸売をメインに行っていらっしゃるとのことですが、毎週土曜日は一般向けに試食販売会もされています。

そしてこの日はまさにその試食販売会の日!
サルディーニャご出身のご主人と、日本人の奥様が経営していらっしゃるので、日本語で丁寧な説明を伺うこともできました。

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外から見ると巨大な倉庫ですが、インターホンを押して中に一歩入ると、キレイにレイアウトしたお洒落なサルディーニャ食材販売スペースが広がっています。

珍しいサルディーニャ独特のパスタや、 数えきれない位の種類の生ハムやサラミが並んでいて、チーズやワインと共に試食させて頂くことができます。カラスミの薫製やウニも売っていました。

横には温度管理のされているチーズルームがあり、各種チーズがずらーーっと並んでいます。こちらも試食させて頂きながら選ぶことができます。

生ハムやブルーチーズ、ワインなど、大好物なのに妊娠中食べちゃいけないものばかりをずら〜っと目の前にしながら我慢するのは半ば拷問に近かったですが(^-^;) 食べても大丈夫な範囲のものを少しずつ食べるだけでも、おいしすぎて十分幸せ〜な気分に。気分だけはすっかりサルディーニャです。

サルディーニャ食材というとすごく高級そうなイメージがありますが、ここでの販売価格は本当に良心的なお値段で、ついつい色々買い込んでしまいました。

その中からこの日買ったものをいくつかご紹介。

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こちらはトリュフ入りのはちみつ。チーズにちょっとつけて食べると、ふわーっと風味が広がります。

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いちじく(Fig)のジャム。こちらもチーズと最高に相性がいいです。

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サルディーニャ産のトマト缶!
トマト缶って、メーカーや産地によってかなり味が変わるし、しかも料理の味を決定的に左右してしまうものでもあるから、サルディーニャ産のものは一体どんな味なのか興味津々。なんとスーパーで買うトマト缶よりも安かったので、10缶くらいまとめ買いしてしまいました。

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こちらはサルディーニャの伝統的なつぶつぶパスタ「フレーグラ」。

このパスタは、魚介のスープなどにそのままパラパラ入れるとおいしいとお聞きし、せっかくだから今日さっそく作って食べたい!と思い、帰りがけにEast Dulwich の魚屋さん(Fishmonger)「Moxon’s」に寄って、新鮮なイカ、エビ、ほたてなどの魚介類を買って帰りました。

魚介のスープっていっても、何系のどういう味のスープが合うんだろう・・。せっかくだから今日買ったサルディーニャ産トマト缶を使ってトマト味の魚介スープかなぁ・・。

で、家に帰って、まずはセロリ、たまねぎ、ガーリックなどで作ったソフリットを作成。最近洋食系スープやシチューには必ずソフリットを作って入れるようにしているのですが、断然おいしくなるのでハマっています。出来上がったソフリットに、 魚介、サフラン、白ワイン、サルディーニャ産のトマト缶を合わせて、トマト味ブイヤベース(?)みたいなスープを作り、どきどきしながら、今日買ったつぶつぶパスタを投入。

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一見小石みたいに見えますが、小麦のいい香りがほわーっと漂って来るので立派にパスタです。

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一体全体どのくらい入れれば良いのだ・・と思いつつ、取りあえず2人分合わせて100グラム位を投入。普通のパスタと違って、一回ゆでてからではなく、スープの旨味を丸ごと吸収させるために、そのままスープに投入して良いそうです。上の写真は入れてすぐの時点なのでまだかなりの小粒です。

すると10分ほどで魚介のスープをぐーーーんっと吸い取って、一回り大きなサイズに。ミニタピオカみたいな感じです。すごい吸収率!!

で、出来上がった、自己流の(笑)サルディーニャ風魚介のパスタ。

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パスタとも違う、リゾットともクスクスとも違う、独特のつぶつぶした舌触り。そしてこのつぶつぶをかみしめると、魚介のうまみが中からじゅわーーーー。初めての感覚です。おいしいーーー(ToT) 

ということでサルディーニャのつぶつぶパスタ初体験。感動のうちに幕を閉じました。使ったトマト缶も想像より更に美味しかったし、一緒に食べたチーズも最高。サルディーニャばんざーーい! (あーーーーワインが思い切り飲みたい・・・)

