カテゴリ:地中海クルーズ2010( 9 )

地中海クルーズ最終日 再びジェノヴァへ・・

e0030586_20131652.jpg

7泊8日の地中海クルーズ、この日がとうとう最終日。地中海の西側をぐるーっと一周して、出発地であるイタリアのジェノヴァ港へ戻ってきました。

e0030586_20131434.jpg

早朝、朝もやのなかでジェノヴァ港が近づいてきました。なんだかいつまでも到着してほしくないような寂しい気持ちです・・。

e0030586_20131469.jpg

そしてとうとうジェノヴァ港へ到着。ロビーにてチェックアウト手続きやパスポート返却の後、下船です。いつもは寄港地観光のための一時的な下船だったけど、今度こそホントにホントの下船。名残惜しく船を後にしました。

その後、港から空港までの直通送迎バスでジェノヴァ空港へ移動。BAで約1時間50分のフライトで、ロンドン・ガトウィック空港に戻ってきました。


--------------------------


そんな訳で、1週間のクルーズの旅、色々ハプニングはあったものの無事終えて帰ってくることができました。

下の写真は、乗船時に全員が撮ってもらえる記念写真です(船の写真は多分合成だと思いますが・・笑)
e0030586_20132057.jpg

考えてみたら、ピアノと関係ない完全なホリデー旅行で7泊8日も旅行するということ自体、人生で初めての経験でした。本番前だとさすがに一週間もピアノに触らないと致命的になってしまうので、しばらく大きなコンサートの予定の無い今だからこその貴重な体験。

そんな旅行ができたのも、ここまで妊娠経過がすこぶる順調で、旅行中も色々なハプニングにもめげずに一人変わらず元気だったお腹の赤ちゃんのお陰だなぁと思います。出産前に夫婦二人最後の想い出旅行に行きたいというワガママに、元気で付き合ってくれた赤ちゃんに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

e0030586_2013156.jpg

飛行機、電車、車など、現在は数ある長距離移動手段の中で、船の旅だけは何千年も前の太古の昔から唯一変わらない人間の移動手段。

今回初めての船での旅行でしたが、飛行機で降り立つのと、船で陸に近づき上陸するのとでは、全く違う感覚だということを初めて知りました。

船で旅行をしていると、たとえ自分が一歩も動かなくても、次の日になると、新しい港で新しい朝焼けと共に、新しい一日が待っている。それって、どんなに疲れていても辛くても、地球は回っていて、朝になると新しい一日が始まる、人間の人生と似ているな・・とふと思わされました。

それぞれの島ではほんの少しずつの滞在でしたが、それぞれの都市の文化や歴史に触れたり、少しずつ色の違う海を見ながら、色々なことを感じることができた1週間でした。


長い長い8日間の日記、貴重なお時間を割いて最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<追記 今後クルーズ旅行をお考えの方にご参考までに・・>

クルーズ旅行、冒頭の日記にも書きましたが、私達の乗ったようなカジュアル船の場合には、普通の旅行よりもかなりリーズナブルに旅行をすることができます(1泊3食移動など全込み1万円位〜)。特に子供(生後6ヶ月以上〜18歳まで)は半額だったり無料だったりしますし、船内にはキッズクラブもあるので家族連れにも最適だと思います。あと船酔いについてですが、私自身かなり船酔いしやすいタイプなのですが、これだけ大型だと殆ど揺れないので全く大丈夫でした。

以下、参考リンク。

MSCクルーズ(日本語) http://www.msccruises.jp/

コスタクルーズ(日本語) http://www.costacruisesasia.com/B2C/JP/Default.htm
↑周りの評判も良いので今回第一希望だったクルーズ会社です。妊娠週数の規定に合わなくてあえなく断念しましたが次回機会があったらコスタに乗ってみたいなと思っています。

カジュアル船は上記の他に、ロイヤルカリビアン、P&Oクルーズ、スタークルーズ、イージークルーズなどの会社があるそうです。同じクルーズ会社の中でも、船の新旧などによって居心地良さが違うらしいので、旅行会社に相談して色々聞くと良いかもしれません。更にグレードアップしたプレミアム船には、セレブリティクルーズ、クリスタルクルーズ、プリンセスクルーズなどがあるそうですが、これは老後の夢に取っておきます・・(笑)

Allaboutのクルーズ特集も参考になります↓
http://allabout.co.jp/gs/cruise/subject/msub_cate06.htm


<イギリスからの予約>

私達は今回イギリスの旅行会社Thomascookを通しての予約でした。時期によっては、カジュアル船の場合、びっくりするほど安いプランがスペシャルオファーで出ています。

Thomascook (トーマスクック・クルーズ特集) 
http://www.thomascook.com/cruise/

イギリスから予約の場合には、日系新聞ジャーニーなどの広告にも載っているThomascookの日本語デスク電話窓口を通すと、日本人担当の方が素晴らしくスムーズな対応で予約手続きをして下さる他、各寄港地の「地球の歩き方」のコピーを無料サービスで送って下さるので、ウェブで申し込むよりもオススメです。


<日本からの予約>

日本発のパッケージもJTBやHISなどなどから沢山出ているみたいです。ただ、もしかしたら日本からのパッケージでなく、日本〜ヨーロッパの格安往復航空券と、クルーズプランを別々に個人で手配した方が安いかもしれません。ヨーロッパの大手旅行会社はどこも格安クルーズプランを扱っていますし、例えば

HISのロンドン支店や、
http://www.his-euro.co.uk/costa_cruise/costa_cruise.htm 

Thomascookロンドン支店日本語デスク(ページ中央あたり)
http://lib.uk.net/uk_travel/travelagency_list.html

だったら日本語で問い合わせなども可能です。

今後クルーズをお考えの方に、少しでもご参考になれば幸いです。
by sayaka-blmusic | 2010-10-13 20:23 | 地中海クルーズ2010 | Comments(2)

地中海クルーズ7日目 イタリア・チビタベッキアに和服のマリア様?!

6日目の続きです。

e0030586_22372525.jpg

クルーズ7日目、最後の寄港地イタリアのチビタベッキア港へ入港。ローマへの玄関口としてイタリアでも有数の大きな港です。

ここからローマ行きのエクスカージョンツアーも沢山出ているのですが、ローマに行くのに片道1時間半近くかかり、丸一日かかるツアーで体力的にも負担がかかるというのと、つい3ヶ月前にコンサートでローマに行った際に、ローマ市内はソプラノ歌手の直穂子さんにじっくりご案内して頂いたので、今回は チビタベッキア港の近辺だけ半日ゆっくり観光してみることにしました。

e0030586_22372594.jpg

港にて下船。ここから殆どの人は1時間半ほどかけてローマにエクスカージョンツアーに向かいます。私達のように港の周りだけブラブラ・・という人は、かなり少数派みたいです。

というのも、チビタベッキア港の近くは一般的に知られるこれといった観光スポットもないようで、「地球の歩き方」はもちろんネットにも殆ど観光情報がありません。

そんな中、出発前にあるサイトで『チビタベッキア港は実はとても日本と関係が深い街で、 伊達政宗の命を受け、遣欧使節として通商交渉を目的にローマに赴いた支倉常長が上陸した港。それを記念し、チビタベッキアのある通りには「支倉常長像」が建てられている。また「日本人聖殉教者教会」もあり、壁画には世界でも珍しい「和服姿のマリア像」が描かれている』という情報を入手!

