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<Part 2> ブリストル大聖堂コンサート (本番編)

Part 1>の続きです。

朝から続いたリハーサル後、一度ホテルに戻って休憩した後、7時30分からの本番に向けて、6時半過ぎに再び会場入り。

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上の写真は、本番直前の会場の様子。
昨年のコンサートに来て下さったリピーターのお客様などや、ブリストルの地元のお客様などで、前売り席は完売になったとのことで、当日券枠の席もほぼ埋まり、約800人のお客様で大聖堂が一杯に! 本当に感謝です・・・。


High Sheriff(ブリストル市執政長官)の挨拶に続いて、オーケストラによるファンファーレ、地元の子供達によるパーカッショングループの演奏等に続いて、いよいよ私達の2台ピアノプログラムのスタート。

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まずは2台ピアノにて、

● ミヨー作曲:「ブラジリア」より「スカラムシュ」
● モーツァルト:「トルコ行進曲」2台ピアノバラードバージョン(あすか編曲)

の二曲を演奏。

その後、ピアノの椅子をたち、マイクの前で、二人で大切な任務に向かいます。

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その任務とは・・。

このコンサートには、特別来賓として、ある方がいらっしゃっていたのですが、その方はなんと、あのビートルズの生みの親(ビートルズ全盛期のプロデューサー、アレンジャー兼レコーディングマネージャー)である、世界的音楽プロデューサーの「Sir George Martin (ジョージ・マーティン氏)! 

私達はこの日、彼へのトリビュートとして、ビートルズの「Yesterday」の二台ピアノバージョン(あすかアレンジ)を演奏することになっており、演奏前に、会場のお客様にジョージマーティン氏のこれまでの功労と、彼の紹介を、マイクで会場のお客様に向かって話すという大役を仰せ使ったのです!ひいいぃ。 上の写真は、マイクに向かってまさにそのご紹介中。目線が思いっきりカンペに向かってます(笑)

ジョージ・マーティン氏のご紹介後、再び2台ピアノにて、

● 「A "Yesterday" Tribute」 2台ピアノバージョン (あすか編曲)
● カプースチン:二台のピアノの為の「マンテカ(Dizzy Gallespie)」・パラフレーズ

の2曲を二人で演奏。


その後、松本あすか&エメラルドアンサンブルオーケストラ(指揮:Peter Stark)によるコンチェルト。

● ガーシュイン:ラプソディ・インブルー

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18番のガーシュインで、絶好調のあすか! オケもノリに乗ってました。
オケとの全体の写真がないのが残念です・・・。

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大きな拍手&歓声と共に、ガーシュイン無事終了!
ブラボーの声が舞台袖まで響いてきて、私まで本当に嬉しくなりました。

これにて前半(前半だけでかなり長いプログラムでした!)無事終了です!

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休憩を挟んで、後半は私&オケによるラフマニノフ!

● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲2番 第3楽章 

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(二枚目の写真は「怖すぎる」の意見を頂き、削除しました 笑)

1,2楽章無しで、いきなり3楽章からこの曲を弾くのは初めてだったので、最初からテンションを上げるのが大変でしたが、演奏している間、指揮者のPeter Stark氏やオケを全面的に信頼することができて、弾いている間、最高に気持ちよかったです!

舞台に出る直前、ふと失敗を恐れて怖くなる気持ちも、もちろん頭をよぎったのですが、
先日レッスンを受けた、ハワードシェリー先生の仰っていたことや、彼の温かい笑顔も頭に浮かんできて、段々と心が原点に戻っていって、

「そうだ、私の演奏を聴いてもらうというより、こんなにも素晴らしいラフマニノフの音楽を聴いてもらうんだ・・」

と思ったら、不思議と真っ直ぐな気持ちになれました。

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ラフマニノフも無事終了!! こんなに素晴らしい曲を、こんなに素晴らしい会場で、オーケストラと一緒に弾かせて頂いたこと、改めて感謝です!!


その後、オーケストラのみによるエルガーの「Enigma Variations」の演奏、そして鍵盤ハーモニカ(あすか)、ピアノ(私)、オーケストラによるモンティのチャルダシュでアンコール演奏をさせて頂きました。

そして、カーテンコールの時、驚きのハプニングが!

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なんと、特別来賓でいらっしゃる、ビートルズのプロデューサー「Sir George Martin氏」が、私達二人に、それぞれ花束を直接贈呈して下さったのです!

笑顔で「コンサート、とても良かった!楽しかった!」と言って下さり、本当に感激でした。

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カーテンコール時。左から、私、ジョージマーティン氏、指揮者のPeter Stark氏、あすか。後ろの白いスーツはオーケストラの皆様です。

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最後に、このコンサートを主催したブリストルのHigh Sheriff(執政長官)、Dr Timothy Chambers氏と一緒に記念撮影。

このコンサートの機会を頂いたこと、また、今回のコンサートに関わった全ての方々に、心から感謝の気持ちで一杯です。

また、このブログを見て、ロンドンから遠くBristolまで足を運んで下さった方も何人かいらっしゃいました。本当に有難うございました!


<おまけ>

23時頃ホテルに戻り、精も根も尽き果てて抜け殻状態のさやか。
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パジャマの上にバスローブという不可思議な姿で、友達から差し入れで頂いたエールを見ながら、ルームサービスのサンドウィッチ(サンドウィッチ以外は時間が遅すぎて終わってた・・)とボトルオープナーが届くのを放心状態で待っているところです・・・・。

Part3>は、コンサート翌日編です。
by sayaka-blmusic | 2009-06-17 22:35 | コンサート関連
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