ということで、このサルディーニャ食材屋さん、本当におすすめです。
旅行でサルディーニャに行かずとも、ロンドンにいながら自宅でサルディーニャ気分を味わえるなんて幸せすぎ・・。このサルディーニャ食材屋さん、オンラインで買うこともできるようです。プレゼント用の詰め合わせなども買うことができます。

ロンドン・ウィンブルドンのサルディーニャ食材店「Vallebona」のサイト

http://www.vallebona.co.uk/

土曜日の試食販売会「Saturday Tasting」の詳細はこちら

http://www.vallebona.co.uk/page.asp?id=clubsatday


そして日本でも、サルディーニャ料理のレストランが少しずつ増えてきているみたいです。いくつかネットでチェックしてみましたが、どこもおいしそう〜!上記のようなつぶつぶパスタ「フレーグラ」ももちろん食べれるみたいです。

東京都内のサルディーニャ料理レストラン一覧はこちら
http://e-food.jp/cgi-bin/restfind/view.cgi?sb=itsa
by sayaka-blmusic | 2010-09-24 20:23 | ロンドンでの日常生活 | Comments(6)

アーセナル・エミレーツスタジアムでの結婚式


先週末日曜日は、友人夫婦MさんとHちゃんの結婚式でした。

新郎がサッカー関係のお仕事をされているということもあり、結婚式&披露宴が行われたのは、なんとイングランドプレミアリーグ・アーセナルの本拠地エミレーツスタジアムの中!!

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日本でも、東京ドームなどで結婚式を挙げる方がいらっしゃるというのは聞いたことがありますが、イギリスでも、そしてサッカー界でもあるのですねー、びっくり!

ピアノ界だったら、カーネギーホールとか、ロイヤルアルバートホールで結婚式を挙げるようなものかしら・・。うーーん想像も付かないです!!

とはいっても試合が実際に行われるピッチの上で式が行われるわけではなく、
普段の試合では招待席関係者席専用バーとして使用されている「Diamond Club」内にて披露宴が行われました。

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スタンドにも出入り自由だったので、披露宴が始まる前の待ち時間に一人記念写真。誰もいないスタジアムって、不思議な光景・・。

ちなみにここは、私がきっと一生座ることのないであろうソファーシートのVIP席。こんな席で真っ正面から試合観れたら大興奮だろうなぁ・・。

そしてスタジアムが一面に見渡せるラウンジで、指輪の交換、ケーキカット、挨拶など、一連の式とパーティが行われました。

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お二人は、10年近く愛を育み続けてやっと結ばれたカップル!お二人には、私たちのイギリスでの結婚式の時も披露宴を取り仕切って頂いたりと本当にお世話になったので、2年後にこうやって彼ら自身の結婚式に参列させて頂けることになって、本当に「じーーん」ときてしまって、指輪の交換の時には感動で私も涙、涙・・。
日本からはるばるいらした新郎新婦のご両親のスピーチもとても心に残りました。

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スタンドからピッチを見つめる新郎と新婦。

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上の写真は、これから参列者全員での集合写真を撮るところ。
スタンドに皆で座って、ピッチ側から上向きに写真を撮る感じです。この写真では皆おとなしくしていますが(笑)このあと、点が入った時や入れられた時のポーズで撮ったりして大盛り上がりでした。

こんなに素敵な場所で、本当に心あたたまる結婚式に出席させて頂いて、
参列させて頂いた私達一人一人にとっても、一生心に残る思い出になりました。

自分が命をかけるほど大好きな仕事や趣味にまつわる場所で、一生に一回の結婚式を挙げるって、本当にステキだなぁと思いました。
(あ、でも私の場合、風の吹く海上でウィンドサーフィンのボードの上で指輪交換・・とかにならなくて良かったデス・・・(^-^;) )


Mさん、Hさん、本当にご結婚おめでとう!! いつまでもお幸せに・・。
by sayaka-blmusic | 2010-09-21 07:48 | ロンドンでの日常生活 | Comments(4)

イギリス歯医者事情&初体験レポート


在英6年目にしてとうとうイギリスの歯医者初体験してきました。

もともと大人になってからは虫歯になったことがなくて、特にイギリスに来てからは、素晴らしきColgateの音波歯ブラシ(これ凄いです!めちゃくちゃ歯がつるつるになるのに電動歯ブラシよりはるかに安く800円位。イギリスのスーパーやドラッグストアで普通に売っています)と出会ったお陰で、歯のトラブルとは無縁だったのですが、