ちょうどタイムリーにも、その時偶然、夫が支倉常長に関する小説を読んでいたということもあり、これも何かの縁でしょうということで、「支倉常長像」と「和服のマリア様」の2つのスポットは是非行ってみようということになりました。


チビタベッキア港からチベタベッキアの市内までは無料シャトルバスで約5~6分。インフォメーションセンターで地図をもらって日本殉教者教会の場所を確認し、そこからビーチ沿いの道を10分ほどてくてく歩きました。

e0030586_22372569.jpg

ビーチにも街中にも殆ど人がいなくてガラガラです。やはり港町ではあっても観光の街ではないため、この街に滞在して観光を楽しむ人は殆どいないようです。この数日間、ひたすらめちゃくちゃ観光客の多い場所ばかりを廻っていたので、こういう寂れたガラーンとした雰囲気が、かえって新鮮で気持よかったです。

ちなみにこのチビタベッキアにも、第二次世界大戦までは数々の遺跡なども残されていたのですが、チビタベッキア港が当時ナチスドイツの潜水艦の拠点だったため連合軍から集中攻撃を受け、殆どの歴史的建造物などが破壊されてしまったそうです。

e0030586_22372815.jpg

そしてビーチ沿いの道から少し中に入ったところで日本人聖殉教者教会に到着。(住所:Viale della Vittoria, 39, Civitavecchia)

最初に建てられたのは1862年のことですが、上記の理由からやはり第二次世界大戦で破壊され、現在残っているのは戦後再建されたもの。壁画と天井画は日本人の 長谷川路可画伯によるものです。

e0030586_22372953.jpg

日本と関係が深い教会ということで、教会のあちこちに日本とイタリアの小さな国旗が飾られていました。

e0030586_2237293.jpg

中央奥に長谷川路可氏による天井画が見えます。

そして・・その中央に・・
e0030586_22372623.jpg

いました和服のマリア様!!
世界でも稀な和服姿のマリア様のフレスコ画です。

e0030586_22372865.jpg

この天井画はまだ制作途中だったとのことですが、完成する前に長谷川氏は病で1969年に亡くなってしまったそうで、この写真には写っていませんが真上部分は未完のまま残されています。日本人が描いたフレスコ画は、イタリア内でここのみとのことです。

この長谷川路可氏が、生前このフレスコ画について、真摯な心に染みる言葉を残されています。

『これら一連のフレスコ画を私の傑作だとは申しますまい。しかし私はこの仕事に私の全てを注ぎ込みました。筆のひとはこびひとはこびが祈りでした。誰かが、私のこの作品を賞賛しようがけなそうが、いっこうに構いません。私は私なりにフレスコ画を描き、それを主なる神に捧げました。』

人が賞賛しようがけなそうが構わない、傑作ではないかもしれない、でも自分の全てを注ぎ込んで一つの作品を作る・・、素晴らしいなぁと思います。そして彼のそんな姿勢は、この一連のフレスコ画から十分伝わってくる思いがしました。私もそんな姿勢で音楽と向き合っていけたら・・と思わされました。


e0030586_22372978.jpg

e0030586_22373050.jpg

他にも壁画には、 1597年に長崎で殉教した日本人聖職者達がシーンごとに描かれています。

ヨーロッパ内でこれまで、大聖堂や教会など、星の数ほど見てきましたが、イタリアの港町の片隅にひっそりと、こんなにも日本と関係する歴史的な教会があったということに驚きです。


その後ふたたび海岸線にそってお散歩していると、
e0030586_2237349.jpg

e0030586_22373126.jpg

ふと目にとまったイタリアンレストラン「Oltremare」へ。

e0030586_22373289.jpg

ミートソースのニョッキと、
e0030586_22373129.jpg

魚のソースのパスタ、
e0030586_2237317.jpg

ポテトとサーモンのピザの3品を頼んだのですが、この何気ない1皿1皿がびっくりするほど美味しかった!!胃がまだ完全復活していないので、そんなに沢山は食べれませんでしたが、今回の旅行中、船内での食事や寄港地での食事全部を含めてもNo.1 でした。食べ終わった瞬間、夫と二人で思わず店員さんに向かって「ブラボー!」と拍手をしてしまったほど。パスタ1皿7ユーロと値段も良心的。いやー下調べなしにふと入ったお店で、いきなりの大ヒットが来るとは思っていませんでした。チビタベッキアに行かれる機会があったらここは是非オススメです。 (「Oltremare」住所:Civitavecchia, Via Tarquinia1, Viale Lazio, 14, Campo dell’ Oro)


e0030586_22373264.jpg

そして再びチビタベッキアのメイン通りへ。街一番の大通りだというのにこの人気の無さ・・。

「支倉常長の像」が大通り沿いにあるかと思って、しばらくウロウロ探していたのですが見つからないので、通り沿いにあった小さな考古学博物館というのに入ってみました。ここも閑古鳥が鳴いていて、私達以外にお客さんがいなくて2、3階は真っ暗。中に入ったら館員さんが「あ、久しぶりのお客だ・・」とばかりに事務室から出て来て、やっと電気を付けてくれました。

e0030586_22373346.jpg

でもここが意外にも面白くて、ローマ時代の遺跡はもちろん、エトルリア時代などの発掘品も沢山。
e0030586_22373585.jpg

上の写真はエトルリア人の青銅細工の発掘品の一つなのですが、現代と全く同じ仕組みの安全ピン!!紀元前の時代から安全ピンがあったのですね〜!!驚き!


そして博物館を出た後「最後にやっぱり支倉常長の像を見たい!」ということで再び探し始めたのですが、私たちに分かっている情報は「Piazza Calamatta (カラマッタ広場)」というところの近くにあるということだけ。ですが手元の地図にカラマッタ広場は載っていません。とにかく道行く人にひたすらカラマッタ広場の場所を尋ねながら街中をうろうろ探しまわり、やっと「カラマッタ広場」らしき場所に到着しました。ですが、広場中どこを探しても支倉常長の像らしきものは見当たらない・・。

「ツネさーーーん、ツネさーーーーん」と呼びかけながら広場のまわりをうろうろ探し続けていると、

e0030586_22373459.jpg

とうとうツネさん発見———!!
鳥のフンまみれになっていて可哀想な姿になっていましたが、それでもすっくと立派に立っていらっしゃいました。

e0030586_22373242.jpg

伊達政宗の命を受け1615年にここチビタベッキアに上陸した遣欧使節団団長、支倉常長氏の銅像です。Google Map ストリートビューでも発見したので、もしよかったらこちらでもご覧下さい。
チビタベッキアの支倉常長像(Google Map ストリートビュー)

支倉常長はローマ法王に謁見を許され、それどころか正式にローマの市民権を与えられると共に、貴族に列せられます。ちなみに伊達政宗といえば宮城県、このチビタベッキア市は宮城県石巻市と姉妹都市で、石巻市にも同じ銅像が建てられているそうです。

現代では、私自身含め日本から沢山の人々がこうやってヨーロッパに留学したり生活したり、旅行に来たりしているけれども、その日欧交流のきっかけの一つはこの支倉常長の功労によるものだったんだ・・と思うと、今回ヨーロッパの地中海旅行の最後に、こうやって彼の像の前に立たせて頂いていることが、なんだか不思議なご縁を感じました。(ちなみに初めて日本人がヨーロッパに行ったのは、支倉常長より少し前の1552年頃のことで、ザビエルが最初に洗礼を授けた日本人「鹿児島のベルナルド」だそうです)

ということで、全く期待していなかったのに、日本人にとっては見所満載だったチビタベッキア。クルーズでローマ近辺にいらっしゃる方は、寄港は必ずチビタベッキア港になると思いますので、お時間があったら是非港の周りもお散歩もオススメです。

以下のリンクは、Colossusさんが作成された、チビタベッキア近辺の見所のまとめ(Googleマップ)です。
今後チビタベッキアに行かれる方は是非ご参考にされてみて下さい。
http://bit.ly/Civitavecchia

---------------

e0030586_22373449.jpg

夕方、船に戻って出航。バルコニーに出てみると、向こうにサルディーニャ島らしき明かりが見えました。つい先日ちょうど日記にも登場したサルディーニャ島、遠くの明かりだけでも拝む(?)ことができて良かったです。

ジェノヴァ下船組にとっては今日が最後の夜ということで、船内のパーティやバー、カジノなどに繰り出す人たちも多かったみたいですが、さすがにその体力は残っていないので(^-^;)、ルームサービスでワインとノンアルコールカクテルを頼んで、遠くサルディーニャの明かりを見ながら、クルーズ無事終了を二人で乾杯しました。

これで最後の寄港地も終わってしまいました。あとは明朝にクルーズの出発地だったジェノヴァに戻るのみ・・。出発前は長いかと思っていた7泊8日の旅ですが、過ぎてみるとあっという間。この一週間で、すっかり自分たちの部屋のようになって居心地良くなってしまったこの船室も、明日には出て行かなくてはいけないんだと思うと寂しい気持ちです。うーん、このバルコニーと海の景色だけでもロンドンに持って帰りたい!


