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バークリーオンライン体験記

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現在、バークリー音楽院にプチ留学中です。

といっても、もちろんボストンにいるのではなく、東京からの通信留学。日中は仕事&家事&子育てで、あっという間に時間が過ぎていってしまうので、息子&双子が3人ともスヤスヤ寝ている夜中or早朝限定のプチオンライン留学です。

私も最近まで知らなかったのですが、バークリー音楽院は、オンラインコースの充実度が群を抜いています。バークリー音楽院は、大学の通信教育の先駆けでもあり、その昔はエアメールでのやりとり(!)だったそうですが、良い時代になったもので、今はインターネットでほぼリアルタイムに音源や楽譜のやりとりもできるようになりました。世界最高峰のジャズ・ポップス・映画音楽などの授業を、世界中からオンラインで受講することができ、オンラインのみで大学の正規の学部課程卒業も可能になっています。また、一つだけの科目をピックアップして取ることも可能。一つの科目は基本的に12週で1区切りになっています。

各クラスのページには、各週のレッスン内容のページやに加え、クラスメートとディスカッションができるフォーラムやチャットルーム等もあり、自分だけでなくクラスメイトの作品や演奏も聞き意見を言い合うことができます。週に一度、自由参加のビデオチャットもあります。オンラインコースというか、完全にバーチャル留学です。

Assignment(課題)は週に1度、そのほかに、小テストやエクササイズ、あるテーマに沿ってそれぞれ自分の意見を述べあうディスカッションなど、全てオンライン上で行われるのですが、多い時にはほぼ毎日何かしらの宿題がある時もあり、かなりの密度です。

ちなみに単位は大学の正式な単位になり、日本はじめ世界中の提携大学の単位にすることもできるそうです。

私が受けているのは、正規のオンラインコースのうち、バークリーの現役教授Steve Rochinski氏が開講している「Reharmonization Techniques」という授業。和声・コード理論の応用の授業です。

現在クラスメイトは、私含め5人。その内3人はアメリカ在住のアメリカ人、1人は北京在住の中国人でした。受講中の生徒のバックグラウンドは、音楽大学の器楽科の現役教授、ヴォイストレーナー、音楽プロデューサーなど、既に音楽を仕事としている人たちが主で、年齢も30代〜50代と割と高め。

この授業の場合、宿題は主に、その週学んだテクニックを用いて自分でリハーモナイズ(元にあるコードを変えて和声付けし直す)したものを、Finale(楽譜制作ソフト)で楽譜上に打ち出してPDFで提出、同時に自分で演奏したものをLogicで録音・編集してMP3で提出するという内容。それに対し、先生が一人一人に添削と丁寧なコメント・アドバイスを下さいます。

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現在12週のうちの9週まで進み、無事今週の課題を提出し終えて一息ついたところ。

ここまでの感想は、

バークリー、やっぱり凄い・・・。

アメリカらしいというか、内容もシステムもとにかく合理的、無駄がない。密度が濃い。

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私は、毎週のテキストを全て印刷してファイルにまとめているのですが、9週までの時点で、既にファイルがこの分厚さです。この他に、課題製作のために使用した五線紙が無数・・。内容が相当凝縮された上でのこの分厚さなので、本でいったら3冊分位の内容を12週で一気に学ぶ感じです。

1コース15万円位なのですが、3ヶ月間、この密度で勉強できることを考えると、十分元が取れるのではないかなと個人的には思っています。留学費用と比較すると、多分かなりリーズナブル。

そして一方的に情報を与えるだけでなく、理解度チェックのための課題を頻繁に出して、添削してくれるという手厚さ。

めちゃくちゃ大変だったけどめちゃくちゃ充実していたICU大学時代を思い出します。あの感覚に、すごく似てる。


映画音楽やオリジナルの作曲に活かせたら・・と思って始めたプチオンライン留学ですが、何より、忙しい生活の中忘れかけていた「学ぶ」ことの楽しさ、醍醐味を、思い出すことができた気がします。ロンドンにリアル留学していた時とはまた違う感覚で、バーチャル留学を楽しんでいます。

どんなにゆっくりのペースでも、学ぶこと、経験することを積み重ねていけば、一歩一歩前進できるはず・・。

そう信じて、自分のペースで頑張っていきたいと思っています。


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以下、バークリーの通信コースのリンクです。スタンフォード大学のCOURSERAでもバークリー音楽院の無料の講座があるので、こちらも合わせてご紹介させていただきます。