3週間ほど前、ふと前歯の歯と歯茎にズキズキする痛みが。

さあ歯医者に行こう、と日本だったら気軽に思えるところですが、そうはいかないのがここイギリス。

実はイギリスは、歯の治療には、ものすごーーーーくお金がかかるのです。
歯科診療に関しては海外旅行保険は効かないし、プライベートの歯医者だと、虫歯1本直すのに数万円。2本治すとなると、日本への往復飛行機代位になってしまうので、それならと日本に一時帰国して歯の治療をする方もいる位です。

では、無料治療を謳っている国立病院(NHS)はどうかというと、NHSでも歯科診療だけは有料。ただ例外があり、18歳未満の子供と、妊娠中&出産後1年後の女性は無料になります。でも非常——に予約が取りにくく、数ヶ月後になってしまうという噂も。

まあ取りあえず行ってみようと思って、家からすぐのところにあるNHSの歯医者へ。

しばらく待った後、受付の優しそうな年配の女性が登場。

初診なんですけども・・との旨を伝えると、

「ゴメンナサイ。現在うちの病院では、新規の患者さんは受け付けていないの。」

うーーん、やはり噂は本当だった!と思い、そこから色々世間話へ。

「イギリスでは歯医者さんが不足しているのですね! 日本とちょうど反対かも。日本は今歯医者さんがすごく多くて、特に都心だと患者さんの争奪戦をしている位なんです」

というと、彼女いわく

「いや、イギリスにも歯医者は十分な数いるし、歯科医院自体は沢山あるのよ。でも、ある時から国の制度が変わって歯科医院への助成がすごく少なくなって、歯医者はどこも経営難。設備も増やせないし、NHSの患者を殆ど取れない状態なの。」

そんな訳で、同じ歯科医院でも、NHS歯科病院とプライベート歯科医院の両方の役割を兼ねているところも多いようです。プライベート診療で自費でお金を払ってくる人は受け入れるけれども、国民健康保険を使ってくる人は、病院にとって殆ど利益にならないので、新規受付不可かごく少数の受付のみ、ということのようです。


「次にウチでNHSの患者さんの新規受付を再開できるとしたら、そうね・・最低でも8週間後」

と言われてしまい、

「ええええ!! 8週間??!!!」と唖然。

「今はロンドン内の大多数の歯医者さんが、NHS適用での新規患者は受け付けていないと思うのだけど、歯医者さんが複数いるような大きめの歯科医院だと、新規受付しているかもしれないから、頑張って電話で色々あたってみるといいわよ」

と、親切に教えてくれました。


そして一回家に帰って、NHSのウェブサイトで調べながら、複数の歯科医がいる大きめの医院にいくつか電話で問い合わせしてみたところ、ラッキーにも家の割と近くで新規患者受付中の歯医者さんを見つけました!

予約が取れるのが一番早くて2週間半後とのことでしたが、8週間後に比べたら全然マシです。

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ということで、2週間半待ってようやく診察の当日。

歯と歯ぐきの痛みはというと・・・。

待っている間に、すっかり治ってしまいました (^-^;)

痛みが治ったのに行くのも何だか申し訳ないし、他の方の為にもキャンセルした方がいいかも・・と思ったのですが、万が一本当に歯や歯茎のトラブルがあった場合、今回を逃したらこの先いつ予約が取れるかわからないので一応行かせて頂こうと思い、予約当日その歯医者さんへ。

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普通の住宅街の一角にある歯医者さんです。「新規患者受付中」とののれんが大きくかかっています。日本人からすると新規患者を受け付けている方が普通と思ってしまうので、何だか不思議な感じ。でも実際はロンドンではこういうNHS歯科医院はとても希少なのです。


そして歯医者さんの入り口のドアを開けて一歩入った瞬間、

「どかどかどかどかっ!!!」

お腹になにやら凄い振動が!!!
何かと思えば赤ちゃんの胎動。いつになくあばれまくっている・・。

もしやこの子、産まれる前から歯医者ギライ???