クルーズ最終日、ジェノヴァ編に続きます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-11 22:56 | 地中海クルーズ2010 | Comments(3)

地中海クルーズ6日目 シチリア島タオルミーナ


(5日目の続きです。)

e0030586_21473592.jpg


e0030586_21473530.jpg

9月30日、クルーズ第6日目。朝起きて船室のカーテンを開けると、朝焼けの中でシチリア島の港がぼんやりと見えていました。

e0030586_21473514.jpg

今日は早めの入港で朝7時にシチリア島のメッシーナ到着です。

3日前から続いていた胃のさし込み痛は薬のお陰でだいぶ良くなりました。今回の食中毒は大事にならずに済んでホント良かったー。

朝食後8時に、申し込んでいたエクスカージョンの集合場所へ。今日行く予定にしているツアーは、シチリア島の真珠と言われている「タオルミーナ」という街へ行くツアーです。

ツアーバスで港を出発し、高速道路で約1時間のタオルミーナへ向かいます。
e0030586_21474020.jpg

高速道路を走る最中にも、山の上には数々の要塞が見えます。このシチリア島も、紀元前のポエニ戦役の際に、ローマとカルタゴの戦争の引き金となった島です。なんだか今回の旅は、地中海の青い海を巡る度であると同時に、ローマの歴史を辿る度だなぁとつくづく思います。

e0030586_21475013.jpg

そしてタオルミーナへ到着。高台からの景色は素晴らしかったです。

e0030586_21532255.jpg

崖を挟んだ向こう側に見えるタオルミーナの街。

e0030586_21473690.jpg

この街のある斜面のすぐ下には一面に広がる海が! この街に住む人たちは、毎日こんな素晴らしい景色を見ながら目覚めるのですねー。向こうに見えるビーチの真ん中あたりは、映画「グランブルー」で使われた撮影地「イゾラベッラ」です。


e0030586_21474112.jpg

e0030586_21474576.jpg

高台の裏にあるギリシア野外劇場は、紀元前500年頃に作られたもの。ローマ人が入植する前のことです。舞台の向こうに広大な海が見えるという絶景の劇場! (似たものではイギリス最南西部Cornwall にもMinak Theatre という海をバックにした劇場があります)

夏の間はここで、エルトン・ジョンはじめ世界中のアーティストがコンサートを行うとのことです。野外劇場にしては珍しいほど音響も良いらしく、エルトン・ジョンはピアノ演奏のためにあえてマイクを使用せず、生ピアノの音のままライブを行ったんだとか。

e0030586_21474444.jpg

劇場を出て、タオルミーナの街中を散策。南イタリアらしい柄のお皿など可愛いものが沢山。太陽から足が3本生えたこのマークは「太陽神の住む、三つの岬を持つ島」という意味で、シチリアのシンボルです。

———————————————

<メッシーナにてシチリア家庭料理食堂へ>

タオルミーナ観光の後バスで港街メッシーナに戻り、お昼ご飯を食べられるレストランを探しました。港から15分ほど歩いて辿り着いたのが「Al Padrino」、シチリア家庭料理のカジュアルなお店です。

シチリア人の超陽気なご主人が、「シチリア名物料理をお任せコースのランチでいいか?」と聞いて来たので、(お店のおすすめが食べられるならお任せでいいか。苦手なものもグリーンピース位しかないし・・)と思いながら「OK, OK!」とお任せランチを注文したら、


e0030586_21474570.jpg

見事にグリーンピースのリゾットとグリーンピースのパスタが出てきました・・。(食べかけの写真でスミマセン)

何故よりによってグリーンピースづくし・・(ToT)  私、グリーンピースだけは小さいころから今まで変わらず苦手なんです(泣)。そういえば船の食事でもグリーンピースが多い気がするのですが、地中海料理ってグリーンピースを多用するのかしら・・。

いいんです、グリーンピースのリゾットで。病み上がりの胃には良さそうだし・・ぐすん。

その後メインで出て来たお魚のシチリア風南蛮漬けみたいなのも身体に良さそうで、私の方からは何も言っていないのに、まるでご主人、私の体調を見透かしたかのような養生メニュー(?)を次々出して下さいました・・(^-^;) (味はとっても美味しかったです、グリーンピースはよけて食べましたが・・)

e0030586_21552164.jpg

こちらはお任せランチの最後に出して下さったシチリアデザート3種。奥の赤と黄色のフルーツは「フィーキ・ディ・インディア」という珍しいシチリアのフルーツで、なんとサボテンのの一種からできる実だそうです。歯ごたえのあるスイカのような不思議な食感。

中央は桃、そして手前は「カンノーリ」というシチリアの伝統的なお菓子で中にリコッタチーズが入っています。

e0030586_551542.jpg

食べ終わった後、店のご主人に「一緒に写真を撮りたい」と言ったら、わざわざ外の店の名前が見えるベストポジションまで連れてって下さって一緒に写真を撮って下さいました。

おじさん、愛のグリーンピース(?)をありがとう!

——————————————————

そして港に戻り、再び乗船。

シチリア島停泊はお昼過ぎまでだったので、午後は船内でのんびり。

e0030586_21474730.jpg

シチリア出港のタイミングに合わせて屋上のデッキに行ってみたら、出港の景色を見るために集まった人と、プールで水浴び中の人、日光浴中の人たちで、既にパンク状態! 

e0030586_21474784.jpg

ふーー暑いです! 
マルタも暑かったけど、ここシチリアも、明日から10月だというのに焼けつくような日光の強さ。

e0030586_21475438.jpg

皆でデッキからシチリアの港を見送りながら出港。これから約17時間かけてローマに向かいます。



<2日ぶりのディナー>

この日の夜は、2日ぶりに船内のディナーの席に復帰しました。この日の夜はガラ・ディナー。一週間に2度船内で行われるこのガラ・ディナーでは、フォーマル着用の規定があり、夕飯の内容も少し豪華バージョンになっています。

e0030586_21475246.jpg

デザートの前には、同じケーキを持って同じ服を来たウェイターさんたちが、一斉に音楽に合わせてパレードするサプライズもありました。

この日、いつものテーブルでディナーに来ていたのは、私達とイギリス人おばあちゃん2人のみ。すっかり仲良くなって「赤ちゃん産まれたらドレスを縫ってあげるわ」と約束して下さり、住所の交換をしたりしました。

e0030586_21475029.jpg

記念写真を撮ったら、なんだか思いっきり「結婚式にて、両家の母と」みたいな写真になってしまいました(笑)

クルーズも、残すところあと一つの寄港地のみ。船は夜の間に、最後の寄港地ローマ近郊チビタベッキア港に向けて北に航海を続けます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-10 22:03 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ5日目マルタ後編「バレッタ市街&食中毒編」


クルーズ5日目マルタ前編の続きです。

e0030586_23314435.jpg

青の洞門のボートツアーの後、バスで再びマルタ共和国の首都バレッタ市街へ。

e0030586_23314479.jpg

中世の雰囲気が残るバレッタ市街ですが、どことなーくロンドンと似た雰囲気も感じます。

それもそのはず、このマルタ共和国は1964年までイギリスの植民地で、今でも英連邦の一部。公用語はマルタ語と英語ですが、95%の人がイギリス英語を話せるらしく、街や店の表示なども全て英語で書いてあります。

e0030586_23314551.jpg

それどころか、上の写真のMarks&Spencerのように、イギリスのチェーン店のスーパーやファッションショップも沢山あるので、メイン通りを歩いていると一瞬ロンドンのハイストリートを歩いているような錯覚に陥ってしまう位。まるで「ロンドン南国バージョン」のような感じです。

マルタ島が、自分たちの生活スタイルを変えずに旅行したいイギリス人にとって大人気の観光スポットである意味が、とても分かるような気がしました。

———————

ところでこのマルタ島は、むかーし世界史で習った記憶のある十字軍の末裔である「聖ヨハネ騎士団」が防衛の本拠地としていた島で、街中に騎士団にまつわる歴史的建造物が沢山残っています。

「騎士団長の宮殿」もその一つ。現在は大統領府と議会が置かれているそうでうが、そちらのエリアは見学できないので、私達観光客が見て回れるのは数部屋のみです。

e0030586_23314786.jpg

e0030586_233148100.jpg

当時のままの豪華絢爛なバロック様式の装飾などは「おおおお」と感動だったのですが、この鎧といい、なんとなーく怨念がこもっているような重—い空気が立ちこめていて、なんだかお腹の赤ちゃんにもあんまり良くない気がして(??)、短時間で出てきてしまいました。

そしてお隣にある武器庫博物館へ。

e0030586_23314957.jpg

e0030586_23314825.jpg

ひぃぃぃぃぃっ!16世紀から数世紀に渡った歴代の鎧、武器、大砲など武器が勢揃いーーー!!