<BERKLEE ONLINE (バークリー音楽院の正規のオンライン課程)>

バークリーオンライン公式サイト:https://online.berklee.edu/

・バークリー音楽院の正規のオンラインコース、大学の正式単位として認定可能
・1科目12週、約15万円
・バークリーの現役教授から直接指導・アドバイスがもらえる
・バークリー音楽院の正規の大学学士課程、大学院課程と同等のレベルの授業が受けられる
・音楽理論、音楽ビジネス、映画音楽、各楽器の専門コース(ギター、ドラム、ピアノ)など140以上のコース



<参考:COURSERAでのバークリーの無料講座>


参考リンク:https://www.coursera.org/courses?query=berklee

スタンフォード大学の教授によって創立された無料オンラインコース「COURSERA」でもバークリーがいくつかの講座を公開しています。Jazz Improvisationの導入講座など、とても分かりやすくてお勧めです!ただし、正規の講座と違う点は以下の通り。

・無料で受講することができる(Certificateをもらう場合は45ドルかかる)
・先生からの評価はつかない。受講者同士のPeer Reviewのみ
・コースの選択肢が少ない(15〜20コース位のみ)
・導入にあたる、初歩的な内容のみ(正規のオンライン講座は専門的な内容です)
by sayaka-blmusic | 2016-08-25 13:01 | 音楽関連情報 | Comments(6)

2013年秋公開、外山文治監督「燦燦」の映画音楽

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今年秋公開の邦画「燦燦(さんさん)」(監督:外山文治、出演:吉行和子、宝田明、山本學、2013年秋ユナイテッドシネマ他にて全国公開)の映画音楽を、朝岡さやか&松本あすかのペアで担当させて頂いています。

先日、メインテーマを含むそれぞれのシーンの楽曲がやっと完成し、上の写真は、ミックスダウン無事終了後に監督やスタッフ皆でお疲れ様の記念撮影。監督、プロデューサー、そして音楽ミキサーの大野映彦さんと一緒に。大野さんは「耳をすませば」や「猫の恩返し」など、数多くの日本映画音楽のミックスを手がけてこられた業界の大ベテランです。


外山文治監督は、老老介護を描いた前作の短編映画「此の岸のこと」で、モナコ国際映画祭短編映画部門5冠を達成した大注目の若手精鋭。今回の「燦燦」が長編映画デビューにあたります。

今回の「燦燦」(※「燦々」ではなく「燦燦」です)の映画は、吉行和子さん演ずる主人公が、家族の反対を受けながらもなんと77歳で「婚活」をする、というお話。共演者に宝田明さん、山本學さん。また蜷川幸雄氏が率いる、55歳以上の団員による演劇集団「さいたまゴールド・シアター」のメンバーが多数出演されています。


長編映画の音楽を担当するのは、私にとってもあすかにとっても初めてのことでしたが、外山監督ご自身による脚本を読ませて頂いた時点で心から感動し、また実際に撮影現場に立ち会いながら、俳優の皆さんの素晴らしい演技や、出来上がってきた映像に次々とインスピレーションを刺激され、それぞれの場面の曲のイメージやアイディアが不思議なほど自然に「降って」きました。こんなにも素晴らしい作品を担当させて頂いたことを、本当に幸せに思っています。

是非、沢山の方々に観て頂きたい作品です!!!
詳細はまた後日、お知らせさせて頂きます。
by sayaka-blmusic | 2013-02-27 14:04 | 音楽関連情報 | Comments(0)

yongenニューアルバム「Green Corona」発売!

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私のプロデューサーもして下さっているyongenのお二人のニューアルバムが、
いよいよ昨日発売になりました!

どこか懐かしくて、切なくて、でも聴いた後不思議なほどエネルギーが湧いて来る、
本当に素敵なアルバムです。

私も、ピアノ&キーボードとして、1.タカラの地図、5.White Moon、7.歌う女、9.Get me out of hereの4曲で参加させて頂いています。

CDはこちらで、
http://www.amazon.co.jp/Green-Corona-Yongen/dp/B007C88RHG/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1336639273&sr=8-1

MP3ダウンロードはこちらで購入できる他、全世界のiTunesストアでも配信されています。
http://www.amazon.co.jp/GREEN-CORONA/dp/B007U1BTSY/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1336639273&sr=8-3

ちなみに余談ですが、7曲目の「歌う女」が颯太は大好きで、
夜泣きしている時にこの曲をかけると、何故かふっと泣き止んでスーーっと寝入ってくれます(^ー^)
by sayaka-blmusic | 2012-05-10 15:55 | 音楽関連情報 | Comments(0)