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中に入ると、思っていたよりずっとキレイ!!
これまたNHSのイメージが私の中でグンと上がりました(NHS=古い&汚いというのが定説なので)。まあ実際は病院によって色々なのだとは思いますが・・。


受付後、5分と待たずにすぐ診察に呼んでもらえました。
診察室の中に入ると、正面に大きな窓のあって燦々と光の差し込む、綺麗な広—い個室。中央に歯医者さん一人とスタッフ一人が、患者一人をじっくり個室で診てもらえる感じです。

日本だと、歯医者さんは常に3人位の患者さんの間を、コロコロのついた椅子であっちこっち移動しながら診察・・というイメージがあるので、こんなキレイで広い個別スペースで歯医者さんの治療を受けるのは産まれて初めて! (単に設備が拡張できなくて一人席なのかもしれないけど・・^-^;)

そして歯医者さんが、これまたキレーーイな若いイギリス人女性。そういえばNHSの総合病院やGPで見てもらうお医者さんも女性が多いし、なんとなくイギリスは女医さん率が高い気がします。

「前歯のこの歯と歯ぐきのここのところが痛かったんですけど、

あの・・その・・、2週間の間に痛みは治っちゃいました・・・(汗)」

というと、その美人歯医者さんは優しく笑いながら

「あーよくあることね〜」

やっぱりこの国では「よくあること」なんですね・・。そりゃ予約入れて数週間も待っていたら、その間に症状が治っちゃうか、超悪化するかのどちらかだろうなぁ・・(^-^;)

「今日は、一応その部分と、あと全体的なチェックアップもするわね」

と、全体的な検診をしてくれました。その結果、虫歯も歯ぐきも、問題のある部分は無し。2週間半前の症状は、おそらく妊娠によるホルモンの影響で一時的に歯ぐきの一部分が腫れたのではということでした。よかったー。

「じゃ、今日はせっかくだから一応全体のクリーニングもするわね。痛いかもしれないけど、痛かったら片手を挙げて教えてくださいねーー」と言われ

(え、痛いの??)

と一瞬びくっとしている間にも、

歯医者さん、早速先の尖った器具をシャキーンと取り出しスイッチオン。
ちゅいーーーーんという音が聞こえ始めた瞬間、

またもや、

「どかどかどかどかーーーーーっ」

とお腹の赤ちゃんが暴れ始めました!!

うーーん、これは恐らく、赤ちゃん自身がというより、私の動揺がお腹の子に伝わっているからなんだろうなぁ。歯医者恐怖症なのはお腹の赤ちゃんでなくて私なのかも(笑)

でも、その女医さんの施術の仕方がすごーく丁寧で、結局全く痛みを感じずクリーニング終了。

施術中、ライトがまぶしいし水も飛ぶだろうからということで、専用のサングラスを貸してくれました。終わった後に、歯並びの悪い部分の効率的な歯ブラシの当て方とかも、すごく詳しく説明してくれたりして非常—に親切。

あと、治療後に口をゆすぐのが、日本だと確か普通の水だった気がするのですが、ここではミント味のついた青い液体。

今回はMaternity Exemption Cardを使ったおかげで(GPで申請用紙をもらえます)チェックもクリーニングも無料でした。

妊婦免除がなくて自費で払った場合、いくらかかるか聞いてみたところ、
どうやら、NHSの歯医者では16ポンドでOverall Check Upができるらしいです。(医院によって違うかもしれません)

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というわけで、初めてのイギリスNHS歯医者体験、個人的には思っていたよりずっと快適で、歯医者さんも親切で驚きました。

今回の場合、ラッキーにも、新規受付可のNHS歯医者さんがすぐ見つかって、しかも待ち期間も2週間半程度で済んだけれども、実際そのような病院を探すのはかなり厳しいのが今のイギリスの現状のようです。いざ痛みが耐えられなくなってから探して見つからなかったり長期間待つしかなくなったりするのは本当に大変だと思います。

イギリス在住の皆様、
万が一虫歯が酷くなってから、

- 数万円の治療費を払ってプライベート歯科医院で受診
     or
- 虫歯治療のために一時帰国 
     or
- 我慢して数ヶ月予約を待つ、

という選択肢になってしまうよりは、なんとも無いうちにNHSの新規患者受付可の歯医者さんを探して、一度16ポンドでチェックアップしてもらうのが良いかもしれません(^-^;) 

そしてこれからイギリスに留学や駐在予定の方、是非歯だけは日本で治療を終わらせてからいらっしゃることをお勧めします!

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お住まいの地域のNHSの歯医者さんは、以下のページから検索できます。
http://www.nhs.uk/ServiceDirectories/Pages/ServiceSearch.aspx?ServiceType=Dentist&InputError=Default
by sayaka-blmusic | 2010-09-11 22:54 | ロンドンでの日常生活 | Comments(8)