「武器庫」博物館なので、考えてみたらあたりまえなのですが、ここまで戦争道具(しかも実際の戦闘に使われたもの)がずら〜っと並んでいると、ますます胎教に良くない気がして来て(&朝から続いていた胃痛が悪化してきて)こちらもすぐに出て来てしまいました・・。


e0030586_23314875.jpg

気を取り直して、大通り沿いにある国立考古学博物館へ。こちらは平和です。
マルタ島は巨石時代の遺跡でも有名で、この博物館には実際の石が展示されています。狭いスペースで、展示品の数も決して多くはありませんが、紀元前5000年の神殿に使われた実際の石を、目の前で触ることができるのは貴重な体験でした。

e0030586_23314784.jpg

実際の神殿跡の様子。今回は神殿の遺跡には足を運ぶ時間が無かったので、博物館のビデオからのキャプチャです。

ギザのピラミッドが紀元前2600年頃、イギリスのストーンヘンジが紀元前3000〜2000年頃なので、それよりも古く紀元前3600年頃に作られたマルタ島の神殿の遺跡は、今までに発見されている石の遺跡の中で世界一古いそうです。

その後、少し早めですが船に戻りました。


<食中毒騒ぎ>


ところで私、クルーズ3日目のバルセロナの朝位からなんとなーく胃の調子が変だったのですが、5日目のこの日になって胃痛大悪化(泣) 

バルセロナの朝以前というと、船の食事と、南仏で買ったクレープしか食べていないのですが、生ものは食べていないし、何が原因だったのか全く不明です。

私、日本に居た頃は、一度も食中毒になったことないのに、ヨーロッパに住み始めてから旅行に行くとなんらかの食中毒になることが多い気がします。なぜだー。

ちなみに私のこれまでの旅行中食中毒、暗黒の歴史は以下の通り・・。

2008年春 スペイン → シーフードで夫と共に食中毒。最低限の観光以外をベッドで過ごす。

2009年夏 イギリス・ウィツタブル → 生ガキでノロウィルスの食中毒。高熱と吐き気で1週間近く寝込む。

2010年春 イタリア・バローロ → 牛肉のカルパッチョを食べて、私、夫、友達夫婦の4人全員が食中毒に。全身じんましん&吐き気に苦しむ。


で、今回は妊娠中ということもあって気を付けていたので、絶対に生ものは食べないようにしていたのに、なぜ、なぜ・・(泣)

今までの食中毒ほどキツイ症状じゃなかったのが不幸中の幸いでしたが、現在子宮が大きくなって胃が持ち上げられているので、胸のすぐ下あたりが激痛・・。ついでに十二指腸にも炎症を起こしたらしく背中の右側も激痛。

こんなに痛くて、お腹の赤ちゃんも苦しくないかだけが心配だったのですが、赤ちゃんは私の状況とは関係なく超元気で(リステリア菌だと怖いですがその他の食中毒だと胎児には関係ないそうです)、下からその痛い胃をゲシゲシ遠慮なく蹴ってきます。元気でホっとしたけど、蹴られると余計に痛い・・(ToT)

そんな訳で、この胃の状態ではせっかくの船のフルコースディナーは食べれる訳もなく、この日とその前日(チュニジア)、二日連続でディナーをキャンセルし、ルームサービスで最低限食べれそうなものを持って来てもらいました・・。

おかゆを頼みたくても当然メニューには無いので、唯一食べれたのが、

e0030586_23315061.jpg

何にも味のついていない茹でただけのプレーンのマカロニ・・。
このルームサービスのマカロニを数個だけ口に入れて、私のクルーズ5日目ディナーは終了しました。うーー。

ちなみに夫も、私ほどではないものの少し似た症状が出た他、後で聞いてみるとディナーで同じテーブルのおばあちゃんも私と同じ時に同じ症状で苦しんで、ディナーをキャンセルしていたとのこと。

今回何が原因だったのか定かでないのではっきりとは言えませんが、この船に限らず、何千人もの食事を一気に作る大型船ではどうしても衛生上の問題が出て来てしまうと思うので、妊娠中やお年寄りなど抵抗力の弱っている方は、船での食事には細心の注意を払うに越したことはないかもしれません。

ちなみに、夫が妊娠中でも安全な胃薬を持って来てくれていたお陰で、翌日のシチリア入港までにはだいぶ復活し、予定通り観光に行くことができました (^-^)

次回の日記は「シチリア島タオルミーナ」です。
by sayaka-blmusic | 2010-10-09 23:36 | 地中海クルーズ2010 | Comments(4)

地中海クルーズ5日目マルタ前編「青の洞門編」


4日目の続きです。

e0030586_22344080.jpg

クルーズ5日目は、イタリアの南下に浮かぶマルタ共和国の首都バレッタの港へ。
マルタ共和国は人口約40万人の小国。主に3つの島から成っていますが、メインのマルタ島でも淡路島よりも小さな島です。イタリア半島とアフリカ大陸の中央に浮かぶ島のため「地中海のへそ」とも言われているそうです。

朝7時半頃、朝食を食べている時に丁度入港だったのですが、港の景色のあまりの荘厳さに思わず歓声を挙げてしまいました。

e0030586_22342512.jpg

感っ
e0030586_22342587.jpg

動ーーーーーーーーーっっ!!
e0030586_22342713.jpg

e0030586_22342880.jpg

まるで、中世の港にそのままタイムトリップしたみたいです!

e0030586_22342814.jpg

至るところに見える要塞と、淡い土色で統一された美しい街並み。今回のクルーズ全日程を通しても港の景色はこのマルタ共和国がベスト1でした。

e0030586_22342675.jpg

9時の下船開始とともに外へ。マルタ島は公共バスの便が充実していて自分達でも十分回れるという情報を聞いていたので、今日はツアーは申し込まず、自分たちで回ることにしました。


午前中は、マルタ島南部の「青の洞門」へ。
中心部のバスターミナルから38番or 138 番のバスで30分位です。

e0030586_22342817.jpg

マルタ島の公共バスは、オレンジ色で統一されています。新旧型のものが混じっているのですが、旧式のものは形がコロンとしていてネコバスみたいで可愛いです。

面白いのが天井のこのヒモ。

e0030586_22343216.jpg

オレンジのつり革の横にある、緑色の細長—いヒモがぐるっと回っているのが見えますでしょうか?実はこれ、下車を知らせるブザー代わりなんです。自分のところのヒモをひっぱると、前の方にあるベルのところまでヒモがつながっていて、ベルを鳴らす仕組みになっています。あまりにもアナログですが、なるほどーの仕組み。もしかして日本の昔のバスのブザーもこういう仕組みだったのでしょうか・・?

e0030586_2234319.jpg

30分ほどで「青の洞門」のあるエリアへ到着。

e0030586_22342999.jpg

チュニジアを上回る暑さです!!マルタ後編で詳しく書きますが、実はこの時、胃の激痛に苦しめられていたので、暑さと痛さでヘロヘロになりながらバス停から岸辺へ・・。

バス停から15分ほど坂道を下り、青の洞門ボートツアーを行っている岸辺に到着。この辺りは海水浴用のビーチは無く、このボートツアーとダイビングのお客さんが主のようです。

e0030586_22343354.jpg

波が高いとボートツアーが行われない時もあるようですが(現地に行く前に街中のインフォメーションセンターやホテルで確認できます)、この日は運良く大丈夫でした。ライフジャケットを来て、ミニボートツアースタート!

e0030586_22343263.jpg

20分~30分位の短いツアーで、メインの「青の洞門」をはじめ、いくつかの洞穴をまわります。

e0030586_22343477.jpg

e0030586_22411249.jpg

e0030586_2312949.jpg

各洞穴の周辺では、光の関係で、水が不思議な深い深いエメラルドグリーンやコバルトブルーに輝きます。

e0030586_22415050.jpg

e0030586_22421350.jpg

こちらがメインの「青の洞門」。 長年の波による浸食により、このようなアーチ形になっていったそうです。写真では小さく見えますが、実際見るとかなりの大きさで凄い迫力です。

e0030586_22423698.jpg

e0030586_2242546.jpg

海の色にも感動でしたが、それ以上に私が感動したのは、この辺りの地形そのもの。何千年何万年の時を経て、波によって岩が削られ作られて行ったダイナミックな地球のアート。自然の神秘だなぁと思います。

