人気ブログランキング | 話題のタグを見る

芝生のチカラ

芝生のチカラ_e0030586_23245173.jpg

今日は、今週金曜日のファイナルリサイタル試験のためのリハーサル。
本番が行われる学校内のメインホール「Duke's Hall」で、
1人あたり、それぞれ45分ずつ、事前にリハーサルをすることができます。

といっても、本番は70分のプログラムなので、
45分間のリハーサルで弾ける曲はそのうちの一部。
ラフマニノフと、モーツァルトを中心に通して、あっという間に終了・・・。

ううううう。。。。
モーツァルト、実際ホールで弾いて見ると結構コワい。。
ラフマニノフ間に合わない。。。。

焦る気持ちを抑えようと、
リハーサル後、帰り道のRegent's Parkでひとやすみ。
学校と我が家のちょうど中間にRegent's Parkがある感じです。

芝生のチカラ_e0030586_23251675.jpg


楽譜の入ったカバンを枕にして、芝生にごろーーーんと寝っころがる。
きもちいい。。。。。。

太陽はまぶしくて暖かいのに、背中だけがひんやりする感じ。
地面すれすれのところからかぐ芝生の香り。


この感覚、

合計7年間通っていた、母校ICUのバカ山(本校舎前の芝生広場。何故か代々、通称「バカ山」と呼ばれてる)を、すごーく思い出します。
高校時代は、友達と秘密の相談がある時に、
大学時代は、レポートに行き詰った時に友達と現実逃避のために
しょっちゅう、あの芝生にごろーーーんとしに行ってたな。
あのバカ山、ICUの高校生、大学生のみならず、地元の人達にも
すっかり「三鷹の癒しスポット(?)」として愛されていた気がする。
芝生でランチ中の学生達に混じって、地元の子供たちがちょこちょこ走り回ってたり。


あの頃も、すごく思ったけど、
芝生って不思議な力があるよなぁ。。と思う。

時間がゆったりになって、
なんだか、頭の中の風通しまで良くなる感じ。


ロンドンって、
ここRegent's Parkはじめ、
Hide ParkやBattersea Park, Hamstead Heathなどなど
市民が自由に憩える大きな公園や芝生広場が、たくさんある。

ロンドンの全体地図を見たことのある方は、公園の占める割合のあまりの大きさに、
驚いた記憶がきっとあると思います。
ちなみに、ロンドンの市民1人あたりの公園面積は30.4㎡で、
これは東京23区内での数値と比較した場合の約10倍以上にあたるのだとか。

ロンドンに住む人達が、なんとなくゆったりして見えるのは、
この公園や芝生のチカラもあるのかもしれないなー。


今日(5月28日)は休日ということもあって、
家族連れがたくさん。

ファイナル試験が終わったらお弁当と読みかけの本もって、またゆっくり来たいな。
by sayaka-blmusic | 2006-05-30 23:28 | ロンドンでの日常生活
<< ファイナルリサイタル直前 悶絶... ラフマニノフ「音の絵」 >>