本家カプリ島の「青の洞窟」と比べると全く小規模とのことですが、カプリ島の方に行ったことのない私は、これでも十分大感動でした。

この後、バスで再びマルタ共和国の首都バレッタ市内へ。
マルタ後編に続きます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-08 22:44 | 地中海クルーズ2010 | Comments(2)

地中海クルーズ4日目 チュニジア・カルタゴの遺跡&青の町

e0030586_23531164.jpg

前日にスペインのバルセロナを出発した船は、約一日かけて翌日の昼にアフリカ大陸北部チュニジアのチュニスへ到着。飛行機だったらあっという間に着く距離かもしれないけれど、こうやって何倍もの時間をかけて船でゆっくり移動するのもいいものだなぁと思います。

e0030586_2353963.jpg

港には、チュニジアの船も停泊していました。外に出てみると、一気に南下しただけあって、南仏やバルセロナよりずっと暑い!ノースリーブでもOKの暑さです。

さてチュニジアは今回私が一番楽しみにしていた寄港地の一つです。

前回ローマに行った時には全く下勉強していかなかったために、ローマ時代の遺跡を見ても何が何だか理解しきれずもったいなかったので、今回は夫から「チュニジアに行くなら、塩野七生の「ローマ人の物語」の3巻〜5巻(ポエニ戦役のあたり)は最低限絶対に読んでおいた方がいいよ〜!」と念を押され、その3冊分だけは出発前に何とか読み終わり、カルタゴ(現在のチュニジア内)とローマのおおまかな歴史について下勉強(?)も完了! いやーこれが思ったよりとっても興味深かったのです。

ポエニ戦役は、紀元前264年からローマとカルタゴの間で行われた地中海覇権を巡る戦争。ローマ帝国がその後あれだけ大きくなったのはこのカルタゴとの戦いが最初のきっかけだったので、もしこの結果が異なっていたら、今頃大きく歴史が異なって、ヨーロッパを支配していたのがこのチュニジアだったのかもしれません。

ちなみにローマは、この戦争の後、カルタゴの土地が二度と復興できないよう、なーんと街中に塩を撒いて埋め尽くし不毛の土地としたそうです・・。通常敗戦国に対してもそこまで残虐な行為をしなかったローマ帝国がここまで徹底して街を滅ぼそうとしたしたのは、それだけカルタゴに対して脅威を抱いていたということなのでしょう。


<カルタゴの遺跡めぐりへ>


さて、ここチュニジアでは寄港時間も短く廻りたいところも色々あるので、安全策を取ってエクスカージョンツアーに参加することにしました。色々な種類のツアーがあったのですが、私達の選んだのは、カルタゴの遺跡と、「青の町」として有名なシディブサイドを廻るツアー。

e0030586_2353922.jpg

バスの中から写したチュニスの港からの街並。気のせいか街で使われている色もチュニジアの国旗カラーでもある赤が多い気がしました。

e0030586_23531011.jpg

まずはカルタゴ時代の港へ。紀元前の姿がそのまま残っています。
ここからポエニ時代のカルタゴ軍がヨーロッパ大陸に向けて出航していたのだと思うと感動——! 夫があれだけ「絶対本読んでから行った方がいい!」と口を酸っぱくして言っていた意味が分かりました。何も知らずに来ていたら、ただの普通の湖に見えてたかも・・。

e0030586_021954.jpg

次にローマ時代の「アントニウスの共同浴場跡」へ。紀元前146年にカルタゴを滅亡させ二度と都市が発展しないようにと塩まで撒いておきながら、その後ローマは「やっぱりカルタゴの地は交通の要所として重要だ」と、この地を植民市とし、まるで「第二のローマ」のようなローマそっくりの都市を作ろうとしたのです。この浴場跡は、ローマが支配していた頃の重要な遺跡の一つ。古代の浴場跡はイギリスのバースでも見たことがあるけど、ここは規模が違いました!


e0030586_23531246.jpg

どーーん!!!向こう側に海が見える絶景ポイントの大浴場です。こんな素敵な場所に、ローマ時代の「スーパー銭湯」があったのですね・・。水を引くシステム、排水システム、お湯を温めるシステム、サウナ、水風呂など全て完備されていたらしく、二千年近く前に今のスーパー銭湯なみの施設を作っていたローマ人、やっぱりスゴ過ぎです。

e0030586_23531984.jpg

お風呂の排水溝も当時の姿のまま残っています。

e0030586_23531013.jpg

上の写真は、紀元前のカルタゴの中心地、「ビュルサの丘」です。ここからの眺めは素晴らしく、現在では、時代の異なる3時代の建物が一同に見える珍しい地点となっています。一番奥の白い建物が現代のチュニスの街並。中程の茶色いエリアが、ローマ人に滅ぼされる前の紀元前のカルタゴの住居跡。そして手前の柱は、ローマ時代のものです。ローマ人はこの地域に建物を建てる際に、カルタゴ時代の建物などは全部土に埋めてその上に建造物を建てたため、このローマ時代の柱は、向こう側のカルタゴ時代の住居跡より一段高いところにあります。


<青の町シディブサイド>

その後、カルタゴ博物館などを見て大満足した後、「青の街」として有名な「シディブサイド」へ。

e0030586_23531664.jpg

この街は、建造物は全て「壁は白」「ドアは青」と決められて統一されています。青は魔除けの効果があるからだとか、蚊除けの効果(!)があるからだとか、色々な説があるそうですが、実際はどうなのでしょう・・。

e0030586_23531856.jpg

e0030586_235314100.jpg

きっと青い空の下だったら、もっともっとキレイだったのだと思いますが、残念ながらこの街に入る前辺りから雲行きが怪しくなり、街を歩いている時は大雨・・(ToT) それでも、各家の青い門の可愛らしい模様を一つずつ見ながら雨の中歩くのもとても楽しかったです。

e0030586_23531239.jpg

そして再びバスで船の待つカルタゴの港へ。

e0030586_23531793.jpg

ライトアップされたMSCスプレンディダ号。

e0030586_23531410.jpg

乗船口はこんな感じです。

e0030586_23531541.jpg

そして出航。遠ざかって行くチュニジアの夜景。夜の間に船は東に航海を続け、明け方にマルタ島に着く予定です。

ーーーーーーーーーーーーー
<チュニジアはアフリカの超優等生?!>

そもそもチュニジアってどういう国なのか、私自身も行くまで殆ど知らなかったので、今回調べてみたことを少しご紹介させて頂けたらと思います。

e0030586_23531774.jpg

チュニジアは北アフリカにある独立国。アフリカの国というと、貧困、飢餓、治安の悪さなどのイメージが強いかもしれませんが、実はチュニジアはアフリカの中で驚く程異例の成長を遂げた国です。

チュニジアでは、電化率94%、義務教育における就学率92.3%、国民の80%が中流階級層で、貧困率はわずか4%。貧富の格差は途上国としてはきわめて少ないそうです。治安の良さもアフリカの中でピカイチ。

またアフリカ、アラブなどの途上国としては唯一、人口増加率が世界平均を下回っていて、家族計画普及の唯一の成功国で、発展の「モデル国」または「超優等生」といわれているそうです。

うーーん、スゴい! でもどうしてチュニジアだけが異例の健全な発展を遂げたんだろう・・と疑問に思い、帰ってから色々ネットで調べてみました。

資源が豊富だから国がお金持ちなのか、と思ったら、実はその反対だそうです。

チュニジアはむしろ限られた天然資源しか持っていないため、早くから「人間の潜在力」を伸ばすことに目を向け、国家予算の大部分は教育、医療、住宅供給、社会福祉に割かれているそうです。その結果、農業、製造産業、観光業でバランス良く経済がまわっており、今も成長を続けているそうです。

アフリカの他国では、ダイヤモンド、石油、コバルトなど、せっかく天然資源に恵まれているのに、それをうまく開発に繋げられず、かえって紛争の元になったり、政治が腐敗し国が崩壊し、せっかくの他国からの支援も効果的に使われていないという残念な国も多い中、早くから自国の「人」の持つ潜在力に目を向けたチュニジアは素晴らしいと思います。

(もちろん旅行だけでは見えない裏の面もあると思いますし、そもそもチュニジアはじめ、エジプト、リビア、アルジェリア、モロッコなどの北アフリカ5カ国は、歴史的にアラブやヨーロッパの文化の影響も受けていて、サハラ以南の国々と同じように比較するのは適していないかもしれませんが・・。)


天然資源がいくらあっても、「人」が育たなかったら確かに意味がない。

同じように、先進国が一時的にお金や物資だけ送っても、その国に住む「人」が育っていかなければ、長期的な発展は難しい。良くいわれる例えですが「魚を与えるのではなく、釣り竿を与えて釣り方を教える支援」が本当に重要なのだろうなぁと思います。

日本でも、民間レベルでも発展途上国の「人々の潜在能力」を育てる支援を行うNPOなどが沢山増えてきているそうです。このチュニジアのように、理想的な自立的発展を遂げる国が一つでも多く出てくることを祈るばかりです。先日のピグミー支援チャリティコンサートに続き、音楽や作曲を通じてのアフリカやアジアの途上国支援の可能性を、私自身もこれからも模索していきたいと思っているところです。 


さて次回の日記は「クルーズ5日目マルタ島・青の洞門」です!
by sayaka-blmusic | 2010-10-08 00:11 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ3日目 バルセロナ・サンジョセップ市場


2日目のつづきです。

e0030586_1834180.jpg

9月27日、クルーズ3日目の寄港地はスペイン・バルセロナ。

e0030586_1834168.jpg

港側から撮ったMSCスプレンディダ号。バルセロナの港には、私達の乗っていたスプレンディダ号だけでなく、数多くの大型客船が停泊していました。

バルセロナは港から街の中心部までそんなに離れていないので(徒歩20分位)、エクスカージョンツアーには申し込まず自分たちで街を廻ることに。

ここでの寄港時間は午前中の約5時間のみ。バルセロナは2年前に旅行に行ったことがあり、サグラダファミリアやグエル公園などを含むガウディの建築群などの見所は一通り見て回ったことがあるのですが、その時に唯一見逃してしまって後悔していたのが、メイン通りランブラス通り沿いにあるサンジョセップ市場。前回はわざわざ現地まで行ったものの日曜日で閉まっていて入れず断念したのです。

なので、今回は短い寄港時間中、その市場だけはリベンジ!ということで、下船後まっしぐらにサンジョゼップ市場へ。

e0030586_1834165.jpg

バルセロナのメイン通りの一つランブラス通り。大道芸人が沢山います。イタリアともまたひと味違うこのスペインの陽気さというか明るい雰囲気、すごく好きです。

e0030586_1834299.jpg

そして念願のサンジョセップ市場に到着!
今回はちゃんと開いていました。よかったー。

船に生モノなどは持ち込めないので、買えるものは限られていて殆どないのですが、私も夫も、珍しい食材を見て回ること自体が大ー好きなので、こういうマーケットをぐるぐる見て回っているだけで楽しくて仕方がないです。

このジョセップ市場は「バルセロナの胃袋」とも呼ばれていて、なんと13世紀からの古い歴史を持つそうです。

e0030586_18343100.jpg

お肉屋さん。超新鮮な牛タンや豚足なども沢山。イベリコハムの専門店なども。

e0030586_1834363.jpg

お魚屋さん。

e0030586_1834710.jpg

卵屋さん。値段表示が可愛いです(笑)

e0030586_1834697.jpg

超色鮮やかな果物屋さん。久しぶりにこんなに一気に原色を目にした気がする・・。前回もスペインに来た時に飲んで感動したキウイの生ジュースを買ってその場で飲みました。美味しかったー!

基本的に船に食べ物は持ち込めないため、市場で買ったものといえば、この生ジュースと、あとスパイス屋さんで美味しそうな鷹の爪を一袋買っただけでしたが、それでも十分大満足!

e0030586_1834745.jpg

その後、市場の一角にある屋台風のレストラン(というかバー)でお昼を食べました。市場にある新鮮な食材を目の前で調理して野菜料理やシーフード料理などを提供してくれるお店です。 この日の朝からなんだか胃の調子がおかしかったのであまり沢山は食べれなかったのですが、それでも特に前菜で食べた各種キノコの炒め物は、シンプルな味付けなのに「キノコがこんなに美味しいなんて!」と感動。やっぱり新鮮な食材の威力はスゴいです。ランブラス通りから市場の中に入ってすぐの角のところにある「Kiosko Universal」という屋台です。バルセロナのサンジョセップ市場に行かれる際には是非おすすめです! 

ーーーーーーーーーー

そして再び船へ乗船。午後は船内でのんびり。

e0030586_1841476.jpg

上の写真は屋上デッキにある巨大なてんとう虫型の日よけドーム(?) 船内や屋上デッキには、このようなドームやサンベッド、ジャグジーなどフリーのリラックススペースが至るところにあります。ロンドンでは真夏でも寒過ぎて殆ど「外で太陽の下でのんびり」ということが無いので、すごく久しぶりの感覚です。


さてクルーズ3日目に入り、船内生活にもだいぶ慣れてきました。

e0030586_1834881.jpg

こちらは 船内で使用するクルーズカード。最初の乗船の時に一人一枚渡され、客室の鍵、船の中でのID カード、船内で有料サービスを利用した時のキャッシュレスカード、など様々な役割を果たします。船内では、これ一枚さえ持ち歩いていれば、他の貴重品は全てキャビン内の金庫に入れっぱなしにできるのでとても便利で安心です。

e0030586_183494.jpg

そしてこちらが、自分たちの部屋に無料で毎日届けられる船内新聞。次の寄港地の情報や、その日の船内エンターテイメントのスケジュール、エクスカージョンの情報などが詳しく載っています。有り難いことに日本人にはちゃんと日本語で届きます!何年イギリスに住んでいたって、やっぱり英語より日本語の方がはるかに読みやすいので、本当に嬉しいです。コスタクルーズなどもそうだと思いますが、大型客船には各国のインフォメーションホステスが乗船していて、この船にも日本人のクルーの方が一人乗船していらっしゃいました。多分日本人乗客は多分合計で10人未満しか乗っていなかったと思うのですが、こんな少人数相手にもきちんと日本語でサービスを受けられるのはとっても有り難いです。

e0030586_1834831.jpg

さらに!こちらは有料ですがフロントで申し込むと日本の読売新聞も毎日部屋まで届けてくれます。日本語新聞を読むのはとーーっても久しぶりなので、夫も私も大喜びで隅々まで読んでしまいました。


これから船は丸一日かけてアフリカ大陸北部チュニジアの港町「チュニス」へ向かいます。
by sayaka-blmusic | 2010-10-06 18:55 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ2日目 南仏・カシの街


1日目の続きです。

クルーズ2日目の朝、目を覚ますと結構な揺れ。
酔うほどではないけれども、明らかに昨日よりも揺れています。

e0030586_19555074.jpg

部屋のバルコニーに出てみると、晴れ渡った気持ち良い空だけれども風はビュービューに強く吹いていて、波もかなりうねっています。

e0030586_19575026.jpg

e0030586_19555113.jpg

この日の朝8時に到着予定の寄港地、マルセイユの岸らしきものは少し向こうに見えてはいるものの、船は何故か海上で停止しています。

しばらくすると、船内アナウンスが。

「天候が悪く、マルセイユの岸に近付くのが不可能なため、本日の8時のマルセイユ寄港は中止となりました。代わりに11時30分にトゥーロンの港に寄港します。詳細はまた追って連絡します」

とのこと。

がーーん。クルーズ始まっていきなりの寄港地キャンセルです。マルセイユから出発する「漁民の街カシ」ツアーというのに申し込んでいて楽しみにしていたのに・・。

代わりに寄港する予定だというトゥーロンの街をインターネットで調べてみることに。船内完備のインターネットカフェは高くてとても使えないのですが(10分2000円位!衛星回線を使用するため高額だとのこと)、大陸に近いところを航行していたので幸い自分自身の携帯電話のインターネットがつながりました。

調べてみると、「トゥーロン」という街の名前の由来は、横に細長い街の形であることの「Too Long」が語源らしいです。位置的には、カシを挟んでマルセイユの反対側にある辺り。しばらくすると再び船内アナウンスが入り、トゥーロン出発のエクスカーションとして「漁民の街カシ」のツアーは予定通り行われることになりました。

e0030586_19555293.jpg

e0030586_19555249.jpg

だんだん近づいて来たトゥーロンの港。青い海がキレイ!マルセイユの辺りと比べると波も穏やかです。


下船後、港出発のエクスカージョン用の大型バスにてカシまで移動。

e0030586_19555222.jpg

港に何十台も並ぶエクスカージョン用のバス。このバスは全部同じ船(MSCスプレンディダ)の乗客用です。

港からのエクスカージョンツアーは、寄港地ごとに何種類も用意されていて、各自選んで前日までに船の中で申し込む形になっています。オプショナル代金がかかるため(長さや内容によって30ユーロ〜80ユーロ位)もちろん申し込まずに自力で観光してもOKなのですが、港が街の中心部から離れていたり、寄港時間が短くて個人で回ると戻って来れるか心配な時には、寄港時間を最大限に有効活用できるエクスカージョンツアーがやっぱり便利で安心。今回は、このカシツアーの他に、シチリア、チュニジアの合計3カ所でツアーに申し込み、バルセロナ、マルタ、チビタベッキアは自分たちで回りました。

e0030586_19555351.jpg

大型バスでカシの高台に到着後、小さな観光列車のようなものでビーチまで移動。
そして解散し、約1時間の自由時間。

私自身、南仏に来るのは初めてなので、澄んだ空や海、街の雰囲気にひとつひとつ大感動!

e0030586_19555216.jpg

こういう淡いオレンジ色や黄色の建物、爽やかな日差しの南仏にぴったり!オープンデッキってこういう街だから似合うんだなぁと思います。ロンドンのレストランやカフェが真似してオープンデッキ用意しても、あの曇り空の下だと何だかパッとしないし・・。

本当は、美しい海岸線をボートで廻るという「カランク巡りツアー」に行きたくてそれを楽しみにしていたのですが、乗り場まで行ってみると10分後から約40分のツアーとのことで、この時点から45分後に集合場所まで戻らなくてはいけないことを考えると無理だということがわかりました。ショック・・。

e0030586_19555294.jpg

代わりにビーチを少しだけ歩きまわりました。
海の色も綺麗だし、向こう側に見える街並の色合いも柔らかい色でとっても気持ちのよい景色です。 

e0030586_1955557.jpg

トップレスで日光浴している女性達などなど水着姿の人たちは沢山いましたが、もうさすがに少し肌寒くなってきているせいか、海に入って海水浴している人たちは殆ど見かけませんでした。

その後美味しそうなクレープ屋さんでクレープを食べた後、(うーーん自由時間1時間は短すぎる・・)と名残り惜しく思いながらも大急ぎで集合場所へ。

すると、集合時刻のはずの15時45分ぴったりなのに集合場所には誰もいない・・。まさかバスが先に行ってしまった??と真っ青になり、周辺をぐるぐる探すこと数十分。ようやく見つけた同じ MSCのツアー客に聞いてみると・・。

なんと私、集合時間をどういう訳か1時間早く勘違いしてしまっていたのでした・・。実際はあと一時間あったので、カランクツアーにも十分余裕を持って行くことができていました・・。自業自得とはいえ大ショック(ToT) 集合場所はビーチから結構離れていたので、今更戻るわけにも行かないし、そのまま集合場所で他の方達を待つことに。

ということで、はるばる南仏の街まで来たのに、お目当てのカランクツアーに行けず、海を大急ぎで少し見た後にクレープを食べたのとバスをうろうろ探し回っただけになってしまったカシツアー。

でも、私が勘違いしていたのが、一時間「遅い」時間じゃなくてホントよかったです。バスに乗り遅れていたら、船の搭乗にも間に合わず南仏の港でぽつんと置いて行かれるところでした・・。この後の行程中、ちゃんと気をつけなくちゃと大反省。無事再びバスでトゥーロンの港に戻って船に乗り込みました。



<ディナー2日目>


さて、船に戻っての夕食。ディナーは基本的に時間もテーブルも固定制で、一週間同じ人達と一緒に食べることになります。その日あったことを報告しあったりしながら、なんだかプチ修学旅行状態です。

e0030586_19555695.jpg

この日の夕飯では、皆さんの身の上話などになり、色々な話で盛り上がりました。中央のイギリス人女性の2人は姉妹で、いつも二人で仲良く色々なクルーズに行っていらっしゃるそうです。その隣のイギリス人2人のおばあちゃんたちは義理の姉妹で、片方の方はなんともう、お孫さんどころか、ひ孫さんまでいらっしゃるそうです!昨年お二人ともご主人が亡くなって今年は義姉妹二人でこのクルーズにいらしたとのこと。このご年齢でお二人で地中海旅行なんてお元気すぎます・・スゴい! そしてこの写真には写っていませんがもう一人のレバノン人の男性は、3歳の時に両親を亡くして親戚を点々として育ち15歳から自立して働いていて、今は新しい仕事の前の休暇で一人旅に来ているとのこと。

この船に乗っている乗客は約4000人。色々な人たちが、それぞれ色々な思いを抱いてこの船に乗っているんだろうなぁと思います。


<大劇場での日替わりエンターテイメントショー>

夕飯の後は、船内にある大劇場にて毎晩日替わりのショーが行われます。
乗船しているお客さんは世界中から来ているため、当然言語も異なります。お客さん皆が言語と関係なく楽しめるショーということで、この日はパントマイムのショー。日本にも公演に来ている有名なアーティストだとか。

e0030586_19555590.jpg

まだお客さんが入りかけの客席。ショーの開始前にはいつも満席になります。

e0030586_1955577.jpg

それにしても船内にこんなに大きな劇場も丸ごとはいっていて、本当によく沈まないよなぁと不思議になります。しかも16階建ての客室まで船の上に乗っかっているのに、一体全体大型船の浮力の仕組みってどうなっているんでしょう・・。

ショーの公演時間は毎回1時間ちょっとなので、夕飯後に気軽に楽しむにはぴったり。これらのショーの観覧代金も、船の乗船代金に全て含まれているので、新たに料金を払うことなく毎日でも観ることができます。

1週間毎日、毎回違うテーマの趣向を凝らしたショーが毎晩行われ、アクロバティックを取り入れたミュージカルや、指影絵アーティストによるショー、マジック、サーカス、ジャグリングなどなど、言語も、世代も関係なく楽しめる素晴らしいショーでした。

夕飯の後の過ごし方は皆それぞれで、私達のようにショーを観に行く人、カジノで楽しむ人、バーでゆっくりしたり、部屋でくつろいだり、夜の海が見えるバルコニーで本を読んだり、ショッピングを楽しんだりする人など色々。船内生活は1週間全く退屈することはありませんでした。


船は夜の間にスペイン側に航海を続け、翌日の朝にはスペインのバルセロナに寄港予定です。
by sayaka-blmusic | 2010-10-05 20:02 | 地中海クルーズ2010 | Comments(0)

地中海クルーズ1日目「イタリア・ジェノヴァからの出発」


待ちに待った遅――い夏休み!!夫の1週間の長期休暇がやっと取れたこともあり、私も1週間生徒さんのレッスンなどなどをお休みさせて頂いて、9月25日~10月2日まで、7泊8日で地中海クルーズに行ってきました。安定期ももうすぐ終わってしまうので、子供が産まれる前に夫婦二人での最後の長期旅行。色々なハプニングもありましたが、真っ青な海や空に沢山のエネルギーをもらい、見たことの無い景色にも沢山触れることができ、一生の想い出となる旅行になりました。今日から一日ずつ、この一週間の写真や日記をアップさせて頂こうと思います。

e0030586_19594556.jpg

9月25日(土)にイタリアのジェノヴァを出発。その後一日ずつ、南仏マルセイユ、バルセロナ、チュニジア、マルタ共和国、シチリア島、ローマ近郊のチビタベッキア港と、5カ国7港を巡り、10月2日(土)に再びジェノヴァに戻って来るという日程でした。

<クルーズ旅行とは?>
クルーズ旅行というと、何だかやたら高そーーなイメージがありますが、実はここヨーロッパではごく一般的なカジュアル旅行の形の一つ。寝ている間に次の都市まで船が移動し、日中は船を降りて観光、夕方に船に戻り、また次の都市まで移動という旅行形態です。クルーズ船出発地までの飛行機代や送迎、クルーズ船での各港間の移動と宿泊、一日3 回の食事(しかもフルコース!)、毎晩の船内でのミュージカルショー観覧などが全てパックで込みになっているので、普通に自分達でEasyjet やRyanなどの格安飛行機チケットをネットで探して移動し格安ホテルに泊まるよりも、合計ではむしろ安い値段で、それも快適に楽に移動しながら旅行ができてしまうのです。時期によっては7泊8日で、全―部込みで600ポンド代位からプランを選ぶことができてしまいます。3食+移動+宿泊+エンターテイメント込みで一泊あたり1万円位からあるということなので、これは明らかにリーズナブル。

しかも18歳以下の子供は半額だったり無料だったりするところも多く(MSCは子供無料)、特に子供連れのファミリーにとっては普通の旅行よりラクだし安上がりということで大人気。ご老人の方々や車椅子の方、私のように妊娠中の女性などにとっても、1週間まるまる荷物の移動もホテルの移動もせずに、自動的に数カ国回れてしまうということで、とても楽に過ごせる旅行形態なのです。(ちなみにMSCの場合は、妊娠中の女性は下船の時点で27週を超えなければOK。私は下船時26週5日だったのでギリギリOKでした^^;  乗船には病院からの証明書が必要です。)

ヨーロッパには、このようなクルーズを主催する会社が星の数ほどあり、コースも地中海クルーズや北欧クルーズ、アラブ湾クルーズなど色々あるのですが、その中で今回私たちが乗ったのは、MSC クルーズのスプレンディダという船で地中海を廻るコース。 MSC は、同じくカジュアルクルーズで有名なコスタクルーズと並んで、イタリアの最大手カジュアルクルーズ会社の一つです。


<ロンドン~ジェノヴァの港まで>
ロンドンガトウィック空港からまずイタリアのジェノヴァに到着。このロンドンからの移動料金もツアーに全てパックで含まれています。ジェノヴァの空港では MSC クルーズの職員が待っていて、クルーズ船の参加者はまとめてここからバスで港まで移動。ここから船に乗り込みます。

e0030586_19594774.jpg

そして自分たちの乗る船「MSC Splendida」とご対面! 想像よりずっと大きい!!近くからだと写真に入りきりません。総トン数は138,000トンで、MSCの所有する船では「MSC Fantasia」と並んで最大規模のもの。全長333m、全幅38mで、最大乗客数は3,959名、スタッフだけでも1000人以上乗船しているそうです。

e0030586_19594694.jpg

港のチェックインカウンターはちょうど空港のチェックインカウンターのような感じです。各港ごとに、下船する人たちと乗船する人が入れ替わって行きます。荷物検査やパスポートチェックなどを経ていよいよ乗船。

e0030586_19594875.jpg

e0030586_2024331.jpg

上の写真は船内のロビー。スプレンディダは2009年にできた船ということでまだピカピカ。エレベーターや階段も船内中に完備されていて、動く巨大ホテルという感じです。私達の部屋は16階のうちの11階。クルーに案内して頂いて早速部屋へ。

e0030586_19594876.jpg

船内なのでさすがに普通のホテルの部屋よりは少し狭目ですが、大きなベッドに快適なソファ、1週間分の洋服が十分に入るクローゼットも付いていて、思ったよりもずっと綺麗で清潔な部屋でした。

e0030586_2031935.jpg

窓の外には専用のバルコニーが付いていて、好きな時にここに出て海を眺めることができます。

乗船してから1時間後位に、船内にて乗船説明会があり会場に向かったのですが、船内が広すぎてさっそく迷子に・・。4000人分の客室の他、複数のレストラン、バー、カジノ、大劇場、プール、ジム、スパ、ショッピングモールなどが入っていて、「動くホテル」を通り越して、もはや「動く街」といった感じです。

e0030586_19594613.jpg

その後18時に、船はいよいよジェノヴァ港を出発。
でも、出発した瞬間に全く気づかないほど、殆ど揺れませんでした。出港した後も、じっと座っているとかろうじて揺れを少し感じる程度。船酔いしやすい体質なので心配だったのですが、これなら全く心配なさそうです。


<初日ディナー>

e0030586_19595714.jpg

18時30分から船内レストランにてディナー。他の方々との相席となります。レストランの雰囲気は優雅で豪華なのに、とにかく人が多くて多くて、円卓の一人ひとりの幅は、ちょうど結婚式の披露宴のテーブルのようにぎゅーーぎゅーーー詰めです。。。。

それにしても日本人どころか殆どアジア人を見かけません。同じ地中海クルーズでも「コスタクルーズ」の方はイギリスの日系新聞でもよく広告を見かけるので、もう少し日本人がいるのかもしれませんが、このMSCでは何故か90%以上がヨーロッパ系の白人。

「ホリデー」というものに対する感覚自体が日本と欧米で違うからかもなぁと思います。そもそも通常日本では7日間連続の休暇を取るのは至難の技ですが、ここイギリスでは、1,2日の休暇をとる位では「Holiday」とは言わず「Day off」といいます。1週間や2週間の連続した休みを取って始めて「Holiday」になる訳ですが、イギリス人達は上司の目も気にせずさも当然とばかりに有給休暇をめいっぱい使ってこのホリデーを年に数回、どかーん、どかーーんと取るのが一般的。

なので、船でのんびり一週間という旅行スタイル自体が、夏休み、クリスマス休暇、イースター休暇ごとに、1週間規模の長期休暇を毎回取るヨーロッパ人ならではのホリデースタイルなのかもしれません。船内放送などは常にイタリア語、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語の五ヶ国語で放送されます。

私たちの座ったテーブルは、イギリス人女性2人、イギリス人のおばあちゃん2人、レバノン人の若い一人旅男性1人、そして私たち日本人2人の合計7人。食事の時間も席も固定制なので、これから一週間毎日、この同じメンバーで食卓を共にさせて頂くことになります。

ディナーのメニューは、イタリアンをメインとした地中海料理で、毎晩違ったテーマに沿ってコースのメニューが設定されます。

食事の内容は聞いていた通り本当に5コース。前菜、サラダ、スープorパスタ、メイン、デザート、それぞれ数種類のメニューの中から自分の好きなものを選ぶことができます。 普通にひとつずつ全部頼んだらとても一人では食べきれないスゴい量になってしまうので、前菜を抜いたりパスタを抜いたりと毎回体調やお腹の空き具合に合わせて量を調節しながら注文していました。

さて肝心の食事の味ですが、フルコースといっても、やはり4000人分の食事を一気に作っているということで、ひとつずつの料理の味は、正直「うーーん、飛行機の機内食(エコノミー)よりは少し美味しい、かも(^-^;)」」という感じで 、大感動するほど美味しいという訳ではありませんでしたが、ツアー代金を考えると十分過ぎるほどです。


夕食後に船内探検。
とはいっても、とても一日で回りきれる広さではないので、初日は少しだけ。

e0030586_19594918.jpg

誰もいない夜の屋上プール(昼間は人で溢れ返ります)。風が少し強いですが、やっぱり外は気持ちいいです。

e0030586_22181477.jpg

カジノバーもあります。このカジノバーは大人専用ですが、上の階には子供のための娯楽センターもあります。日中は子供達を預けることができるキッズクラブもあり様々な日替わりアクティビティもあるそうです。

e0030586_19595021.jpg

船内のスパ。インドネシア出身のスタッフが沢山いてバリ式マッサージなども受けることができます。高—いので結局一度も行きませんでしたが・・(^-^;)こういったオプショナルサービスはもちろん追加料金で、船内にはこのようなマッサージサービスはじめ、写真・ビデオ撮影サービス、寄港地からのエクスカーションツアーなどなど様々なオプショナルサービスがあります。クルーズ自体の基本料金は安いけれども、贅沢しようと思えばオプションでいくらでも際限なく贅沢可能だし、逆に抑えようと思えれば最低限に抑えても、ちゃんと食事も旅行も十分楽しめる、という形態になっています。

e0030586_19595259.jpg

船内にはレストランの他にテーマの違ったバーが幾つかあり、例えばここジャズバーでは、ジャズの生演奏を聴くことができます。


朝5時起きでロンドンから出発したので、この日夕食後すぐに眠気が襲ってきて早めに就寝。明日の朝には、船は南仏のマルセイユに着く予定です。
by sayaka-blmusic | 2010-10-04 20:24 | 地中海クルーズ2010 | Comments(2)